今月のソロプレイ第4弾は、WWⅡ戦闘級アイテムの「TANKS+」(CMJ)から東部戦線追加シナリオ9「ドニエプル空挺作戦」です。その名の通り、ブクリン橋頭堡からの突進を狙ったカネフ近郊でのソ連軍の空挺作戦がモチーフです。
 両軍に戦車と歩兵が登場するのですが、シチュエーションが一風変わっていまして。マップ東からソ連軍の空挺部隊が登場し、丘の上の建物占領を目指します。一方でマップ西からT34が大量に投入され、空挺部隊との合流を目指します。
 ドイツ軍は、敵の半数の歩兵3ユニットで建物を防御しながら、主力の装甲兵力は中央から東側付近で敵のAFVの撃破を狙います。遠距離からの射撃で敵を漸減するため、Ⅲ号突撃砲は距離を取って最も東寄りに配置します。また、正面からの戦車戦では分が悪い3号戦車は、当初は丘の上に移動させ待機。状況によって、ソ連軍歩兵かT34隊に振り分けます。
T0
 第1ターン、ソ連軍は数を頼りにT34を突進させます(空挺部隊はこのターンは防御射撃以外できず)。ドイツ軍も想定通り、Ⅲ号突撃砲の射撃を開始。距離があったにも関わらず、2発を命中させ、1輛を撃破、もう1輛を移動不能(ほぼ無力化)にしてしまいます。
T1
 第2ターン、十分な数を持つソ連軍はなおも突進します。一方、空挺部隊は建物への侵入準備でスタックを組みます。
 ドイツ軍は、Ⅲ号突撃砲が再び、火を噴き、3発全てを命中させます。1発は跳弾となったものの、またも1輛を撃破、もう1輛を移動不能に。丘の上でも歩兵と3号戦車が攻撃を開始しますが、こちらは戦果なし。
T2D
 第3ターン、ソ連軍は有効射程に入るため、さらに前へ。前進射撃をしますが、dr修整がきつく当たらず。距離が詰まったドイツ軍はまたも全弾を命中させますが・・・ああ、全てがT34の傾斜装甲に弾かれ、戦果なし。一方、丘の建物では歩兵同士の壮絶な近接戦闘になります。侵入してきたイワンに対し、待ち構えていたドイツ軍歩兵が発砲し、3ユニットを撃破します。ソ連軍は前進射撃でdr7以下でしたが、全て外れ。
T3D T34の傾斜装甲が・・・
T3S 猛烈な防御射撃!
 第4ターン、ソ連軍は停止し、一斉射撃を実施します。突撃砲の小型修整があったものの数の力で次々と命中弾を出し、2輛を撃破してしまいます。また、半減した空挺部隊も得意の白兵戦で敵を圧倒し、歩兵2ユニットを撃破します。
T4S 数の暴力!
 一気に劣勢になったドイツ軍でしたが、粘り強い反撃を実施し、T34の2輛と歩兵1ユニットを撃破しましたが・・・。
T4D ドイツ軍の粘り
 第5ターン、再び、ソ連軍の猛火がドイツ軍を襲い、最後の突撃砲を撃破。また、歩兵も殲滅します。残りの3号戦車を撃破すべく、T34が突進を再開します。ここで全滅してもおかしくなったのですが、奇跡的に前進射撃が跳弾となります。
T5S
 第6ターン、T34は至近距離から3号戦車1輛を撃破し、ドイツ軍は壊滅状態に。生き残った3号戦車が、傍若無人に突進してくる敵戦車に防御射撃を行うもの、移動不能にするのがやっと。
T6S もはや2輛まですり減らされたドイツ軍を蹂躙
 第7ターン、最後の3号戦車が撃破され、ソ連軍の勝利が確定しました。
T7S ドイツ軍を殲滅、かつ合流に成功
 当初はドイツ軍の射撃技術が勝り、計画通り、T34と空挺兵を漸減することに成功しましたが、中距離になった第3ターンの射撃が悉く跳弾となったのが響きました。あれで、もう1-2輛を撃破できていれば、可能性はあったのですが・・・。短時間ですし、事前計画に沿って出たとこ勝負の射撃戦を楽しむシナリオと思えば、ノービスにはいいかも。