この日の緒戦は、事前に予約していた、敗戦80周年記念の「日本のいちばん長い8月」(GJ)です。mitsu・ライン・SYU・str会長で対戦し、自分とラインさんが初プレイだったので、インストになります。
第1ターン、初期人物カードの得点を考えれば、東条内閣になるのですが、史実を知っているみなさんは、「憲兵隊」(無制限に相手のカードをタップできる)を使わせまいと、東條(str会長)を避け、次善の策として、米内内閣を成立させます。
第3ターン、このままでは、米内(ライン陣営)が走り切ってしまうと、バランス感覚が働き、米内おろしに。誰が次期総裁にふさわしいか、喧々囂々のやりとりの末、最多票を持つSYU陣営が、憲兵を使わないことを条件に(口約束)、東条内閣(str会長陣営)を成立させます。str会長陣営がこのターンは、最多VPを獲得するはずでしたが・・・階級の関係で、参謀総長職に就いていたライン陣営の畑俊六が「陸相辞任」!結果、このターンの政権VPはなくなり、東条内閣は半年持たずに総辞職になります。東條が身内の陸軍に裏切られるとは、と大盛り上がり!
いよいよ、終盤の第4ターン、ここでライン陣営が再び、米内政権を夢見ますが、独走を警戒され、得票が集まらず。結果、「米内よりはマシ」という消極的権限争いにより、まさかの小磯内閣(mitsu)が成立します。実は、各陣営に小磯VPが散らばっていたので、まあ、いいかという、ラッキー総理でした。能力よりも、総理には強運が必要、を地で行く展開に。
思わぬ幸運で人事権を掌握したmitsu陣営は、陸軍大臣でテロリストの井田正孝を大将に昇進させ(!)、軍令部総長を使って、航空機を生産。入札で手に入れた陸軍関係者で決戦準備をします。この時点でVPトップはライン陣営で、mitsu陣営、SYU陣営、str会長陣営と続きます。
最終の第5ターン、先の人事と入札で、首班指名でmitsu陣営が5票と有利に立ちます。トップの米内総理は論外として、他にめぼしい候補はなく、やっぱりVPが散らばっていたことから、最後の内閣は小磯(mitsu)が継続します。
トップのライン陣営に、僅差で迫っていたことから、mitsu陣営は内大臣投票と大西の昇格でVPを上げ、ついにトップに並びます。終戦系の文官が多かったので、ここで御前会議を招集し、聖断を仰げば、勝利は確実だったはずですが・・・んっ?、小磯では御前会議を開けない!!そう、陸軍の圧力が強い小磯には、「降伏」など、できないことを見落としていました。このうっかりミスで、本土決戦に雪崩れ込むことに(オイオイ!さらに原子爆弾が・・・)。
本土決戦なら、ここまで陸海軍の戦力を充実させていたライン陣営が有利なはずでしたが・・・。引いたアメリカ軍VPがスカばかり。幸運にもmitsu陣営が終戦VPマーカーで高得点となり、わずか2VP差で勝利しました。
いやー、各陣営の思惑と入札状況が様々に絡み合い、首班指名と役職獲得に知恵を絞り。序盤に終戦和平の米内から、一度くらいなら東條へ、仕様がないので小磯に(笑)と、制御できない時勢の流れ。後半が陸軍内閣だったので、各陣営が無駄飯を食わしていたテロリスト達が活動できないのは、幸いでしたが、誰も望まない本土決戦になるとは!まさに、前大戦の敗戦前の混沌でした。





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