歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

WWⅡ 西部戦線 1943年以前

 続いて、海空戦シナリオを対戦します。このシナリオでは、ドイツ軍だけが空軍が投入できます。
 まず、航空フェイズですが、ドイツ軍は当然のように侵攻予定海域に全爆撃機を投入します。
 続く、海上フェイズですが、まず、ドイツ軍の小船舶(輸送船団)がドーヴァー海峡に侵攻します。それを援護すべく、ドイツ海軍の艦艇が同海域へ。
 ロイヤルネイビーは、敵から爆撃を受けることを覚悟で、全艦艇をドーヴァー海峡に。
 まずは、ルフトヴァッフェの猛爆撃がRNを襲います。第1空爆では、ネルソン、ロドネイ、バーラム、レゾリューション(事前空爆で3ヒット)が標的となり、損害を受けます。
航空フェイズ1
 第2空爆も同様で、レゾリューションが撃沈され、他も大破します。
航空フェイズ2
 第3空爆では、ネルソンが撃沈され、フッドが撃沈寸前に。
航空フェイズ3
 続いて、砲撃戦に。第1ラウンドは、両軍とも長距離砲撃となり、フッドが撃沈され、2隻の重巡が大破し、4隻の軽巡も被害を受けます。一方のドイツ軍も、戦艦シュレスヴィヒ・ホルシュタインに、巡洋戦艦シャルンホルスト、装甲巡洋艦2隻、重巡3隻が被害を受けます。
砲撃戦1
 第2ラウンドは中距離戦に。距離が詰まったことで損害が急増し、イギリス軍は延べ9ヒットを与えます。が、ドイツ軍の砲撃も強烈で、フッドと重巡1隻、軽巡2隻が撃沈されます。
砲撃戦2
 第3ラウンドはそのまま、中距離戦を続けます。が、損害がかさんでいたレパルスに、重巡2隻、軽巡1隻が撃沈されます。ドイツ軍も被害を受けますが、沈んだのはシュレスヴィヒ・ホルシュタインのみと差が広がります。
 第4ラウンド、イギリス軍は一か八かの近距離の砲雷撃戦に。突進するロイヤルネイビーの駆逐艦を、猛烈な防御射撃が襲いますが、これを切り抜けた駆逐艦が一斉に魚雷を発射します。これにより、巡洋戦艦を含む全ての主力艦を損傷させ、2隻の重巡を撃沈します。が、ドイツ軍の魚雷艇攻撃により、軽巡2隻を除き、主力艦が全滅します。
砲雷撃戦4
 もはや、これ以上の抵抗は無意味と、イギリス海軍は撤退を宣言します。2ターンの追撃戦により、軽巡と多数の駆逐艦が撃沈され、疲れ切ったロイヤルネイビーは北部へ退避します。
砲撃戦6
 これにより、ドイツ軍の輸送船団は無事に、イギリス南部に上陸し、勝利となりました。
 このシナリオでは、ドイツ空軍は史実の3倍、海軍は2倍程度に増強しており、そうでなければ上陸は極めて困難(というよりほぼ不可能)です。多分、それがリアルな英本土上陸作戦なんでしょうね。
 ちなみに、一つだけ、ルールミスがあり。ドイツ軍の爆撃機による攻撃は、dr-1となるため、1/6でしか命中しませんでした。となると、ロイヤルネービーの戦艦隊ももう少し生き残っていたはずで。ただ、雷撃の強靱さを考えると、大勢は変わらなかったかもしれません。

 この日の本命は、ゆいしかさんと予約のあった「THEIR FINEST HOUR」(HJ)シナリオです。ゲームについては、掲載予定のソロプレイ記事をご覧ください。
 ゆいしかさんは、ヨーロッパシリーズ自体が初めてということで、今回はTatics誌に掲載された空戦および海空戦シナリオをインストプレイすることに。
 自由度の高いドイツ軍をゆいしかさんが、防御のコツがあるイギリス軍をmitsuが担当します。
 セットアップですが、イギリス軍は両端の2つのレーダー基地を対空砲のみで防御し、中央部の4つのレーダーサイト周辺に迎撃を配置します。一方のドイツ軍は、ドーヴァー付近に主力を置きながら、フランス北西部にも4割程度の空軍兵力を配置します。
T0
 第1ターン、ドイツ軍はレーダー2(西方から1-6の配置)に、Do17とJu87の混成部隊を向け、中央のレーダー4に主力部隊を、レーダー6にJu88の長距離爆撃隊を進行させます。これに対し、イギリス軍は中央のレーダー4に6割の戦闘機を投入し、迎撃します。
 まず、レーダー6ですが、わずかにBlenim4隊の迎撃だったため、爆撃に成功し、2ヒットを与えます。耐久力を確認したところ、0となり、幸先よく1基地を破壊します。
 レーダー2は、迎撃はなかったものの、対空砲火があたりに当たり、一部が爆撃したもののヒットはなし。
T1D R2
 両軍の大部隊が激突したレーダー4ですが、戦闘機28隊の空中戦は決定打がなく、ドイツ軍のMe109の2隊が強制帰還し、イギリス軍は3隊が作戦行動不能状態となります。続く爆撃でも、対空砲火の活躍で、投弾できたのは約半数ほどで、1ヒットを与えるに止まります
T1D R4
 イギリス軍ターン、夜間爆撃機がルール工場地帯へ攻撃をかけます。9火力という対空砲火で、4割が撃退されますが、6割が爆撃に成功し、2VPを獲得します。また、資源ポイントを使って、1ヒットを受けたレーダーサイトを修復します。
T1B
 第2ターン、ドイツ軍は4機のレーダーサイトの破壊を目論み、再び、レーダー4に主力を向けます。前回と同様の大空中戦となり、お互いに1隊ずつが撃墜となり、損傷はドイツ軍3隊とイギリス軍2隊で、不利なはずのRAFが金星を挙げます。その分、爆撃はドイツ軍が好調で、3ヒットを与えます。
T2D R4
 また、西部にあるレーダー2を別働隊が急襲し、RAFはあえて迎撃せず。爆撃drが好調で結果、7ヒットを与えます。
 イギリス軍ターン、再び、夜間爆撃機がルール工場地帯へ。こちらも多数が対空砲火を
すり抜け、3VPを獲得します。また、蓄積した資源ポイントをフル活用し、7ヒットを受けたレーダー2を完全回復させます。
T2B
T2終了時
 最終の第3ターン、ドイツ軍はレーダー3と4に2分した主力を投入し、防備の薄いレーダー1を別働隊で攻撃します。イギリス軍はここが勝負と、迎撃可能な全ての戦闘機をレーダー4に集中します。
T3D
 先に迎撃のないレーダー1と3を解決したところ、最高の16火力になっている対空砲火に阻まれ、ともに1ヒットのみに。が、レーダー1はまさかの耐久力0で、ドイツ軍は幸運にも2基目の破壊となります。
 メインイベントのレーダー4攻防戦ですが、ドイツ軍の護衛機を上回る多数の迎撃を投入したことで、RAFが初めて主導権を握ります。戦闘機同士の制空戦では、ドイツ軍2隊が強制帰還、RAFが1隊が撃墜、1隊が強制帰還になります。が、爆撃機への攻撃で、BlenimとDefaiant隊が撃墜されるも、爆撃機2隊を撃墜し、さらに2隊を強制帰還、3隊を帰還させます。この結果、爆撃自体がほぼなく、レーダー4のヒットは零となります。
T3D R4
 イギリス軍ターン、三度目の夜間爆撃でルールを爆撃し、さらに2.5VPを獲得します。また、敵の防空網の隙を突き、大胆にもLe Harveで駐機中のJu87を、爆撃機と襲撃機、爆装した戦闘機で急襲します。これを予期していなかったルフトヴァッフェは、2隊を失います。
T3B 夜間爆撃
T3B 奇襲で昼間爆撃
 と、ここでゲームエンド。両軍のVPを計算したところ、
 イギリス軍…64.5点
 ドイツ軍…67点
で引き分けとなりました。
終了時

 第二週、続けて土曜日に、Tommyさんと「特定少数のオフ会」を開きました。緒戦は、前回、インストした「THE RISE OF BLITZKRIEG」(Bonsai Games)です。陣営は、Tommyさんが希望で連合軍を、mitsuがドイツ軍を担当します。

DSCN3251
 第1戦の勝利条件は、オープンがパリ陥落で、隠匿がマジノ線攻略です。マジノ線攻略はdr次第のところもあるので、ある意味、かなりきついかも。ブラフと本筋を織り交ぜて、揺さぶりを掛けるしかない。
 第1ターン、ドイツ軍は連合軍の戦線に楔を打ち込むべく、ディナンを攻略し、要衝ヴェルヴァンに突入します。この早い展開を予想していなかったようで、連合軍の戦術カードはなし。装甲効果と航空支援で押し切って、ここを占領します。

T1 ヴェルヴァン攻略
 同時に「ブラフの態を装って、実は本命」の一つ-メッツ攻撃を行い、奪取します。連合軍はこれに反応し、なんとヴェルダンに4個歩兵を集結します。
T1 メッツ攻略
 そして、こちらは本当のブラフとして、装甲部隊でオランダを制圧します。これを見た連合軍は「しまった、南部に送り込みすぎたかも」と疑心暗鬼に。
T1
 南北に敵の注意がいったところで、第2ターン、ドイツ軍は作戦と機甲突破で一気に中央を突破し、英仏海峡に到達します。連合軍は、防御を基本に考えていたようで、作戦カードがなく、反撃態勢を整えるだけで、ターンエンドに。
T2 英仏海峡到達
 第3ターン、この状態なら敵戦力の壊滅が狙えると、ドイツ軍は北部の攻略に切り替えます。ヘントにいるイギリス軍を装甲効果で駆逐し、港湾に押し込めると、そのまま、機甲突破でダンケルクを攻略。これにより、BEFは全滅し、4個相当の捕虜を得ます(イギリス軍は降伏時に2倍扱い)。
T3 イギリス軍降伏
 連合軍もドゴールの指揮の下、3個戦車師団を集中し、ヴェルヴァンを奪還しますが、すでに北部ルートで補給が通じていたため、ドイツ軍の作戦能力は衰えず。
T3 連合軍の反撃も・・・
 リールで包囲下に置かれたフランス軍歩兵2個を、装甲師団が強襲し、撃滅。この瞬間、敵の損失が5個以上となり、ドイツ軍のサドンデス勝ちとなりました。まさに、完璧な電撃戦でした。
T3 フランス軍を包囲殲滅
  そのまま、同じ陣営で第2戦に突入します。勝利条件は、オープンがパリ陥落で、隠匿が低地国征服です。
 第1ターン、今回は1手目にリブラモンを占領し、南またはパリへの進軍を匂わせます。そこから「素直に」隠匿条件の達成をめざし、エバン・エマール要塞を占領し、装甲部隊はオランダ経由でヘントへ。
T1
 第2ターン、南または西へと見せかけるために、敢えてヴェルヴァンを強襲し、機甲突破でディナンにいた敵歩兵を降伏させます。連合軍はこれに反応し、兵力をかき集めてヴェルヴァンに投入します(奪回)。
 これを見て、ドイツ軍は本命の北部攻勢を仕掛け、ベルギーのほぼ全土を制圧。さらに南への侵攻を匂わせるため、リールを攻略します。
T2
 第3ターン、連合軍が北西部を固めたので、リールの装甲部隊を転進させ、港湾攻略の態でオーステンドを奪取します。この時点で、ドイツ軍は秘かに勝利条件を満たします。
T3
 第4ターン、もしや低地国の征服かと疑った連合軍は、ヴェルダンから虎の子の戦車師団を出撃させ、ディナンを奪います。
T4 フランス軍戦車が突入するも・・・
 が、タイミングが早すぎたため、ドイツ軍は中央の装甲部隊でヴェルヴァンを再奪取し、ディナンの敵を降伏させます。
 第5ターン、こうなるとドイツ軍は守り切るだけでよくなり、低地国エリアから一歩ずつ前進して緩衝地帯を確保。そのまま、ゲームエンドで勝利しました。
T5
 連合軍のディナン奪還は正しかったのですが、タイミングが早すぎたため、失敗。これを最終ターンの後半にやられていたら厳しかったです。もっとも、連合軍は不安からついつい、早く反撃したくなるんですよね~。
  なんとか一矢報いんと、第3戦へ。勝利条件は、オープンが英仏海峡封鎖で、隠匿がパリ陥落です。
 第1ターン、例のごとく、ドイツ軍は選択肢が多いディナンルートで、ヴェルヴァンを攻略。と、連合軍が敢えてスタッフワークでアラスに撤退したので、パリへの道がガラ空きに。ならばと、モメンタムを二つ消費して、クレルモンを奪取し、北部の連合軍を全て補給切れにしてしまいます。
T1
 第2ターン、一手目の兵站で前線を強化したドイツ軍は、北部の敵を殲滅すべく、アブヴィルを攻略します。これに対し、連合軍は必至に兵力を動員すると、反撃で関門クレルモンを奪回します。
T2
 第3ターン、ドイツ軍は戦線の拡大で前線兵力が薄くなり、連合軍は主力が北部に拘置されて、やはり兵力不足に。お互いに少ない兵力で、北部で激しい攻防戦が繰り広げられます。ドイツ軍がアラスを強襲してフランス軍の中核を叩き出せば、連合軍はアブヴィルのドイツ軍歩兵を殲滅し、一時的に補給線を回復します。
T3
 第4ターン、アブヴィルに進んだ敵の援軍を含め、北部の敵を再度、補給切れにすべく、ドイツ軍がクレルモンを強襲。楽勝のはずがローロールとなり、やむなくピンゾロで敵戦車の撃破を選んだのですが・・・ここで、連合軍もまさかのピンゾロ!疲労困憊の中、お互いに1個ずつ部隊を失い、ドイツ軍が再奪取に成功します。
T4 疲労困憊のクレルモン決戦
 と、連合軍は、セダンの2個歩兵でヴァルヴァンを強襲し、ここを奪取。これにより、パリ方面のドイツ軍が補給切れに。こうなったら、オープンの勝利条件か、敵撃破で勝利するしかないと、ドイツ軍は装甲部隊を持ってカレーを強襲しますが、連合軍がハイロール(しかもゾロ目!)を連発し、死守。2個装甲師団が昇天し、敵が防御に成功したため、モメンタムははじめて連合軍に。
T4
 第5ターン、このままだとドイツ軍敗北に。もはや連続戦闘で港湾を奪取するしかないと判断したドイツ軍は、一切の戦術カードを放棄し、補充と作戦に全てを賭けます。戦車の補充2枚で装甲師団を回復すると、兵站でアラスに集結。そこから、ダンケルクとオーステンドを攻略し、イギリス軍1個を降伏させます。そして、最後の作戦カードを使って、連合軍が集結するカレーへ3度目の強襲をかけます。ドイツ軍3dr:連合軍3drの結果は・・・ギリギリでドイツ軍の勝利。この瞬間、英仏海峡の封鎖とスタックオーヴァーによる敵戦力壊滅により、ダブルの条件を満たして、勝利となりました。
T5 勝敗はカレー戦の結果次第に
  いやー、危なかった!圧倒的な優位に立っていたはずが、フランス軍との乱戦に巻き込まれ、第4ターンの連続敗北で、手がなくなるところでした。ほぼイーブンの3戦闘で一つでも負けていれば、ジ・エンドという、薄氷の勝利でした。第1ターンに無理をして敵主力を補給切れにしたのですが、同時にこれを殲滅できるほど、ドイツ軍の総兵力はなく、敵の反撃に対応するのが精一杯。そういった意味では、非常によく作り込まれていると、感想戦で盛り上がりました。

 二つ目のアイテムが、昨年11月に発売されたばかりの「THE RISE OF BLITZKRIEG」(Bonsai Games)です。いわゆるデッキ構築型のカードドリブンですが、様々な仕掛けでランダム性が高められています。
 まず、勝利条件は4つのうちから2つをランダムで決めます。このうち1つが非公開となります。よって、ドイツ軍はあえて手番の動き(場合によってはターンの動き!)をブラフに使い、有利な状況を整えるようにします。連合軍は公開の条件をベースにしながら、些細な動きから垣間見える敵の意図を推察し、もう一つの条件を推理し、対応します。この読み合いが、かなり楽しく、かつ悩ましい。
 ドイツ軍は、毎ターンのカード使用が平均7枚で、豊富なヴァリエーションを選べますが、油断をすると連合軍の的確な防御や反撃を受けて、簡単にプロットが頓挫します。一直線に向かっても勝利はほど遠く、陽動が必須です。
 連合軍は基本的に敵の動きへの対応となりますが、意図を正しく読んで、カードを仕込む必要があります。枚数はドイツ軍8枚から2枚少ない6枚しかなく、かつ後半はそこからランダムで2枚を失うので(疲労)、読み違いやランダム引きの結果で,対応能力に大きな差が生まれます。
 そして、最後は戦闘drに一喜一憂しながら、その都度、その都度、作戦の修正をしていきます。
 今回は、mitsuのインストで、ドイツ軍をTommyさんが、連合軍をmitsuが担当します。公開の勝利条件は、パリ占領です。
 まず、第1ターンですが、連合軍はディール計画でカード1枚につき、2エリアまでの距離の戦術移動で可能です。今回は、ダンケルクのイギリス軍をベントに、リールのフランス軍をブリュッセルに前進させます。

T0
 ドイツ軍の攻勢が始まります。史実通り、ディナンに装甲師団が襲いかかりましたが、安牌のはずのdr数1:3で、まさかの敗北!いきなり、モメンタム1点を失います。気を取り直して、リブラモン経由で機甲突破でセダンを墜としたのが、精一杯。連合軍は、この間に、イギリス軍とフランス軍の連携を可能にし、戦車師団1個を動員します。そして、最後の手番で戦車2個師団を投入して、セダンを奪還します。
T2
 第2ターン、ならばとドイツ軍は2ターン越しのディナン強襲と機甲突破で、要衝ヴェルヴァンを墜とします。そのまま、装甲部隊主力はモンスに北上します。同時に、エバンエマール要塞を突撃工兵で攻め落とします。連合軍も必死に抵抗し、何度か押し返しますが、損害drが続いて、歩兵3ユニットを失います。
 第3ターン、ドイツ軍は損害を与えるもののブリュッセルを墜とせず。ゾロ目はよく出るのですが、ローロールが続き、攻勢は進展せず。連合軍は予備をアラスに送り、敵の移動を制限すると、セダンの戦車師団を投入し、ドゴール指揮の下、要衝ヴェルヴァンを奪回します。
T3
 第4ターン、ここに来て、ドイツ軍がセダンの強襲に出ます。時間がなくなる中での攻撃とは、もう一つの勝利条件はマジノ線攻略か?!匂いをかぎ取った連合軍は、勝負処とみて航空支援とフランス要塞を投入し、損害を出しながらも、虎の子の空挺作戦と航空支援を行ったドイツ軍を退けます。
T4
 第5ターン、ドイツ軍はザールブリュッケンからマジノ線を攻撃!やはり、そうか!あえて装甲師団を投入して勝利したものの、その先が続かず。連合軍は予備を投入しようとしましたが、ドイツ軍はカードの組み合わせを間違えたらしく「ああ、ダメだ・・・」と投了となりました。
T5
 結果的にいい展開の少なかったドイツ軍でしたが、選択肢の多さがよかったらしく「面白かった」。これだけ、無駄のないシンプルなルールで、高いランダム性とリプレイアビリティがあるとは。中黒デザインは、やっぱり、キレッキレでした。

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