8月後半の日曜日に、BIBIさんをお誘いして、ミニマム例会を行いました。この日の緒戦は、オークションで手に入れた「Dr.MICRO」(バンダイ)です。詳しくは、前記事をご覧ください。
DSC02853
 まず、ストーリーダイジェストで演習した後、早速、シナリオ2「心臓から肺へ」をプレイします。「政治的重要人物B氏の治療のため、静脈注射により、B氏の体内に侵入、静脈内の細菌カプセルの摘出手術を行うことを命ずる。全員、ミクロ・サブマリンに搭乗開始。300万分の1にミクロ化せよ」
 スタート直後、ミクロ・サブマリンのサーチライトが故障。一度目は失敗したものの、パイロットが修理に成功し、事なきを得ます。と、目の前を細菌カプセルが!驚いたナースは慌てて窓に頭をぶつけ、-5HPとなります。
 そのまま、細菌カプセルは流れに乗って心臓へ。サブマリンはパイロットの操縦で必死について行きます。が、急ぐあまり、激流の右心房に突入し、全員が倍ダイス(2-64!)で負傷します。ここで、ナースが最悪の64ダメージ!残りのHPは30ほどに低下します。それでもなんとか、ドクターが緊急の手助けで心臓内で体制を立て直します。
DSC02842
DSC02841
 その間に、細菌カプセルは右心室へ。一度は心臓の壁にぶつかるトラブルはありましたが、三尖弁を通過し、カプセルを追って肺動脈へ。
 カプセルはさらに毛細血管に入り込みますが、ここでサブマリンは白血球の攻撃を受けます。キャプテンはレーザーメスによる反撃を実施。不利なオッズで、1体はドクターが奇跡の腕を見せ、これを撃退します。が、2体目に取り込まれてしまいます。
DSC02843
DSC02841
 ここで、キャプテンが脱出を試みましたが、三度の機会にいずれも失敗。時間切れで患者は死亡し、ゲーム・エンドになりました。
 う~む、もう一息、二息だったのですが、こんな展開が多いです。このあたりの難しさが、やる気を刺激するバランスになっていますね~。
 気を取り直して、シナリオ3「リンパ管から大脳へ」です。「政治的重要人物D氏の治療のため、リンパ管より、D氏の体内に侵入、リンパ管の細菌カプセルの摘出手術を行うことを命ずる。全員、ミクロ・サブマリンに搭乗開始。」
DSC02846
 頸部リンパ管に進入したDr.MICROチームは、ブラウン運動に悩まされながらも、早々にリンパ球の漂う中、細菌カプセルを発見します。ドクターがレーザーメスで動きを牽制しながら、接近。一度は失敗するものの、二度目はパイロットがマジック・ハンドでの捕獲に成功します。
 こんなに簡単?!と思いきや、すぐに司令官から連絡が入ります。「新たな情報によると、細菌カプセルは1つではなく2つ体内に存在する。もう1つは内耳内にある。」
 やっぱりなと思いながら、ミクロ・サブマリンは体内を内耳へ向かいます。リンパ管内は、髄索の繊維が絡まっていましたが、慎重な操縦でこれをクリアします。 
DSC02848
 途中でトランシーバーが壊れたものの、すぐに修理。さらに進むと、内耳内でもう一つの細菌カプセルを発見します。しかし、マジック・ハンドはもう一つのカプセルで埋まっているので、チームは艇外活動でこのカプセルをロープで船体にくくりつけることになります。
 全員が装備をして、艇外に出ると・・・白血球サイボーグというアメーバー状の怪物(こんなもの、誰が体内に入れたんだぁ!)が襲いかかってきます。チームは全員でレーザー銃で応戦しますが、なぜか、キャプテンは加わらず。dr10:dr6という不利なオッズながら、ナースを始め3人は果敢に闘い、ダメージを受けながらも敵に3打撃を与えて撃退することに成功します。
DSC02850
 ほっとした瞬間、今度はキャプテンが3人に襲いかかってきます。そう、キャプテンこそが敵のスパイだったのです。レーザー銃を乱射しながら接近する元キャプテンに対し、ナースが雄叫びを上げながら迎撃し、一発で元キャップを撃ち抜き、勝利します。
 命からがら、カプセルの回収に成功した3人は艇に戻ろうとしますが、ハッチが故障で開きません。「そこをどいて!」艇外活動に長けたナースは銃を構えると、一発でハッチを破壊し、無事に艇内へ。う~む、もっとも若いとはいえ、ナースが大活躍です。
 途中、立ち会っている医師がくしゃみをしそうになりましたが(なると、内耳内は大嵐)、必死に堪えている間にサブマリンは、脱出コースの涙腺に辿り着きます。ここはコースが複雑に分かれていて、1/3の確率で脱出できます。新たなキャップになったナースは、一番、奥のコースを選びましたが・・・惜しくも脱出失敗。迷路に入り込んで、タイミリミットを越えてしまい患者Dは死亡し、ゲーム・セットになりました。
DSC02851
 ああ、惜しかった!ナースの大車輪の活躍で、脱出直前まで辿り着きましたが、運なく敗退でした。
 これで、ソロプレイのシナリオ1を含めて、全シナリオをプレイしましたが、一発で成功したケースはなく、バランスはほどほどでした(むしろきつめか?)。次回の例会か遠征に持ち込みますので、ぜひ、みなさんで「全く新しいタイプ(当時)」のDr.MICROを味わってみませんか?