今月のソロプレイ第2弾は、WWⅡ戦闘級アイテムの「TANKS+」(CMJ)から末期戦追加シナリオ14「米第3機甲師団の悪夢」です。末期戦らしい鋼鉄の猛獣同士の戦いです。
1945年3月、第三帝国に止めを刺すべく、アメリカ軍第3機甲師団はルール工業地帯の包囲を試みますが、敵の強力な伏撃に合います。ケーニッヒ・ティーガーを擁する第507重戦車大隊!敵の巧みな機動で隙を突かれ、前線にいた師団長が戦死するなど、まさ同師団の悪夢になります。
参加兵力は、ドイツ軍がケーニッヒ・ティーガー4輛と、極めて強力です。対するアメリカ軍はM4が8輛に、M10が4輛と数はいますが、敵の側面や後面をとっても、至近距離(0-2へクス)でなければ、撃破できる確率は8%以下です。
頼みの綱は、最終ターンに登場する戦後アメリカ軍のMBTとなるM26です。が、登場した途端、ドイツ軍の先制射撃を受けることは明らかななため、決して有利とは言えず。
勝利条件は、アメリカ軍が敵3輛の破壊で、ドイツ軍が8輛の破壊です。ドイツ軍が複数の弾薬切れでも起こさない限り、アメリカ軍の勝利条件は困難を極めます。一方のドイツ軍も、敵が通常砲撃戦を選ばなかった場合、初期に伏撃できるM4A1と増援のM26を全て撃破できるかにかかっています。
作戦としては、ドイツ軍はまず、M4A1の全滅を試みます。1輛でも生き残って遮蔽物に隠れられると、これを狩り出すために前進をせざるを得ません。となると、アメリカ軍に王虎の側面を突ける隙ができ、M4A3とM10を突進させて、数の威力で1輛でも2輛でも撃破を狙えるようになります。ここで1輛でも撃破できれば、多少なりとも勝機が出てきます。初期にM4A1が全滅すると、ドイツ軍は無用な砲撃を避け、森に籠もって、M26との対決に備えることになります。
アメリカ軍は前進を試みますが、敵が森に隠れると見せかけて、長距離砲撃戦を仕掛ける可能性があるため、射界外を慎重に前進します。
ドイツ軍は先制射撃で、2輛が発砲し、2発とも命中させますが・・・ああ、最大攻撃力にもかかわらず、1発はキャタピラで、もう1発は跳弾に!これで、アメリカ軍にも勝機が見いだせます。
ドイツ軍は森林に潜んでいたケーニッヒ・ティーガー2輛を前進させます。これに対し、M26が近距離から臨機射撃を見舞います。当たれば、27%の確率で撃破できるはずでしたが・・・ああ、こちらは2発とも外れ、しかも1輛は弾薬切れに!
歴戦の勇者は、慌てることなく、M26に照準をつけ、前進射撃で2輛を撃破します。 アメリカ軍ターン、唯一、機能を持って生き残ったM26が4へクスで準備射撃をしますが、これがはずれ。戦後アメリカ軍のMBTとなる重戦車は、全く役に立たず。









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