歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

旧未来戦

 続いて、グループ乾坤一擲の現代海戦カードゲーム「MODERN NAVAL WAR イージーっす!2020」を対戦しました。陣営は、インド海軍(mitsu)・中国海軍(風見鶏)・海上自衛隊(平)・韓国海軍(バーネット)です。
 序盤から、各陣営は仁義なき戦いに。攻撃力に長けた中国海軍(風見鶏)が海自(平)に魚雷を撃ち込み(選択ルール)、前衛の護衛艦を除去します。
中国軍の魚雷!
 次に、インド海軍(mitsu)が韓国海軍(バーネット)を攻撃し、唯一の空母を沈めます。
韓国空母、瞬殺
 すると、中国海軍(風見鶏)が反撃で、インド海軍(mitsu)の揚陸艦を撃沈。
インドの揚陸艦、撃沈!
 韓国海軍(バーネット)は、カタログ・スペックは優秀な艦艇を持って、攻防を繰り広げますが、ウリナラ(稼働)判定で6を出し、今一歩、詰め切れず。ここで、外野から「艦隊防御ができないイージス艦なんて、イージスじゃない!」と掛け声がかかります。
 中盤になると、各陣営は外洋に乗り出し、一斉に上陸(+20VP)を成功させます。唯一、揚陸艦がないインド海軍(mitsu)は敵艦を沈める以外に手がなくなります。
 沿岸海域に戻った各陣営は、機雷を仕掛けてダメージを与え、そこを飽和攻撃して撃沈する作戦に。
機雷が炸裂
 インド海軍(mitsu)と中国海軍(風見鶏)が集中ミサイル攻撃で、順調に敵艦を削れば、海上自衛隊(平)は優秀な対戦ヘリを飛ばして、潜水艦狩りに。ただ、ミサイル攻撃は悉く対空防御に阻まれ、命中できず。逆に魚雷、艦砲、ミサイルの飽和攻撃で、ひゅうがが討ち取られます。
魚雷、艦砲、ミサイルの飽和攻撃で、ひゅうがが撃沈
 特に、韓国海軍(バーネット)のイージス艦が複数目標を一気に迎撃した際には、「ちゃんと働いている!」と驚きの笑いに(韓国軍ファンの方、失礼!)。この後も、ここ一番のウリナラが成功し、戦果を上げます。
 終盤、韓国海軍(バーネット)は6隻の残存艦がありましたが、インド海軍(mitsu)と中国海軍(風見鶏)は4隻に激減し、海上自衛隊(平)に至ってはイージス艦と潜水艦の2隻しか残らない大消耗に。ここで、二山目の札がなくなり、ゲームエンド。VP計算をしたところ・・・
 インド海軍(mitsu):68点
 中国海軍(風見鶏):66点
 海上自衛隊(平):62点
 韓国海軍(バーネット):40点
で、ひたすら、全ての国を攻撃し続けたインド海軍(mitsu)が鼻の差で逃げ切りました(全方位攻撃とは、正しい戦略だが、なんて迷惑!)。次は、まだ、未プレイの中国海軍や韓国海軍をプレイしてみたいです。ただ、個人的にはdr6が鬼門のゲームは、丸っきしなんです(by 戦国大名で不服従チェックを連発した漢、泣き)。
終了時

 続いて、現代海戦繋がりで「日中韓・現代海戦三国志」(GJ)をプレイしました。Jさんのインストで、「尖閣沖空母戦:日本VS中国」の導入シナリオです。陣営は、人民解放軍(J)対海上自衛隊(mitsu)です。
 尖閣諸島の占領を狙う人民解放軍は、揚陸艦を出撃させ、空母山東を含む打撃部隊でこれをカバーします。尖閣を守り抜きたい海上自衛隊は、やはり、いずも型DDHで対抗します。
 第1ターンは、尖閣諸島周辺で潜水艦の小競り合いが起こり、中国海軍の従来型潜水艦2隻が発見されます。一方の海自も、静粛性に富むはずのうずしおが発見されてしまいます。
T1
 第2ターン、潜水艦は敵に捕捉される前に潜行を行い、探知から逃れます。一方、出撃した水上艦は、ともに航空機の索敵を受けて発見されます。ただし、揚陸艦は抗戦を避けるべく、本土の沿岸に止まります。
T2
 第3ターン、潜水艦の牽制が続く中、水上艦は尖閣諸島周辺に集結します。空母と航空基地からの索敵で、ともに発見状態になり、一触即発に。
T3
 第4ターン、先に仕掛けたのは人民解放軍でした(チットで先制)。まず、潜水艦攻撃であたごが損傷します。海自も意地の反撃で、航空機による攻撃で、揚陸艦を撃沈(これで尖閣諸島は守り切り)。 こうなると、いかに敵の主力艦を叩くかが焦点に。
T4
 人民解放軍は、続く航空攻撃であしがらを撃沈します。さらに、ミサイル艦の飽和攻撃で、いずもが損傷、かがが撃沈される大損害に。
 海自は、ハープーンの集中射撃で空母山東を撃沈します。
 この時点で、海自の水上艦隊は散開し、残りは潜水艦による攻防でしたが・・・条件を満たしている人民解放軍は、全速で中国本土に待避し、終了。結果、6VPを獲得した人民解放軍が、3.5VPの海自を押さえて、勝利となりました。
T6
 チット引きの妙と潜水艦・水上艦・航空兵力の運用がランダムに組み合わさって、先の読めない展開が楽しめます。今回はほぼ活躍の場はなかったですが、潜水艦の運用がポイントになりそうです。

 続いて、現代海戦のカードゲーム「MODERN NAVAL WAR イージーっす!2020」(グループ乾坤一擲)を対戦しました。初プレイの方が半数だったので、潜水艦のルールはコミットします。陣営は、インド海軍(morita)・海上自衛隊(mitsu)・中国海軍(J)・韓国海軍(平)です。
 序盤、太平洋の共通の敵(単にVPが高い艦艇が多い)-中国海軍(J)に攻撃が集中し、空母を初め、数艦を失います。怒り心頭の中国海軍は、海上自衛隊(mitsu)に反撃を行いますが、優秀な防空システムで6発の攻撃をチャラに。さすがに防御が続かないだろうと、韓国海軍(平)が連続攻撃をかけますが、これもイージスとCIWSに阻まれ、戦果なし。もっとも、整備不良判定でミサイルが当たらないという「ウリナラ」状態も・・・。
6つの攻撃を完璧に防御
 となれば・・・もはや、通常外の攻撃しかないと、なんと機雷で損害を与え、追加ダメージで沈めるという、悪魔の手段に!(一発もミサイルを食らっていないのに!)しかも、避けようがない!
 その後も、相互攻撃が続きますが、今回、防御カードがタイミングよく廻ったため、一撃で撃沈できないケースが増発。さらに、ウリナラでの取りこぼしも。となると、後のプレイヤーが漁夫の利でVPを稼ぐことに。
堅い防御
 ここで、インド海軍(morita)が一歩、抜けだし、みなが狙い始めますが・・・半数のヒットを受けたヴィクラマーディティヤを自沈させるなどして、逃げ切り。82点のダブルスコアで勝利しました。
終了時
 カードゲームですが、アシア各国の海軍事情が上手く反映されており。現代海軍にはあまり詳しくなくても、それらしく楽しめます。ヴァリアントも2つ発売されていて、ベトナム海軍や朝鮮人民共和国海軍(!)、英仏伊に、幻のソビエト太平洋艦隊(!)という充実ぶり。しばらく、「現代海戦」で楽しめそうです。願わくば、現実にならないことを。
 なお、アメリカの第7艦隊は?と聞いたところ、「強すぎて、勝負にならない」そうです。確かに、あれだけ、正規空母や原潜、イージス、対艦攻撃の特化艦があると、そうなんでしょうね~。VPを2倍にするとか、コロナで機能を発揮できないとか、足かせを付けても、怖いもの見たさで、ズムウォルトとかR・レーガンとか、観てみたいですが・・・。

 こちらもデザイナーの平さんが来ているので、インストをお願いした「MODERN NAVAL WAR イージーっす!2020」(グループ乾坤一擲)です。傑作「Ships&Tactics」を下敷きに、現代海戦らしい調整をしたカードゲームですが、平さんがいい意味で拘っていて、それらしい展開になるのはさすが。海上自衛隊(mitsu)・中国海軍(平)・インド海軍(oha)で、プレイします。
スタート
 序盤、インド海軍(oha)がミサイル攻撃で、中国海軍(平)を削ると、海上自衛隊(mitsu)も同調し、まず、1隻を撃沈します。このままだと、ジリ貧になると判断した中国海軍(平)は、使えるうちに撃てと、通常性能のSSMで飽和攻撃を目論みます。本来、守りに強い海上自衛隊(mitsu)でしたが、初っぱなでカードが揃わず、あえなく、イージス艦が撃沈されます。
 これはまずいと、思ったところに、やっと防御カードが来ます。これを知らぬ中国海軍(平)は、またも飽和攻撃でたたみ掛けてきますが、唯一残ったイージス艦が、強力無比な広域防御を発動(1枚のカードで、4つの攻撃を撃墜できる!!)し、空母の艦載機ごと、全ての攻撃をキャンセルに。
 これで防御カードが尽きただろうと判断したインド海軍(oha)が、基地攻撃機で海上自隊隊(mitsu)に空襲をかけますが、2枚目のAD-ADMが発動し、こちらも木っ端みじんに。まさにイージス(神の盾)!なんと強力なスタンダード・ミサイルよ!
 ならば、迎撃ミサイルの使えない潜水艦でと、中国海軍(平)が魚雷を発射し、インド海軍(oha)を削ります。潜水艦は危険と認知したインド海軍(oha)と海上自衛隊(mitsu)は、対潜哨戒機を飛ばし、中国の潜水艦狩りに。
 中国の潜水艦が全滅したところで、インド海軍(oha)が、今度は海上自衛隊(mitsu)の潜水艦を目標に変えます。度重なる対潜哨戒に、1回は対潜デコイで凌いだものの、最後は撃沈されます。
 海上自衛隊(mitsu)は攻撃力は決して高くないので、こうなったら、上陸によるVPしかない、と輸送艦を外洋に向けます。これを阻止せんと、中国海軍(平)とインド海軍(oha)が攻撃をかけてきますが、隻数が減って、飽和攻撃の威力が落ちており、満を持したAD-ADMの前に、あっけなく、頓挫。海上自衛隊(mitsu)が、敵離島への上陸を決めます。
終了時
 その後は、ともに小規模な紛争を繰り返し、山札が尽きて、ゲームエンド。離島上陸に、効果的に敵艦を削った海上自衛隊(mitsu)が、2倍の得点で勝利しました。

 「賤ヶ岳の戦い」に続いて、ohaさんと「対台湾特別軍事作戦202X」(Bonsai Games)をプレイしました。ゲームについては、前回のリプレイをご覧ください。
http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/34100613.html
 陣営は、中国軍(oha)対日米軍(mitsu)です。序盤、中国軍は黄海に進出し、折良くカードの来ていた尖閣諸島上陸作戦を成功させます。日米軍が押っ取り刀で駆けつけますが、中国海軍は台湾海峡にも艦隊を分派し、1回目の停戦交渉で3VPを獲得します。
 このままでは、負けは確実と、日米軍は猛烈な反撃に。まず、黄海の中国海軍をアメリカ軍の空母機動部隊が殲滅し、尖閣諸島に逆上陸を仕掛けます。が、これは、drに恵まれず、失敗。
 これで、時間を使ってしまったので、こうなったら、敵を艦隊を全滅させるしかない。貴重な絵札を消費して、空母機動部隊を台湾海峡に突入させ、中国艦隊を全滅させます。 と、この直後に、2回目の停戦交渉!タッチの差で二海域を奪還した日米軍の勝利となりました。まさに、ギリギリ!
ギリギリで逆転!
 第二戦も、同じ陣営で対戦。こちらも、早々に中国艦隊が尖閣諸島の上陸に成功します。日米軍も同じように、黄海の敵艦隊撃滅を目指すも、中国艦隊は犠牲部隊を残し、台湾海峡に後退します。
 ならばと、この犠牲部隊に攻撃をかけるも、drが酷く、スカばかり。やっと、沈めたものの、敵機の空襲もあり、空母機動部隊が1打撃を受けます。
 もう、時間がないと台湾海峡に突入しますが、ここで激しい殴り合いのまま、時が過ぎ・・・海軍の粘り腰で、主導権を確保し続けた中国軍が勝利しました。
R2
 全然関係ないのですが、こちらは、みなで昼食に行った台湾料理店。セットを頼んだら、ふつーのラーメンにふつーの定食が付く、尋常でないヴォリューム!「満を持した台湾軍の飽和攻撃に違いない」と危険がアブナイ会話で、盛り上がりました。お店の人に気付かれなくて(?)、よかった(笑い)。
こちらでも、台湾三昧?

 続いてプレイしたのが、ゲムマで配布されていた「対台湾特別軍事作戦202X」(Bonsai Games)です。トランプを使ったカードドリブンで、同時に1枚のカードを出し、数値が小さい方から作戦を行います。ユニットは艦艇と航空機に分かれていて、スートによって稼働できる兵種が決まります。例えば、航空機は赤系統で、艦艇は黒系統です。ただし、アメリカ軍の空母機動部隊は全てのカードで活性化できます。
 また、A及び絵札は、各軍のイベントを発生できます。中には、先島諸島が無事であることや敵が台湾海峡にいる等の条件もあり、また、予備10枚のカードと任意で交換ができる「ハイブリット戦」などもあります。このイベントがいい味を出していて、考えるところが多く、かつ、リプレイアビリティを高めています。
 戦闘は、同じエリアで行われます。敵の航空機か、艦艇かを選択し、攻撃を実施します。この時、まず、第5世代(F35とかイージス艦とか)の兵器が戦闘力分の攻撃し、6が出れば、1ヒットです(1ユニットを除去)。次に第4世代(F16や中国機の大半)が同じくdrしますが、こちらは損害値が1/2(端数切り捨てに)。つまり、最低でも6ゾロを出さないと当たらないわけで、第5世代相手には、とにかく当たらない。
 手札が4枚以下に減ると、山札から1枚ずつ補充ができます。この時、ジョーカーが出ると、停戦交渉が行われ、艦艇が各海域を支配していると、VP獲得となります。2度目の停戦交渉後に、VPが高い側が勝利します。
 インスト10分で、moritaさんとプレイ。陣営は、中国軍(mitsu)対日米軍(morita)です。前半は、両軍とも、航空機の傘の元、それぞれの目的地へ艦艇を進攻します。アメリカ軍の空母機動部隊は、VPのもっとも高い台湾海峡へ。中国軍は先島諸島を占有すべく、黄海へ。
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 イベントで、地対艦ミサイル攻撃や上陸作戦が行われ、ここからが主力の殴り合いに。
 空母機動部隊が満を持して北上し、黄海で中国軍艦艇を一方的に撃破。中国空軍は、ほぼ全機を投入して空母機動部隊に飽和攻撃を仕掛けますが、あまりに強力な対空システムにバッタバッタと落とされ、戦果なし(泣き)。
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 堪らず、台湾海峡に後退した中国海軍を、F35率いるアメリカ空軍が殲滅し、VPを獲得できる手段を失った中国軍は敗北。自衛隊さえ、使わないという展開に、う~む、強すぎるぞ、アメリカ軍!
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 第2戦は、陣営を入れ替え、日米軍(mitsu)対中国軍(morita)です。展開はほぼ同様で、中国海軍が黄海に進出し、先島諸島へ上陸作戦を決めます。さらに、中国空軍を全機、黄海上でCAPに付けます。
 ならばと、アメリカ軍は優秀な空軍を持って、航空撃滅戦を仕掛けますが・・・ああ、なんで当たらない?!ステルスで優秀なはずのF35が外しまくり、逆に中国空軍が6ゾロを出して、アメリカ軍の方が損害が多い始末・・・。
 こりゃ、いかんと、主力の空母機動部隊を突入させ、中国海軍を相当、削りますが、数が多すぎる!そうこうしている間に、中国軍は空挺作戦を成功させたり、と地道にVPを稼ぎ、気がつけば、2回目の停戦でゲームエンド。最後まで耐えきった中国軍の勝利となりました。
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 ゲームとしてはシンプルですが、トランプによる展開の幅の広さとここ一番の戦闘drによって、リプレイアビリティは極めて高く。プレイ時間も1時間弱と手頃で、販促用の無料ゲームにしては質が高すぎるゾ!

 存分に桶狭間を堪能したところで、休憩(?)に「Captain's Edition HARPOON」(GDW)をプレイしました。超精密ミニチュアゲームの「ハープーン」と同じラリー・ボンドがデザイナーですが、内容をかなり絞り込んで、現代海戦にしてはシンプルに仕上げています。ミニマップに、兵器カード、航空機ミニチュアを使って、90分程度でプレイできるようにしています。
 たまたま、整理していたら出てきまして。今回は、ルールブック3ページ分の導入シナリオ1・2を対戦することに。はっきり言って、システム習得用でただ、SSMを撃ち合うだけになります。
 シナリオ1は、商船護衛中のアーレイ・バーク級駆逐艦が、ソブレメンヌ級駆逐艦とイワン・ロゴフ級強襲揚陸艦と遭遇するというもの。NATO軍(mitsu)対ソ連軍(Tommy)です。

セットアップ
 1番手のNATO軍は商船を退避すべく、後退を掛けます。が、ソ連軍がこれを追撃し、隣接へクスに進入したところで、両軍がSSMを発射します。
SSM発射
 まず、西側の攻撃は短長あわせて6発のSSMを発射します。ソ連軍は長距離SAMがないので、ペアを組んだ両艦が短SAMで迎撃し、5発を撃ち落としてしまいます。残った1発もイワン・ロゴフ級のPD(近接対空兵器)により撃墜されます。
 対するソ連軍は、ソブレメンヌ級駆逐艦が8発の短SSMを発射します。これをアーレイ・バーク級駆逐艦が長SAMで迎撃しますが、期待値が6.6にも関わらず、わずか4発を撃ち落とすのみ。これがPD(近接対空兵器)のない商船を直撃し、2ヒットを与えます。これにより、商船または強襲揚陸艦に多くのヒットを与えたソ連軍の勝利に。
DSCN3967
 シナリオ2は、強力な対空兵装を持つバンカー・ヒル級巡洋艦が、ソブレメンヌ級駆逐艦及びクリバック級フリーゲート艦に護衛されたイワン・ロゴフ級強襲揚陸艦を襲撃するというもの。
 1番手のソ連軍は敵と距離をおくべく、東寄りに進路を取ります。これに対し、バンカー・ヒル級巡洋艦が、援護の原潜からの長距離SSMと合わせて、6発を発射しますが、ソブレメンヌ級駆逐艦の短SAMとPDでこれを撃墜します。
 ならばと、NATO軍は隣接へクスに突進し、今度は7発の短SSMを撃ち込みますが、ソブレメンヌ級駆逐艦とイワン・ロゴフ級強襲揚陸艦の対空防御に阻まれ、命中なし。強襲揚陸艦を守り切ったため、ソ連軍の勝利になりました。
S2
 こんな感じで15のシナリオで、徐々にステップアップを図るので、現代海戦の仕組みも理解できるようになっており、ルールブックの1/4は、兵器や戦術の解説です。これから、現代海戦(といっても90年代)を知るには、ちょうどいいかも。ちょっとずつ、ソロをしながら、例会にも持ち込みますね~。

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