第3戦は、「魔法帝国の興亡」(エポック)S3「黒い紋章、白い紋章」です。ここで初めて、軍隊が登場し、軍隊対軍隊戦闘や軍隊対キャラ戦闘のルールが導入されます。
対キャラ戦闘は、モンスター戦闘の相手が他のプレイヤーになるもの。軍隊がいると、単独でも支援でも、他のプレイヤーのパーティを攻撃できます。
双方に軍隊がいれば、必ず、対軍隊戦闘になります。こちらは、まず、魔法使いが先制攻撃をし、その後、防御側-攻撃側の順に打撃を与え合えます(攻撃力-防御力以下が出れば1ヒット、2ヒットで壊滅)。対軍隊戦闘では退却はできず、どちらかが全滅するまで闘う、ブラッディな展開になります。
同時に、隠蔽のルールが導入され、単独でいるパーティは隠密行動を取れます。これを発見するには、露見行動(軍隊の指揮を執る等)か、敵による発見が必要になります(通常は1/3の確率、捜索/潜伏能力による修整あり)。
よって、先制攻撃できる魔法使いと戦闘力を増加できる指揮官(指揮能力を持つキャラ)が、非常に重要になります。魔法攻撃は全ての敵軍隊に適用(判定)されるため、魔術師が多ければ、それだけで帰趨を決めることも。また、指揮能力もずべての自分の軍隊に適用(判定)されるため、数が多いほど、効果が上がります。
このシナリオではダンジョンがないため、レベルアップできるのは戦闘に勝利した場合のみ。よって、作戦としては、序盤に親衛隊と部隊を立ち上げ、それで中立領に侵攻。領土を広げ、資金が増えたら、追加の軍隊を補充。軍隊戦闘は数が多い方が圧倒的に有利なので(スタック制限なし)、大陸軍を作って押しつぶしていく手です。対プレイヤー戦なら、ゆとりができたら、第2パーティで別働隊を組織し、攪乱もあり。
今回は、mitsuが下級魔法が使えるマルチヒーロー(青)を、Tommyさんがさらに指揮力と捜索/潜伏力を持つスーパーマルチヒーロー(黄)でスタートします。
まず、セットアップですが、青(mitsu)が大陸北側に配置したのに対し、黄(Tommy)は非常に近い中央に配置します。いきなり、やる気満々です(笑い)。
両陣営は、第3ターンまで蓄財とカード集めに努め、第3ターンに旗揚げを行います。
第4ターンから周辺の中立国を統合し、領土を増やしていきます。と、ここで黄軍(Tommy)が青軍(mitsu)の領土に隣接するエリアに進攻します。いよいよ、開戦は避けられないと判断した青軍は、先手を打って、黄軍に攻撃をかけます。黄色軍は先の中立軍との戦闘で親衛隊のみに減少していたので、ここは青軍の勝利となります。
再建を急ぐ黄軍に対し、青軍は電撃的に敵領土に侵攻。あっという間に、領国数を2倍にします。黄軍ももう一度、立ち向かいますが、いかんせん、多勢に無勢。かつ、青軍に魔術師が複数となったので、魔法攻撃で損耗し、瓦解。ヒーローは、やむなく南部の中立地帯に逃げ込みます。
と、青軍(mitsu)に待望のNPC魔法使いが! 先制攻撃で有利になった青軍(mitsu)は、反乱軍を鎮圧。そのまま、戦力増強すると、西岸ルートで大陸を南下します。上級魔法使い(!)が指揮を執る強力な中立軍もいましたが、数の力でこれを撃破します。
が、すでに戦力差は、圧倒的。青軍(mitsu)は、粛々と軍を進め、ついに黄軍(Tommy)の最後の領土に。最終決戦は、魔法が乱れ飛ぶ派手な戦いになりましたが、数で敵を押し切り、青軍(mitsu)の勝利となりました。
これで、基本ゲームの全ての要素が入ったわけですが、Tommyさんの感想として「よく、できてるね~」とのこと。SLG隆盛期の最後に発表されただけあって、一つ一つのルール自体はシンプルでも「ごった煮気味」なのが気になりましたが、十分にプレイできるとのこと。以前も書きましたが、相当、やりこんだ(デベロップした)故の効果だと思います(身内で、相当に楽しんだ?!)。







コメント