続いて、シナリオ1「頸動脈から大脳へ」です。「政治的重要人物A氏(!ちょっとタイムリーすぎ?!)の治療のため、頸動脈注射により、A氏の体内に侵入、大脳内に停止する細菌カプセルの摘出手術を行うことを命ずる。全員、ミクロ・サブマリンに搭乗開始。300万分の1にミクロ化せよ」
  今回は、遅刻はないものの、いきなり衝撃の事実が告げられます。「当局からの情報によると、君たちの中にスパイが1名潜入しているそうである。しかし、タイムリミットのため、メンバーの変更は不可能である。諸君の健闘を期待する」
 !!いきなり、テロリストのスパイがいるって!そんな状態で、救助活動なんかできないでしょう!絶対、セカンドチームに替えた方がいいって!(笑い)まあ、お約束なので、強引にこの設定で進めますが・・・。
  第1戦は、まずは注射器内のブラウン運動を乗り切り、体内への侵入に成功します。直後に頸動脈の急流に巻き込まれ、パイロットが必死の操作をするも失敗。激しい振動で全員が、多少の負傷を負います。
 が、二度目のチャレンジでは、見事にパイロットが成功し、大脳に向かって前進します。ここで、美しい血小板や赤血球に見とれていたドクターが、転んで軽い怪我に(って、一番、見慣れている職業のはずでは?!)。
 と、ここでミクロ・サブマリンを敵と認識した白血球が、攻撃を仕掛けてきます。体当たりでサブマリンが揺さぶられ、ぱっくりと呑み込まれてしまいます。最も衝撃を受けたドクターが体力73に、パイロットが75に低下します。
 が、白血球の特性を知っているドクターとナースのいずれかが、GMとのdr戦を3回行い、一度でも勝てば脱出できます。7/8の確率で成功するはずでしたが・・・ああ、ドクターがまさかの3連敗。何と、ゲームセットに!
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 半分も進まないうちに、ゲームエンドになったので、速攻で第2戦に。今回もなんとか頸動脈に乗って移動中、白血球の攻撃を受けます。損傷drは低く、今度はナースが脱出ロールをしますが・・・ああ、1/8で失敗!第1戦から考えると、1/64の確率!どんだけ、運がないんだぁ~。
 「勝つまで、やるぞ!ちはら会!!」を合い言葉に、第3戦に。ブラウン運動を乗り切るまでは同じでしたが、なんと頸動脈流でパイロットがドツボにはまり、全く抜け出せない状態に。途中でさらに不運が襲い、2回ほど血管内の壁に激突(おいおい!)。結局、7回目のdrで脱出成功。1/2の7乗という途方もないヘタレは、本当に選ばれたパイロットか?! この影響で、全員が体力50を切り、ナースに至っては32まで低下します。
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 その後、お約束の白血球攻撃が!さすがに成功だろうと、高をくくっていたら、ドクターが2連敗!おお、このまま、ジ・エンドかと思われましたが、最後の3回目でギリギリクリアしました。ソロ演習なので、制限時間は使用していませんが、本来ならこの時点でタイムアウトでしょう。
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 ここで、毛細血管に退避したDr.MICROチームは、救急キットを使用して、回復を図ります。結果、キャプテンとナースが半数を取り戻し、パイロットはdrに恵まれ、完全回復に。ただし、ドクターだけは75のままです。
 いよいよ、頸動脈流に戻って、大脳に接近しますが、ここでコントロール・パネルが故障。大勢に影響はありませんが、万が一、艇外活動を行う場合、キャラが戻ってこれないことに。ここはキャプテン自らが修理を行い、2回目に成功させます。
 乗り切ったと思いきや、今度は静脈流に巻き込まれます。担当は散々に失敗しているパイロットでしたが、ここは意地で操縦に成功します。
 いよいよ、大脳に到着します。パイロットは組織を傷つけないよう、慎重に艇を操作し、ついに細菌カプセルを発見します。が、血管内に血腫が出来、そこにカプセルが取り込まれています。ドクターが艇のレーザーメスを使用して、一発で血腫を除去し、カプセルを無事に回収します。
 ここで、スパイが正体を現します。まさかのナース!密かに武器庫からレーザー銃を取り出すと、マジック・ハンドの操作器を破壊します(カプセルは回収済みなのに、今さら?!)。これを予測していたキャプテンは、武器庫に駆け込むとレーザー銃を取って、迷わず、ナースに発砲!一発目は外れますが、二発目を決めて、スパイを射殺します。他のキャラは奇跡的に無傷でした。
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 元の頸静脈に辿り着いたミクロ・サブマリンは、無事に注射器によって採血され、任務成功となりました。ちゃんちゃん!
 このゲームは、dr運がない人が(あるいはないときは)プレイしない方がいいことがわかりました。まあ、普通にやれば、ギリギリ、クリアできるとは思います。自分がマスターをしますので、ぜひ、5人でプレイしてみたいものです。