今月のソロプレイ第1弾は、マイブームの幕末維新アイテムから「箱館湾海戦」(WGJ)です。「箱館戦争」(WGJ)に同梱された海戦アイテムで、基本はチットドリブンです。両軍の移動、左舷砲撃、右舷砲撃、回復チットをランダムに引き、それぞれ、実行します。
移動は移動力分だけ、前進できますが、最大でも2なので、予測はしやすくなっています。旋回は1へクス移動する度に60度回頭ができ、移動しなければ120度まで可能です。ただし、回天や春日といった外輪船は小回りが利かないので、移動後に60度のみの旋回となっています。
戦闘は砲撃力分のdrをして、ゾロ目あるいは揃い目の分だけ、ヒットするのは、元の「箱館戦争」と同じです。だたし、両軍の主力艦は装甲があり、その分がヒット値から引かれるので、損害を与えることは容易ではありません。代わりにdrを合計し、それが目標の防御力を越えると、混乱になります。混乱状態の船がさらに混乱すると1損害となるので、回復チットのタイミングを見て、有効な砲撃を行うことが重要です。
このゲームでは、主導権の規定があります。主導権を取った側は、1-3までの指定数のチットをターン始めに獲得し、任意のタイミングで使用できます。敵のチット引くこともありますが、いわゆる「動きを読んだ対応」ができ、有利な攻撃を(あるいは不利な状況からの離脱を)しやすくなっています。
まずは、シナリオ1「阿波沖海戦」です。これは、鳥羽伏見の戦いの時期に、大阪湾から離脱を図る新政府軍の春日を、幕府軍の最強艦開陽が迎撃するものです。砲力や防御力は開陽が圧倒的していますが、春日には主導権2(チット2枚を任意で使用できる)があります。
第1ターン、両軍は砲撃距離(6へクス以内)に入るため、接近をします。
第2ターン、主導権で幕府軍の回復チットを引いた新政府軍は、すぐにこれを使用して無駄にさせます。これによって、新政府軍が砲戦で有効打を連続して、開陽に損害を与える確率が高くなります。続いてランダムチットは、幕府軍の移動となり、お互いの砲撃距離に入ります。新政府軍は回復チットを適切なタイミングで引けるよう、ここで先に敵に撃たせますが、幸いにして効果なしに。続いて、新政府軍の砲撃となり、混乱状態にできるチャンスでしたが、こちらも当たらず。
第4ターン、幕府軍の回復チットが無駄になった直後に、新政府軍が砲撃するも、やはり当たらず。と、同様に新政府軍の回復チットが無駄になった直後に、今度は幕府軍が砲撃。これが春日を夾叉し、混乱状態にします。
結果、3損害で春日を中破させた幕府軍の勝利となりました。主導権は、砲戦力の壁を越えられず。







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