午後になって、バーネットさんからオファーのあった「ターニング・ザ・テーブルズ」(CMJ)を対戦しました。陣営は、ソ連軍(mitsu)対枢軸軍(バーネット)です。
 第1ターンの第1インパルス、ソ連軍はハリコフ正面から南部、バラクレイア橋頭堡、西部の6カ所で攻撃に出ます。ハリコフ正面の力押しと南部のハンガリー師団への攻撃は成功し、2ユニットを壊滅させます。が、その他の高比率攻撃はドイツ軍の戦術チットに阻まれ、1ステップの損害(または無損害)を与えるに止まります。
T1S1
 ドイツ軍は、ハリコフ前面に突出した戦車旅団を、装甲師団を投入して殲滅します。
T1D1
T1A1終了時
 第2インパルス、ソ連軍のC3Iダイスは振るわず、攻撃は5カ所のみ。中央で包囲下にあったルーマニア師団を、オーバーキルで殲滅し、戦術能力の低い保安師団に2ステップの損害を与えます。また、バラクレイア橋頭堡の歩兵連隊を最高比率で除去します。が、ハリコフ南部の歩兵連隊は戦術チット効果で損害が激減し(損害-2!)、無傷で生き延びます。ハリコフ正面北の5:1攻撃も、無傷の退却となり、ソ連軍のみがヒットを受けることに。それでも、VPは7点に達します。
T1S2
 第3インパルス、ソ連軍は計画通り、バラクレイア橋頭堡の圧殺にかかりましたが、ドイツ軍の戦術チットが冴えまくり(騎士十字章+パックフロント!)、最高比率のはずが軒並み、5:1や4:1に低下し、ZOC浸透退却で撃滅できず。
T1S3
 ドイツ軍は、装甲2個師団弱をバラクレイア橋頭堡に投入し、包囲下の部隊に連絡線をつなげるとともに、反撃でこの地区を死守します。本来は10点近く取れるはずのソ連軍VPは、3点に低迷します。
T1終了時
 第2ターンの第1インパルス以降、ソ連軍はイニシアチブを取り戻そうと、敵装甲師団のいないハリコフ前面と西部で猛攻を加えます。3カ所で10:1攻撃をしかけ、突破口は開きましたが、敵戦力の撃滅にはほど遠く。枢軸軍は戦略移動で西部に部隊を回し、戦線の崩壊を防ぎます。
T2S1
 第2インパルス、今度はドイツ軍が南部で反撃に転じます。まだ、チットは十分ではないとは言え、戦術値6の威力は凄まじく、狙撃兵師団が打撃を受けて後退します。
T2D1  南部で反撃開始
 これを防ぐにはスタック防御しかないと、ソ連軍は、第3インパルスに早くも防衛体制に移行し、南部では2-3枚スタックを形勢します。
T2終了時
 第3ターン、中央部で一部のソ連軍は攻勢を続けるものの、ほぼ戦線は膠着します。
T3S1
 ドイツ軍は、積極的な反撃に転じ、南部で兵力を集中した攻撃をかけますが、さすがに3枚スタックは厚く、効果は思わしくありません。
T3終了時
 ならば、敵兵力の少ない部分でと、装甲師団を戦略移動で北西部に移動させ、周辺の歩兵師団を集めて、ソ連軍の戦線に穴を開けます。
 が、これは、ソ連軍の想定内でした。付近に終結していた戦車/機械化軍団を投入し、突出した敵の装甲師団と歩兵師団を包囲します。補給路の連結部に当たる第354歩兵師団を包囲攻撃し、0/3の損害を与えます。退却すれば、装甲師団が補給切れになるため、ステップロスで耐えるしかなく。
 第4ターン、これを解放するため、ドイツ軍はさらに外側から包囲攻撃をかけますが、装甲師団を有効に使えないため、消耗戦の様相となります。ソ連軍はここで、包囲下の第16装甲師団に、乾坤一擲の5:1攻撃をかけます。チットとdrによっては、装甲師団を半壊または撃滅できたのですが・・・ああ、ドイツ軍の戦術チットが、騎士十字章+パックフロント+電撃戦という、尋常でない引きに!結果、5:1の攻撃がなんと1:2まで低下し、攻撃は完全に頓挫します。
T4S2
  勢いを得たドイツ軍は、内外からの包囲攻撃で戦車/機械化軍団に痛打を与え、ついに装甲師団を解放します。
 と、ここで、例会終了時間となり、時間切れ(枢軸軍有利)で終わりました。もう少しソ連軍は粘れるでしょうが、よほどのdrやチットに恵まれない限り、勝利はほぼなく、後半のどこかで、枢軸軍が寄り切る可能性が高いです。史実ではソ連軍が大敗北を喫していることを考えると、それでも健闘でしょうが・・・。
終了時
 それにしても、このシステムは盛り上がる!特に枢軸軍の戦術的チットの優秀性が凄まじく、包囲した5:1攻撃のはずが、1:2で撃退されるなど、まさに小林原文の劇画並みの展開でした。いつか、じっくり時間を取って、勝負が付くまでプレイしたいものです。