続いて、2戦目は「レッドサン・ブラッククロス」(アドテクノス)からシナリオ5「エイリアンズ・ホーリランド」です。こちらもシナリオの詳細は、こちらをご覧ください。陣営は、帝国陸軍(mitsu)対ドイツ国防軍(ゆいしか)です。
全景
T0
 第1ターン、主導権は帝国陸軍で、当然、有利な後攻を選びます。補給フェイズでAQABAと#1827のドイツ軍が補給切れのため、1ステップロスをします。
 陸上作戦で、日本軍は計画通り、北上を開始します。主力で#1827の敵1個歩兵師団に6:1攻撃をかけますが、離脱により、攻撃は回避となります(戦闘後前進のみ)。
 ドイツ軍は前線を後退させるとともに、第14装甲軍団を南下させます。また、RIYADH方面では帝国陸軍の第5軍と海軍陸戦隊が、前進をします。
T1
 第2ターン、ドイツ軍が主導権を獲得し、先手を取ります。初期配置の第4軍と増援の第5軍に、第14装甲軍団を加え、#16XX列に戦線を構築します。
 これに対し、帝国陸軍は戦力を集中し、#1627の第22装甲師団に4:1攻撃をかけます。1/2の確率でこれを撃破できたのですが、結果はD2で、最終ステップまで損耗させたものの、撃破ならず。
T2 帝国陸軍の攻撃
 RIYADH方面では、なおも前進を続けます。
T2
 第3ターン、主導権は再び、帝国陸軍となり、後攻を選択します。ドイツ軍は少ない補給ポイントをやりくりし、歩兵師団を回復させ、防御線を強化します。帝国陸軍も、2ターン連続の大兵力攻撃で、さすがに全ての師団を回復できず。主戦線は、一時的に膠着します。
 この間に、第5軍の前衛がRIYADH前面に到達。また、2個師団が北西の砂漠方面に前進します。
T3
 第4ターン、イニシアチブは続けて、帝国陸軍に。ドイツ軍が装甲師団の回復を行い、前線が強化されますが、帝国陸軍は主力を西にシフトし、#1629の歩兵スタックに4:1攻撃をかけます。これが決まれば、ドイツ軍は2個師団を喪失し、戦線の維持が困難になるところでしたが、EX(ともに1ステップロス)と日本軍にとっては最悪の結果に。8個師団が最終ステップになる大消耗となります。
T4 日本軍再び、左翼を攻撃
 一方、RIYADH方面では、2個師団が北西の砂漠地帯に浸透し、都市前面の2個師団も敵の補給路を断つべく、迂回を開始します。
T4
 第5ターン、イニシアチブは、3ターン続けて、帝国陸軍に(後攻)。補給フェイズに、ドイツ軍は#1629の歩兵スタックの戦力を強化し、ほぼ全ユニットを回復させます。これにより、正面攻撃はよくても3:1しかならず、帝国陸軍は直接攻撃を諦め、1個師団に敵右翼を迂回させ、圧力を加えます。
 RIYADH方面では、北西の砂漠地帯に進入していた2個師団が、補給切れ上等で一気にKUWAITへ。ドイツ軍は慌てて1個師団を、こちらの防御に向けます。
T5
 第6ターン、このままでは、数で上回る帝国陸軍に補給路を脅かされると、判断したドイツ軍は、戦線の間隙から第14装甲師団を突進させ、一時、帝国陸軍の補給線を遮断します。ここで、残りの装甲軍団と歩兵を背面展開されたら、かなり苦しかったのですが、安定した戦線を維持したいドイツ軍は、それ以上、追随せず。
 後攻の日本軍は、慌てずに前線補給基地を退却させ、補給線を再び、確保すると、1へクスの後退を行い、AQABAから砂漠に至る戦線を形成します。余剰の歩兵師団を集結し、#1627の敵歩兵師団に、三度目の4:1攻撃を実施します。結果は、ついにDE!ドイツ軍戦線の一角に穴が空きます。
 そして、快速の近衛戦車師団を持って、浸透した第14装甲師団の前面に阻止線を張ります。
T6
 一方、RIYADH方面では、KUWAITの占領はできませんが、ペルシア湾岸へ1個師団を到達させ、RIYADHへの補給線を遮断します。
 第7ターン、イニシアチブは帝国陸軍に。補給フェイズに、第14装甲師団とRIYADHの第35軍が補給切れで損耗します。
 陸上作戦で、先手を取った日本軍は戦線の間隙から3個歩兵師団を突進させ、JERUSALEMを電撃占領します。また、RIYADH東方に別師団が迂回し、こちらも完全に補給路を切断します。
 この時点で、もはや劣勢を挽回できる見込みがないと、ドイツ軍の投了となりました。
T7
 イニシアチブにもよりますが、普通にプレイすると、この展開がほとんど。負けないためには、ソロ記事のように、RIYAD方面に1個機械化部隊を回すしかなく、それでも、帝国陸軍が慎重にプレイすると、引き分けの目があるか、どうか。まあ、練習シナリオと考えるのが、妥当ですね~。