午後になり、人数が揃ったところで、BIBIさん希望の「主計将校」(HJ)を6名で対戦しました。以前にちはら会でもプレイしたWWⅡの戦略級で、プレイヤーは枢軸軍(ドイツ・イタリア・日本)と連合軍(イギリス・アメリカ・ソ連)に分かれて、勝利を競います。特徴的なのは、各国の専用カード(リソース)が用意されていて、非常に潤沢なアメリから最も貧弱なイタリアまで、枚数と内容がそれらしくなっているところです。プレイはドイツから順に枢軸軍-連合軍が交互にプレイする点と、基本プレイでは攻撃か侵攻(占領)しかできないため、味方同士の「慮る」連携が肝になります。
R1
 第1戦は、枢軸軍(mitsu・バーネット・平)対連合軍(BIBI・若月・ライン)です。序盤、イギリスとドイツ、アメリカと日本がにらみ合っている内に、枢軸に有用なカードが来て、対ソ戦を有利に進めます。特にイタリア軍が史実を上回る活躍で、地中海を押さえた後、ウクライナと中東まで占領します。これにより、第5ターンに枢軸軍が8ポイントのリードをします。
序盤
 危機感を覚えたアメリカが一旦、太平洋を棚上げにし、大陸反攻を試みますが、イギリス軍との連携が上手くいかず、ドイツ軍が西ヨーロッパを失っては取り返し、膠着します。と、この隙に日本軍が南方地帯を押さえた上で、オーストラリアに上陸し、これを占領してしまいます。
 これにより、毎ターンの得点差がじりじりと開き、第9ターンについに差が30点を超え、枢軸軍の勝利となりました。今回の立役者は、なんといっても「世界に冠たるイタリア」でした。
中盤
 第2戦はランダムで陣営を入れ替え、枢軸軍(バーネット・若月・ライン)対連合軍(mitsu・平・BIBI)となります。
 序盤、またも枢軸軍が対ソ戦を有利に進め、ウクライナを奪取します。ソ連も情勢カードを上手く使って、反撃を仕掛け、消耗戦となります。
序盤、枢軸軍が独ソ戦を有利に
 イギリスは一度、アフリカに進出し、ヨーロッパの下腹部を狙いますが、イタリア軍が頑強でこちらは海軍同士の潰し合いに。ならばと、イギリスはイベントでオーストラリアを占拠し、そのまま、アジアに逆上陸し、インドを押さえ、得点差を広げないようにします。
イギリスが東洋を支配し、得点をとり続ける
 ヨーロッパでソ連とドイツ・イタリアが死闘を繰り広げている間に、アメリカ軍は満を持して大陸反攻を行いましたが、ドイツの電撃戦で叩き出されます。
 アメリカの圧力が少なくなった日本は、大陸に進出し、中国を占領。そこからイベントで連続攻撃をかけて、インドのイギリス軍を除去してしまいます。
 このままだと、枢軸軍が有利かと思われましたが・・・ソ連がイベント「バルカン半島」をプレイし、ここを拠点になんとドイツ本国とイタリア本国を焦土にします!ドイツはなんとか生産で本国を奪還しますが、すでにリソース(山札)が切れかかっているイタリアは再建できず。
ソ連軍のバルカン侵攻とイタリアとドイツへの電撃戦、アメリカ軍の大陸反攻
 結局、この差が物をいい、最後の最後で連合軍が逆転勝利となりました。何度か、プレイしましたが、最も白熱した戦いでした。間違いなく主役はソ連軍で、戦後のスターリンの影響力は史実以上になったでしょう。
最後の最後に連合軍が逆転
R2
 第3戦は、少し間を置いて、4人での対戦となり、枢軸軍(バーネット・ライン)対連合軍(BIBI・morita)で枢軸軍が押し切ったようです。、
R3
 第4戦も同じ面子で陣営を入れ替えてプレイし、枢軸軍(バーネット・BIBI)対連合軍(morita・ライン)で。これも枢軸軍の連勝になりました。
R4