今月のソロプレイ第2弾は、「バルジ大作戦~異世界編~」(Bonsai Games)です。コンポーネントこそ、ファンタジー風になっていますが、実は同名のミニゲームと全く同じシステムです。側を換えることで、ファンタジー好きの初心者を誘いやすくいしたそうですが、昔と違い、コンポも豪華なユーロ系ファンタジーアイテムがあることを考えると、果たして?!元から萌えを受け付けられない昭和人としては、ウォーゲームに求めるのは、ミリタリーだけでも十分かと。
閑話休題。ともあれ、以前にアップした「バルジ大作戦」(Bonsai Games)と同じ作戦でソロプレイをしてみます。唯一の違いは選択ルールで、移動力を一時的に増加する「黒髪の乙女」、戦闘力を上げる「金髪の乙女」、影響をランダムで決める「茶髪の乙女」、ダミーの「パッとん」チットを、帝国軍1枚、連合軍2枚を使用できることです。今回は、帝国軍に「黒髪の乙女」が、連合軍に「金髪の乙女」と「茶髪の乙女」が来ています。
帝国軍は、聖浄塞(マルメディ)とイシュ聖堂(エヒテルナッハ)に攻撃をかけ、ともにDRとします。ただし、イシュ聖堂の部隊は、マップ端のため後退ができず、壊滅となります。また、主力の2個装甲魔獣(装甲軍団)は、中央部を突進します。
ここで、帝国軍は「黒髪の乙女」を使うと、北部戦線の翼端にいる敵部隊を包囲し、これを殲滅します。
これに対し、帝国軍はミューズ側北方で暴れ回り、2個部隊を後退不能にして、除去します。
帝国軍はデジヴ山塞(ジヴェ)を2個装甲魔獣で強襲し、これを奪取します。
最終の第10ターン、もはや帝国の勝利は盤石ですが、連合軍も最後の意地と、翼竜と「金髪の乙女」を投入して、反撃に出ます。石の砦町(ロシュフォール)は取り返したものの、デジヴ山塞(ジヴェ)はEXで敵装甲魔獣と差し違えるのがやっと。結果、15点を獲得した帝国軍の勝利となりました。
ミューズ川北方に圧力をかけるこの作戦は、元のゲームでも初めてでしたが、一度、渡河されると、極めて守りにくいことがわかりました。そのため、戦線に穴(ZOCの読み違い)があり、2個軍団を失ったため、有効な反撃ができず。最後まで、帝国軍の攻勢を許すことになりました。
元ゲームでは、ドイツ軍が圧倒的に不利と思っていましたが、別の手があるかも。とりあえず、「総統」の夢見たアルデンヌ攻勢は成功でした。














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