続いてmoritaさん持ち込みの「決戦天王寺」(Bonsai Games)を対戦しました。その名の通り、大坂夏の陣の最後の戦いを描いた合戦級ですが、部隊ごとにチットによる活性化をします。ただし、ランダム引きでなく、事前に選んだ部隊を交互に活性化していくシステムです。チット選択も勝っている側から行うため、ここにも駆け引きが生まれます。
戦闘は原則1対1のメイアタック。1d6して攻撃力を足し、敵の防御力以上ならヒットになります。この時、他の敵に接触していない味方がいると、+1修整がつきます。ヒットが出たら、後退かステップロスかを選びますが、後退が士気低下が2なのに対し、ステップロスは1低下なので、可能な限り、ステップロスで耐えたいところです。
混乱状態のユニットは、2d6で防御力値以下を出せば、回復できます。また、東軍は人の再編成フェイズがあり、除去されたユニットも混乱状態で復活できます。
勝利条件は敵のモラル崩壊か、盤外突破で家康の首を取ること。展開は、史実どおり、西軍が正面部隊に突撃をかけ、ユニットを討ち取って敵のモラルを下げます。敵が混乱したところで、機を見て盤外突破を狙うという流れになります。
今回の陣営は、豊臣方(mitsu)対徳川方(morita)です。
第1ターン、イベントは「毛利勢の奮闘」。毛利勝永が行動終了時に隣接する敵ユニットは、全て混乱状態になる西軍イベントです。
早速、これを生かして西軍はまず、毛利勢が突撃し、通常攻撃と合わせて正面の真田信吉と本多忠朝隊を混乱させます。ここに、真田信繁隊が突入し、本多忠朝を討ち取ります。これで、東軍のモラル値が8となります。
第2ターン、東軍は井伊隊と中央の予備を投入して、豊臣方の進路を塞ぎます。
これに対し、豊臣方は敵が動ききったところで、攻撃を開始。高い戦闘修整を発揮して次々にヒットを与えます。徳川方はやむなく後退したことで、モラルがガタ落ちになります。
これに対し、豊臣方は敵が動ききったところで、攻撃を開始。高い戦闘修整を発揮して次々にヒットを与えます。徳川方はやむなく後退したことで、モラルがガタ落ちになります。
ミニゲーム風にしてはルールが多い印象ですが、やってみるとそれぞれが有機的に機能していて、考えどころ満載です。特に損害選択については、引くか引かぬか、悩みが多く、よし!デザイナーは国外(中国)の方だそうですが、実によく大坂夏の陣の雰囲気を醸し出しています。自分もユニットを切って、次の対戦に備えたいと思います。






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