今月のソロプレイ第4弾は、WWⅡ戦闘級アイテムの「TANKS+」（CMJ)から西部戦線シナリオ１「フューリー」です。

　えらく開けた戦場で、M4が4輛という物量のアメリカ軍と、TIGERⅠが1輛の質のドイツ軍が対決する、非常にわかりやすい状況です。M4が接近戦に入る前に、ドイツ軍がいくつの敵を殺いでおけるか、に掛かっています。

　第1ターン、障碍物を利用したいアメリカ軍は、マップの西側寄りに登場します。一方のドイツ軍は、広い射界を得るべく、東寄りに登場します。1輛でも減らしておきたいドイツ軍は、弾薬切れのルールが適用されないことを活用し、超長距離射撃を実施しますが、さすがにこれは外れます。

　第2ターン、中央の丘の裏に飛び込みたいアメリカ軍は、全速で平地を駆け抜けようとします。ここで、満を持して、虎が臨機射撃を実施。狙い澄ました低弾道の88mm砲弾が、側面を曝したシャーマンに突き刺さり、撃破！恐るべし、TIGERⅠ！

　生き残った3輛は急ぎ、斜面の陰に。第3ターンは、そのまま、視界外を前進します。TIGERⅠも有利な地形効果を得るべく、森へと姿を消します。

　第4ターン、一斉に丘を駆け下りたM4隊は、さらに速度を上げて北西部にある森林に突進します。TIGERⅠは二度の防御射撃を行うも、drに恵まれず。

　森に辿り着いたアメリカ軍は、そのまま、ゆるゆると前進し、突撃態勢を整えます。ドイツ軍も車体を旋回させ、敵に正面を向けて、万全の迎撃態勢を取ります。

　アメリカ軍が突撃を開始したのは、第8ターンでした。森から飛び出したM4隊は全速力で、敵に接近を図ります。待ち構えていた虎は十分に照準を付けて、砲弾を発射。これが一撃でM4を吹き飛ばし（ピンゾロで追加射撃！）、なおも走り寄るM4に連続射撃を実施し、こちらも火だるまにします。M4も必死に前進射撃をするも、車体の振動と森林効果により、全く当たらず。

　とてもこの距離では勝負にならないM4は、決死の突進をかけますが・・・虎は外すはずのない近距離射撃でこれを迎撃し、易々と装甲を貫いて撃破します。これで、TIGERⅠのパーフェクトゲームとなりました。

  早めに1輛を撃破できたことと、まさに敵が突撃を開始した瞬間に追加射撃ができたことによる完勝でした。