今月のソロプレイ第6弾は、WWⅡ戦闘級アイテムの「TANKS+」(CMJ)から東部戦線追加シナリオ26「地獄のバレンタイン」です。1942年のデミヤンスク包囲戦を描く陣地突破作戦です。
参加兵力は、ドイツ軍は4門のFLAK/PAKと10ユニットの歩兵のみ。ただし、重機関銃と装甲効果を持つ掩体壕が使用できます。掩体壕は防御力は強力ですが、射界が限られているため、敵に回り込まれるとやっかいです。また、FLAK1門を除けば、PAK3門は貧弱で、T34/76 相手では正面からの撃破は容易ではありません(2d6で5以下)。攻勢側のソ連軍は、T34/76の10輛に支援された18ユニットの狙撃兵が登場します。
展開としては、ソ連軍が戦車を高速で突進させ、敵の掩体壕の射界外に回り込み、至近距離からの徹甲弾攻撃で、これを撃破することを狙います。壕または塹壕に籠もる歩兵に対しては、狙撃が数を生かした対歩兵戦闘を仕掛けるか、これを無視して浸透し、突破阻止のために壕を出たところで、捕捉する作戦です。
ソ連軍は、この方針に沿って、東側に兵力を集中します。ドイツ軍は、同じく東側に対戦車砲3門を並べ、丘の上の射撃ポイントに長距離攻撃力に優れた88mm対空砲を置きます。
第1ターン、ソ連軍は計画に沿って、全力で移動を開始します。ドイツ軍は防御射撃でタンクデサントのT34を狙い、2発が命中し、1輛を狙撃兵ごと吹き飛ばします。また、バンカーからの重火器の射撃で、狙撃兵1ユニットを撃破します。
ソ連軍は至近距離での前進射撃で、掩体壕1つを破壊します。
第2ターン、ソ連軍は一気に優勢を決めんと、陣地に向けて、車輌/歩兵を突撃させます。が、結果的には、やや無謀でした。至近距離から対戦車砲と歩兵の防御射撃を喰らって、さらに3輛のT34が撃破されます。怒り心頭のソ連軍は前進射撃をしますが、dr修整が祟って、敵の歩兵2ユニットを撃破するのがやっとです。
ドイツ軍は反撃で正確な準備射撃を繰り返し、T34の1輛と狙撃兵2個ユニットを撃破します。この時点でソ連軍の損害は、T34が7輛、狙撃兵が9ユニットに達します。
第4ターン、ソ連軍は残った2輛のT34でバンカーを射撃しますが、隠蔽が効いて、当たらず。さらに悪いことに、2両目の弾薬切れを出してしまいます。やむなく、狙撃兵で白兵戦を仕掛け、対戦車砲ごとバンカー1つを破壊します。残りの歩兵は、必殺の零距離射撃を実施すべく、敵の掩体壕に接近しますが・・・。
第6ターン、さらに勢いに乗るイワンは、爆薬で7つ目の掩体壕を吹き飛ばしますが、ドイツ軍も陣地転換した戦力で逆襲をかけ、狙撃兵2ユニットを抹殺します。この時点で、ソ連軍の歩兵は、勝利条件ギリギリの6ユニットまで減少してしまいます。しかし、あともう1つ、バンカーを破壊しなければ、突破できない状況に。
第7ターン、奇跡を信じ、イワンは手に入れた塹壕を飛び出し、中央の掩体壕に突撃します。が、待ち構えていたドイツ軍の猛烈な防御射撃が、この部隊を襲います。正確無比な射撃と88mm対空砲の榴弾砲が炸裂し、狙撃兵2ユニットが昇天。生き残った1ユニットが8個目のバンカーを吹き飛ばしたのが、せめてもの慰めか。














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