今月のソロプレイ第13弾は、WWⅡ戦闘級アイテムの「TANKS+」(CMJ)から地中海戦線シナリオAS15「ハスキー作戦」です。シチリア島に上陸したアメリカ軍が、第1降下装甲師団「ヘルマン・ゲーリング」と激突するものです。
 登場兵力は、アメリカ軍がM4A1が5輛に、駆逐戦車M10が4輛です。迎え撃つドイツ軍は、Ⅲ号戦車4輛に、Ⅲ号突撃砲4輛とほぼ互角です。最も命中率と破壊力があるのがM10で、命中しにくいのが+1修整の付くⅢ号突撃砲です。
 勝利条件は、第8ターン終了時に相手よりも多くの車輌が生き残っていること(射撃・移動不能を除く)。
T0
 よって、展開としては、両軍が長距離で撃ち合い、不利になった側が挽回のために突撃をする形になるかと思います。
 第1ターン、先攻のアメリカ軍がM4A1による長距離砲撃を実施します。命中率は20%以下でしたが、装甲の薄いⅢ号戦車に1発を命中させます。が、距離があったことから、跳弾となります。最優秀砲撃力のM10は防御力の弱さを補うため、森林に。
T1A
 ドイツ軍も、一斉に反撃します。埋伏していたⅢ号突撃砲が火を噴き、長距離にもかかわらず、3発を命中させます。うち2発がM4A1の履帯を打ち砕き、健全な戦車数で8対7と逆転します。
T1D
 第2ターン、これでは勝てないと奮起したアメリカ軍は、丘の上のⅢ号戦車に、M4A1の集中射撃を実行します。これが3発の命中となり、1発は敵の薄い装甲を破って、撃破します。また、前進中のM10が森林の端に辿り着き、射撃を開始します。
T2A
 このままだと狙い撃ちされると判断したドイツ軍は、Ⅲ号戦車を一端、視界外に後退させます。かわりに、Ⅲ号突撃砲が射撃を行いますが、これは当たらず。 
T2D
 第3ターン、9輛のアメリカ軍戦車と4輛のⅢ号突撃砲の激しい撃ち合いになります。アメリカ軍は3発の主砲弾を命中させますが、Ⅲ突の堅い装甲に弾かれます。Ⅲ突も必死に撃ち返しますが、当たらず。
T3A
 第4ターン、アメリカ軍の総攻撃が隠蔽中のⅢ突を襲い、一気に2輛を撃破します。これで、車輌数は5対7とドイツ軍劣勢に。
T4A
 事態はかなり厳しかったのですが、ここでⅢ突の1輛が奇跡を起こします。ピンゾロで2発の砲弾を撃ち込むと、いずれもM4の装甲を貫き、たった1輛で敵2輛を撃破していしまいます。再び、AFV数は5対5のイーブンに。
T4D!
 第5ターン、怒り心頭のアメリカ軍は、この1輛に射撃を集中し、撃破します。同時に高い命中率を誇るM10が最後のⅢ突を昇天させます。
T5A
 このままでは、アメリカ軍の勝利に。ドイツ軍は不利を承知で、待機していたⅢ号戦車に突撃命令を出します。近距離まで行ければ、ドイツ軍が有利なはず・・・。
T5D
 第6ターン、姿を現した敵戦車に対して、アメリカ軍は一斉射撃を放ちます。長距離といえど、7輛の射撃は強力で、Ⅲ号戦車1輛が破壊されます。ドイツ軍はさらに前進し、行進間射撃を行いますが、修整値がきつく、当たらず。
T6A
 第7ターン、中距離まで近づいた敵に、ヤンキーの容赦ない砲弾が突き刺さり、Ⅲ号戦車は全滅。この瞬間、アメリカ軍の勝利となりました。
T7A
 ドイツ軍も、Ⅲ突が獅子奮迅の働きで健闘したのですが、能力の差を超えることはできず。この後、連合軍はパレルモへの競争を加速させたことでしょう。
終了時