今月のソロプレイ第9弾は、「光秀戦記」(HJ)の3in1のうち、「黒井城撤退戦」です。攻略困難な丹波攻めを進めてきた明智勢が、敵の荻野直正の拠点-黒井城に、付け城を配置し、包囲します。ここで、味方のはずの波多野秀治が離反。敵中に孤立する形になった明智勢が、困難極まる撤退戦を行う設定です。
「山崎決戦」では相対的に各ユニットの戦闘力は明智勢が上回っていましたが、こちらでは地の利をとった丹波勢が優勢で、しかも優速です(明智勢が5移動力で、丹波勢が味方を入れて6移動力)。ただし、ユニット数は同数のため、乱戦になれば敵の総大将を討ち取れる可能もあります(確率は率いですが)。
何度かソロ演習をしましたが、明智勢が場当たり的に対応していると、丹波勢に呑み込まれ、撤退路を遮断され、壊滅状態に。かといって、ガチンコの総攻撃を実施しても、やはり自力に勝る丹波勢に、最後は押され。足止め(犠牲)部隊をばら撒きながら、光秀らを脱出させても、今度は損害が大きすぎてVPで勝てず。
辿り着いた結論は、撤退路の全力確保と足止め部隊を有効に使った主力の撤退です。このため、セットアップで七日市道を守る備えを、最強の斎藤利三と5戦力を含む部隊とします。同時に、黒井川沿いに展開できる味方の丹波勢を可能な限り東寄りに配置します。
敵は西・中央・東の三方向から攻撃をしてきますが、東の七日市道には部隊を集中し、これを確保。西及び中央は消耗した足止め部隊等を配置して、主力の後退を援護させます。後は戦闘でどれだけ被害(壊滅)が出るかによって、VP勝負にできるか?!
敵は西・中央・東の三方向から攻撃をしてきますが、東の七日市道には部隊を集中し、これを確保。西及び中央は消耗した足止め部隊等を配置して、主力の後退を援護させます。後は戦闘でどれだけ被害(壊滅)が出るかによって、VP勝負にできるか?!
第1ターン、丹波勢は予定通り、西・中央・東の三方向から攻撃を行います。ここで、東(七日市)方面の防御射撃が当たりに当たり、2ユニットを後退させます。結果、戦力差-7となった波多野勢1ユニットがAeとなります。ただし、西の村上隊がCAの結果、戦闘に「勝ってしまい」敵中に突出することに。
明智勢は戦術的勝利を得ることよりも今後の撤退戦のため、涙をのんで村上隊を放棄。多勢に無勢でArとなって、壊滅します。が、それ以外の部隊は計画通りの移動を行い、特に東(七日市)方面の戦力を強化します。(なお、写真では明智光秀本隊を2回動かしてしまっているので、第3ターンに修正しています)。
第2ターン、退却を始めた明智勢を、援軍を得た丹波勢が追撃します。防御射撃が2発あたり、敵の集中が削がれ、ほとんどの戦闘はDr止まりに。ただし、強化した東(七日市)方面では6ゾロが出て、イーブンの戦闘で明智勢1ユニットをDeとします。
明智軍は戦線を大きく後退させ、先に退却した部隊を回復して、戦線の維持に必死です。
第5ターン、防御射撃は全て外れ、丹波勢の高戦力差の攻撃が続きます。最高戦力差攻撃が連発し、戦線が半壊してもおかしくなかったのですが、壊滅は2ユニットのみに止まります。が、防御の要だった斎藤利三(6戦力)がCAにより、突出してしまいます。斎藤隊は、不利な戦闘を強いられ、壊滅します。
第7ターン、怒り心頭の丹波勢は容赦ない総攻撃を見舞います。もはや、通常状態の部隊は1ユニットのみにもかかわらず、なんと、侍大将の藤田行政と阿閉貞征が戦術的勝利に。が、これは、単に敵の重囲に突入するだけになってしまいます。













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