この日、最後にプレイしたのが「モスクワ電撃戦2」(Bonsai Games)です。2と言いながら、元の「モスクワ電撃戦」(CMJ)とは別のゲームでして。規模やシークエンスは似ているものの、通常の戦闘ルールだったり(以前は同一へクス内戦闘)、カードを使用した兵站のプランニングだったり、とよい意味で選択肢が増えています。枢軸軍(mitsu)対ソ連軍(ybs)です。
 第1ターン、北方では力押しの攻撃で戦線を食い破り、装甲軍集団が背後に展開、ほとんどのユニットを補給切れで除去します。南方もルーマニア化の攻撃が成功し、包囲により前線部隊を排除します。
 ソ連軍は増援でレニングラードを強化すると、なけなしのユニットで前線を構築します
T1
 第2ターン、枢軸軍はスモレンスクを攻略し、1個装甲軍集団でツーラを攻めますが、これは失敗。南部では、キエフを陥落させます。
 ソ連軍は、鉄道輸送でセヴァストポリを強化すると、カリーニン-ロストフに増援を集中し、防衛線を引きます。
T2
 第3ターン、泥濘の中、ドイツ軍は意表を突いて、北方のカリーニンを攻撃し、これを占拠します。また、南方ではハリコフを攻め、歩兵と共同でこれを奪取します。
T3D
 第4ターン、強力な援軍を得たソ連軍は、カリーニンとハリコフで反攻に出ますが、drに恵まれず、奪還ならず。
T4S 反撃も・・・
 第5ターン、ドイツ軍は今度は機動力を発揮して中央のツーラに攻撃をかけ、ここを陥落させます。諦めないソ連軍は、降雪の中の反攻で、カリーニンとハリコフを奪還します。
T5D
 最終の第6ターン、枢軸軍はツーラ方面で牽制攻撃を仕掛け、これを成功させ、敵マップ端に向けて前進します。これにより、ツーラの奪還は極めて困難に。また、隙を突いてモスクワ強襲を行い、これを成功させます。
 この時点のVPは12点。モスクワを奪還し、敵装甲軍集団を消耗させるか、モスクワとハリコフを奪還できれば、ソ連軍の勝利です。部隊をかけ集めると、両都市に向かって反攻を開始しましたが・・・双方とも1:1の攻撃は、失敗。この瞬間、枢軸軍の勝利が決定しました。
T6
 軍/軍団規模のバルバロッサ作戦に絞り込んだことで、展開はシンプルでカードやdrによって、逆転また逆転の展開になり得る良作ですね~。バランス的には、ややソ連軍が有利なようです。