歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

WWⅡ 欧州海戦

 作戦級の鬼-Das Reichさんとは、かつてCMJ再販のリプレイを対戦したこともあり、お会いするたびに「バルジを持ってきてますよ」と勧誘されます。が、このヘロヘロの状態では、心が折れること間違いないので「現在、バルジは医者に止められています」と返答しています(嘘、笑い)。
 かわりに「マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942」(Bonsai Games)のお声かけをいただいたので、インストプレイをすることに。陣営は、枢軸軍(Das Reich)対連合軍(mitsu)です。
 序盤から枢軸軍は、X艦隊(輸送船団)に攻撃を集中します。潜水艦攻撃でCLAAを撃沈。が、なぜか、「戦士の休息」や「対潜警戒」を引くことが多く、それ以外の損害はなし。
T4 空襲を寄せ付けず
 中盤から激しい空襲が始まりますが、こちらも「対空警戒」と対空drが冴えまくり、輸送船1隻が撃沈されたのみに。ここまではほぼ、連合軍の圧勝状態です。
T7 シシリーの悪魔も撃退
 夜間ターン、魔の狹水域を迎え、連合軍の防御射撃はわずかに3ヒットのみ。まずい!20隻の魚雷艇攻撃を受ける羽目に。「みんな、沈めればいいんですね」と笑みを浮かべながらdrをするDas Reichさんでしたが、期待値の7に届かず、わずかに4隻の撃沈のみ。作戦級の鬼は、やっぱりdrで勝てないのは本当のよう。
T8 狹水域を抜け
 ほぼ勝利を確信した最終第9ターン、それは起こりました。「イタリア巡洋艦隊」の出撃!が、タラント沖合で網を張っていた「第10潜水艦隊」が敵の重巡1隻を捕捉し、これを損傷させます。これにより接触判定は-1修正を受け、6しか成功しないはずでしたが・・・ああ、Das Reichさんがまさかの6(失礼!)。しかも、9ラウンドという長期戦に。
T9  巡洋艦隊に捕捉さる
 DDは同数ですが、巡洋艦数では不利な連合軍は、船団エリアまで下がり、必殺の魚雷を放ちます。が、わずかに重巡1隻を沈めたのみ。対するイタリア海軍は圧倒的な火力で船団を攻撃し、次々と輸送船を沈めていきます。最終ラウンドが終わった時点で、生き残った輸送船はオハイオを含む、2隻のみに。
T9 船団の壊滅
 結果、連合軍は輸送船団を守り切れず、艦隊保存には成功したものの、引き分けとなりました。圧勝だったはずなのに、これほどの展開になったのは久しぶりです。本来、イタリア水上艦艇は出撃すると、VP的に不利になりがちですが、これがあるから止められないですよね~。
 ともあれ、これで再販後、6戦ができたので、10番勝負を目指して、あと4戦、行きたいです。
  なお、SLG界の軍神こと鹿内さんも、繰り返しプレイしてくださっているようで、以下のようなメールをいただいています。
 「大変楽しませていただきました。どちらかというと、枢軸軍をやった方が楽しく感じました。能動側だからでしょうね。」
 「けっこうやりましたよ。やってみたくなる物語性に優れているんです。ソロプレイで(ソリティアに向いてますので)一度だけ枢軸が勝ちました(序盤の潜水艦戦で空母二隻を撃沈、最終ターンのイタリア巡洋艦隊出撃でイギリス軍CLと輸送船団を蹂躙)。」

 最後に、質問のあった内容について、明確化と訂正をしておきます。

Q1:雷撃(潜水艦攻撃、水上戦の駆逐艦、魚雷艇攻撃)にも、BBの耐堪性(dr5-6で各ヒット無効)とオハイオルール(dr1-5ならば、オハイオ以外に命中)は適用されるのか?
A1: はい。雷撃にも、BBの耐堪性とラッキーオハイオのルールは適用されます。

Q2:魚雷艇攻撃で、戦闘艦と輸送船へのヒットは、どのように適用するのか?
A2:総ヒット数を、戦闘艦と輸送船に半数ずつ、ランダムに割り振ります(奇数ヒットの端数は、輸送船に1つ多く適用)。戦闘艦と輸送船を別々のカップに入れ、無作為に引くなどしてください。

Q3:イタリア巡洋艦隊チットで、駆逐艦12隻も出撃するのか?
A3:はい、出撃します。なお、ルールでは、イタリア巡洋艦は7隻となっていますが、6隻の誤りです(ユニット数どおり)。

Q4:ベローズ艦隊は、いつ、撤退するのか?
A4:ベローズ作戦チットが活性化するか、第7ターン終了時に撤退します。ルール7.1

 この日も「マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942」(Bonsai Games)を持ち込みまして、バーネットさんにインストプレイをしました。陣営は、連合軍(mitsu)対枢軸軍(バーネット)です。
全景
 第1ターン、初チットはU-73。熟練のUボートは、史実どおり、奇襲に成功し、一撃で空母イーグルを撃沈します。さらに、対潜攻撃を生き延びて、次ターンも行動可能に。
T1
   第2ターン、再び、U-73。が、これは、奇襲にならず、艦隊駆逐艦の猛爆雷を受けて、撃沈されます。ほっと一息ついたところで、今度はU-205!対潜警戒の隙を突き、必殺の魚雷を発射し、空母インドミタブルが海の藻屑とします。この時点で枢軸軍は艦隊撃滅の勝利条件を達成し、かつ、連合軍は貴重なCAPの2/3を失います。
T2
   第3ターン、サルディニア島からの航空攻撃が始まりますが、連合軍にチット運が戻り、ベローズ作戦が成功。「戦士の休息」も来て、奇跡的にこのターンは攻撃を受けず。
T3 連合軍チットのみ
   一夜明けて、第5ターン、枢軸軍の空爆が船団を襲います。SM79×4の攻撃は、CAPと対空砲火で蹴散らしましたが、Ju87×2のうち、1攻撃が成功。防空巡洋艦カイロを損傷させます。これ以上のVPを失いたくないイギリス軍は、2隻の駆逐艦を付けてジブラルタルへの帰還を図りましたが、ああ、護衛の甲斐なく、沈没してしまいます(dr2!)。 
T5 CLAAカイロ、損傷沈没
 第6-7ターン、「シシリー島の悪魔」が加わり、猛烈な空襲が予想され。連合軍は「航路変更」を入れて、一時待避を狙いましたが、いきなり第1チットになり、効果なし。直後から、激しい空襲が始まります。狙いは、輸送船団。対空砲火をくぐり抜けたJu87が投弾したのは、油槽船オハイオ!(1/14の確率でしたが、いきなり、発見に成功)辛くも命中弾は逃れますが、これを沈めれば完全勝利と、枢軸軍はオハイオに爆撃を集中します。延べ、6ヒットの命中となりますが、「ラッキー・オハイオ」ルール(5/6の確率で他船に命中)により、かろうじて被弾を免れます。
T7 オハイオ発見
T7 猛烈な爆撃で、船団の4割が撃沈破
   第8ターン、ここで護衛のZ艦隊が帰還し、残されたのは8隻の輸送船とX艦隊のみ。二度目の夜となり、魚雷艇の犇めく、魔の海水域を迎えます。迫り来るMASに対し、連合軍は必死の防御戦闘を実施し、延べ12隻を撃沈。生き残ったMASが魚雷を発射し、護衛艦・輸送船を合わせて5隻を沈めます。
   最終の第9ターン、這々の体のX艦隊も、マルタ島まであと一息に。CAPに来たマルタ島戦闘機隊と対空砲火が火を噴き、敵機を寄せ付けず。が、ここで、イタリア巡洋艦隊チット!巡洋艦数で2倍以上の敵艦隊の攻撃を受けたら、船団の全滅もあり得ましたが・・・事前に展開していたイギリス第10潜水艦隊が敵艦隊を捕捉し、重巡1隻を雷撃で損傷させます。これに驚いた敵司令官は、未だ圧倒的有利にかっかわらず、艦隊をタラント港に帰還させてしまいました(接触チェックに失敗)。
T9 最終ターンの攻防
 これにより、難を逃れた輸送船団は無事にマルタ島に到着し、船団阻止の勝利条件は満たせず。結局、1つずつの勝利条件達成となり、引き分けでした。
 序盤に空母2隻を失い、早々にオハイオが発見されたため、かなり厳しかったですが、チットの巡り合わせと対空砲火drがよかったため、かろうじて引き分けに持ち込むことができました。数多くのテストのおかげで、届きそうで届かないバランスは健在でした。

 ずっと宣伝していますが、ちはら会謹製の「マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942」強化月間ということで、茨城会でもプレイしていただこうと持ち込みました。
DSC02506
 第一戦は、moritaさんとの対戦で、枢軸軍(morita)対連合軍(mitsu)です。序盤、イタリア潜水艦とU205が奇襲に成功するも、戦果なし。第3ターンに、U73がこれまた、奇襲に成功。この雷撃が見事フューリアスを捕らえ、これを撃沈します。直後に「ベローズ作戦」となり、空輸作戦が無駄に。
T3 U73がフューリアス撃沈
 一夜明けた第4ターン、小規模空襲とイタリア潜水艦隊の攻撃は効果なし。ここで、イタリア戦艦隊が出撃。2隻の戦艦が船団に向かいますが、2/3の確率で捕捉できるはずが、惜しくも失敗に。
T4 イタリア戦艦隊、補足できず
 実は、戦艦隊の出撃はギャンブル要素が高く、敵にヒットを与えられるものの、ロドネイ級の反撃でイタリア軍もかなりの損害を受けることが多く、艦隊撃滅の勝利条件的には不利になりがちです。百戦錬磨のmoritaさんが安直に出撃させるはずはなく、後で聞いてみたところ、損害は承知で、艦隊戦で率先してCLAAを沈め、それ以降の空襲を有利に運ぶ作戦だったそうで。これが成功していたら、確かに危なかったかも。
 対空力は落ちませんでしたが、作戦どおり、その後、枢軸軍の空襲が続き、第7ターンにはJU88の攻撃で、空母イーグルが損傷します。
T7 イーグルが損傷
 そのまま、第8ターン、魔の狹水域へ。が、魚雷艇の攻撃は、わずかに4ヒットのみ。が、うち2発はCLAAとCLを撃沈となり、X艦隊の防空力は6火力まで低下します。
 迎えた最終第9ターン、ここで枢軸軍の空襲が続くと危なかったのですが、第1チットのSM79×5の攻撃は幸運にも外れに。そのまま、「戦士の休息」や「マルタ島戦闘機隊」が来て、最終チットに。これは最強のJU87×6に。マルタ島戦闘機と対空砲火で3空軍力を削りますが、3空軍力が急降下爆撃へ。これにより、CL1隻と輸送船1隻が損傷しましたが、マルタ島至近だったこともあり、駆逐艦護衛により無事に到着できました。
T9 最後の空襲
 結果的には、艦隊撃滅条件では3点ほど届かず、船団阻止は失敗となり、連合軍の戦略的勝利となりました。
終了時
 第二戦は、初プレイのにしさんと、インストプレイとなります。陣営は、枢軸軍(mitsu)対連合軍(にし)です。
 序盤、枢軸軍は潜水艦による奇襲攻撃に成功しますが、ああ、魚雷は当たらず。逆に対潜攻撃で撃破されます。
 第2ターンには、連合軍はベローズ作戦を成功させ、盤石の体制を取ります。
T2 ベローズ作戦、成功
 一夜明けて、第5ターン、今度はU73が必殺の雷撃を見舞って、空母インドミタブルを撃沈します。
T5 U73が空母インドミタブルを撃沈
 第6ターン、組織的な空襲が始まりますが、連合軍は航路変更で難を逃れます。
 そして、迎えた第7ターン、敵のCAPや対空警戒を振り切って、シシリア島の枢軸軍攻撃隊が猛爆撃を加えます。これにより、空母ヴィクトリアスが損傷し、イーグルが撃沈となります。この時点で、枢軸軍は艦隊撃滅の勝利条件を満たします。
T7 猛烈な空襲で空母2隻を撃沈破
 魔の狹水域の第8ターン、魚雷艇の攻撃に期待がかかりましたが、激しい防御砲火で7隻が削られ、ヒットはわずかに3隻のみ。
 最終第9ターン、こうなったら、イタリア巡洋艦隊に託すしかない。3枚目のチットで出撃!が、待ち伏せしていたイギリス軍第10潜水艦隊に、重巡ザーラが損害を受けます。これに怯えたイタリア海軍指揮官は早々に撤退を決定し、敵は捕捉できず。その後、2つの空襲とチットで、輸送船団を攻撃するも、マルタ島戦闘機隊に阻まれ、輸送船5隻を沈めるのがやっと。ここでゲーム終了。
T9終了時
 結果的には、枢軸軍が艦隊撃滅に成功したものの、船団阻止には失敗したため、引き分けになりました。
 いやはや、両軍にとって、もしやという展開までは行きますが、史実どおり、勝ち切るのは、ともにギリギリになっています(そこまでバランスを取れるように、当時、テストプレイと改良をしているので、ある意味、当たり前かな~)。
 超マイナーテーマで二度と再販はないでしょうから(笑い)、ちはら会に来ていただければ(または千葉会か茨城会へ遠征の際でも)お声かけいただければ、お相手しますね。

 この日の目玉は、ちはら会謹製で初商業出版なった「マルタ島攻防戦-ペデスタル作戦1942」(Bonsai Games)です。詳しくは、こちらをご覧ください。
 第一戦は、最近、ちはら会に参加いただいている新人のfhoさんと。史実を反映してバランス的にはやや不利ですが選択肢が多い枢軸軍をfhoさんが、耐え忍ぶ連合軍をmitsuが担当します。
 第1ターン、いきなり、U73が奇襲に成功し、空母を狙います。5/6の確率で撃破だったんですが、ああ、まさかのdr1で失敗。反撃の対潜攻撃で、U73は撃沈されます。
T1 U73が雷撃失敗で撃沈さる
 その後も、潜水艦と弱めの空襲が続きますが、連合軍の防御の前に、損害なし。
中盤まで、損害なし
 中盤に入り、シシリー島の航空機も加わり、船団を空襲します。第5ターンに、空母イーグルが被弾し、損傷。駆逐艦の護衛により、ジブラルタルにたどりつきます。ここまで、幾度か、攻撃を受けるもdrに恵まれ、輸送船に損害なし。
T7 イーグルが損害を受けながらも、狹水域へ
 第8ターン、魔の狹水域の魚雷艇攻撃では、ほぼ期待値どおりの7ヒットに。輸送船3隻が被雷しますが、うち、1隻がオハイオ。ラッキー・オハイオのルールで5/6の確率で無事なはずだったんですが・・・ああ、オハイオ沈没!この瞬間、枢軸軍は「船団阻止」の条件を満たします。これじゃ、アンラッキー・オハイオだぁ(泣き)。
T8 オハイオにピンポイントで命中!
 明けて、最終第9ターン、オハイオを失って士気低下する船団を、枢軸軍の海空兵力が襲います。連合軍もマルタ島戦闘機隊やカリブディス隊(増援)で対抗し、なんとか、空襲を払いのけます。
 が、最後のチットが「イタリア巡洋艦隊」。タラント沖で網を張っていた第10潜水艦隊が重巡1隻を雷撃で撃退しますが、残りの主力艦は1/6の接触確率を突破して、水上戦へ。しかも、ラウンド数は11!(その確率はわずかに1.4%だったのに)
T9 最後の最後に、イタリア巡洋艦隊!
 X艦隊は決死の防戦をしますが、重巡対軽巡では勝ち目はなく、護衛艦はほぼ全滅します。船団にまで到達したイタリア海軍は、一方的な屠殺で輸送船を沈めまくり。結果、損傷したわずか4隻がマルタに辿り着いたのみでした。
 最後に、勝利条件を確認したところ、
 船団阻止:成功 マルタ島到達の輸送船4隻(オハイオは届かず)
 艦隊撃滅:失敗 差し引き2点
で、規定上は引き分けでした。守るべきX艦隊が壊滅したことを考えると、実質的に連合軍の負けでしょうね。得意のインスト負け(?)でした。
 第二戦は、このゲームのリサーチをしてくれた海軍提督kawaさんと。枢軸軍をkawaさんが、連合軍をmitsuが担当します。
 序盤、やたらと「戦士の休息」が来て、イタリア軍潜水艦の襲撃はあったものの、損害なく、一日目を終えます。
T3
 ゲームが動いたのは、第5ターンでした。U205が奇襲に成功し、空母ヒューリアスを撃沈します。直後にベローズ作戦が来たので、これは無駄に。
 第6ターン、SM79の空襲の後、イタリア戦艦隊が出撃します。奇跡的に3隻の戦艦が出撃(確率はわずかに0.8%!今日のイタリア海軍は一体、どうなっている?!)。第10潜水艦隊に1隻が損傷させられるも、2隻の戦艦と重巡以下が水上戦に突入します。が、ラウンド数はわずかに5だったため、お互いに1隻ずつの戦艦が損傷し、数隻の軽巡が沈没します。
T6 イタリア戦艦隊、出撃
 第7ターン、損傷艦の護衛のため、対空力が落ちた艦隊に、ドイツ軍が猛烈な急襲をかけます。CAPと対空警戒にもかかわらず、JU87の10戦力とJU88の3戦力が爆撃を行い、空母ヴィクトリアスとイーグルを撃沈してしまいます(!)。
T7 ヴィクトリアス撃沈
 ここで、Z艦隊は船団に別れを告げ、撤退。第8ターン、闇夜の狹水域で、魚雷艇が船団に忍び寄ります。海面はあまりに暗く、接近に気づかず、防御射撃で撃沈できたMASはわずかに3隻のみ。20隻の魚雷艇が決死の雷撃を行い、なんと船団の10隻を沈めてしまいます。が、幸いなことに、この中にオハイオはなし。
T8 狹水域は10ヒット!
 最終第9ターン、後3隻の輸送船が沈むと、連合軍に勝ち目はなくなります。わずか3対空力に落ちた船団を、枢軸軍爆撃機が襲いますが、主力は2日目に出撃済みだったため、マルタ島戦闘機隊に蹴散らされます。そして、ここで航路変更!無事に7隻の輸送船がマルタ島に辿り着き、枢軸軍は船団阻止に失敗します。
T9 航路変更で終了
 最後に、勝利条件を確認したところ、
 船団阻止:失敗 マルタ島到達の輸送船7隻(オハイオを含む)
 艦隊撃滅:成功 差し引き19点
で、規定上は引き分けでした。連合軍は史実の数倍の損害を受けましたが、肝心の輸送作戦に成功しました。ただ、空母3隻を失い、1隻を中破されたこともあり、今後の地中海の作戦行動には、かなり苦労すると考えられます。イタリア海軍も戦艦1隻が沈没し、2隻が損傷したことで、多分、大戦中は二度と出撃しないかも。
 この日は、これ以外にも、ベテランいのさんとmoritaさんが復帰記念(?)の二連戦を行い。「なんど、ここで潜水艦が!」とか「どうして、空襲が当たらない?!」とか、戦闘drに一喜一憂でした。
R3
R3-2
 プレイ時間は水上戦を入れても1時間程度で、双方に良し悪しが出たため、大いに盛り上がりました。しばらく、いろいろなところに持ち込みますので、いつでも声をかけてくださいませ。

 やっと連休が機能したので、BIBIさんをお誘いして、土曜日に自宅オフ会を開きました。
 この日の緒戦は、15年の時を経て復活なった「マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942」 (Bonsai Games)です。ゲームについては、こちらとか、そちらをどうぞ。陣営は、バランスは不利ですが選択肢の豊富な枢軸軍をBIBIさんが、連合軍をmitsuが担当しました。
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 序盤、枢軸軍は潜水艦による襲撃を行いますが、drに恵まれ、連合軍はこれを撃退します。第2ターンには、きっちりベローズ作戦を決めて、いよいよ、敵空軍との戦いに。
 第3-5ターンは、襲撃機数が少なかったことと「戦士の休息」が機能したことで、危なげなく、航路を進みます。第3ターンには、第10潜水艦隊も出撃し、ほぼ万全の体制を取ります。
 一日目が終わり、夜間は何事もなく、二日目に。まだ、朝日が昇ったばかりの黎明に、仰天ニュースが-イタリア戦艦の出撃!が、燃料不足から出撃できたのは、ジュリアス・チュザーレのみです。
T3 伊軍戦艦、出撃も・・・
 イタリア海軍の威信をかけた出撃でしたが、タラント沖合には第10潜水艦隊が待っていました。まだ、速度の上がらぬ敵戦艦に対し、必殺の魚雷攻撃!これが見事に命中し、ジュリアス・チュザーレは、損傷により早々に帰還してしまいます。
 事実上、巡洋艦隊になったイタリア軍ですが、果敢にも砲撃戦を仕掛けます。が、結果は、戦艦2隻を擁するロイヤルネイビーの前に惨敗。イギリス海軍が軽巡ケニアの損傷のみだったのに対し、イタリア海軍は重巡1隻、軽巡1隻、駆逐艦7隻に被害となり、撤退します。
 これで意気の上がったロイヤルネイビーは、押し寄せる敵航空機をCAPと対空砲火で撃退。隙を突いて突入してきた潜水艦に雷撃を受けましたが、幸運にもはずれ。そのまま、2日目の日没を迎えます。
T6
T7
 護衛のZ艦隊がジブラルタルに帰還し、残された船団と護衛のX艦隊に対し、史実どおり、イタリア魚雷艇の夜間攻撃が始まります。全ての艦艇が猛烈な防御砲火を見舞いますが・・・ああ、撃沈できた魚雷艇はわずか3隻のみ。生き残りの20隻の魚雷艇が必殺の雷撃を実施します。はじめの10drで5ヒット!残り10drで空前の戦果と思われましたが・・・こちらはスカで1発のみ。結局、期待値以下の6隻が撃沈となります。
 戦闘艦艇の1/5を失い、輸送船9隻に磨り減ったX艦隊に、シシリーの悪魔-枢軸軍の航空隊が襲いかかります。わずか4火力に減少した対空砲火で応戦するも、大部分を防ぐことができず、爆弾投下を許します。スツーカとSM79の猛爆撃により、輸送船4隻が撃沈。あと、1隻でも沈められれば、戦略的勝利条件(マルタ島の救援)が満たせなくなるところでしたが・・・最後に欺瞞の「航路変更」が成功!輸送船と護衛艦艇がギリギリでマルタ島に逃げ込み、イギリス海軍の勝利となりました。
T9 航路欺瞞が成功!
 BIBIさんは背景もそれほど知らず、初プレイでしたが、後半の盛り上がりに満足のようで「流れがよかった」とのこと。また、ちはら会に持ち込みますので、ご希望の方にはインストします。
 なお、久々の対戦(かつインスト)で、明確化した方がよいルールがあったので、掲載します。
*CAPに出撃し発進準備状態(裏面)になった戦闘機は、各ターンの終了時に発進可能状態(表面)に戻す。
 また、補足として、以下を追加ください。
*魚雷艇の攻撃で、どの戦闘艦艇が損害を受けるのかは、ランダムに決定する(全ての戦闘艦艇をカップ等にいれ、ヒット数分、ランダムに引く等)。

 すでに予約が始まっているので、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ちはら会謹製の「ペデスタル作戦1942」がBANZAIまがじんの付録になりました!!
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Bonsai GamesのHPから 
『マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942』は1942年8月に行われた、英国海軍による一大輸送作戦のゲームです。プレイヤーはイギリス艦隊の司令官となって、できるだけ艦船の損害を抑えて、マルタ島に輸送船団を送り届けることを目指します。または枢軸軍司令官となって、WS21S船団とその護衛艦隊を殲滅することを目指します。到着した輸送船の数や撃沈した護衛艦の数によって勝敗を判定します。
空母
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 完成から、実に15年!完成日記は、こちらをご覧ください。
 コンポも内容も当時と変わりませんが、変化したのは時代のようで。当時は、国産SLGが二度目の春を迎えており、コマンド誌やGJ誌など雑誌ながら、フルマップでメジャーテーマの本格アイテムががっしりとプレイされていました。第二付録を狙って(?)CMJ誌に投稿したのですが、マイナー極まるテーマと元々がソロ専用ということもあり、残念ながら採用されず。せっかくなので、ゲムマで千葉会のブースを借りて、10部とか20部とか、ちまちまと頒布をしていたことも。
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  付録化のお話があったのは、昨年のこと。コロナ禍によってお家時間が増え、ソロアイテムの需要が伸びてきたそうで。ちょうど、BANZAIまがじんのコンポにも合うということで、中黒氏からオファーをいただき。信頼のデベロップメントにより、綺麗かつコンパクトなコンポで生まれ変わりました。「時代が、ペデスタルに追いついた」ということにしておきます(笑い)。
 完成当時は相当に絞り込んだつもりでしたが、今、振り返ると、こだわりがありますね~。それでも、基本は「5-6を出せ!」システムなので、フローに従えば、それほど苦労はしないかと。プレイ時間も1時間はかからないはずですので、みなさんにプレイしていただければ、幸いです。
 ちはら会のモットー「ゲームは、プレイしてなんぼ」
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