この日に予約をしていたのが、80周年記念の「ノルマンディ強襲」(GJ)です。いわゆるエリアマップの「アルンヘム強襲」システムに、戦術カードを組み合わせた作戦級です。連合軍(oha)対ドイツ軍(mitsu)の対戦となります。
第1ターンは、特別ルールで上陸戦闘になります。まず、海岸砲台のランダム配置ですが、各海岸ともそこそこの強さに。連合軍は24火力の強力な海岸砲撃力を使用しますが、火力を分散したため、除去できた砲台はわずかに2ユニットのみで、占拠できた海岸エリアはなし。反撃の砲撃により、スウォード海岸で5ヒットを受けるなど、散々な目に合います。
行動フェイズになっても、戦術カードがわずかに2枚。通常の攻撃でも苦労しましたが、drが良かったスウォードとゴールド海岸の占領に成功します。が、残りはドイツ軍が頑強に抵抗し、攻略の見込みが立たず。
ドイツ軍は、ヒトラー命令で増援の早期投入が決まり、早くも第12SS装甲師団が参戦。その分、余裕ができたカーン方面で、第21装甲師団を前進させ、各上陸海岸にも足止め部隊を投入します。
第2ターン、連合軍は上陸海岸の確保を優先し、ジュノー海岸の占領に成功します。が、一瞬の隙を突いてジュノーにHJ装甲師団が突入し、どうにか奪還は阻止したものの、機甲を除く歩兵部隊を蹴散らします。一方で、イギリス軍に戦術カードを多く振り分けたため、アメリカ軍担当区域の上陸海岸は未だ占領できず。
ドイツ軍は、ヒトラー命令で増援の早期投入が決まり、早くも第12SS装甲師団が参戦。その分、余裕ができたカーン方面で、第21装甲師団を前進させ、各上陸海岸にも足止め部隊を投入します。
第2ターン、連合軍は上陸海岸の確保を優先し、ジュノー海岸の占領に成功します。が、一瞬の隙を突いてジュノーにHJ装甲師団が突入し、どうにか奪還は阻止したものの、機甲を除く歩兵部隊を蹴散らします。一方で、イギリス軍に戦術カードを多く振り分けたため、アメリカ軍担当区域の上陸海岸は未だ占領できず。
が、このままだと後退できずに全滅の可能性があるため、ドイツ軍は「大規模な襲撃」で切り返すと、バイユーにいた歩兵と共同でゴールド海岸を強襲します。88mm砲(dr+3)も投入攻撃は大成功し、イギリス軍を海に叩き落とし、ゴールドの占領に成功します。
第4ターン、イギリス軍はとにかくゴールドの再占領を目指しますが、中途半端な襲撃しかできず、第12SS装甲師団が耐え抜きます。こちらに兵力が割り振られている隙に、ドイツ軍はPerirestを奪還し、他の海岸にも圧力をかけます(イギリス軍は、一定兵力を海岸エリアに貼り付けざるを得ない)。
やむなく連合軍は、遅れていたアメリカ軍担当区域の占領に切り替えます。砲撃と通常攻撃の組み合わせで、ついにオマハ海岸東側を奪取します。が、オマハ海岸西側とユタは、ドイツ軍の阻止部隊の小まめなローテションの前に成果が上がらず。これを阻止しようと「レジスタンス」と「アイゼンハワー」を使用しますが、ああ、dr1と全く機能せず。
第5ターン、イギリス軍はわずかながら前進しますが、ゴールド海岸の被占領は変わらず。一方、アメリカ軍は、オマハ海岸東側から西側の開放に向かいますが、今度はゴールド海岸から転進した第12SS装甲師団に阻止されます。ドイツ軍は軍境界線を上手く利用して、イギリス軍管区とアメリカ軍管区に装甲師団を振り子のように振り分け、効果的な時間稼ぎをします。この時点でVPは枢軸軍37点と、全く連合軍の勝機は見えず。
終了が見え始めた第6ターン、アメリカ軍がダボ付いていた戦力を浸透させ、後続を送り込んで、ついにユタ海岸の占領に成功!また、執拗なまでの反復攻撃により、ゴールド海岸の再奪還に成功します。これにより、連合軍の占領海岸はやっと5つになり、次回以降の展開が楽になります。
第7ターン、時間がないイギリス軍はゴールド海岸に増援を送り込んで死守すると、やっとカーンに向かって前進を試みますが・・・その回廊となるPerirestで3個機甲旅団と海軍支援を投入したにもかかわらず、drは2!前面で頑強な抵抗を続ける装甲教導師団によって、攻勢は頓挫します。
ならばと、勢いに乗るアメリカ軍管区で攻勢に出て、ついにオマハ海岸を完全占領しましたが・・・この直後にカランタン方面から浸透した第17SS 装甲擲弾兵師団によって、オマハ海岸東側が一時占領される事態に!(奇襲に驚くohaさん!)が、この部隊はちょうど上陸を予定していた増援によって排除され、やっと連合軍は全海岸エリアの占領に成功します(D-DAYから一週間もかかって)。
気が付けば、最終の第8ターン、連合軍はフル7枚の戦術カードを手に入れ、内陸への攻勢を開始しましたが、時すでに遅し。時間稼ぎのために壊滅覚悟で前進したドイツ軍の足止め部隊の前に、VP地点への突入もできず、ゲームオーバー。結果、枢軸軍が44点のVPを獲得して、圧勝となりました(連合軍の勝利には後77点が必要)。
振り返ってみると、いくつか、戦術的な誤用とルール間違いが。まず、連合軍の第1ターンの海軍ですが、今回は分散してしまったために、結果として海岸の占領が遅れました(drがものすごく良ければ、一気に制圧も可能ですが)。全ての占領は端から無理と諦めて、3カ所程度に集中して、できるだけ多くの海岸エリアの占領を狙う手がありました。占領できれば、上陸部隊が隣接エリアへ共同攻撃をかけることもありえます。
今回は使用しませんでしたが(忘れていた?)、連合軍は砲撃や航空攻撃に支援力を加えると、占領まで数ポイントといった時に威力を発揮します。特に航空攻撃は時期を選ばないので(例えば砲撃や通常攻撃の直後など)、追加打撃カードとして、一気に占領する上で有効でしょう。
また、ルールの適用間違いが一つあり。損害判定で、第1のステップロスは適用しましたが、除去の前に必ず退却を適用し忘れ。これがあれば、2-3回、エリア占領が早まった攻撃があったと思います(AARを書くのに、ルルブを見て気が付きました。申し訳ない)。
というわけで、可能なら今度は連合軍を担当して、史実の突破を狙いたいなぁ~。ohaさん、6月の再戦はいかがですか?または、ご新規さんでも?


















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