歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

ファミリー系・ドイツ系

 この日の緒戦は、傑作開拓ゲーム「カタン」(GP)です。作者のクラウス・トイバーの追悼記念に持ち込みました。陣営は、赤(morita)・白(mitsu)・青(風見鶏)です。
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 ランダムセットアップでは、草原(羊毛産地)が偏り、しかも産出値(dr)が低いという、条件に。各陣営はやむなく、散けた2カ所に開拓地を作ります。
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 飛び出したのは、赤(morita)。資源drに恵まれ、街道を延ばし、最長交易路を獲得します。要所要所の開拓地を都市化するなど、累積的に資源確保をアップしていきます。
 青(風見鶏)も街道の展開を狙いますが、先に赤(morita)と白(mitsu)に要所を押さえられ、伸びず。
 対抗すべく白(mitsu)は、当初から押さえていた港を活用し、レンガを増やし、街道を延ばします。2カ所の街道がつながり、最長交易路を赤(morita)から奪取します。ただ、開拓地の展開は限られるため、開発に切り替えますが、十分な枚数が来る前に、ゲームは終盤に。
 ここで、赤(morita)にまとまった資源が来て、一気に都市化をして、勝利となりました。
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 今回は、出るはずのdr7がなかなか来ず(盗賊により資源の掠奪)。dr8のタイルを効果的に押さえた赤(morita)が、10枚を超える資源を手にするなど、王道の展開で勝利でした。白(mitsu)も、後1点だった(開発が当たれば)でしたので、いい勝負ではあったかと思います。やはり、カタン(GP)は、高い評価そのものですね~。

 次は、ゲームリンク誌4号に付いたら、クニツィアのお手軽ビットゲームの「Business」です。マップには7つの星系があり、プレイヤーは第1から順に、各星系に一度だけ、投資ができます。多く投資した順に指定のVPを受け取ります。星系ごとに、VPが異なり、全て3VPの同じエナルギー星系から、7から2まで幅の広い電子工学星系、4人目のVPがない科学星系など。
 さらに、不確定要素として、評議会(VPは全て0)と経済団体(VP×2)があり、駐留する星系に投資されると、時計回りまたは反時計回りに、1星系ずつ、移動していきます。よって、どんなに多く投資しても評議会が来れば零になり、逆に経済団体を呼び込めれば、予想外の高配当がもらえます。
 と、3分のインストで、ゲームスタート。プレイヤーは、青(str)・赤(mitsu)・黄(morita)・緑(タナック)の4人です。第1プレイヤーは、「じゃんけんに勝ってしまった」mitsu。7
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 とりあえず、全員が得点できるエネルギー星系に、1ポイントを注ぎ込みます。続く、ポイントからが勝負で、高得点の電子工学や鉱業、銀行、通商などに、投資が集中します。
 みなが嫌がったのが評議会(VPは全て0)で、自分の投資星系に来ないよう、たらい回しに。逆に経済団体を巡って、呼び込み合戦が続き、気がつけば、評議会と経済団体が鉱業星系にスタックして動かず。ここに投資していた黄(morita)と緑(タナック)は、ポイントを得られず。
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 残りの星系を巡って、順位争いが激化。元から早い手番の赤(mitsu)と青(str)は不利なため、多めにビットして、せめて2位を確保せんとします。後半の有利な黄(morita)と緑(タナック)は手持ちを計算して、最も点が取れる星系にまとめて投入。ここで、7ラウンドが終了。結果は・・・
 黄(morita):22点
 緑(タナック):20点 
 青(str):18点 
 赤(mitsu):19点 
と、高得点星系2つで首位に立った黄(morita)の勝利でした。
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 この日の緒戦は、ゲームリンク誌4号に付いたら、クニツィアのお手軽ビットゲームの「Catch Me!」です。稚魚の放流と回収をテーマにした「UNO」と呼べるアイテムで、プレイヤーは点数の山にカードを加えていき、最後にカードを置いたプレイヤーが、その枚数分の得点を取れます。ただし、何枚、注ぎ込んでも最大得点は5点。よって、あえて、1枚ずつ放流し、1点ずつ、地道に得点する手もあれば、一攫千金を狙って、ハイスタック・ビッドをする手もあります。本当は地道に点を上げることが確実なんですが、つい、スタックを見ると、賭に出たくなるのが人の性で・・・。バーネットさん・moritaさん・Wさん・mitsuの4人で、開始します。
 第1ラウンド、バーネットさん・moritaさん・Wさんの3人が激しいビットを繰り返し、大物争いが生じます。これを制したのがバーネットさんで、一気に11点を獲得。あとは、このまま、地道戦略で勝てるかも。ちなみに、mitsuは、あえてビットに載らず、1枚ずつ、6点を獲得します。
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 第2ラウンドは、moritaさんとWさんが鎬を削り、ともに8VPに。ここでもバーネットさんは、きっちり、隙を見て7点を稼ぎます。なぜか、捕獲されることの多かったmitsuは、わずか3点に。
 第3ラウンドは、moritaさんとバーネットさんがトップを走り、ともに6点を獲得。この時点でただ一人、バーネットさんが24点と飛び出します。
 最終の第4ラウンド、一度でいいからトップを取りたいmitsuは、最後の手番を選び、みなが賭けを終えてから、得点する手で、追い上げます。最後に残ったのが、スタック8枚を超える大物。全員の残り枚数は、1枚ずつ。順に手番を見定めて、mitsuが慎重に5の数字を置き、ほぼ決まったかと思われましたが・・・ここで、バーネットさんの目がキラリと光り(瞳孔が開いた!)。なんと、色を変える赤の5!いかん!Catchするはずが、Catch されてしもうた!!これにより、最後もバーネットさん(とmitsu)が5得点し、そのまま、優勝しました。
引くに引けない大物釣り
 う~ん、さすが、ゲーム職人クニツィア。わかっちゃいるけど、止められない、絶妙な競りゲームでした。

 三寒四温の2月末の休日に、BIBIさんを招いて、自宅オフ会を開きました。BIBIさんも結構のゲームを所有しており、ちょっとした紹介合戦の後、「ウイングスパン:東洋の翼」(アークライト)をプレイしました。
 このゲームは、鳥類を主軸にした環境保護をテーマにしたリソース管理アイテムです。鳥獣保護区で餌や巣箱等の環境を整え、ランダム引きの鳥カードが定着していくようにします。初期は昆虫や木の実などを主食とする小さな鳥から始まり、徐々に大型昆虫や魚などを食べる大きめの鳥へ。最大はネズミなどを捕る猛禽類で、大きくなるほど、VPも高くなります。
 これ以外にも、水辺系の小型から大型までの鳥類体系の定着等のミッションや鳥がため込んだ資源(餌や猛禽類が捕獲した小型の鳥等)、産んだ卵の数などが加点され、第4ラウンド終了時に、より高いVP(環境)を獲得したプレイヤーが勝利します。
 序盤は、二人とも初プレイだったので、チュートリアルに従って、初期の2羽を保護区に呼び寄せます。
 mitsu保護区では、ミッションカードが豊富に来る水鳥が来たため、水辺系に力を入れて、定着を図ります。すると、上手い具合にVPが規則的に上がる鳥カードをゲット。次は、これを呼び寄せるため、森林系にもてこ入れして、餌を集め、配置をしていきます。
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 BIBI保護区では、森林・草原・水辺の全てで満遍なく定着を図り、その都度、やってきた大・中・小型の鳥たちを増やしていきます。3ラウンドが終わった時点で、呼び寄せた鳥の数では、mitsuが9種、BIBIが8種と、ほぼ同数です。
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 迎えた最終4ラウンド、mitsu保護区では、いかにミッション点を高められるかから、可能な限り鳥を配置していきます。当初のカードでは、1つが5枚の揃いのミッションを達成できそうでしたが、ここで場に朱鷺が飛来。7VPを持つ水辺系最大の大型鳥類を手札に加え、餌の2:1トレードも駆使しして、水辺系でも5枚の揃いのミッションに成功します。その過程で、配置した鳥類種は13種類と、トップを維持します。
 ここで、ゲームセット。VP計算をしたところ・・・
 卵数とため込んだ資源の数では、BIBI保護区が多く、つがいの群集とミッション数でmitsu保護区が逆転。特に、3ミッションで2つをコンプリートした18点の加点が効いて、mitsuの勝利となりました。
 実はあまり鳥には詳しくないので、インスト時にはピンときていなかったのですが、流れがわかると、資源管理系としてはそれほど難しくなく。1回のラウンドでは、最大8回の行動ができるのですが、進行とともに高度言う回数が減っていくシステムのため、何を優先するか、どこまで行けるのかを見極めが入ってきて、頭を使います。それでいて、他者への攻撃性はほぼない、多人数ソロプレイ。今、流行の環境保護をテーマに、副産物で鳥に詳しくなるというおまけも付くので、これなら家族とでもいけます(笑い)。

 この日の緒戦は、ちはら会お年玉で貰った「民芸スタジアム」(社会妄想工作所)です。47都道府県の民芸品カードを並べて、20VPに行けば勝利。民芸品には、戦闘力とじゃんけんが記載されていて、じゃんけんで勝てる相手に攻撃をかけ、相手の戦闘力以上になれば、敵カードを除去できます。民芸品は、2枚1組まででき、攻撃力を増加できます。この組み合わせと投入する順が大事で、頭を使います。
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 が、それ以上に強力なのが、各カードの特殊ルールでして。前方のカードの防御力を99(実質、無敵!)にできるイタヤ狐(秋田)とか、手札を捨てれば身代わりにできる笊かぶり犬(東京)とか、後方の民芸品を直接攻撃できる長崎凧とか、最弱ながら7戦闘力には勝てる竹人形(福井)とか。
 第一戦は、慣れていないので、攻撃が少なく、各陣営がカードを並べていきます。と、一度に2枚のカードを出せる手を使って、moritaさんが電撃的に20VPで勝利します。
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一気に20VPへ
 やり方がわかった第二戦は、激しい戦いに。並べる端から、みなが攻撃をかけ、なかなか、カードが残らない乱打戦に。こうなると、相討ち能力を持ったカードとか、高い防御力のカードが、必然的に生き残ります。
空挺で、一組を一気に殲滅
相討ち系と高防御
 終盤、得点で有利に立ったmitsuが、敢えてカードを回す敵を攻撃し、山札を減らして終了。そのまま、逃げ切って、勝利できました。
終了時

 この日最後に取り組んだのが、最優秀ドイツ系ゲームの「カタンの開拓者」(GP)です。第一戦は、推奨セットアップでプレイ。陣営は、赤(mitsu)・白(平)・橙(バーネット)・青(タナック)です。
 要所を押さえた赤(mitsu)がひたすら街道を延ばし、途中から都市化をしてリソースを回します。白(平)と橙(バーネット)がこれを都市化で追いかけるも、盗賊が白の土地に居座って、リソース獲得が進まず。青(タナック)はリソースが偏って、羊ばかりのニュージーランド状態で伸び悩み。
進む島内開拓
 最後に都市化が進んだところで、赤(mitsu)が勝利宣言し、最長交易路でボーナスを得て逃げ切りました。
最長ロードでmitsuが逃げ切り
 2戦目は、橙(バーネット)・赤(mitsu)・白(平)の陣営です。マップをランダム配置したところ、鉱物がほとんど産出できない偏りに。さらに、レンガも不足勝ちで、drによっては二巡しても、全然、リソースが増えない展開も。結果、全然、開拓も都市化の進まない実に牧歌的なカタンに(笑い)。
 その中でも、橙(バーネット)と赤(mitsu)がどうにか街道を延ばしましたが、後半に橙(バーネット)が勝利宣言。なけなしの鉱物を使って獲得した発展カードの追加VPが効いて、勝利でした。
R2

 この日の最後に取り組んだのが、moritaさん持ち込みの「シティ・ビルダー」(アークライト)です。ヨーロッパの都市開発をモチーフにした生産・建築系のアイテムで、最後に最も人口を増やしたプレイヤーが勝利します。
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 生産力(税収)を増やすのが結構、難儀で、欲しい施設を建てようとすると、はじめは高い税収がかかり、投入した割には儲けがないという、負の連鎖になりかねず。開発可能タイルを見極め、メリハリのある開発が肝になります。かといって、税収を増やすための工場等を立て続けて、住宅街に隣接させると評判が悪くなり(人が来なくなる)、他の用地が圧迫されるなどの難点が。かといって、ただ、人口を増やすと維持コストがかかり、かつ、密集でこれまた評判が落ちるなど、結構、複雑なマトリックスになります。
 序盤は、赤都市(morita)がオフィスを作り、そこから得た収入で工場系を立てます。黄都市(バーネット)は、ガンガン、オフィス系を増やし、ビジネスを中心に収入を増やします。紫都市(mitsu)は、工場群を増加させながら、湖を配置して現金収入を上げ、比較的高価(マッチングした)建物を作ります。
序盤
 中盤は、工場系が多く、各陣営は一斉にこれを配置。赤都市(morita)はそこから公共建物を並べて、あえて評判を落として人口を制限しながら、現金を貯め込みます。黄都市(バーネット)は、オフィスが来ないので、やむなく工場にも手を出しますが、開発は鈍化します。紫都市(mitsu)は、上がってきた基礎税収と現金収入を組み合わせて、片っ端から空港を作り、相乗効果でさらに税収を上げます。
中盤の猛開発
中盤に向けての紫mitsu
 終盤、各陣営は一気に人口増加策に転じます。が、ここで一歩、リードしたのが、基礎税収を上げていた紫都市(mitsu)で、費用を注ぎ込んで公園・スタジアム・中学校を建築し、一気に増加を図ります。赤都市(morita)と黄都市(バーネット)も同様に人口増加に転じますが、紫都市(mitsu)のリードを縮められず。そのまま、紫都市(mitsu)の勝利となりました。
mitsu終了時
VP
 終了時の各都市の人口は、以下のとおりでした。
 紫都市(mitsu):129万人
 赤都市(morita):94万人
 黄都市(バーネット):60万人

 moritaさんと平さんが来たところで、バーネットさん持ち込みの「サン・ファン」(メビウスゲーム)をプレイしました。中世の街作りをテーマにした行動選択アイテムで、とてもシンプルです。システムは、その後に「ダイス・フォー・ザ・ギャラクシー」や「テラフォーミング・マーズ:アレスエクスペディション」に影響を与えた、優れものです。
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 序盤、各プレイヤーは、生産建物を優先しながら、特殊建物を増やして、生産効果を上げて行きます。バーネットさんは持ち主の経験を生かして、バランスよく建築を進め、moritaさんと平さんがこれに追随します。
中盤
 後半、終了が見えてきたところで、各陣営はVP狙いに目標をチェンジ。最後は、やはり、バーネットさんが12軒目の建物を建てて、ゲームセット。
終了時
 安価ながら多くの生産建物と宮殿などの高得点建築物を揃えたバーネットさんが勝利しました。mitsuも後半にギルドホールなどで追いついたものの、2点差で2位でした。
 バーネット:27点
 mitsu:25点
 morita:24点
 平:24点

 続いてプレイしたのが、BIBIさん持ち込みの「ブラッディ・イン」(HJ)です。何やら、おどろおどろしいイラストなのですが、見た目どおりの「血まみれ宿屋」でして。プレイヤーは貧しい村の宿屋を経営し、泊まりに来た客を殺害して金を奪う(!)という、なんとも救いようのない設定でして。詳しくは、こちらをご覧ください。
パッケージ
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 序盤から、BIBIさんは積極的に手下を雇って、金持ちを殺しまくります。時に警察関係者が来ると、真っ先に殺すか、買収するという悪逆さ。
警部は殺すか、買収に
 Tommyさんも、途中から殺害に走り、殺人が発覚しそうになると、やはり警官を狙ってパージ。しかも、手下にした聖職者まで隠蔽に加担するという荒廃ぶり。
 唯一、mitsuは殺さずにVPを稼げないかと、金持ちを買収する作戦に出ますが、入ってくる点は殺害の半分以下。結局、2名の警部を雇って、金持ち狙いの殺害に。この世に正義はないのかい?
 効率よく殺人ローテを実行したBIBIさんの勝利になりました。不気味なイラストが怖くて、精神的に元気なときでないと、軽いトラウマになるかも・・・。
終了時

 この日、最後にプレイしたのが、「いそいでかえる」(同人)です。変形双六なんですが、プレイヤーはそれぞれカエル一族になって(?)、蓮の葉伝いにゴールの石を目指します。
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 蓮の葉には特別な指示があって(セットアップ時はブラインド)、止まったカエルはこれに従います。これには、再drができる(追加行動)とか、敵を2マス戻すとか、様々な指示があります。
 また、同じ蓮の葉に2匹目のカエルが載ると、葉は沈んでしまい(ゲームから除去)、カエルは最寄りの安全地帯(蓮の花かスタートの石)に戻されます。
 今回は、山崎・mitsu・BIBI・strの4人でプレイ。おお、奇しくもちはら会と茨城会の代表が参加。茨城はレンコンの名産地で、ある意味、関東のSLG界の不沈をかけた疑似抗争か?!(うそ、笑い)
 序盤、茨城会str会長が順調に飛ばしますが、出る杭は叩かれるの金言どおり、山崎ガエルの「入れ替わり」指示で後方に。すると、どうせ、沈むなら死なば諸共と、自爆巻き添え弾着が続き、混戦模様に。
序盤
 mitsuガエルは、当初は「安全地帯に戻る」指示ばかりで再開でしたが、混戦の間に追いつき。
中盤
 もつれにもつれた終盤、未ゴールの蛙は、各1匹ずつに。ここで、dr4以上を出せれば、mitsuガエルの勝利でしたが、ああ、届かず。最後は、同じくdr4以上で見事、5を出した山崎ガエルが勝利に!
勝負を決めたのは・・・
 ルールは簡単で、駆け引きと運の要素が多いので、きっと小学生以上なら盛り上がりそうです。もっとも今回は、50代おっさん達のガチなカエル抗争でしたが(?笑い)。

 この日の緒戦は、シンプルなファミリー系アイテムの「Merchant Guild」(Game Link)です。「Game Link」という雑誌に載った付録で中世の町の建設を描いていますが、プレイ時間30分とお手頃です。詳しくは、こちらをご覧ください。
 プレイヤーは、タナック・morita・fho・mitsuの4人です。
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 序盤、各陣営は得点の多い紫の建築物を作ります。mitsuとmoritaは建設に資材を削減できる大工ギルドを手に入れ、それでもって手番を増やせる教会を建てます。fhoさんは商人ギルドで手下を増やして、資源の確保に。
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 タナックさんは、手札を増やせる水車小屋を2つも建設。すると、やたらとボーナスカードを集め始め・・・そうか、寄付カード狙いか!
 結局、大量9枚のカード話詰めたタナックさんが20点を獲得し、勝利しました。
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 続けて、第二戦も同じメンバーで。先のプレイがVPは低いが特典が多い紫建物に集中した反省から、前陣営とも市場とか商店とかそれなりのVP建物を建設していきます。
 と、二番街の最後に、タナックさんが城門(6VP)を建築!すると、またもや寄付狙いのボーナスカード集めに。
 ここで、mitsuは貿易で資源を集められる貯蔵庫を建設していたため、手が空いた手下を使って、金山を抑えます。4番手という順を利用して最後に市場を建て、ゲーム終了。
 VP計算をしたところ、mitsu19点、タナックさん20点で、鼻の差でタナックさんが連勝しました。 
R2
 その後も、BIBI・エンジョウ・Tommy3人トリオで、2戦が行われ、ドイツ系に強いBIBIさんが連勝したそうです。
R3-4
 付録だけあってコンポの切り離しの準備はありますが、十分に楽しめました。短時間で終わり、かつ、様々な開発プランが取れるので、また、やってみたいと思えます。

 午後になって、Tommyさんが来たので、Tommy・タナック・mitsu・kawa・BIBIの5人で、恐竜の化石発掘ゲーム「フォシリス」(Kids Table Board Gaming)をプレイしました。
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 5人いると、あっという間に発掘が進み、3廻り目には半数以上のタイルがなくなります。Tommyさんが早々にハンマーを見つけ、石膏2個ゲットの能力で骨を集めていきます。これを、やはり能力を身につけたタナックさんとBIBIさんが追随。mitsuとkawaさんはハンマーが手に入らず、出遅れます。
あっという間に発掘が進む
 中盤になると、各プレイヤーは自分で砂地を置いて落とすプレイで、カードによる石膏獲得に。これは決して効率がよいものではなく、コンスタントに石膏2個をゲットできるTommyさんの優位は変わらず。それでも、恐竜種を多く集める作戦に出たタナックさんが一時的に完全修復数でトップに立ちます。
中盤
 終盤になると、もはや骨を拾いまくって、取り付くほどに。やむなく復元はできない頭蓋骨を集めたり、カードによるVPを獲得のために道具を揃えるなど、1点でも多く、取る作戦に。そして、石膏型がなくなったところで、終了。結果は・・・やはり、順調な復元を進めたTommyさんが勝利。種類を集めて、全属性を揃えたタナックさんが2位となりました。
終了時
 Tommy-112点(完全修復4種類63点、カード25点、属性ボーナス24点)
 タナック-105点(完全修復3種類47点、カード17点、属性ボーナス30点、他11点)
 mitsu-85点(完全修復3種56点、カード23点、属性ボーナス6点)
 BIBI-80点(完全修復3種類59点、カード6点、属性ボーナス13点、他2点)
 kawa-78点(完全修復3種類54点、カード12点、属性ボーナス12点)

 続いて、BIBIさん持ち込みの「フォシリス」をプレイしました。商品説明によると・・・
『フォシリス』は、全員古生物学者として、マス目状の地盤を移動しながら、床の地盤をこじ開け、開いた穴からピンセットで骨をつまみ出すことで、いろいろな部位を集めて恐竜の化石を復元するゲームです。
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 恐竜の化石を取り出すには、石膏を事前に準備しておく必要があります。また、地盤を取り除くとボーナスがあり、それを組み合わせて道具や補給を手に入れたり、ハンマーを拾って特殊能力を上げたりできます。各ターンにプレイヤーは4行動しかできないので、限られたリソースをいかに組み合わせるか、あるいは運に恵まれよい骨が拾えるかが勝敗を分けます。 
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 序盤、ハンマーを手に入れたmitsuが、石膏2つを手に入れる能力をゲット。各地を廻って次々と化石を発掘し、早々にミクロラプトルの完全体を完成させます。それを市場で交換して、モササウルスにグレードアップします。BIBIさんは、地盤をうまく除去してカードを獲得し、それで石膏型を準備します。が、効率では石膏獲得能力が上回ります。
骨はどこだ?!
 中盤、mitsuは高得点のプラテオザウルスを発掘。BIBIさんも研究室で2体をキープしながら、ステゴザウルスなどを発掘。
中盤
 終盤、一気に高得点を狙うべく、mitsuがダンピング能力を使用して、Tレックスをゲット!BIBIさんは、翼竜のプテロダクティルスを掘り当てて、終了。
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 VP的には、高得点恐竜の三体と各種VPカードを重ねたmitsuが100点越えで、勝利しました。BIBIさんは、恐竜の属性でボーナスをゲットしたものの、完成体の得点で敵わず。
 プレイした感想としては、骨を入れた地盤立体マップをシャッフルしたり、ピンセットで骨やハンマーをつまみ出したりするのが、実に楽しい!実際の発掘を連想させる、こういった作業は、ゲーマー心を揺さぶりますね~。
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 操兵戦を戦った後、気分転換に(?)「パタパタくるりん」(ダイソー)をプレイしました。BIBIさん得意のダイソー・ゲームシリーズで、サンリオキャラによる正体秘匿型の陣取りゲームです。マップは4×4の正方形で、そこにキャラカードを置いていきます.カードには4辺または4隅に矢印が書かれていて、示されたマスのキャラカードを裏返しにします。16マス埋まったところで、最も表になった数が多いキャラが勝利します。
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 普通にプレイすれば、正体が丸わかりなので、時に自分のキャラを裏返しにするようなブラフを混ぜながら、最終的に最多パネルを目指します。もちろん、策を弄しすぎると、徒になることもあるのですが・・・。
 mitsuのキャラは、うさぎ。マイメロディと言うそうですが、サンリオなんて、キティ以外、わかりません!序盤はあえて他のキャラを表にする作戦で、敵を煙に巻きます。
 と、途中からBIBIさんが、かなりの率で耳たれウサギ(シナモロール、後で犬と判明!)を表にし始めます。そこで、キャラを排除できるワイルドカード(キティ)で、これを除去したところ、BIBIさんが慌てて補充に。
 狙いが絞れたところで、さりげなく、これを裏返しにするプレイを連続し、そのまま、終了。結果的にマイメロディを守ることができ、勝利しました。
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 ルールが簡単な故に、正体秘匿と読み合いに集中でき、思った以上に楽しかったです。ただ、全く、mitsu文化の埒外にあるサンリオだと、萌えないゾ。
 そこで、このシステムを使って、オリジナル「パタパタくるりん」を妄想しました。例えば・・・
 ギレン・ドズル・キシリア・デギンが派を争う「ザビ家パタパタくるりん」
 シャア・ランバラル・黒い三連星・シャリアブル(!)の「ジオンパタパタくるりん」
 アムロ・カイ・ハヤト・スレッガーの「正統派パイロットパタパタくるりん」
 レビル・デギン・ワッケイン・エルランの「渋い親父キャラパタパタくるりん」
 ゾック・ズゴック・ゴック・アッガイの「水陸両用パタパタくるりん」
 コスモ・カーシャ・モエラ・ギジェが生き残りを賭ける「イデオンパタパタくるりん」
 カララ・ハルル・ロッタ・リンの「非業の女子キャラパタパタくるりん」
 ズオウ・ドバ・ダラム・アバデデ(!)のおっさん4人衆の「バッフクランパタパタくるりん」
 ユパ・ミト爺・クロトワ・クシャナの「風の谷のサブキャラパタパタくるりん」・・・ええい、もう、ええわ!気がつけば、プレイ時間を遙かに超える与太話に(笑い)。要するに4人いれば(4つあれば)なんでも「パタパタくるりん」にできるわけでして。
 というわけで、次の例会までに間に合えば、いずれかのオリジナルくるりんを持ち込みます(バカですね~、笑い)。

 じわじわとオミクロン株が迫っていますが、再び制限がかかる前にと、BIBIさんと今年最初のオフ会をしました。
 緒戦はBIBIさん持ち込みの「エスケープ・ザ・ゲーム」(gp)。いわゆるリアルタイムの謎解きゲームで、提示されるイラスト等を読み解き、時間内に脱出を図るという設定です。
 小物勝負のイロモノらしく、電池で動くタイマーがあり、これが0になると負けです。実は前回、前々回と例会等に持ち込んでいたのですが、電池がなかったり、タイマーを開けるドライバーがなかったりと不運に見舞われ、今回が初プレイです。
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 まず、導入用の「誘拐」をプレイしたのですが・・・いきなり1枚のイラストを読み解いて、4つのキーを探すミッションで、やり方がわからず、ヒントを見まくり。それでも、オジさんたちには、きつくって(泣き)。タイムオーバーをして、なんとかクリア。
誘拐
 続いて、本戦の「監獄島」をプレイし、第1ミッションはクリア。が、第2ミッションで躓いたまま、ああ、60分が経過(失格)。後から答え合わせをしたら、答えは合っていたのに、単にキーの順を間違えていただけ!歳を取ると、この柔軟さがないんですよね~。
監獄島
 悔しいので、そのまま、ミッション3までやりましたが、最後の謎が解けず。半ば強引に候補のキーを入れ込んだら、奇跡的にクリア。これも答えを見たところ・・・あるシーンにヒントがあったそうな。けど、視力が落ちたオジさんたちには、あれは読めないって!!(大泣き)
 というわけで、視力と頭の回転が落ちているオジさんたちキラーのアイテムでした。

 今回も、ちはら会お年玉でゲットしたダイソーシリーズを持ち込みまして。3種類のアイテムをプレイしました。
 まず、6人で取り組んだのが、「スシロー回転ずしポーカー」。プレイヤーは、スシローの客となり、目の前かその直後に流れてくる寿司皿を、1枚ずつ取ります。全員が5枚を集めたところで集計。同種類(赤身とか、巻物とか)を2枚以上か、同点数を3枚以上集めると、役ができます。いわゆるカードが見えているポーカーです。
 第一戦は、穏やかに役作りを狙って寿司を食います。結果、1種類に絞ったエンジョウさんが11点でトップに。
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 第二戦は、ワイルドカードのわさびや高得点狙いのガツガツプレイに。巡り合わせがよく、変わり種を中心に食べたkawaさんが11点でトップ。mitsuとエンジョウさんは警戒されて、1ペア程度がやっと。
 第三戦は、静かに高得点とクラウン(売れ筋)ネタを食べた平さんが、過去最高の13点で勝利。3戦の結果は、以下の通りでした。
 1位:平(28点)
 2位:kawa(26点)
 3位:BIBI(25点)
 4位:エンジョウ(24点)
 5位:ybs(23点)
 6位:mitsu(22点)
  ybsさんとmitsuは2戦目に禁断の「わさび」(3点!)に手を出したものの、ペアができずに「ただ、辛かっただけ」。やっぱり、定番ネタを地道に食した方がいいみたい。
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 それでもずっと寿司ネタを見ていると「なんだか、回転ずしを食べたくなってきますね~」とybsさん。そう、このアイテムはスシローの全面協力で制作されたそうで、まさにサブリミナル広告?!ダイソーとスシローの策略だぁ~(笑い)。
 続いて、時間調整の間に、kawaさんと「Ostel」(オステル)を対戦します。プレイヤーは紅白に分かれ、自分のチットを1枚ずつ押して、相手を盤外に転落させます(押して取る)。2枚を堕とした方が勝ちです。特別ルールとして、当初は中央に置かれる「落とし穴」があり、これも動かせます。
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 第一戦は、縦にスタックしたmitsuが突きで先制。そのまま、枚数差を生かして包囲網を作り勝利。
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 第二戦は、双方とも慎重にプレイし、こう出れば躱し、ああでれば凌ぎ、と丁々発止の駆け引きに。後半に一瞬の隙を突いたmitsuが同時王手で敵の1枚を堕とし、そのまま、押し切りました。
 ルールはシンプルですが、運の要素がないので、両陣営が防御に徹すると、千日手になりそうです。
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 最後は、例会終盤に4人で「ぺあって、にゃ~」を対戦。親がカードを引き、頭に付く「ワード」に決め、お題を出します(例:「あ」の付く食べ物)。プレイヤーは思い浮かべたものを同時に発言。この時、ペアができれば1点をもらえます。3人揃いでもだめで、ペアでないと得点できないあたりがミソ。
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 始めのお題は、BIBIさん親で「こ」の付く食べ物。どこかがペアになりそうでしたが、コロッケ・こしあん・コーヒーゼリー・高野豆腐(!)とテンでバラバラに。やっぱり、範囲が広すぎか?
 どうせやるなら、ちはら会らしくしなくちゃと、mitsuお題で「み」の付く兵器。mitsuとkawaさんが「ミサイル」、BIBIさんと平さんが「ミーティア」で、奇跡的にダブルペアが成立。さすが、SLGゲーマー?!
  第三のお題は、「れ」の付く都市。こちらは、間髪入れず、全員が「レニングラード!」。おいおい、ゲームにならないって(苦笑い)。
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  そのまま、数戦を戦って、最後は「さ」の付く身につける物で「サンダル」ペアとなったkawaさんが勝利しました。

 最後に取り組んだのが、ちはら会「お年玉」完遂のダイソーシリーズの2作品です。
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 まずは、運と読み合いのカードゲーム「クローバーブーケ」です。プレイヤーは「乙女」となって、クローバーの数の多いブーケを作ります。手元には、0-9の数字カードが配られ、ランダムで同時に1枚ずつをめくり、その後、もう1枚を手元から選んで投入します。2枚のカードの数値が大きい側が勝ちで、そのブーケを受け取ります。ランダム5枚、選択5枚の5番勝負で、あいこ以外のブーケ数の多い側が勝利です。ポイントになるのは、4(四つ葉のクローバー)のカードで、このカードが出たときは数が少ない側が勝ちです。
四つ葉で逆転負け
 1枚目のランダム引きカードを見て、その勝負を取りに行くのか(最大限の高い手持ちカードを投入する)、捨てに行くのか(数の低いカードを消費して、後半に高いカードで勝負する)、あるいは「四つ葉のクローバー」を投入して逆転勝利を狙うのか、読み合いとなります。システム理解のための試しプレイの後、いざ本番。
 第一戦は、お互いに勝ち負けを繰り返し、総数2勝2敗1分でイーブンに。
R1 引き分け
 第二戦は、2回戦目にBIBIさんがランダムで「四つ葉のクローバー」を出したので、mitsuがそれ以上に低いカードを出して、勝利。そのまま、交互に勝利を重ね、3勝2敗でmitsuの総合勝利に。
 第三戦は、mitsuの読みがあたり、かつ、戦略的な「四つ葉のクローバー」投入(点数が低い勝負にひっくり返し)が成功し、3殺陣でmitsuの勝利。
R3 3殺陣
 その後も、慎重派のBIBIさんの裏をかいて、負け勝負をあえて設定することで、第4戦、第5戦とも総合的にmitsuの勝利に。
R4 低い合戦で勝利
 このままでは負けられないBIBIさんは、第6戦、4番勝負で、あえてmitsuの掛け金(数値)を引き上げて、同点に。そして、最終5番で目論み通り、1点差の勝利をもぎ取りました。
何を出すべきか・・・
    第1戦 mitsu対BIBI 引き分け
    第2戦 ☆mitsu対BIBI★
    第3戦 ☆mitsu対BIBI★
    第4戦 ☆mitsu対BIBI★
    第5戦 ☆mitsu対BIBI★
    第6戦 ★mitsu対BIBI ☆
R6 BIBIさん、ついに勝利
 続いて、取り組んだのが、「イロピッタン」。4種類4枚ずつのカードを使った、神経衰弱です。4歳(!)からプレイできるだけあって、はっきり言って運のしですが、中に1枚だけ「ハート」があり、これが出ると場をシャッフルします(その後は、何にでも適用できるワイルドカードになります)。
 第1戦は、mitsuが勝ちましたが、第2戦から第4戦はBIBIさんの連勝に。最終の第5戦ではじめて、「ハート」のシャッフルになりましたが、直後の手番でBIBIさんが偶然に三角を引き当て、そのまま、逆転勝利でした。
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 あまりに単純すぎると、かえって可笑しくなるもので、「ピッタン」するたびに、笑いが起こっていました。
    第1戦 ☆mitsu対BIBI★
    第2戦 ★mitsu対BIBI ☆
    第3戦 ★mitsu対BIBI ☆
    第4戦 ★mitsu対BIBI ☆
    第5戦 ★mitsu対BIBI ☆
R5
   いずれにしろ、ルール確認やお試しを入れても、11戦で20分弱の超高速プレイでした。

 マルチで十分に知恵を使ったあと、「箸休め」に、前回のお年玉規格でゲットした「ダイソーシリーズ」を対戦しました。
 まず、「18-イチハチ-」は、kawaさんと対戦した単なるじゃんけんゲームです。ただし、使える指の本数が10戦で18本に限定されていて、相手のストックを見ながら、いつ、どの組み合わせ(グー、チョキ、パー)を出すか、知恵を使います。この18本のトークンがなくなると、グーしか出せなくなるのですが、逆に使い切らないと、最後にマイナスVPとなります。よって、後半は勝負に勝ちながらも(時には負けてもいいから!)、いかにトークンを減らすかに脳みそを使いまくります。
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これが悩みどころ
 第一戦は、うまくパーを消費して勝利したmitsuが寄り切り。調子をこいてトークンを使いすぎ、後半にグーしか出せなくなりましたが、前半のリードが効いて、逃げ切れました。
 第二戦は、あいこが連発する、まれに見る大激戦に。両者とも順調にトークンを減らしていき、最後の最後で1点差でmitsuが勝利でした。
出したくないけど、パー(笑い)
 第三戦は、kawaさんの読みが悉く外れ。最後は目先の勝利のために、グーを出さざるをえず。獲得VPはkawaさんの方が多かったものの、大量のマイナストークンが祟って、mitsuの三連勝に。う~む、全然、「箸休め」にならなかったゾ!(笑い)。
得点はリードするも、ペナルティで
 続いて、4人でプレイした「ALOHA!BURGER」(ダイソー)。プレイヤーは、輪番で廻る親のオーダーに従って、裏になった具材マーカーを引いていき、必要な素材を全て集めると、オリジナルバーガーを作れます。4人で2チームになって、3つのバーガーを先に完成させた方が勝利です。いわゆる神経衰弱なんですが、オーダーが「トマト・レタス・アボガド」だけのサンドウィッチだったり(もはや、バーガーじゃない!)、ビーフパティ2枚にパイナップルだけのデブデブバーガーだったり、組み合わせが楽しいです。
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 ゲームは、ダブルTERIYAKIトマトチーズバーガー(おいしそうだけど、かなりのジャンク!)などを完成させたmitsu・エンジョウ店の勝利でした。
おいしそうだぞ、TERIYAKIトマトチーズバーガー
M・エン店の勝利
 最後は、「ぼくちく!」(ダイソー)です。各プレイヤーは羊飼いになって、牧場にいる牛/馬/豚/羊を囲い込みます。といっても、ほぼ頭を使うことはなく、全員に配られた動物カードを一斉に開けて、自分の担当動物のフィギュアを手で押さえるだけ。6歳からできるという、究極の脊椎反射ゲームでしょう(笑い)。
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  第一戦と第二戦は、mitsuとBIBIが一歩早く、動物をゲットして、同点勝利。第三戦は、全ての動物を保護したmitsuの勝利でした。
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 4人とも別の動物カードが来て、全員セーフになったり。なぜか3人が同じカードになって熾烈な奪い合いになったり。手と手が交錯して、混乱でお手付きしたり(でも、ペナルティはなし)。先に手を置かれた腹いせに、端からグーで叩く輩まで(笑い)。単純なアイテムこそ、人間の本性が刺激されるようで、そこここで大笑いになっていました。

 初戦はダイソーブランドの100均ゲームから「トウキョウのハト エサバ・バトル」(ダイソー)です。青と赤の鳩組(?)の餌取り合戦を描いたアブストラクト・ゲームで、ボスの周辺を封鎖して移動不能にすれば(餌がとれなくなり)勝利です。
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 手順としては、1手番に1)味方の鳩を配置する、2)味方の鳩を移動する、3)味方の鳩を取り除く(通路の確保と再配置のため)のいずれかを実施します。
 ボスの隣には配置できない、味方から完全に離れる移動はできない、そして、なにより、「マップ(餌場)」は4×4に限られることがポイントです。16マスの「マップ」といっても、専用マップがあるわけでなく、ユニットの配置やとり除きによってに、場が変化していきます。そう、実際に鳩に餌をやると、集まった鳩が蒔いた場所から移動していく様を表しています。
  第一戦は先手を取った赤ハト組(mitsu)ががしがしと攻勢をかけ、青ハト組(BIBI)が対抗して鳩を置いたり、ボスを逃がしたりします。が、最後は餌場の外辺に押し込まれ、ジ・エンドに。
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 第二戦は先手を取った青ハト組(BIBI)と後手の赤ハト組(mitsu)が丁々発止の「機動戦」を展開します。後半、青ハト組(BIBI)の王手を奇策で凌いだものの一度傾いた流れは止められず、やはり外辺で周囲を囲まれ、終了。
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 ルールはシンプルですが、鳩ごとに移動方法が異なり、また、「マップ」の規定が流動的なため、とっても考えることが多く。ふ~む、これで100円とは、リーズナブルすぎないか?!ウォーゲーマーの対戦にも十分に耐えられるクォリティーでした。

 例会の終盤、お手軽なゲームとをということで、SYUさん持ち込みの「ソクラテスラ〜キメラティックバトル〜」(Azb.studio)を、mitsuと水戸爺さんの3人で対戦しました。ちはら会でも一度だけプレイしたことがありますが、様々な偉人のパーツを組み合わせて最強の偉人を作り出してバトルするカードゲームです。
 一応、フェイズごとに勝利条件が設定されていて、手持ちカードからそれに合った偉人を作るのですが、この過程で奇妙奇天烈な名前の偉人ができあがることも。「最強の武力」とか「武力・知力の合計の高い」などならまだしも「最もラスボスにふさわしい」「もっとも英雄らしい」とか、もはや好みの世界に。
 今回も序盤こそ、真面な戦いでしたが、どうせ、負けるなら笑いを取ろうと、そちらの方が力が入り・・・。
 こちらは、「スチンゲール」と英雄らしさを競い合った「ガウダマ・ロックオン」。

英雄らしい名前
 名前が長い選手権で見事に優勝した「ラスンリ2世とその眷属」。「とその眷属」だけで文字も稼ぐとは!
長い名前選手権
 「ピタンキン」と最弱武力(!)を競った「モガメディー」(モーゼとギルガメッシュとガンディの組み合わせ)。
武力の弱い(?)偉人
 ある意味、笑いの取れる大人のアイテムかしら・・・。

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