今月のソロプレイ第1弾は、仮想戦ジャンルから小説版「レッドサン・ブラッククロス」の海戦戦闘級「北太平洋船団護衛戦」(大サトー会)です。アメリカ大陸で激闘を繰り広げる日本・イギリス連合軍に、補充や補給物資を運ぶ北太平洋船団の護衛と、それを襲うドイツ軍のウルフパック(群狼)との死闘を描きます。
ドイツ軍は従来型Uボートの発展型ⅩⅩⅠⅩ型で、高速魚雷のG7uzや追尾魚雷LUTⅢ(!)を搭載し、輸送船や護衛官を狙います。なお、最新の対艦兵器として、潜望鏡深度で発射できるディープマウシェン(ロケット砲)や疑似潜望鏡型自走機雷のヴェッサーザルⅡを掲載することもあります。
対する日本・イギリス連合軍は、駆逐艦や海防艦、護衛空母などの護衛艦艇で対抗します。主な対潜兵器は、爆雷とヘッジホッグで、ロイヤルネイビーの協力で、ヘッジホッグは空母以外の護衛艦に標準装備されています。航空機は、九九艦爆や東海、二式大艇といった対潜哨戒機のみという、マニアには堪らない機種になっています。
シークエンスは、船団移動-潜水艦行動-護衛艦行動で、間に延べ3回の航空機行動が入ります。魚雷攻撃や対潜攻撃、対艦攻撃、爆撃などがあるので、ルール量は一見、多く見えますが、実際は1隻(1機)ずつ移動後に、攻撃を実施するというシンプルなもので、慣れれば、チャートのみで進行はスムーズです。
何より、ルールを簡易化しているのは、ブラインドを使用していない(!)ことです。そう、これまで潜水艦戦といえば、潜水艦のシングルブラインドや両軍とも敵の位置がわからないダブルブラインドなどが、主流でした。潜水艦側は秘匿の優位性を生かして、水中機動力の低さや数の少なさを補い、魚雷による一撃に賭け、護衛艦側は計画的な探知と攻撃艦艇による爆雷で敵を狩る(または、敵を防御一辺倒にさせる)戦いでした。いわゆる高レベルの「鬼ごっこ」であり、特に護衛艦側が「見えない」敵潜水艦を撃沈した時には、大いに盛り上がります。この秘匿の代償がプロットであり、潜水艦側が単独で諸判定を行う必要があり、どうしても進行に時間がかかりました(ルールミスも起こりやすい)。
このゲームでは、潜水艦を「見える化」しており、プロットが必要なくなったことで、大幅にプレイアビリティが上昇しています。潜水艦は(バッテリーは消耗するものの)水中の高速移動が可能で、対潜攻撃の成功率を適度に絞っているので、不利にならないようにバランスを取っています。
今回は、練習用シナリオ1「小船団襲撃」です。2隻の輸送艦を、1隻のUボートが襲撃する設定で、2隻とも撃沈すれば、ドイツ側が勝利します。輸送船は、指定の航法で動くので、実質、Uボートによるソロプレイです。潜水艦が使用できるのは、わずかに6発の追尾魚雷です。
ランダム初期配置は、Uボートが敵正面の#1314となります。この位置だと、即攻撃も可能ですが、船首への魚雷衝突になるので、通常で2d6して9以上と分が悪いため、できれは、すれ違いざまに舷側を狙うか、背面に回って雷撃をしたいところです。
と、いろいろと作戦を考えていたところ、第1ターンに輸送船が之字C型運動に従って、前進-右回頭を行います。最良の後舷側ではありませんが、狼の前に輸送船の横っ腹が飛び込んできます!
第2ターン、輸送船は必死に直進して逃げようとしますが、すぐにUボートに追いつかれます。ここで、ⅩⅩⅠⅩ型は、最後の2発の追尾魚雷を発射!近距離で放たれた魚雷は、損害を受けた輸送船の脇腹に飲み込まれ、致命的な損害で爆沈します。






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