今月のソロプレイ第3弾は、WWⅡ戦闘級アイテムの「TANKS+」(CMJ)から東部戦線追加シナリオ17「クルィームスカヤ駅からの脱出」です。
 ドイツ軍の青作戦の攻勢を受けて、取り残されたソ連軍の第126独立戦車大隊が、撤退ため、逆襲に転じるという設定です。
 この時期にしては珍しくソ連軍の戦車はT26で、ドイツ軍の3号H型がかなり有利です。勝利条件は、ドイツ軍が脱出の拠点となる丘に1両でもいること。よって、ドイツ軍としては、アウトレンジで敵を削りつつ、最終ターンに一斉に丘に突進をして、生き残りをかけます。ソ連軍は、逆に1両でも多くの兵力を丘に埋伏させ、近距離での敵撃破を狙います。
T0
 以前の演習では、ソ連軍の全車両が丘に向かったものの、接近するドイツ軍に側面からの射撃を受け、3両が撃破されたことがあり。ならば、今回は2両を牽制部隊(犠牲部隊)としてドイツ軍と射撃戦をさせ、その援護の下に5両の戦車を丘に向かわせる作戦をとります。セットアップは、これに沿って配置します。
 第1ターン、両軍は計画通り、前進をします。まだ、距離があるため、ドイツ軍は前進射撃を控えます。
T1
 第2ターン、なおも、両軍は前進。命中率が若干、上がったので、ドイツ軍は前進射撃を行いますが、さすがに命中弾はなし。ソ連軍は、味方の援護のため、2両のT26を突進させます。
T2
 第3ターン、前方のT26が無視できなくなったので、ドイツ軍は距離を詰めながら、そちらに前進射撃を行いますが、drに恵まれず、命中はなし。ソ連軍は足を止め、準備射撃を行いますが、こちらも命中せず。この間に、主隊は丘の斜面に取り付きます。
T3S
 第4ターン、敵の牽制部隊に対し、ドイツ軍の2両が発砲し、1台を撃破します。3号戦車1両が前進をして、敵の主隊の側面を狙いましたが、惜しくも外れになります。
T4D
 ソ連軍は、生き残った牽制のT26で援護射撃を行い、その間に主隊が無事に丘の上に到着します。
T4
 第5ターン、ドイツ軍は目障りなT26を撃破。丘に向かって前進させます。
T5D
 第6ターン、丘にいるソ連軍は、ドイツ軍の進行方向に5両を展開し、待ち受ける形に。
T6
 第7ターン以降、ドイツ軍は最後の突進に賭けるべく、部隊を参加させると、3方向からの突撃準備を整えます。
 そして、迎えた最終の第10ターン、ドイツ軍の3両は一斉に丘を駆け上がります。ソ連軍の1両が近距離で防御射撃を行いますが、命中せず。ドイツ軍は前進射撃を行うものの、建物内に陣取った敵を十分に照準できず、外れとなります。
T10D
 続くソ連軍ターン、敵の殲滅を狙い、ソ連軍が近距離からの準備射撃を行います。ここで一発が外れ、残り3発で敵3両を撃破しなければならない展開に。
T10S
 側面を向ける3号に対し、2両が見事に命中させ、一撃で撃破!残りは距離3へクスの1両のみ。乾坤一擲の最後の射撃は命中!あとは、20%の確率で撃破できるはずでしたが・・・無情にもT26の45mm砲弾は、3号H型の正面装甲を貫通できず。この瞬間、ドイツ軍の勝利が確定しました。
終了時