歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

現代戦 アジア戦域

 今月のソロプレイ第7弾は、現代史アイテムから「パットン」(ツクダ)です。同名の戦車から取った戦闘級で、精密極まるタンクコンバットシリーズの一作です。WWⅡ以降の主力戦車や駆逐戦車、対戦車ミサイルまで登場します。ただ、現代陸戦戦闘級の本命だった「レオパルドⅡ」(ツクダ)に当時の最新MBTを組み込むため、「パットン」では、いわゆる第2世代までの戦車の収録となっています。
 今回の朝鮮戦争シナリオは、洛東江の戦いから「大邱の夜戦」です。釜山橋頭堡の要である大邱を巡る最後の激戦を描くもので、朝鮮人民軍はT34/85が、国連軍にはM26パーシング(とdrによってはM46)が登場します。
 このシナリオの特徴ですが、まず、登場戦車数がdrで決まります。国連軍は最大で8輛、最小で2輛(!)と、かなりの幅があります。平均は4.8輛なので、5台程度が使用できることになります。一方の朝鮮人民軍は、電撃戦の立役者T34/85が7-10輛登場します。平均は8台です。 
  機動力ではT34/85が若干、上ですが、主砲の能力は国連軍が圧倒的です。両軍とも高速徹甲弾(HVAP:High Velocity Armor Piercing)を使用できますが、国連軍のHVAPは5/6以上の確率で敵の装甲を貫通します。一方の朝鮮人民軍は、至近距離以外では敵を撃破できる確率は1/6強程度です。
 もう一つの特徴は、タイトル通り、夜戦であること。両軍とも1d6して距離以下が出ると視認できます。つまり、300m以下でなければ、敵を発見できず、確率的には150-200mの砲撃戦が起こりやすくなっています。かなりの近距離戦といってもよいでしょう。
 ただし、国連軍には各戦車に2発の照明弾が用意されており、平均で10へクス程度に発射でき、3-4へクス以内の敵をあぶり出します。敵のダミーを暴露するとともに、通常の夜戦距離(300m以下)に入る前に、国連軍が先制射撃を行えます。
 よって、数で劣る国連軍の作戦は、装甲貫通力に±2が得られる丘に陣取り、迎撃をすることになります。敵が中距離(10へクス以内)に近づいた時点で、照明弾で部隊規模を明らかにします。夜戦交戦距離に入る直前に照明弾照射による先制射撃を実施し、あとは優秀な砲撃力を生かして、敵部隊の撃破を狙います。5台以上の主力戦車がいるならば、1-2輛は予備として拘置し、敵の主力を見極めて増援とします。
 数では勝るものの、砲撃戦ではかなわない朝鮮人民軍は、ダミーを使用したブラフで左右両翼またはいずれかからの突破を狙うことになります。基本は行進間射撃になるので、命中率は非常に低いですが、数を生かした集中射撃で少ない敵戦車を撃破できれば、「負けない公算」が大きくなります。そう、朝鮮人民軍の勝利条件は、敵の全滅か、2/3以上の突破と、まず、達成不可能なので、3輛以上の突破による引き分けを狙います。

T0
 セットアップですが、以下のようになりました。
 国連軍:M26×5
 朝鮮人民軍:T34/85 ×9
 国連軍は上記の作戦通り、見通しの悪い左翼に2輛、中央に1輛、右翼に1輛を配置します。最後の1輛は、中央の交差点に予備として拘置します。
T0 国連軍
 一方の朝鮮人民軍は、左翼に4輛、右翼に5輛を配置します。本命は、両翼の実車輌とほぼ同数の配置をしたダミーです。今回は、先にダミーのスタックを突進させ、敵の照明弾の消耗を狙います。当然、残ったのが実車輌になりますが、うまく照明弾を使わせることができれば、夜戦距離前の捕捉を回避でき、近距離の砲撃戦で数少ない敵を撃破できる可能性が高まります。デメリットとしては、突破へのスケジュールがギリギリになりますが、敵の対応も遅れるはずなので、綿密に計算して盤外突破が間に合うようにします。
T0 NKPA
 第1ターン、事前計画通り、朝鮮人民軍が動き出します。今のところ、左右どちらが主力かあるいはダミーかは不明のため、国連軍は偵察のために左翼の1輛を、西盤端に向かわせます。両軍ともじりじりと前進を続け、第1ターンが終了します。
T1F6
 第2ターンの第2フェイズ、国連軍の偵察隊が左翼盤端付近に到着します。闇夜の中、かすかに聞こえてくる機械音に耳を澄まし、照明弾を上げるタイミングを待ちます。
T2F2
 第5フェイズ、敵との距離が500mを切った時点で、照明弾を発射。しかし、これが不発となり(よりによって1!)、状況は不明のまま。
T2F5
 まもなく、通常の視認距離内に入る直前、第6フェイズ、もう一度、照明弾を発射します。これは成功となり、敵部隊の中央で炸裂し、周囲を明るく照らし出します。結果、6輛がダミーと判明。ちょうど、丘陵上を移動していた1輛のみが視認されます。
 第3ターン、これで左翼は最大でも4輛ということがわかったので、国連軍は中央の予備1輛を右翼に向かわせます。
T3F1 左翼は丘に撤収開始、右翼へ増援
 第2フェイズ、接近してくる敵に対し、国連軍の右翼の1輛が照明弾を発射します。これは成功したものの行動が低すぎて、周囲2へクスのみを照らします。それでも先頭の車両らしきものがダミーと判明します。
T3F2 右翼に照明弾
 これで残りの車両がほぼ本物とわかったので、敵の接近を待って再度、照明弾を発射。これが効果的に打ち上がり、全ての敵車輌を照らし出します。最も前方のT34までの距離は400mだったので、国連軍のパーシング04号車がこの夜戦初の砲撃を実行します。が、惜しくも外れ。中央から増援の05号車は、敵を上方から狙い撃たんと、丘に繋がる斜面を登り始めます。
T3F5 UNが発砲も、惜しくも外れ
 第6フェイズ、なおもT34は前進。国連軍の04号車は必死に次弾を装填します。一方、中央部はダミーの1輛が微妙な距離を保ちながら、前進をしてきます。この車輌が本物ならば、道路を使用する国連軍車輌の側面を撃てることになるので、正体判明のため、照明弾を打ち上げますが、これがまた、1で不発に。
 第4ターンの第1フェイズ、国連軍は貴重な照明弾を再び、中央部に発射しますが、ああ、これもまた、1に!6発の照明弾を打ち上げて、3発が不発で、1発が低すぎて効果薄とは。史実通り、WWⅡの在庫で火薬が湿っていたのか?!
T4F1 中央の照明弾が失敗
 そうこうするうちに、右翼では敵戦車との距離が200m以内に。闇を通して響いてくるキャタピラ音に耳を澄ませますが、発見できたのはお互いに右中央の丘陵に登った1両ずつのみ。もとより、低命中率は覚悟の上で、一発でも多く撃って確率論的な命中に期待する朝鮮人民軍の08号車が、250mの距離で射撃を開始しますが、これは当然のごとくはずれに。
 第3フェイズ、近距離に入った両軍は闇の中で必死に照準を合わせようとしますが、発見できたのは、丘上の国連軍05号車と先頭のT34の09号車のみ。敵を発見した朝鮮人民軍は、先頭以外の3輛の砲塔を旋回させると、一斉射撃します。行進間射撃のため、マイナス修整(-4)が強かったのですが、敵が側面を曝していたのが幸いし、1発が命中!これが車体に突き刺さり、高度による修整を無視して、撃破・炎上させます。
T4F4 M26の側面に命中、撃破!
 一方、国連軍は04号車が150mの近距離で09号車を射撃しますが、60%以上の命中率にも関わらず、失敗!ちなみに、国連軍は照明弾を上げていたのですが、なんと4回目の不発に。これにより、05号車が射撃できなかったのも、痛い。
T4F3 予備のM26が丘を駆け上がる
 第5フェイズ、今度は先頭をひた走ってきたT34の09号車が、国連軍の04号車に発砲します。これが車体下部に命中したものの、高度効果もあって装甲に弾かれます。間一髪!この危機に、国連軍は中央の01号車を発進させると、1輛しかいない右翼に向かわせます。
 一方、左翼ではダミーのフリをしてきた4輛のT34が、国連軍の視界内に。十分に意識を集中していた戦車兵がこれを発見し、先頭のT34に発砲。上方からの射撃効果もあって、高性能のHVAP弾が易々と敵戦車の装甲を貫きます。燃料に引火したため、火災が発生します。
 第6フェイズ、この火災で照らし出されたT34に対して、中央のM26が400mの距離で射撃を実行。これが、車体側面に吸い込まれ、撃破!2両目の撃破となります。
 一方、右翼では集結をした4輛が、丘の上に向かって再び、突進を始めます。これに対し、04号車が100mの至近距離で三度目の射撃をしますが・・・まさかの外れ。ただでさえ、数の少ない国連軍が、射撃戦で優位に立てないとは、厳しい!04号車は乱戦を避けるため、一時的に後退します。
T4F6 左翼は撃破、右翼は100mの至近で外す
 第5ターン、燃え上がる2輛の残骸に接近することは危険、と判断した朝鮮人民軍の左翼部隊は、闇夜に紛れるべく、一時的に後退します。これを逃がさじと、国連軍は照明弾を打ち上げて射撃を行いましたが、距離があったことと敵が急発進(急後退)をしたため、命中せず。国連軍は左翼の脅威は大幅に減少したと考え、中央の01号車に続き、もう1輛の03号車を旋回させ、右翼に向かわせます。
T5F2 右翼のT34は一時後退
  第3フェイズ、右翼の危機が高まります。丘を駆け上ったT34は、後退中の敵の追いつくと零距離からの行進間射撃を試みます。確率は50%を切っていましたが、1発を命中させます。車体側面に食い込んだ砲弾が装甲を食い破り、04号車を破壊してしまいます。04号車も同じく零距離射撃で、09号車についに命中弾を出し、装甲を貫通しましたが・・・まさかの損害なし(損害チェックで11!)左翼で旋回中の03号車も長距離射撃を行いましたが、こちらは外れ。結局、右翼は有利な射撃を悉く外し、敵に肉迫されて全滅します。
T5F3 左翼で両軍が零距離射撃も・・・
 それでも、炎上した国連軍車輌が敵を照らし出したので、左翼から再び、中距離射撃を実施します。こちらは7以下で命中でしたが、外れに。
 当初は直進のまま、突破を考えていた右翼の朝鮮人民軍ですが、距離はあっても国連軍の射撃は危険と判断し、後続の2輛は旋回して、一旦、丘から降りることに。
 第6ターン、逃げる右翼の朝鮮人民軍を猛スピードで追いかけた01号車が、ついに丘に登って捕捉します。距離はわずかに200m。朝鮮人民軍は闇に紛れて逃げるか、数の優位で迎え撃つか、迷いましたが、近距離での砲撃戦なら分があると判断し、車体を旋回させて、迎撃態勢を取ります。すかさず、2輛で発砲するも、機動の影響を受けて外れとなります。
 第3フェイズ、丘を登り切った01号車が、側面を曝しているT34の09号車を捕捉します。行進間射撃でしたが目標が大きかったため(側面の+2修整)、見事に命中!これを撃破します。右翼の丘陵にいるのは、ともに1輛ずつに。どちらが先に命中させるか、の一騎打ちに。
T6F3 1号車が09を撃破!
 第4フェイズ、再装填を終えたT34の07号車が乾坤一擲の反撃を行いましたが、これが外れに。すると、第5フェイズ、今度は01号車が再装填をして発射。ともに行進間射撃の闇夜の150m射撃でしたが、見事に命中。必殺のHVAP弾が砲塔基部に突き刺さり、07号車を撃破します。小隊長の乗る01号車は、延べ3輛撃破です。
 一方、右翼では迂回を終えたT34の2輛が、再び突破に向けて前進を開始します。視界ギリギリの300mで丘にいるM26を発見した2輛が発砲しますが、命中値は3以下のため、ともに外れとなります。
T6F5 炎に浮かび上がった07も撃破!
 第6フェイズに、今度は02号車が接近する敵の発見に成功します。万全の停止状態から放たれた一発は、敵の1輛に命中し、これを撃破します。
T6F6
 終盤となった第7ターン、燃え上がる僚車の脇をすり抜けて、突破を狙ったT34の04号車でしたが、フル稼働のエンジン音を聞きつけた国連軍が発砲。こちらも狙い違わず、車体側面を貫通し、連続撃破となります。殊勲の02号車は、これで延べ3輛を撃破です。 朝鮮人民軍の車輌は、残り3輛に。丘の麓を迂回した右翼の2輛は突破確実ですが、撤退援護だったはずの中央の1輛が突破できるかが焦点に。
T7F3
 両軍とも、中央の南北に貫く道路を目指して、移動を開始します。いつ敵に遭遇するか緊張の中、時折、姿が見える敵に発砲し合うもの命中弾はなし。時間だけが過ぎていきます。
T7F5
 迎えた最終の第8ターン、接近するM26 の01号車とT34の08号車が150mの近距離に近づきますが、雲が月明かりを隠したため、発見できず。と、左翼の丘陵に陣取った03号車がエンジン音だけを頼りに、08号車に射撃を行います。いわゆる盲目撃ちでしたが、敵が側面を曝していたため、命中!上方からの高度効果も重なって、撃破。この瞬間、国連軍の勝利が確定しました。その後、T34の2輛が闇に紛れて南端から突破し、ゲームエンドに。
T8F1
 今回、照明弾の不発と国連軍のdrの偏りにより、接戦となりましたが、最後は国連軍が地力を発揮し、かろうじて勝利となりました。史実ではワンサイドゲームでしたが、闇夜、不確実な照明弾、ダミーといった要素がよい雰囲気を出していたと思います。
終了時

 今月のソロプレイ第6弾は、今年が70周年となる「TANKS+」(CMJ)の朝鮮戦争シナリオです。「極東のアラモ砦」という、題名から釜山橋頭堡での戦車戦と思われます。
 当然、国連軍が防御側であり、丘の上にある二つの村を守り切るか、一定数の敵を撃破すれば、勝利です。ただし、兵力はM26が2両とM24が1両、4個分隊の歩兵のみ。対する北朝鮮軍は、12両のT34/85と8個分隊の歩兵と、AFVで4倍、歩兵で2倍と兵力差は圧倒的です。
 戦車性能は、国連軍が有利とは言え、接近戦ではT34でも十分にM26の装甲を打ち抜けます。数を生かしたソ連軍が至近距離からラッシュを掛けると、その名の通り、「アラモ砦」になる可能性が高いです。
 セットアップですが、国連軍は地形効果が使用できる丘の上の村に、主力戦車を歩兵とのコンバインドアームで配置します。

T0
 第1ターン、北朝鮮軍はタンクデザントを先頭に、丘に向けて突進します。国連軍は増援のdrをするも到着せず。
T1
 第2ターン、北朝鮮軍は数に物を言わせて、丘を駆け上がり、VP地点に接近します。北朝鮮軍の前進射撃の確率は低いため、国連軍はあえてdr修整のつく、防御射撃をせず。それでもT34の数を生かした飽和攻撃により、1発が命中し、M26の1両が撃破されます。
T2NK
 国連軍ターンに、増援要請をしますが、到着せず。生き残ったM26と歩兵で至近距離から準備射撃を行い、T34/85を3両撃破します。
T2UN
 第3ターン、北朝鮮軍は足を止めて、国連軍に猛烈な射撃を浴びせます。8両及び歩兵の準備射撃と前進射撃により、国連軍のAFVは全滅し、歩兵2個分隊を残すのみになります。
T4NK
 ここは是が非でも増援が欲しい国連軍でしたが、ああ、無情にも援軍はなし。それでも、村に立て籠もる歩兵がバズーカで、戦車を攻撃し、2両を撃破します。
T3UN
 が、これが限界でした。第4ターン、北朝鮮軍は圧倒的な兵力差で準備射撃を行い、さらに敵1個分隊を撃破します。そこへ北朝鮮軍の歩兵が突撃し、1個分隊の犠牲と引き替えに、最後の国連軍歩兵を殲滅します。
 この瞬間、2カ所のVP地点を確保した北朝鮮軍の勝利となりました。
T4NK
 う~ん、東部戦線シナリオの「エレファント」と同様に、この兵力だとなるようにしかならないシナリオかしら。丘の稜線で臨機射撃を行う手もやってみましたが、30%程度の増援drが成功しないと、やはり、北朝鮮軍の物量に呑み込まれます。まあ、唯一の朝鮮戦争シナリオということで、プレイしたことに意味があると考えましょう(笑い)。
 なお、この記事を持って、現代戦(アジア戦域)ジャンルのプレイ済みが2割を超えました。そちらも更新しますのでご覧ください。

大戦後も続く、アジアの動乱!~朝鮮戦争・ヴェトナム戦争・アフガン紛争アイテム
http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19819182.html

 続いて、今月のソロプレイ第2弾は、洛東江の戦いに引き続き、「仁川上陸作戦-マッカーサーの賭け」(CMJ)です。CMJ誌に掲載された唯一(!)の朝鮮戦争アイテムで、もう20年以上前になります。ずっと、タンスの肥やしになっていたのですが、朝鮮戦争アイテムの流れで、やっとプレイにこぎ着けました。
 ゲームシステムは、補給判定-移動-戦闘-回復といった通常の作戦級です。部隊規模は大隊~中隊で、ZOCあり。地形としてはフェリーでしか渡河できない漢江、航空ポイントが増える金浦・水原飛行場があります。また、防御力+2、練度+1となる陣地を、2ターンを費やして構築することができます。
 戦闘は、メイアタックのWWⅡの標準仕様で、2:1でイーブンです。任意退却で損害を軽減できますが、基本は消耗型のCRTです。大きな特徴としては、強力な砲爆撃と練度の差があります。
 砲爆撃は、砲兵等の火力を戦闘力に(制限なく)加算できるもので、各ターンに一度のみ、使用できます。朝鮮人民軍には、増援を入れて、のべ16火力の砲兵部隊があります。対する国連軍は、砲兵は20火力弱ですが、空軍が最大35ポイント、艦砲射撃が最大51火力で、合わせて約100火力(!)があります。投入火力が10を越えると練度チェックを行い、1d6して練度値を越えると、ショック状態に(戦闘力/移動力ともに1/2)になります。
 さらに、各ユニットには練度があり、この差の分がプラスマイナスされます。国連軍は攻撃の主力となる海兵隊が練度5であり、初期の朝鮮人民軍が練度2-3なので、前半は国連軍有利に2-3のコラムシフトがあると考えていいです。
 勝利条件(終了条件)がソウルの陥落なので、国連軍は上記を合わせて、砲爆撃を集中し、陣地があろうかなかろうが、一点突破を図ります。一方からの攻撃だけだと、縦深の遅滞行動を取られるので、史実通りソウルの西側からの主攻に、南・東からの助攻で、敵兵力を分散し、ソウルを孤立化させる作戦が有効です。
 朝鮮人民軍としては、砲兵の防御射撃を有効に使いながら、できるだけの遅滞行動を行います。練度の高い増援部隊を待って、ソウル市内に立て籠もることを目指します。唯一の組織的反攻が期待できるのが南部で、策源地の水原を保持しながら、第105戦車師団の到着を待って、安東から永登浦への進出(国連軍の左翼部隊の補給切断)を狙います。

T0
  数回のソロ演習を経て、本戦に。まず、セットアップですが、朝鮮人民軍の仁川守備隊は、月夜島は放棄し、ブルービーチも1ユニットだけに。残りは全て、地形効果のある市街地に集中配備します。それでも猛烈な艦砲射撃の前には全滅するでしょうが、少しでも多くの砲撃を惹き付けるようにします。
T0 仁川周辺
 ソウル周辺では、外郭に陣地を構築するように歩兵タイプを配置します。残りの歩兵タイプは移動チェックで漢江沿いに展開できるように、北側に集中します。兵力が足りない東側は戦車中隊で薄い阻止線を引きます。
 最後に水原の第70連隊は、国連軍がまさかの南進をしてきた場合に備え、陣地構築を目的に展開します。
T0 ソウル近郊
 第1ターンは上陸侵攻ということで、通常と手順が異なります。国連軍の移動フェイズはなく、その代わりに2回の攻撃(上陸戦闘)ができます。さらにこのターンに限って、強力な艦砲射撃を2回行えます。よって、上陸は100%成功し、 史実が再現できるようになっています。朝鮮人民軍は、移動-戦闘ができますが、移動は練度チェックに成功しなければならず(ほとんどが1/3の確率)、かつ戦車部隊は移動できません。実質、反撃は不可能です。
  第1上陸戦闘フェイズでは、月夜島へ海兵隊1個大隊が無血上陸を果たします。同時に、艦砲射撃と空襲で、仁川と金浦飛行場守備隊をショック状態にします。
 朝鮮人民軍は、金浦飛行場守備隊の1個大隊が練度チェックに成功したので、長躯、仁川方面に進出させ、捨て鉢の戦車中隊と合わせて、第2ターンの阻止線をかろうじて形成します。これ以外は、計画通りに陣地構築と漢江沿いの展開を行います。
T1UN1
  第2上陸戦闘フェイズでは、海兵隊主力が仁川守備隊を粉砕し、史実同様にこれを確保します(これにより、以後の増援が最短で登場できることに)。また、余剰の砲爆撃力を持って、敵の阻止線の戦車部隊や漢江沿いの敵部隊をショック状態にします(特別ルールで第1ターンにショックになったユニットは、第2ターン終了時まで回復できない)。
T1UN2
  第2ターン、アスコム市を軸とする薄い防衛線に、増援を含めた国連軍の3個大隊が襲いかかり、全滅させます。同時に、敵を猛爆撃し、移動の自由を奪います。
T2UN
 朝鮮人民軍は、前ターンから構築中の陣地を作り上げると、ソウルからHaengjuにかけ漢江北岸に防衛線を展開します。
T2
  第3ターン、国連軍は逃げ遅れた金浦飛行場の守備隊を捕捉し、殲滅するともに、主力の海兵隊をもって、Haengjuに渡河攻撃をかけます。地上部隊はわずかに7戦力でしたが、艦砲や空襲、砲撃を集中し、36火力とします。都市の地形効果で、戦闘比は3:1に低下しましたが、練度差で-2drmを得ます。結果は・・・見事にDE!戦闘後前進により橋頭堡を確立すると、追加追撃で2カ所の陣地構築作業を中止させます。
T3UN
 朝鮮人民軍は、やむなく、歩兵を縦深に配置し、再構築を試みますが・・・。
  第4ターン、国連軍は漢江を渡河した4個大隊で橋頭堡を広げ、ソウル市に向かってじりじりと前進します。同時に、ソウル東側では、海兵隊1個大隊が砲兵と空軍支援のもと、強襲渡河を敢行します。対岸を守備していた戦車中隊が壊滅し、こちらにも橋頭堡が築かれます。
T4UN
 朝鮮人民軍は、かろうじて市街地周辺に陣地を作ると、なけなしの兵力を転用して、東側に薄い防衛線を引きます。 
T4
 第5ターン、国連軍は激しい砲爆撃を繰り返し、西側の防衛線を圧迫し、市街地まで2へクスに迫ります。また、東側でも、計算し尽くされた空爆と地上攻撃で2ユニットを壊滅させ、橋頭堡を拡充します。また、南側では第187空挺連隊を軸とした安東防衛線を引きます。
T5UN
  朝鮮人民軍は、この日の増援の第25独立旅団(高練度)を投入し、防衛線を再構築します。同時に南部では国連軍を牽制すべく、第70歩兵連隊が北上を開始します。
  第6ターン、国連軍は向かうところ敵なしの艦砲射撃を継続し、Ansan Hillを攻略し、市街地の隣接へクスに辿り着きます。一方、敵の主防衛線はかなり強化されたため、延翼機動と攻撃で揺さぶりを掛けます。南側では敵の接近に伴い、陣地構築に入ります。
T6UN
  第7ターン、ソウル市街戦が開始となります。国連軍は艦砲の届く漢江沿いの市街地に攻撃をかけ、これを占領します。同時に、ソウル自体を包囲すべく、北と東で攻撃をかけます。
 これにより、ついに守備部隊が足りなくなった朝鮮人民軍は、市街地中央に砲兵部隊を撤退させると、その周りにハリネズミの陣を展開します。一方、南部では到着した第105戦車師団の1個大隊を加え、敵の空挺連隊の陣地に初の反撃を実施しましたが・・・drにも恵まれず、1ステップロスを受けて、敗走します。
T7UN ソウル市街地攻撃開始
  第8ターン、国連軍は到着したばかりの第7海兵連隊を南部に投入し、3カ所で反攻に出ます。いずれも敵を壊滅させ、水原への道を切り開きます。
T8UN 南部での反攻
 そして、メインのソウル市街戦では、南側から戦車を伴った5個連隊が牽制攻撃をかけます。朝鮮人民軍は、牽制とわかっていても、ここを取られると砲兵が隣接され、防御支援ができなくなるため、やむなく全火力を持って突撃破砕砲撃を実施しましたが・・・国連軍がDEを出し、砲兵が無力化されます。これにより、圧倒的な艦砲射撃を凌ぐことはほぼ不可能となり、7:1の最高比攻撃で首都へクスが陥落。この瞬間、国連軍がサドンデス条件を満たし、勝利となりました。史実より3日ほど早い、ソウル奪還でした。
T8UN ソウル総攻撃
 今回、国連軍は敵の砲兵の影響とCRTを綿密に計算して、砲爆撃を行ったため、極めて効率よい戦闘となりました(そのために、自作で砲爆撃力マーカーを自作した甲斐がありました)。国連軍の艦砲射撃等は強力無比であり、戦闘drにも恵まれたため、朝鮮人民軍がかなりの速度で消耗し、十分な縦深防衛線が引けなくなったことが勝因でした。

 今月のソロプレイは、開戦70周年記念となる朝鮮戦争(動乱)アイテムから「釜山橋頭堡」(Schutze Games)です。その名の通り、浦項-大邱-馬山の洛東江ラインの釜山橋頭堡を巡る戦いで、開戦以来怒濤の進撃を続ける朝鮮人民軍(北朝鮮軍)がここを突破すれば、最終目的地の釜山を奪取できる状況でした。
 朝鮮人民軍(北朝鮮軍)は原則として師団、アメリカ軍は連隊、韓国軍は師団規模の作戦級です。通常の移動-戦闘に加え、第二次移動として戦車は3移動力で、また、朝鮮人民軍は浸透移動(ZOC to ZOCの直接移動)の試みができます。この浸透移動が厄介で、回り込まれた国連軍は補給切れになり、反撃で叩き出さなければならず、消耗型のCRTもあって、損害が嵩みます。また、アメリカ軍司令部の2へクス以内は、副ZOCと称して移動力が+1となります。いわゆる阻止砲撃や空軍による交通妨害を表しているのですが、朝鮮人民軍の歩兵は3移動力しかなく、展開が大きく阻害されることも。
 戦闘は戦闘比で解決し、損害数分のステップロスとなります。戦闘比3:2がほぼイーブンです。2ヒット以上ならば、1損害分を1へクスの退却で消化できます。朝鮮人民軍は、補給の消費か余分に1ステップロスすることで、万歳突撃(戦闘力2倍)ができます。コラムシフトとしては、両軍が使用できる司令部、戦車支援シフトに、国連軍だけが使用できる航空、海軍シフトがあります。
 空軍はこの戦闘修整の他に、敵の補給カウンターの爆撃(1/3で成功)や戦略的補給路の破壊(1VP)もできます。
  コンポーネントはDTPで補助マーカーが少ないので、支援がわかりやすい追加カウンターと日本語チャートを自作してみました。

T0
 指示に従ってセットアップを行い、ゲームスタートです。
 第1ターン、朝鮮人民軍は史実通り、洛東江全域で攻勢に出ます。北部では盈徳及び山地で3:1と4:1の攻撃をかけ、韓国軍第3師団を1/2で退却に追い込みます。すでに消耗していた第8師団は壊滅に。大邱方面では2個師団が洛東江の渡河攻撃を行い、5:1の最大比で、アメリカ軍騎兵師団の1個連隊を撃滅します。南部では、馬山近郊で精鋭第6師団と戦車・オートバイ連隊が、突出していた第25師団の2個連隊を攻め、1個連隊を殲滅します。が、最南端の1個連隊は、航空支援のおかげで損害なしとなります(0/0)。
 第二次移動で、第25師団の1個連隊は包囲され、北部でも浸透移動により、韓国軍2個師団が山地で緩包囲となります。
T1N
  脱出のため、韓国軍2個師団が浸透してきた敵の歩兵連隊に攻撃をかけますが、空軍まで使用しても効果なし。山岳の韓国軍が使用できなくなったため、国連軍はやむなく第1騎兵師団の1個連隊と司令部で間隙を埋めます。南部では、第24師団と第25師団でスタックを組み直し、馬山の防御を固めます。唯一の戦果は、補給カウンターを狙った空爆で中央の1個部隊が壊滅します。
T1U
 第2ターン、北部では浸透で生き残った朝鮮人民軍の1個連隊が敵の背後に回り込み、正面からの圧倒的戦力と合わせて、第1騎兵師団の1個連隊と司令部を半壊させます。が、浦項を狙った強襲は空軍に阻止され、1/0となります。また、山岳に包囲した韓国軍騎兵師団への攻撃も空爆により、効果なしに。南部では逃げ遅れた1個連隊を包囲殲滅したものの馬山攻撃にはたどり着けず。
T2N
  国連軍は増援の第5旅団を馬山戦線に投入し、南部を安定させると、北部で反撃に出ます。突出していた朝鮮人民軍の1個連隊に騎兵師団が逆襲をかけ、これを殲滅。また、山岳でも1個連隊を撃破します。
T2U
T2終了時
 第3ターン、南部での攻勢の見込みがなくなった朝鮮人民軍は、北部での猛攻に切り替えます。山地で包囲している韓国軍騎兵師団に主力を向け、4:1で殲滅します。同時に、アメリカ軍海兵旅団が籠もる大邱に対し、戦車を含む歩兵の大軍が万歳突撃を敢行!司令部支援、戦車支援に、空軍による阻止空爆の激戦を制し、朝鮮人民軍が市街地の奪取に成功します。ステップロスした海兵旅団は、背後の山地へ逃げ込みます。一方、手薄になった中央部に対し、5個歩兵連隊がこちらも万歳突撃による渡河攻撃を行います。第29旅団はこれを支えられず、潰走。が、強襲を行った朝鮮人民軍も2個連隊を失う大損耗に。
T3N
  国連軍は増援や補充を投入して、戦線を補強するとともに、浦項の海岸線を浸透してきた敵の歩兵連隊を、艦砲射撃と空爆下での逆襲で排除します。
T3U
 第4ターン、勢いに乗る朝鮮人民軍は、消耗した第29旅団を追撃し、中央部の山岳地帯に進出。その後、浸透移動で海兵旅団を包囲します。また、北部で包囲下にある韓国軍を攻撃し、損耗した1個師団を撃破し、VPを上乗せします。
T4N
 国連軍は貴重な予備兵力をかき集めると、中央で包囲を行っている消耗した敵歩兵師団に戦車、司令部、空爆の3シフトで反撃をかけ、これを撃破し、海兵旅団の救援に成功します。
T4U
 第5ターン、いまだ戦力はあるとは言え、攻勢と反撃でかなりの兵力を消耗した朝鮮人民軍は、戦線を整えると、部分的な攻勢に切り替えます。空軍基地を抱える浦項と山岳に包囲されている韓国軍師団に3:1攻撃をかけ、損耗させます。
 
T5N
  一方の国連軍は到着した増援をつぎ込み、中央の山岳地帯と浦項で反撃をかけ、2個連隊を壊滅させます。
T5U
 第6ターンもほぼ同様の展開で、消耗だけが嵩みます。
T6N
 第7ターン、こちらも増援で増強された朝鮮人民軍は、再び、浦項に万歳突撃を実施しましたが、drに恵まれず、相打ちに。
T7N
 と、これまで耐えに耐えていた国連軍が、作戦的な反攻に出ます。前ターンに中央の山岳地帯を取り返していた第8軍は、大邱に居座る歩兵師団に対し、空爆と戦車支援、司令部支援を集中し、4:1でこれを殲滅します(0/3!)。
T7U 大邱奪回
T7終了時
 完全に守備体制に入った朝鮮人民軍に対し、第8ターンに洛東江の中央部を逆渡河して、側面を押し上げます。
T8U
 第9ターンには、南部でも反攻を開始し、馬山を完全解放し、補給切れとなった第6師団とオートバイ連隊を壊滅させます。
T9U
 唯一、生き残った戦車連隊に北部戦線の戦車連隊が呼応して反撃し、脱出に成功しますが、あとは国連軍が押しまくる展開に。
T13N
 それでも、朝鮮人民軍は補充を有効に活用して、損耗した部隊をローテして、大突破を許さず。最後は6個師団相当まで撃ち減らされますが、物量の国連軍の猛攻に耐え、ゲームエンドに。
T14U
 VP計算をしてみたところ、NKPA40点、国連軍34点により、国連軍の戦術的勝利となりました。あと、6点あれば、国連軍の決定的勝利となったわけですが、序盤の大邱占領と韓国軍4個師団の壊滅で、朝鮮人民軍が踏みとどまった形になりました。
終了時
VP

 最後に、中黒さんから「テストプレイをお願いできますか」とお声がかかりまして。次の「このシミュゲ」候補の「金門島上陸作戦」です。ちょうど70年前の台湾紛争を扱った作戦級で、人民解放軍による金門島北西部への上陸作戦と台湾軍による反撃を描きます。

 基本は、スタックごとの活性化で、移動-戦闘が行えます。ただし、師団チットを使用すると、全ユニットを投入できます。この時、兵站ポイントがあれば、一度、使用済みとなったユニットを再び活性化することも可能です。戦闘は2:1がイーブンで、攻撃側・防御側・双方に影響が出る結果を判定します。ヒットを受けた側は2へクスの後退(及び混乱-非活性化)となります。それを避けたい場合は、1d6して戦闘力以下を出せば、死守に成功します(士気チェック)が、失敗すると除去となります。
 よって、基本は包囲して、死守を強要し、敵を除去していくことになります。また、VP拠点や砲兵観測地点には直接攻撃をかけ、この奪取を狙っていきます。
 特別ルールとしては、台湾軍には空爆が、人民解放軍には砲撃があり、任意の1ユニットを混乱にできます。また、人民解放軍には、砲撃の強化や共同攻撃可能、海上輸送ポイントの増強など、戦術チットが3枚有り、ダミーと合わせて6枚から3枚を引きます。どれも効果は大きいですが、使用の度に1VPを失います。ちなみに今回のチットは、ダミー2枚と共同攻撃可能でした。

 今回は、圧倒的な戦力の人民解放軍をmitsuが、少数精鋭の台湾軍を中黒氏が担当します。

 第1ターン、まずは人民解放軍の上陸から開始となります。人民解放軍は海上輸送20ポイントを持っていて、最高はこの数までのユニットが上陸できます。ただし、ターン途中の回復に兵站ポイントが必要なため、こちらにも割り振る必要があります(1海上輸送ポイントで2兵站ポイントを輸送可)。今回は、第82師団の精鋭10ユニットを上陸させ、残りは兵站ポイントとします。

 先手の人民解放軍は、上陸で包囲した北西海岸の中央の1個大隊を殲滅します。が、台湾海峡の突端の部隊は見事に士気チェックに成功し、踏みとどまります。台湾軍は、後方から虎の子の戦車大隊を呼び寄せ、反撃準備をします。

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 第2ターン、人民解放軍は増援の2個師団を上陸させると、海岸部の掃討を行います。これに対し台湾軍は歩戦のコンバインドアームズで、猛烈な反撃を行います。攻撃をすると混乱により戦力が半減するので、そこに反撃が起こり、さらに再反撃が・・・と戦闘は激化し、両軍とも徐々に部隊が損耗します。

 焦点となったのは、北西部の要衝-林厝でした。このVP地点を巡り、激しい攻防戦となります。台湾軍は戦車大隊まで投入して防衛線を強化しますが、人民解放軍は周辺の陣地に波状攻撃をかけ、これを包囲します。

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 最終の第3ターン、人民解放軍は満を持して、林厝に師団規模の包囲攻撃を実施(戦術チット)。最後まで残った戦車大隊が士気チェックに失敗し、林厝が陥落。以後、台湾軍は数回の奪回作戦を行いますが、状況は厳しく、反撃は失敗。そのまま、+1点で人民解放軍の勝利となりました。

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 お手軽なミニゲームかと思いきや、どうしてどうして。海上輸送ポイントの使用量に始まり、上陸地点と上陸部隊の編成、攻撃と反撃の判断、後退か士気チェックかの選択等、非常に選択の幅が広いです。若干、特別ルールは多めですが、その分、選択肢が広がり、かつ、ランダム引きの戦術チットも合わせて、展開は、毎回、大きく変わります。よい意味で悩みが多く、さすが、中黒デザイン!
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 なお、影響が少なかったので記述していませんが、人民解放軍の海上輸送ポイントは台湾海軍の反撃などで、毎ターン、2d6ずつ減ります。また、台湾空軍も毎ターンにdrして、天候によっては出撃しないことも。テーマの珍しさだけでなく、きっちりと金門島攻防戦を学びたい方にも、お勧めでしょう。

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