今月のソロプレイ第13弾は、WWⅡ戦闘級アイテムの「TANKS+」(CMJ)からTANKS+(CMJ)西部戦線シナリオAS25「バストーニュへ駆けろ」です。その名の通り、バルジ大作戦で包囲されたバストーニュへの救援作戦を描きます。
 参加兵力は、アメリカ軍がM4A3とM10が各4輛です。M4A3が意外と強力で、ドイツ軍の主力Ⅳ号と砲撃力はほぼ同じながら、防御力が5と耐堪性があります。実は、パンターでも撃破は容易でなかったりします。
 対するドイツ軍は、Ⅳ号戦車4輛に、パンターが1輛です。パンターこそ、あらゆる敵に優勢ですが、わずか1輛しかなく、Ⅳ号は防御力で不安があります。
 勝利条件は、アメリカ軍が第10ターンまでに、北端から2輛以上を突破させることです。ドイツ軍はそれを防げば、勝利です。
 戦場は開けた平地であり、北寄りの西と東に若干の森があります。アメリカ軍は、数を生かして敵に接近し、消耗戦を挑むのか、同時に森林を使って盤端への突破を狙うのか、の選択肢があります。
 今回、ドイツ軍は兵力の分散を防ぐべく、北端中央に全車輌を集中して、真っ向から受けて立つことに。頼りは、パンターの長砲身75mm砲です。
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 第1ターン、計画通り、アメリカ軍は前進をしてきます。これに対し、Ⅳ号戦車4輛が装甲の薄いM10を狙って、臨機射撃を行います。一発が命中するも、貫通できず、跳弾に。さらに、1輛が弾薬切れという、不運に見舞われます。
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 続いて、アメリカ軍は全車輌が前進射撃を行います。距離があることから、命中率と撃破率は高くなかったのですが、なんとⅣ号戦車2輛を撃破、1輛を移動不能にしてしまいます。ドイツ軍のまともな戦車は、これで半数以下になってしまいます。
 ドイツ軍ターンに、満を持してパンターは射撃し、圧倒的な貫通力を誇る砲弾をM10に命中させます。ところが、撃破drは10で跳弾!なんという不運・・・。
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 第2ターン、勢いに乗るアメリカ軍は、準備射撃で機能するⅣ号戦車を撃破すると、主力で猛突進をします。が、さすがに幸運は続かず、パンターへの前進射撃は1発のみが命中でしたが、これが跳弾になります。
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 唯一、生き残ったパンターが必殺の準備射撃を放ち、M10に命中弾を出しますが、ああ、またもや跳弾!一体、どうなっているんだ?!
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 第3ターン、アメリカ軍は準備射撃でパンターを狙い撃ちます。きっちりと正面装甲に命中させ、なんとこちらは撃破!ドイツ軍は事実上、全滅し、アメリカ軍の勝利となりました。
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 かなりの不運があったとはいえ、正面の殴り合いは、ドイツ軍に分が悪いか?!第2戦は、Ⅳ号戦車を一旦、敵の視認外に置く配置に。距離が詰まったところで前進させ、撃破確率の高い距離で射撃戦を行う作戦にします。防御力の高いパンターのみは中央で睨みをきかせ、Ⅳ号が参入するまで、可能な限り、敵を漸減することを狙います。
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 第1ターン、アメリカ軍は森を利用するため、旋回して前進を行います。まだ、距離があるため、パンターは次の準備射撃に備えて、撃たず。ところが、命中率も撃破率も相当低いはずの敵の前進射撃が、パンターに命中します。これが装甲を貫通し、撃破されてしまいます。ああ、やっぱり、不運の幕開です。
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 第2ターン、アメリカ軍は森林に向けて前進を続けます。ドイツ軍も微速前進をし、敵が視認でき次第、発砲できる距離に。
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 第3ターン、アメリカ軍は森林に辿り着きますが、五月雨式の投入を避けるため、速度を調整し、戦列を整えます。
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 第4ターン、準備万端のヤンキーが、一斉に突撃を開始します。これに対し、ドイツ軍も防御砲火を見舞い、M4A3の1輛を撃破しますが、もう1輛への命中弾は弾かれます。
T4A 敵への防御射撃
 敵が射撃を撃ち尽くしたところで、M10が敵の側面に飛び出します。近距離での前進射撃により、Ⅳ号戦車1輛が撃破となります。
T4A 前進射撃
 第5ターン、アメリカ軍は外す確率の少ない近距離で、情け無用の準備射撃を行います。全ての砲弾が命中となり、ドイツ軍戦車3輛は全滅!この瞬間、アメリカ軍の連勝が確定しました。
T5A ドイツ軍、全滅
 う~ん、防御の中核のパンターが機能せず。普通のdrだったら、パンターは持ちこたえ、敵の2輛くらいは屠れるはすが、第1ターンに無力化されたのが、痛かったです。
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