今月のソロプレイ第3弾は、引き続き、「グレネード作戦」(CMJ)から史実シナリオです。これまでのプレイで、時間はアメリカ軍の味方でしたが、このシナリオでは、史実で攻勢を開始した2月23日からゲームが始まります。ターン数は、わずかに10ターン。
T0
 史実では、ライン川は越えられなかったものの、西岸のほぼ全てを占領しており、CMJによるアメリカ軍の損害オプションを入れても、最低限勝利になりました。が、すでに2シナリオで見てきたとおり、ドイツ軍が巧みな防御を展開すれば、これを防ぐことも可能でしょう。ともあれ、アメリカ軍は勝利を目指して全力で取り組みます。
 まず、ロエール川の氾濫判定で、漸次増水で-3dr修整があったのですが、残念ながら急流になります(1/3の確率)。これで、ロエール川上流は戦力3倍、ロエール川下流は戦力2倍となります。
 第1ターンの天候は、薄曇りで、航空機は3ユニットと低調です。時間がないアメリカ軍は、補給切れの第12軍団と第16軍地区を除き、全力で攻撃を開始します。
 まず、中央北部寄りから順に、#1207と#1008を攻撃し、ロエール川の渡河に成功します。
T1A Linnichからの攻撃
 が、1カ所のソークオフ攻撃は、想定通りのA1(1)としても、1個師団+1個連隊を投入した要衝Juelichへの攻撃は、防御側が最高の7戦力となり、失敗(A2(1))。
T1A 要衝Juelich攻防戦
 南部では、第7軍団による#0310への渡河攻撃には成功するも、最南端の#0110は、がっつり守り抜かれます。
T1A 上ロワール渡河!
T1A終了時
 続く、ドイツ軍ターン、北から装甲教導師団の残余と南から1個歩兵師団が、貴重な増援として登場します。1個歩兵連隊は、Kolenの橋梁確保に向かわせ、残りは中央へ。貴重なA3の装甲教導師団は、主戦線となる第1陣地帯方面に投入します。
T1D
 第2ターンの天候は、最悪の曇り(雨)。これで、大地は2ターン連続の泥濘となり、機械化部隊の消費移動力は大幅に増加する上に、防御側有利に1戦闘シフトとなります。それでも、アメリカ軍は歩兵による総攻撃を実施します。
T2A 中央から北上
 渡河に成功したLinnich対岸から、補給切れの第16軍の一部も投入し、北への攻撃をかけ、10:1でD3(1)という戦果を挙げます。
 が、牽制攻撃を含む3カ所の攻撃は、泥濘の影響もあって戦闘比が2:1以下となり、損害のみを出して、失敗。
 要衝Juelich北への包囲攻撃は成功し、敵を殲滅してJuelichを包囲しましたが・・・ああ、僅か1:1にしかならず、またも攻略できず。南の第7軍団のみは、東岸沿いの突き上げと平地への敵の攻撃に成功し、特に最南端の#0202ではD2(2)の突破となり、大きく東に向かって前進します。
T2A Juelichは墜ちず
T2A
 ドイツ軍ターンは、増援はなかったものの、前ターンの増援がKolenに到着し、ライン川東岸を固めます。それ以外は、HAMBACH森林から中央丘陵と第1防衛線で、戦線を構築します。
T2D
 第3ターン、天候はまたも曇り(雨)で、篠降る雨で大地は泥濘のままです。
 南部と中央部以外はいまだに満足な渡河ができないアメリカ軍は、補給切れから回復した第16軍とOSSの第12軍団まで投入して、突出したRoermondに包囲攻撃をかけ、D1(1)を与えて、陥落寸前まで持って行きます。また、中央から川沿いの北上で#1408もD1と成功します.ここを早期に放棄したくないドイツ軍は、基幹部隊の消耗で耐えます。
T3A Roermond包囲戦
 第1防衛線の要衝Erkelenzへは、ソークオフ攻撃をかけましたが、なんとdr12でD1と攻撃を成功させます。ここも、当然、ステップロスで耐えます。その側面の#1110では、アメリカ軍が高火力チットが引けたため、D1(1)として、攻略に成功します。
中央から総攻撃
 そして、満を持して三度目となるJuelichへの攻撃を行います。2個師団と砲兵による3シフトで7:1として、結果はD2(2)!守備隊を殲滅し、ついにここを占領します。
T3A Juelich、ついに陥落
 また、南部の第7軍団も2カ所の攻撃に成功し、HAMBACH森林の南端に進出します。
T3A 戦線を押し上げる第7軍団
 決して恵まれない天候ですが、このターンの攻撃を全て成功させるという、奇跡の攻勢となりました。
T3A終了時
 ドイツ軍は、後方予備の第11装甲師団を投入して、ELMPTER森林からErkelenz、第1防衛線を強化し、主戦線を保ちます。それ以外の平地は、精鋭の第9装甲師団と増援の装甲教導師団で、守備固めをします。また、北部では解除の解かれた第2軍団を前線の陣地及び防御拠点に投入し、Roermond周辺を固めます。北部からは第2陣の増援(第2降下猟兵師団の残余)が登場します。
T3D
 第4ターン、天候はやや回復して薄曇りで、ヤーボの3ユニットが投入可能になります。一気に優位に立ちたいアメリカ軍は、第16軍の総力とOOSの第12軍団で、Roermond周辺に猛攻を加えましたが・・・3倍の防御効果が祟って、Roermondを含む3カ所の渡河攻撃に失敗し、損害のみが嵩みます。
T4A Roermond周辺にドイツ軍が部隊を集結、アメリカ軍難攻
 ならばと、行動可能になった機械化部隊も投入して、本命の中央での攻撃を強化します。#1408の第11装甲師団をD1(1)で後退させ、ErkelenzもD1に(ステップロスで耐える)。
中央部で粘るドイツ軍
 ソークオフこそ、A1(1)とするものの、平地の#0911攻撃では、大兵力と各種支援で6:1として、D1(1)で敵を敗走させます。
 第7軍団も南から突き上げ、6:1攻撃でD3(2)と大きな戦果を挙げます。が、#0516への4:1攻撃は、まさかのA1となって、勢いが削がれます。
押し込む第7軍団
 ドイツ軍は、第2軍団の一部も転用し、後方からの予備と増援で、第1防衛線を強化し、譲らず。このターンに、南から第3装甲擲弾兵師団の残余が登場します。
T4D
 第5ターンの天候は、ああ、またも曇り(雨)。せっかく乾きかけた大地は、再び、泥沼に。それでも、アメリカ軍は数の優位を生かして、のべ13カ所と最大数の攻撃を継続します。
T5A 12カ所の総花的攻撃
 まず、戦果は、南部で挙がります。第7軍が攻撃シフトを東に向け、#0417の丘を攻略。ここに立て籠もっていたC1レベルの歩兵は、後退を選びます。戦闘後前進で、Frechenに登場した国民擲弾兵を包囲して一掃。また、#0814の丘に陣取る装甲教導師団残余へ4シフトの猛攻で9:1まで比率を上げ、これをD1(1)で撃退します。また、#07171の平地の擲弾兵も3:1でD1(1)と敗走させます。
 続いて、中央部の平地にいる敵にも、丘の観測効果や砲撃効果、同一師団効果をフルに発揮し、強襲しますが、精鋭第9装甲師団残余は堅く、4:1攻撃を跳ね返します。また、これで3度目の攻防戦となるErkelenzも、A1(1)で一歩も引かず。かわりに、#1110は、8:1でD1(1)と地道な攻略を進めます。
中央丘陵からの雪崩れ込み
 一方、前ターンに全ての渡河攻撃に失敗した北部では、ソークオフの#1705のみ、A2(2)と大損害を受けますが、激しい攻防戦のRoermondへはD1(1)を与え、ELMPTER森林の2カ所でも攻撃に成功し、敵防衛線にゆがみを生じさせます。
T5A終了時
 苦しくなってきたドイツ軍ですが、Erkelenzを死守せんと足止め部隊を投入して、第1防衛線を維持します。増援がなかったため、第12軍団からも1個連隊を回し、泥濘による展開の遅れを利用して、急速な進行と攻撃を防ぎます。また、Roermondは失ったものの、周辺陣地では変わらずに強力な抵抗を続けます。
T5D
 残り半分となった第6ターン、天候は薄曇り。泥は続くも、空軍も半減ながら飛来し、なんとか、敵の主防衛線を打ち破りたいところです。
 まず、第7軍団の先駆隊が、Kolenに接触するも、橋は爆破され、南部での渡河は不可能に。
Kolenの橋梁爆破
 ならばと、エルフト川とライン川の砂州で、消耗した装甲教導師団を捉え、9:1の猛攻のD2(3)でこれを殲滅します。突破となったため、Neussの国民擲弾兵が登場しなければ、大きく前進できるところでしたが、パンツァーファウストを握りしめた老人と少年兵が決死の抵抗を見せ、行く手を阻みます。それでも、#1013を間接包囲におき、第9装甲師団残余に攻撃をかけ、戦車2個大隊を消耗させ、部隊を敗走させます。
Elft-Rhein間からの押し上げ
 第1陣地線では、4度目となるErkelenz攻撃が実施されますが、D1となるも、決死の消耗で耐えます。代わりに、#1408の森林陣地への攻撃は空軍を投入した6:1で、D1(1)として連続した戦線が形成できなくなります。
Erkelenzの抵抗!
 一方、北部では主力が渡河したため、攻撃力が大幅にアップし、河川陣地を使用できなくなったドイツ軍を、2カ所の3:1の力押しで損耗と敗走をさせます。
#1111への猛攻!
 が、アメリカ軍も3カ所で、損害を被るなど、決して楽な戦いではありません。
T6A終了時
 とはいえ、ドイツ軍もかなり損耗しており、喉から手が欲しい増援は現れず。あえて、Erkelenzに足止め部隊を残し、どうにか、第1-第2防衛線を維持するのがやっと(しかも多くの部隊は、低戦力か、損耗状態)。
T6D
 第7ターン、天候は待ちに待った晴れ!連合軍の空軍が、これまでの鬱憤を晴らすように、上空を飛び回ります。
T7A
 まずは、エルフト川とライン川の砂州で、#1317に立て籠もる国民擲弾兵大隊を10:1で攻撃し、D2(2)の突破とします。機械化部隊はエルフト川の橋を渡って、第1陣地帯の裏に突進します。続いて、第1陣地帯の最東部の#1214を攻撃し、3:1ながらD2(1)として、第54機械化師団が戦闘後前進で、陣地隊全体を包囲します。そこで、正面から三カ所の陣地を攻撃し、全ての戦闘が成功!ZOCへの後退で追加損害を受けて、ドイツ軍は大損耗となります。第9装甲師団残余に至っては、北方へ逃げることも適わず、消耗して、エルフト川経由で敵の重包囲下に。
 そして、ここまで何度も攻撃を跳ね返されてきたErkelenz要塞を包囲攻撃し、ついにこれを占領します。その北の#1410防御拠点への2:1ながら、dr10で成功し、戦闘後前進で敵の基幹部隊2個を包囲します。
Roermond東部の要塞を攻略
 北方でも、第12軍団が形だけの敵の抵抗(要塞内の基幹部隊)を排除し、ロエール川の渡河に成功。精鋭第2降下猟兵師団への攻撃のみ、A1(1)となるものの、その西方の要塞を6:1攻撃で奪取します。
T7A終了時
 余りの損害の多さに陣地帯の保持が不可能になったドイツ軍は、一斉に戦術的後退を行い、なんとか薄い戦線を維持しますが、敵の包囲下に残され戦闘を強要された3個部隊が壊滅。砲兵を含む1個スタックが、突出した形で残されます。
T7D
 このまま、一気に敵を打ち崩したい第8ターン、天候は晴れ。が、なんと、好天過ぎたため、融雪を引き起こし、またも泥濘に。なんという不運!
 それでも、戦力が大幅に低下した敵戦線を南と西から攻め立て、空軍をフル稼働して、7カ所を攻撃します。3:1と4:1が1カ所ずつあったものの、それ以外は6:1以上の攻撃で、突破2カ所を含めて、全ての攻撃に成功!Neussを占領し、第2陣地帯もほぼ占領します。
T8A 西と南からの猛攻撃
 これにより、ドイツ軍はもはや防衛戦というより、単に時間を稼ぐ遅滞戦術しか、選択できず。増援もなく、ノルド運河沿いに紙のように薄い戦線を引いて、突進を防ぐのがやっとです。
T8D
 終盤となった第9ターン、天候は晴天も、前ターンからの泥濘が続きます。アメリカ軍は敵の最後の組織的防衛線に、過剰なまでの戦力を集中。泥をかき分けながら、9箇所の攻撃を実施し、延べ6ユニットを撃破。ZOCを展開できるドイツ軍ユニットは、僅か5ユニットまで討ち減らされます。
T9A
T9A終了時
 もはや、増援に期待をかけるしかないドイツ軍でしたが、drは無情にも援軍なしに。こうなれば、少しでも敵の進軍を遅らせるべく、道路を封鎖し、地形を利用した前進守備(!)を取ります。これで、北部の2カ所のVP都市とライン川渡河阻止を狙います。
 最終の第10ターン、天候は薄曇り。が、もはや、戦力差は圧倒的すぎて、空軍さえ、必要としない状況に。大地を埋め尽くすアメリカ軍部隊が、ドイツ軍の自殺的前進守備部隊を、力押しで磨り潰しますが、VP地点には届かず。
T10A
 が、ここで、最後の希望が!Dusseldorfにかかる橋の一本を、アメリカ軍が詭計により占領します。が、対岸にはこれを想定していたドイツ軍の3ステップ部隊が。決死の4:1攻撃の結果は・・・ああ、惜しくもD2。当然、ドイツ軍はステップロスで耐え、渡河ならず。あと、1ターンあれば、という展開でした。
T10A トロイの木馬成功!Dusseldorf橋を渡河攻撃
 VP計算をしたところ、
 アメリカ軍の都市占領:12VP
 アメリカ軍師団の損害:3個師団で-3VP 
結果、総得点は9VPとなり、ドイツ軍の実質的勝利となりました。もう1個師団が消耗するか、砲兵が壊滅していれば、ドイツ軍の決定的勝利でした。
終了時
 やはり、ドイツ軍が計算され尽くされた防御を行うと、アメリカ軍はかなり苦しいです。ただでさえ短い、全10ターンのうち、7ターンが泥濘という不運もあり、この結果は妥当なところでしょう。
 次は、バランス調整の全13ターンの競技シナリオをプレイします。