会場について、プレイ待ちをしていたたけきょんさんにお声をかけ、「スコープ:Uボート通商破壊戦」(Bonsai Games)を初プレイしました。
こちらは、大西洋での船団護衛戦を描いたスコープ・シリーズの一作で、同シリーズでは珍しく、船団側はオープンで、Uボートが秘匿という、非対称な作りになっています。隠密で魚雷を放ち、動きの鈍い輸送船を狙うUボートに対し、猟犬の如く海域を走り回り、潜水艦の撃破を狙う駆逐艦の表現が的確で、史実でもあったように、時にはUボートが船団の中に潜む戦術もあります。魚雷の速度がやや遅い(という設定)なので、輸送船が必死の操船で躱したり、ステップを踏んで雷撃を避けた駆逐艦が猛爆雷で反撃するシーンが、非常に簡単なシステムで、再現されています。
普通にプレイすると、やや、ドイツ軍が不利なので、Uボートがいない海域で移動のフリをしたり(ルール上で可)、時に危険を冒して最接近し、急速魚雷を放ったりなど、知恵を絞ります。
第1戦は、レギュレーション1 で、コンボイ(mitsu)対Uボート(たけきょん)です。慎重なUボート(たけきょん)は、なかなか、正体を現さず。コンボイ(mitsu)が史実のジグザグ航路を進んでいると、雷撃!が、距離があったため、輸送船団もギリギリで躱します。当然、駆逐艦が前進し、爆雷の嵐を見舞います。と、急に敵の移動が慌ただしくなったので、駆逐艦を突撃させたところ、ビンゴ!猛烈な爆雷攻撃で、潜水艦は大西洋の藻屑となりました。
第2戦も、Uボート(たけきょん)は巧みな位置取りで、正体を現さず。あと、2列まで輸送船団が進んだところで、雷撃!なんと、敵は輸送船団の海面下に潜んでいました。
これにより、輸送船1隻が撃沈されます。が、もう1隻が突破寸前になり、Uボートはやむなく魚雷を連続発射しましたが・・・これが、戦果を挙げる前に、駆けつけた駆逐艦が敵を発見し、またも爆雷で撃沈。コンボイ(mitsu)の勝利となりました。
これにより、輸送船1隻が撃沈されます。が、もう1隻が突破寸前になり、Uボートはやむなく魚雷を連続発射しましたが・・・これが、戦果を挙げる前に、駆けつけた駆逐艦が敵を発見し、またも爆雷で撃沈。コンボイ(mitsu)の勝利となりました。
第3戦は、陣営を入れ替えて、コンボイ(たけきょん)対Uボート(mitsu)です。Uボート(mitsu)は、序盤から積極的な攻撃とブラフ移動(Uボートがいない海域で移動するフリ)を多用し、敵船団は激しい回避を余儀なくされます。その間に、敵に忍び寄ったUボートが至近距離で魚雷を発射し、輸送船1隻を撃沈します。
が、駆逐艦の執拗な襲撃で、どうしても有効な第二波が撃てず、輸送船が盤端から突破し、コンボイ(たけきょん)の勝利となりました。
が、駆逐艦の執拗な襲撃で、どうしても有効な第二波が撃てず、輸送船が盤端から突破し、コンボイ(たけきょん)の勝利となりました。
第4戦は、コンボイ(mitsu)対Uボート(yagi)です。が、先の戦いで練度の上がっているコンボイ(mitsu)は、Uボートの攻撃を計算してギリギリで躱し、盤端に迫ります。焦ったUボートが近寄ってきたとみるや、駆逐艦の突進で、見事にこれを捕捉。猛爆雷で、Uボート(yagi)を沈め、勝利しました。
第6戦は陣営を入れ替え、コンボイ(yagi)対Uボート(mitsu)にて。あえて位置を隠し(ほぼ、艦は動かず)、ブラフ移動の多用で、船団側から潜水艦に接近するように仕掛けます。これが上手くいき、近づいてきた船団の海面下に潜り込み、敵のプロットを見た上で魚雷発射!
1隻を撃沈し、同じ手を使おうとしたところ、なんとコンボイ(yagi)は航行を停止!こうすると、発射後にギリギリ、回避ができるわけで、Uボートも攻撃ができず。ならばと、あえて、ブラフ移動を行うも、老獪なコンボイ(yagi)司令官は乗ってきません。そこで、Uボートは隣接海域に移動すると、魚雷の連続発射!さすがにこれは躱せず、2隻目の輸送船が沈み、Uボート(mitsu)が勝利しました。
1隻を撃沈し、同じ手を使おうとしたところ、なんとコンボイ(yagi)は航行を停止!こうすると、発射後にギリギリ、回避ができるわけで、Uボートも攻撃ができず。ならばと、あえて、ブラフ移動を行うも、老獪なコンボイ(yagi)司令官は乗ってきません。そこで、Uボートは隣接海域に移動すると、魚雷の連続発射!さすがにこれは躱せず、2隻目の輸送船が沈み、Uボート(mitsu)が勝利しました。
非常に簡単なルールですが、これが面白い!特にUボート側は、様々な手を駆使して、敵を翻弄し、必殺の魚雷を放つ醍醐味があります。一方の船団側は、いかに駆逐艦で進路の安全を確保し、船団を導くか(近づいただけで潜水艦は安全のために引くのか、あえて危険を冒して接近するのか、判断を迫られます)に知恵を絞ります。潜水艦を沈めなくても、船団が通過できれば勝利というのは、まさに史実でしょう。
まだ、多数のレギュレーションがあり、空母艦載機の対潜攻撃や水上艦艇同士の砲撃戦(!)まで行えるので、今後が楽しみです。











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