作戦級の鬼-Das Reichさんとは、かつてCMJ再販のリプレイを対戦したこともあり、お会いするたびに「バルジを持ってきてますよ」と勧誘されます。が、このヘロヘロの状態では、心が折れること間違いないので「現在、バルジは医者に止められています」と返答しています(嘘、笑い)。
 かわりに「マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942」(Bonsai Games)のお声かけをいただいたので、インストプレイをすることに。陣営は、枢軸軍(Das Reich)対連合軍(mitsu)です。
 序盤から枢軸軍は、X艦隊(輸送船団)に攻撃を集中します。潜水艦攻撃でCLAAを撃沈。が、なぜか、「戦士の休息」や「対潜警戒」を引くことが多く、それ以外の損害はなし。
T4 空襲を寄せ付けず
 中盤から激しい空襲が始まりますが、こちらも「対空警戒」と対空drが冴えまくり、輸送船1隻が撃沈されたのみに。ここまではほぼ、連合軍の圧勝状態です。
T7 シシリーの悪魔も撃退
 夜間ターン、魔の狹水域を迎え、連合軍の防御射撃はわずかに3ヒットのみ。まずい!20隻の魚雷艇攻撃を受ける羽目に。「みんな、沈めればいいんですね」と笑みを浮かべながらdrをするDas Reichさんでしたが、期待値の7に届かず、わずかに4隻の撃沈のみ。作戦級の鬼は、やっぱりdrで勝てないのは本当のよう。
T8 狹水域を抜け
 ほぼ勝利を確信した最終第9ターン、それは起こりました。「イタリア巡洋艦隊」の出撃!が、タラント沖合で網を張っていた「第10潜水艦隊」が敵の重巡1隻を捕捉し、これを損傷させます。これにより接触判定は-1修正を受け、6しか成功しないはずでしたが・・・ああ、Das Reichさんがまさかの6(失礼!)。しかも、9ラウンドという長期戦に。
T9  巡洋艦隊に捕捉さる
 DDは同数ですが、巡洋艦数では不利な連合軍は、船団エリアまで下がり、必殺の魚雷を放ちます。が、わずかに重巡1隻を沈めたのみ。対するイタリア海軍は圧倒的な火力で船団を攻撃し、次々と輸送船を沈めていきます。最終ラウンドが終わった時点で、生き残った輸送船はオハイオを含む、2隻のみに。
T9 船団の壊滅
 結果、連合軍は輸送船団を守り切れず、艦隊保存には成功したものの、引き分けとなりました。圧勝だったはずなのに、これほどの展開になったのは久しぶりです。本来、イタリア水上艦艇は出撃すると、VP的に不利になりがちですが、これがあるから止められないですよね~。
 ともあれ、これで再販後、6戦ができたので、10番勝負を目指して、あと4戦、行きたいです。
  なお、SLG界の軍神こと鹿内さんも、繰り返しプレイしてくださっているようで、以下のようなメールをいただいています。
 「大変楽しませていただきました。どちらかというと、枢軸軍をやった方が楽しく感じました。能動側だからでしょうね。」
 「けっこうやりましたよ。やってみたくなる物語性に優れているんです。ソロプレイで(ソリティアに向いてますので)一度だけ枢軸が勝ちました(序盤の潜水艦戦で空母二隻を撃沈、最終ターンのイタリア巡洋艦隊出撃でイギリス軍CLと輸送船団を蹂躙)。」

 最後に、質問のあった内容について、明確化と訂正をしておきます。

Q1:雷撃(潜水艦攻撃、水上戦の駆逐艦、魚雷艇攻撃)にも、BBの耐堪性(dr5-6で各ヒット無効)とオハイオルール(dr1-5ならば、オハイオ以外に命中)は適用されるのか?
A1: はい。雷撃にも、BBの耐堪性とラッキーオハイオのルールは適用されます。

Q2:魚雷艇攻撃で、戦闘艦と輸送船へのヒットは、どのように適用するのか?
A2:総ヒット数を、戦闘艦と輸送船に半数ずつ、ランダムに割り振ります(奇数ヒットの端数は、輸送船に1つ多く適用)。戦闘艦と輸送船を別々のカップに入れ、無作為に引くなどしてください。

Q3:イタリア巡洋艦隊チットで、駆逐艦12隻も出撃するのか?
A3:はい、出撃します。なお、ルールでは、イタリア巡洋艦は7隻となっていますが、6隻の誤りです(ユニット数どおり)。

Q4:ベローズ艦隊は、いつ、撤退するのか?
A4:ベローズ作戦チットが活性化するか、第7ターン終了時に撤退します。ルール7.1