今月のソロプレイ第11弾は、WWⅡ戦闘級アイテムの「TANKS+」(CMJ)から西部戦線シナリオAS12「BURNING ROAD」です。このシナリオはファレーズ包囲戦で敵を追撃するイギリス軍とそれを阻止せんと後衛戦闘を行うドイツ軍の戦いです。
 参加兵力は、イギリス軍はクロムウェル5輛です。対するドイツ軍は、戦車はなく、対戦車砲2門と対戦車自走砲マーダーⅢ、擲弾兵3ユニットです。ドイツ軍は隠蔽配置ができ、シナリオの特別ルールで、発見距離に入っても行動をしない限り発見されません。
 勝利条件は、第6ターンまでに、クロムウェル2輛以上が盤端へ突破すること。
 ドイツ軍はこれを阻止すべく、中央の森林に主力のPakとマーダーⅢ、擲弾兵を配置します。敵がいずれかに押し寄せるあろう両翼には、擲弾兵を各1ユニット、置きます。
 これに対して、イギリス軍は北側に集中配置します。
T0
 第1ターン、イギリス軍はボカージュを踏み分けながら、全速前進します。これを見てドイツ軍は、マーダーと擲弾兵を森の背後から北に向かわせます。対戦車砲は、露見を防ぐためにあえて旋回せず。
T1
 第2ターン、中央寄りのクロムウェルが、援護のため、敵と正対する位置に停止すると、残りの3輛はなおも突進します。
T2B
 先頭の敵に対し、潜んでいた擲弾兵がパンツァーファウストを撃ち込みますが、外れに。やむなく、対戦車砲とマーダーが正体を現し、旋回及び移動をして射撃位置に付きます。
 第3ターン、イギリス軍4輛はその場に停止し、制圧射撃を開始します。これにより、擲弾兵が撃破され、唯一のAFVマーダーも一発も撃たないうちに除去されます。そして、パンツァーファウストの脅威がなくなった1輛は、全力で北端を駆け抜け突破寸前に。
T3B
 ドイツ軍は、対戦車砲で側面を晒しているクロムウェルを撃ち抜き、1輛を撃破します。が、中央から突撃した擲弾兵の対戦車攻撃は、外れます。
T3D
 第4ターン、イギリス軍は1両を突破させると、もう1輛が盤端まで辿り着きます。中央の牽制部隊は方向転換し、敵対戦車砲の死角から接近をします。そして、近距離の前進射撃を見舞い、Pak40を撃破します。
T4B
 対するドイツ軍は、擲弾兵の対戦車攻撃で、突破目前だったクロムウェルを撃破します(8以上で射撃失敗、敗北になるところでした)。そして、残ったPak38と擲弾兵を、敵の進撃路上の迎撃位置に付けます。
T4D
 第5ターン、イギリス軍の2輛のうち、どちらかの突破がなるかどうか?轟然とエンジンをフルスロットルにしたクロムウェルが、敵前を駆け抜けます。1輛はPak38に捕捉され、側面装甲を撃ち抜かれて擱座します。が、もう1輛はパンツァーファウストを躱して、北端に。
T5B
 ドイツ軍に残されたのは、擲弾兵による肉迫攻撃のみ。前ターンに突破前だったクロムウェルを血祭りに上げていた精鋭が、陣地を飛び出し、パンツァーファウストを構えて肉迫します。前進射撃により、確率は40%ほどしかなかったのですが・・・見事、命中!これにより、最後の1輛が撃破され、ドイツ軍の勝利となりました。
T5D