今月のソロプレイ第4弾は、WWⅡ戦闘級アイテムの「TANKS+」(CMJ)からTANKS+(CMJ)末期戦追加シナリオ27「ウクライナ混成旅団」です。このシナリオはコミックの「幻の豹ウクライナ混成旅団」をモチーフにした仮想戦で、敗戦でラーゲリに収容されていた日本軍元陸軍少尉とドイツ軍元SS中尉が、スクラップを修理したパンターで脱走を図るというものです。
 参加兵力は、ウクライナ反乱軍がパンター1輛で、政府軍(ソ連軍)がT34/85の4輛です。
 勝利条件は、政府軍(ソ連軍)が敵を、UPAは3輛の戦車を撃破すれば勝利です。ターン数はわすか6ターンしかなく、UPAはほぼ全ての射撃を命中させることが求められます。
 第1ターン、UPAは長距離射撃で命中弾を出しますが、距離があったため、T34の装甲を抜けず。
T1R
 T34は森に隠れて距離を詰めるべく旋回をし、ここでパンターが臨機射撃で狙いますが、惜しくも外れに。
T1R
 第2ターン、政府軍は森に突進します。
T2
 そして、第3ターン、政府軍は遮蔽物を抜けて、突撃を開始します。この距離では、まず、敵の射撃は当たらないので(dr2のみ)、パンターはじっと時を待ちます。
  第4ターン、UPAは二度目の準備射撃で、T34を狙いましたが・・・ああ、まさかの外れ。この瞬間、(ピンゾロを出して複数回の射撃を行わない限り)UPAに勝ちはなくなります。
T4S
 ソ連軍はここぞとばかりに前進し、前進射撃で3発もの命中弾を出しますが、鋼鉄の豹は必死に耐え、全てをはじき返します。このあたりは、さすがパンター!
 第5ターン、パンターは準備射撃で、ついに敵1輛を撃破します。
T5D
 が、丘を駆け上ってきたソ連軍が前進射撃を成功させ、パンターの側面装甲を貫通。鋼鉄の猛獣は爆発を起こし、ゲームセット。政府軍の勝利となりました。
T5S
 序盤の跳弾はともかく、中盤の必殺の中距離射撃が外れたのは、痛かった。これが決まっていれば、T34の最後の1輛の射撃がどうなるかによって、勝利があり得ました(少なくとも負けはない)。まあ、仮想のミニシナリオですので、そこはおもんぱかって。