歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

カテゴリ: 日本史 戦国時代

 ぎっちぎちの会場でもコンパクトにプレイできるアイテムということで、 とりあえず、BIBIさん持ち込みの「天下鳴動」(HJ)を、kawaさんを入れた3人でプレイすることに。戦国時代の城攻めをモチーフにした陣取りゲームです。

まずは、2-12のVPの城をランダムに配置します。この数値はVPであるとともに、戦闘解決順になります。
 プレイヤーは、手番が来たら3d6して、うち2つの和を任意で選び、その番号の城のあるエリアに兵力を配置します。兵力は残ったdrの1/2(端数切り上げ)。当然、数値の高い城ほど、高VPなので、理想は6を3つ出すことです(12の城エリアに3戦力を配置できる)。

 途中、一度だけ、選択したイベントカードを使用できます。退却とか、囮とか、人質とか、強制的に兵力を移動したり、再配置したりできます。

 全ての兵力を配置し終わったら、番号の若い順に城攻めを解決していきます。そのエリアで最も兵力の多い側が勝利し、記載のVPを得ます。二番手になったプレイヤーは、その半分(端数切り捨て)のVPを獲得します。さらに、勝利者は、自軍のいる隣接するエリアに2戦力を増援できます。よって、解決順によっては、膨大な援軍をえて、逆転できることも。

天下鳴動
 今回は、BIBIさんが高得点の城を次々と落として、勝利しました。慣れれば、20-30分で対戦できるので、例会の合間や時間調整にはもってこいでしょう。

 お昼前にみなさんが揃ったところで、人数分けをして、軽く一戦をと、ybsさんと「川中島」(WGHB)を対戦しました。陣営は、ybsさんが武田軍を、mitsuが上杉軍を担当します。

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 第一戦は、武田軍の積極的攻勢で幕を開けます。部隊の損耗など何のそので、多数の武田勢が旭山城に進出。これを上回るフル戦力の上杉軍がこれを迎え撃ちましたが・・・ああ、drに恵まれず、まさかの敗退。しかも相当数の部隊が損耗してしまいます。

T1
 これはまずいと、早めに部隊を回復に廻したのですが、第2ターン、武田軍は全力を動員して、善光寺を強襲します。上杉軍も謙信を先頭に迎撃しますが、武田軍に数で劣り、戦闘でぼろ負けに。

 結果、わずか2ターンで武田軍のサドンデス勝ちに。う~ん、きちんと理詰めで兵力配分したのに、drに勝てず。とほほほ。

T2 サドンデス負け
 気を取り直して、第2戦に。今度は両軍とも守りを優先し、第1ターンのVPはイーブンに。第2ターン、上杉軍が仕掛けます。大胆にも謙信が荒砥城へ進出。と、信玄が圧倒的戦力でこれを迎え撃ちます。ここでカード「一騎打ち」。これにより、両軍は撤退し、上杉が2VPとなります。

T1
 武田軍はこれを跳ね返そうと、第3ターンに旭山城に侵攻しますが、今度は休養十分の上杉軍に蹴散らされ、4ユニットを失い、敗退します。

T3
 第4ターン、敵兵力の減少を見て取った上杉軍は、河川越え罰則なしのカードを利用し、先手を打って、川中島へ。武田軍も回復カードを駆使して部隊を復活し迎撃しますが、損耗部隊が多く、ユニット数は同じでも上杉軍が有利か。戦闘開始とともに激戦となりますが、上杉軍の精鋭が損害を受け止め、徐々に武田軍不利に。そのまま、上杉軍が押し切り、勝利の勝ちどきを上げ、VPは4ポイント差に。

T4 決戦!
 損耗した武田軍にこれを押し返す力はなく、最終ターンはイーブンのまま、上杉軍のVP勝利が確定しました。

drによる展開の振れはありますが、カードの使用や部隊の展開など、選択肢が多く。かつ、30分もあれば、1プレイが終わるので、ローテにはもってこいですね。

T5

 火炎瓶と投石、催涙ガスに高圧放水でへろへろになった後、残った時間でできるアイテムとして「川中島」(WGHB)を対戦しました。ゲムマで仕入れたばかりの新作です。

 ルール的には、1ユニットずつ移動を行い、全移動終了後に両軍がいれば、戦闘になります。各ユニットにつき1d6して、1でヒット、2で防御、6で退却にできます。デザイナーが陣取り合戦を意識したと行っているとおり、シンプルな駆け引きと運試しを楽しめます。

 陣営は、mitsuが上杉軍、にしさんが武田軍を担当します。

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 第1ターン、上杉軍は先制攻撃とばかりに、川中島に繰り出します。当然、武田も迎え撃ち、距離が近い分、兵力は武田に分があります。さらに、戦闘が始まると、武田軍は「魚鱗」カードを使用します(防御がヒットに変化)。消耗戦となり、上杉が厳しくなったところで、今度は上杉軍が「一騎打ち」カードをプレイ。これにより、川中島は中立となり、上杉軍に+2VPとなります。

T1 「一騎打ち」で川中島を中立化
 勝っている上杉軍は、当然、行動を自重し、消耗した部隊を回復させながら、前線を固めます。武田軍もこれに合わせ、戦闘は仕掛けて来ず。

 と、あっという間に、最終第5ターンに。武田勢は、VPを挽回せんと上杉領に進攻してきます。敵を十分引きつけたところで、上杉軍は「鞭声粛々」を使って、8部隊が急遽、川中島に転進します。山地で守っているとは言え、武田軍は4ユニットで、圧倒的に有利なはずでしたが・・・ああ、武田騎馬軍団が大活躍し、強制退却の6を連発!上杉軍も粘って、最後は信玄と上杉隊の1対1になりましたが、敗北。上杉領に進攻した部隊も勝利し、武田軍が見事に逆転勝ちとなりました。

T5 山地と言え、川中島で圧倒的に有利なはずが・・・
 ルールは極めてシンプルで、駆け引きがあり。かつ、カード使用を含めた運の要素もあり、30分もあれば、決着が付きます。次は、ぜひ、勝ってみたいものです。

 この日の緒戦は、駆け付け一番のエンジョウさんと「謙信VS信玄」(アークライト)です。

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 つい最近に北信の仕事が有り、取れなかった夏休を一日合わせて、川中島合戦ツアーをしてきました。自動車輸送に、徒歩行軍、銀輪部隊(レンタサイクル)を駆使して、八幡原の激戦地から、信繁が祀られている典厩寺、松代の海津城跡、謙信本陣の妻女山、ついでに大本営地下壕まで回ってきました。


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 気運も盛り上がっていたので、「謙信VS信玄」(アークライト)を持ち込み、上杉軍(エンジョウ)対武田軍(mitsu)で対戦します。ゲームについては、「戦国最強の武田菱と信長帝国の後継者秀吉の戦い~戦国時代アイテムその2 」http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19338597.htmlをご覧ください。

 第1ターン、上杉勢は前衛が信玄本隊に襲いかかります。が、6ユニットなので、最前線を後退させたに止まります。武田勢は、特別ルールで妻女山攻撃部隊しか活性化しないので、本隊との合流をめざします。


T1
 第2ターン、上杉前衛は敵本隊と別働隊の合流を阻止すべく、中央部に雪崩れ込みます。武田勢は本隊の半数を投入し、中央部での乱戦になります。一方、妻女山攻撃隊は、上杉軍の足止め部隊とガチンコ勝負になり、一進一退の攻防に。

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 第3ターン、中央部の乱戦は両軍とも凄まじい損害を出します。なんとか、武田勢が信玄本隊も投入して戦線の維持に成功しますが、前線はかなり薄くなります。上杉勢も後方から部隊を投入して、次ターンに備えます。

T3
 第4ターン、武田勢は本隊ごと南西方向に移動し、一部、妻女山攻撃隊と連結をします。が、中央部には1ユニットながら強力な村上義清隊が残っており、謙信本隊も中央部に迫ってきます。損害は戦力で劣る武田勢に多いものの、数を生かしてVP的にはほぼ互角です。

T4
 第5ターン、ここを凌げば数で優勢に立てる武田勢でしたが、上杉勢もそれを熟知しており、最後の猛攻をかけます。まず、直江隊が中央部にいた穴川隊を粉砕し、突破します。武田勢は起点となる村上隊を粉砕し、脱出路を開こうとしますが、あいにく敗走。包囲下に置かれた信玄本陣に上杉本隊が突入!これに勝利して、見事、信玄を討ち取り、サドンデス勝利となりました。

T5
 お互いにカードを出し合うシステム故、読みが外れると極端に展開が動くので、そういった意味ではリプレイアビリティは高いです。ただし、エンターテイナーの銀一郎氏らしくゲームとしては面白いですが、戦力が変動する戦闘解決は「なにをしみゅれーとしているんですか?」かなと。

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