破壊を開始する両星人
 この日の最後に取り組んだのが、「ウルトラマン」(バンダイ)4戦です。16時を過ぎ、簡単にできそうなアイテムを探した結果、「じゃあ、しようがないから」ウルトラマンになりました。「しようがない」といいながら、言い出しっぺのTommyさんは、前回以降、ソロプレイでシナリオ研究をしていたそうです(笑い)。
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 第1戦は、第25話「怪彗星ツィフォン」です。怪獣が2体、出てくるので、レッドキング(Tommy)とギガス(BIBI)に分担します。科特隊がmitsuです。
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 序盤、両怪獣はガシガシとエリアを破壊していきます。どちらかは核爆弾を呑み込んでいて、通常攻撃のダメージが6以上になると、爆発してしまいます(科特隊の敗北)。今回は、きっと弱い方に水爆を持たせているはずと推測し、科特隊はギガス(BIBI)にハヤタを向かわせます。
ウルトラマン、登場も・・・
 ハヤタは、ビートル特攻で素早くウルトラマンに変身し、得意の格闘戦を仕掛けましたが・・・ああ、悉く手を読まれたウルトラマンは、ギガスに一方的に打ちのめされることに(カードの単に組み合わせが悪かった)。結果、3イニングス目に、戦闘力を失い、ハヤタに戻ってしまいます。
変身が解ける
 やむなく、ビートルに乗って攻撃をかけますが、ギガスはこれを無視して町を破壊しまくります。が、地道な攻撃が効いて、ギガスに多少のダメージが。ん?!ウルトラマンでない方が、効率がいいのか?!
 実は、このゲームは有象無象のはずの科特隊や自衛隊が強力でして。兵力を集中したおかげで、最強怪獣のレッドキングが連続攻撃により、撃破されてしまいます。
レッドキングは通常攻撃で死亡
 あとは、もう一度、ウルトラマンが来てくれれば、という展開でしたが・・・ああ、再変身の間もなく、ギガスが水力発電所を壊して、ジ・エンド。ウルトラマンは怪獣に1打撃も与えられずに、科特隊の敗北になりました(しくしく)。
再び、ウルトラマンが現れる前に、終了
 続いて、複数の怪獣(星人)が出てくる、第33話「禁じられた言葉」です。これまでもっぱら科特隊ばかりを担当していたmitsuですが(みなが、複雑なルールの科特隊を嫌っているだけ?!)、Tommyさんがソロ演習しているならと、初の怪獣役を申し出ます。バルタン星人とザラブ星人をBIBIさんが、メフィラス星人とフジ隊員をmitsuが担当します。
 このシナリオでは、ハヤタはメフィラス星人に拉致されていて、当初、出てきません(隠蔽)。科特隊が同じエリアに入って、1/3の確率で発見できます。が、その捜索必要エリアは、39!ほどんどはマップ端にあり、駆けつけるだけでも容易ではなく・・・。
 ゲームは、この想定どおりに進みます。バルタン星人とザラブ星人、フジ隊員が敵から逃げ回りながら(フジ隊員以外は飛行ができる!)破壊工作を続けます。科特隊は必死にハヤタの捜索をしますが、あまりに広すぎて、発見できず。
破壊を開始する両星人
 そうこうしているうちに、メフィラス星人側は地球側(サトル少年)の動揺を誘うに十分な50ポイントを獲得します。振ったdrは、6!故郷が壊されていくことに耐えられなくなったサトル少年は、「あなたに地球をあげます」と言ってしまい、ジ・エンド。数少ない怪獣(星人)側の勝利となりました。
ああ、地球敗北
 終了後に、バランス調整の検討(!)を行いまして。地球側が厳しいので、探索は宣言すれば成功することとし(自動的成功)、科特隊は全ユニットをバラして、一斉捜索したらどうかと、なりました。それでも、全エリアをカバーするには、7ターンはかかるわけで。怪獣(星人)側は各ターンに12VP程度を見込めるため、それでも分が悪いでしょうね。後は、プレイヤーの「超能力」でメフィラス星人を見つけるしかない(オイオイ!!)。
   第3戦は、ふつーの怪獣退治に戻って、14話「真珠貝防衛司令」です。担当は、ガマクジラ(Tommy)対科特隊(mitsu)・ハヤタ(BIBI)です。ガマクジラは、東京湾で真珠の取れるエリア(?!)へ前進します。
上陸した途端、ウルトラマン登場!
 と、すかさず、ハヤタが特攻大作戦でウルトラマンへ。格闘戦の序盤こそ、パンチキック(尻尾?)で健闘するものの、徐々に損害が上昇。這々の体で海に逃げるも、飛行するウルトラマンに捕捉され、ジ・エンド。
海に逃げるも・・・
 「なんとか、戦えるはずだ」と同じ組み合わせで、第4戦に。今度は、ガマクジラは敵から遠い相模湾に上陸します。
今度は相模湾へ
 ハヤタの変身が遅れたことによって、そこそこの破壊(真珠の摂取?)に成功します。が、科特隊と自衛隊の包囲攻撃を受け、瀕死の重傷に。やっと、ウルトラマンが登場するも、地上兵力の通常攻撃により、ガマクジラが昇天しました。
ウルトラマンが出てくる前に・・・
 終わった直後、「そうだ!毒ガスと火炎を忘れていた!」とTommyさん。またも、作戦会議が始まり、ガマクジラが上陸したら炎の壁を作って、地上兵力を足止めにし、その間に真珠の摂取をすることがベストと、なりました。(誰得?)あとは、ウルトラマンの登場が遅れることを祈るだけ。
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 そう、このゲームの肝は、脇役のはずの科特隊と自衛隊をいかにうまく使えるか、そして、ウルトラマンの格闘がいかに当たるかにかかっています。もっとも格闘は、単なるカードの出し合い(じゃんけんと一緒)なので、完全な運なんですが・・・。途中で面倒になったTommyさんなど「ええい、何を出しても一緒だ!」とカードをシャッフルする始末(大笑い)。
 ともあれ、簡単なルールで、ウルトラワールドを堪能できるアイテムでした。「シン・ウルトラマン」もウケているようですし、どこかが版権を取って再版しないかな~(Bonsai Games あたりか)。購買層は高年齢が多いので、豪華なフィギュアを付けて高額で売りさばいても、きっと買う(買ってしまう!)と思いますが・・・。