この日の緒戦は、再販なったばかりの「志士の時代」(CMJ)です。カードプレイを主体にした佐幕派と倒幕派の駆け引きのマルチです。ただし、プレイヤーはどちらかの陣営の固定でなく、両派の主要人物カードを戦略を考えながら競り落とし、歴史上で影響力を発揮することを目指します。主要人物カードのビットには、史実を元にしたボーナスが付くので、ある陣営は長州藩中心だったり、ある陣営は幕府だったりします。が、競り状況によっては両派の人物が揃う(揃えるざるをえない)こともありえます。
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 ターン数は4で、最終ターンには戊辰戦争が勃発する可能性があります。スタートは京都決戦(鳥羽伏見の戦い)ですが、それ以後はシステムが変わり、カードで軍隊を動かし、敵の拠点を攻めてVPを獲得します。
 今回は、mitsu・morita・龍安寺・バーネットの4人プレイです。自分とmoritaさんは昔に一度だけプレイしたことはありますが、ほぼ初プレイ状態です。
 第1ターン、スタートのmoritaさんから主要人物カードを競っていきます。moritaさんは島津斉彬や西郷隆盛など薩摩藩を中心にビットし、井伊直弼で「安政の大獄」を実行します。バーネットさんは、慶喜や近藤勇(新撰組)など佐幕派をかき集め、公武合体やトップに踊り出します。mitsuは島津久光や和宮、山内容堂などの公武合体派でこれを追いかけます。龍安寺さんは毛利敬親や高杉晋作など長州藩閥を集めますが、時代マーカーのコントロールがうまくいかず、出遅れます。
エポック1
 この傾向は、第3ターンまで続き、バーネット18点、mitsu13点、morita13点、龍安寺6点となり、最終ターンを迎えます。
 第4ターン、先手を打って京都に幕府軍と会津軍を集結したバーネットさんが「ええじゃないか」で戊辰戦争を起こします。戦闘技能はほぼ互角でしたが、兵力の差が物をいい、長州藩は敗退し、京都を佐幕派が保持します。倒幕派の分が悪いと判断したmitsuは、土佐藩を中立から佐幕派に変えます。
エポック4 戊辰戦争勃発
 が、これは、一手、早すぎました。幕府軍は薩摩攻撃ができるようになりましたが、薩摩藩は先手を打って土佐を制圧。結果、mitsuは何ら戊辰戦争に貢献(有効なVP獲得)ができないことに。
 その後は、バーネット幕府軍と龍安寺長州軍、morita薩摩軍が激突しましたが、幕府軍が兵力差を生かして、両者を圧倒。倒幕派を薩摩に押し込んだところで、ゲームエンドに。中盤からイニシアチブを握り続けたバーネットさんの勝利となりました。 
長州藩と土佐藩、制圧