今月のソロプレイ第4弾は、魔法帝国の興亡(エポック)の最終シナリオ14「スーパーグランド魔法帝国」です。ゲームの最後を飾るこのシナリオは、上級ルールに選択VP 制とエビルヒーローを加えた6人戦です。
さすがに、6人を集めるのは厳しいだろうと、得意のソロ(?)です(当然、ダミーは使わず)。各キャラの設定は、以下の通りです。
さすがに、6人を集めるのは厳しいだろうと、得意のソロ(?)です(当然、ダミーは使わず)。各キャラの設定は、以下の通りです。
紫:下級魔法使いのエビルヒーロー、エリア64が本拠、主VPはヒーローレベル
赤:下級魔法使いのクレリック、エリア23が本拠、主VPは領土
青:回避値が高いシーフ、エリア54が本拠、主VPは領土
黄:接近戦に特化したファイター、エリア15が本拠、主VPは領土
橙:下級魔法使いのファイター、エリア44が本拠、主VPはマジックアイテム
緑:上級魔法使い、エリア32が本拠、主VPは領土
第1ターン、いきなり、イベントで邪悪な勢力が出現し、エリア53に居座ります。さすが上級ルールのイベントは、凶悪です(ほとんどのイベントが不幸な出来事)。各陣営は、遮二無二、レベルアップを目指して、ダンジョンに飛び込みます。
続いて橙(魔法剣士)も別のアナコンダに挑みますが、drに祟られ、蛇を相手に憤死。ライフは3つあるのでやむなしですが、序盤は能力が低いので、よく戦死します。
スコーピンを倒して意気上がる黄(スーパーファイター)がこの仇を討って、早々にレベル3になります。
スコーピンを倒して意気上がる黄(スーパーファイター)がこの仇を討って、早々にレベル3になります。
第2ターン、イベントは動乱の年となり、なんと3カ所にオークが出現!早い、早すぎる!オークは毎ターンに2個ずつ増殖し、隣接地域に広がるので、厄介極まりなく、先が思いやられます。ダンジョン探索を進めてゴールドを稼ぎ、早く軍隊を立ち上げたいところですが・・・。
ツキのない橙(魔法剣士)は今度こそはと、バンデットを倒すもレベルアップできず。しかも、罠で呪いにかかる不運。
第3ターン、悪いイベントは続くもので、このターンにも5つのイベント(動乱の年で+1)が発生します。理不尽な天罰により、64の町が消滅してしまいます。さらに、凶悪極まるドラゴンが飛来し、大陸の東側を暴れ回ります。
ここまで向かったダンジョンは強力すぎるモンスターばかりで、逃げては怪我を直してを繰り返していた紫(エビルヒーロー)が、やっとグリズリー(それでも、ただの熊)を倒し、レベル2になります。さらに、トロールを石化魔法で退治します。
全く呪いを解く目処の立たない緑(上級魔法使い)は、やっとのことでドワーフを倒して、レベル2になります。
第5ターン、軍隊を招集した青(シーフ)は、南から北上をし、元々の領地(エリア54)と接続を果たし、レベル5に到達します。ここまで、レベルアップを全て、能力上昇に注ぎ込んだため、軍隊指揮と抗魔法力に長けた(?)盗賊に。
橙(魔法剣士)もバジリスクに挑んで、石になり(最もそのおかげで、やっと呪いが解けたとは!)。
第7ターン、そろそろ、オークの脅威に対抗すべく、各陣営は旗揚げを意識します。赤(クレリック)は、ヒドラを倒してレベル4になり、その場で親衛隊の旗揚げを行います。青(シーフ)は軍隊を増強し、オーク狩りに入り、レベルをさらに7とします。
第8ターン、ここでまたイベント。なんと呪いのエリア!しかも、赤(クレリック)が増やしたばかりの新領土に。居座るのは、魔術師まありん。やむなく、赤(クレリック)は領土拡張を停止して、この魔法使いを撃破し、なんとか平静を取り戻します。
続いて、好き勝手に大陸を跳梁していたドラゴンが、青(シーフ)の領土に舞い込みます。実は、城を作ってこれを待っていました!襲いかかるドラゴンを、人海戦術で殴り続け、見事に撃退!さらに、青(シーフ)はエリア41に南下し、オーク狩りを開始します。
また、呪いを解くために緑(上級魔法使い)が単独でダンジョンに特攻をかけますが(死んで呪いを解く想定)、なぜか、drがよく、勝利してしまい(?)レベルアップに。
ドラゴンスレイヤーの名声を馳せた青(シーフ)は、序盤から南部に居座っていた邪悪の勢力を一掃し、1ユニットの損害と引き換えに、蝟集するオークを撫で切り。
橙(魔法剣士)も数は不十分ながら軍隊を組織し、叛乱工作で中立軍を買収し、エリア32を平定します。
次いで遅れていた紫(エビルヒーロー)は、ミノタウルスを倒し、レベル4に。
最後のライフで後がない黄(スーパーファイター)も、果敢に炎の寺院でサラマンダーを狩り、レベル7に。
紫:8VP
赤:19VP
青:20VP
黄:20VP
橙:15VP
緑:11VP
と、赤(クレリック)・青(シーフ)・黄(スーパーファイター)の三つ巴の様相です。
再び、勢いのついた黄(スーパーファイター)は先のスペシャルモンスター狩りで手に入れた死者の書を使って、正義のアンデッド軍団(?!)を編成し、南大陸東側のオークを攻撃します。
そして、遅まきながら、緑(上級魔法使い)も離島のエリア52で旗揚げをします。
エリア23に上陸し、赤(クレリック)の拠点の城を破壊します。また、パラグアナ島からドレーク湾に進出したオークは、エリア32に上陸し、橙(魔法剣士)の数少ない領土を奪います。
怒り心頭の光の陣営は、大部隊を整え、跋扈するオーク制圧に乗り出します。赤(クレリック)と橙(魔法剣士)が4ユニットずつのオーク軍を殲滅し、領土を回復。黄(スーパーファイター)はさらに踏み込んで、8ユニットを撃破。
青(シーフ)は8ユニットのオークを抹殺し、行きがけの駄賃でスペシャルモンスターのレイミアを狩って、最高のレベル9に。
このターンだけでのべ36ユニット(!)のオークを葬り去り、盤上を一気に正義の領土に。
また、なけなしの領土を増やしてきた黄(スーパーファイター)の本拠を、再び、渡海したオークが襲い、エリア31を奪取します。ぶち切れた黄(スーパーファイター)は、上陸地で凱歌を上げるオークを包囲殲滅します。
最悪のイベントさえなければ、勝利が目前に迫る第14ターン、黄(スーパーファイター)は、敵の金城湯池のエリア35に全兵力を差し向けます。兵力数は11対14と不利でしたが、正義のアンデッド軍(?)が物を言い、敵ユニットを殲滅します。
第15ターン、先手を取った青(シーフ)は、オークの巣窟フィンマルク島に強襲上陸!兵力数は12対25でオークが先制攻撃(防御側)と、相当の苦戦が予期されましたが・・・ここで青の魔法攻撃が大炸裂!7ユニットが即昇天し、8ユニットが消耗して、形勢が逆転。わずか2ユニットの犠牲で、25ユニット全てを殲滅します。世に言う「フィンマルク島の奇跡」です。
久々に、6人用のマルチシナリオをソロしたので、終わった時はヘロヘロでした。本当なら、他からのトップへの妨害も入るのですが、長引かせたくなかったので、純粋に勝利条件を満たすようにプレイしました。それでも、実質、9時間程度かかり、昔、ビッグゲームをソロしたときの充足感と満足感(加えて疲労感、笑い)がありました。
これで、13ある「魔法帝国の興亡」の全シナリオを制覇となりました(シナリオ番号は14ですが、途中のシナリオ番号が抜けているので、実質は13シナリオ)。何でもかんでも詰め込んだファンタジーマルチで、当時の制作陣が十分に楽しんで作った感(作品愛)が伝わります。キャラの名称(権利)問題があり、そのままの再版は難しいでしょうが、シナリオを現代風に時短デヴェロップすれば、十分にいけると思います。昨今流行の豪華版が見てみたいなぁ~。IEDの編集部のみなさん、いかがですか?!
というわけで、ひとまず「魔法帝国」劇場はお開きに。どうしてもプレイしたいという方は、ちはら会でインストしますよ~(でも、結構なルール量は覚悟して)。








































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