歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

B級アイテムを救え!

 この日の最後に取り組んだのが、「Ships&Tactics」(グループ乾坤一擲)です。今さら、説明の必要ない、ちはら会の定番です。陣営は、自由惑星連合軍(kawa)・自由惑星連合軍マル・アデッタVer(BIBI)・ザンスカール帝国(mitsu)・三隻同盟(平)です。
開始時
 序盤から、ザンスカール帝国(mitsu)がパイロットとモビルスーツに恵まれ、積極的に攻勢を取ります。ファラがザンネック・キャノンを放って、耐久力を削り、そこに艦載機戦と砲雷撃戦を仕掛け、着実に敵を削っていきます。さらに、カイラスギリーのビッグ・キャノンも来て、前半は無双状態に。
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 これを止めたのが、三隻同盟(平)で、不可能を可能にする男-ムウ・ラ・フラガが、特別ルールでビッグ・キャノンを阻止します。
ムウ・ラ・フラガ
 が、この直後に、「では、不可能を可能にする男がいなくなったところで・・・」と、自由惑星連合軍(kawa)がつぶやき、トォールのハンマー(!)を放ちます。あまりの容赦なさに「これは、可能でなく、不可能だ」(笑い)と、三隻同盟(平)の一列が吹き飛びます。
ビッグ・キャンノンを避けたと思ったら、トォールのハンマー!
 こうなると、自由惑星連合軍(kawa)・ザンスカール帝国(mitsu)・三隻同盟(平)の三陣営は、仁義なき戦いに突入し、全て5隻以下になるという大消耗戦に。
全陣営が艦艇激減
 これを端で見ていたのが、自由惑星連合軍マル・アデッタVer(BIBI)。堅い小惑星群に隠れて、時々、ちょっかいは出したり、追加ダメージで漁夫の利を得たり。一部の小惑星が削られますが、費用対効果が少ないので、結果的に兵力を蓄えることに。
 終盤、時間がないとの判断した三隻同盟(平)が防御カードを整え、艦隊特攻に出ます。が、ここで、自由惑星連合軍マル・アデッタVer(BIBI)が太陽風(!)。予期せぬ風に吹かれた戦艦は、防御もままならず、攻撃を受けて爆発!さすがに連続はないだろうと、さらに三隻同盟(平)が特攻を仕掛けますが、やっぱり吹いたぞ、太陽風(2枚目)!!これで、自由惑星連合軍マル・アデッタVer(BIBI)が荒稼ぎに。
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 こんな危険な陣営は放置できないと、ザンスカール帝国(mitsu)が「エンジェル・ハイロウ」でマル・アデッタVerの山札を削りますが、時すでに遅し。そのまま、ゲーム・エンド。
 結果は、空前の170点(!)を上げた自由惑星連合軍マル・アデッタVer(BIBI)の勝利でした。ちなみに、ザンスカール帝国(mitsu)は159点で、ふつーなら確実に勝利できる点数だったのですが、最後の要塞特典で競り負け。そう、誰も自由惑星連合軍マル・アデッタVerを攻撃しないので、ちはら会のテストプレイで追加したルールで負けました(笑い)。
 なお、これに先立ち、マクロス陣営の追加デッキのテストが行われまして。マクロス陣営(BIBI)・マクロスFrontier(平)・ゼントラーディ(kawa)で、想定通り、マクロス陣営(BIBI)が勝利しました。

 続いて、ちはら会の十八番「Ships&Tactics」(グループ乾坤一擲)を4人でプレイすることに。陣営は、自由惑星連合軍(平)・地球防衛軍(mitsu)・銀河帝国軍(oha)・エゥーゴ(風見鶏)です。
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 序盤、強力な防御カード(アステロイド・ベルト)が来た地球防衛軍(mitsu)は、ヤマトに斎藤(白兵戦値A)を載せると、宇宙海賊よろしく、接舷戦闘を仕掛けます。幾多の攻撃を掻い潜って、最もVPの高いトリスタンを拿捕します。その後、VP狙いで各陣営が攻撃をかけてきますが、古代と加藤が空中戦で艦載機攻撃を防ぎ、2発のビームを空間磁力メッキで弾き、飽和攻撃を小ワープで凌ぎます。が、最後は、ミラクル・ヤンの高い攻撃修正を喰らって、爆沈。ちょうど、手札に波動砲が来ていただけに惜しかった!
序盤
 その後は、自由惑星連合軍(平)がヤンの魔術で、囮艦隊や攻撃修正、防御修整を存分に使って、敵を沈めていきます。銀河帝国軍(oha)も、中盤にラインハルト、ロイエンタール、ケンプが揃って、通常攻撃で得点を稼ぎます。唯一、エゥーゴ(風見鶏)はパイロットが手札を圧迫し、効率的な攻撃ができず。
 エゥーゴ(風見鶏)は、終盤にZZ、ゼータ、百式を投入して、突撃体制のトリグラフを狙いましたが、ヤンの防御効果で落ちず。が、防御カードが枯渇したところで、地球防衛軍(mitsu)が飽和攻撃をかけ、これを撃沈。ここで、ゲーム終了。
突出したトリグラフを狙うが・・・
 序盤から点を稼いだ地球防衛軍(mitsu)が130点を取って勝ちかと思いきや、なんと、自由惑星連合軍(平)が132点(!)と鼻の差で勝利!ああ、ヤマトを沈められたのが痛かった。でも、各陣営らしさは出ていたので、これも楽しかったです。
終了時

 尋常でない年度末の間隙を縫って、2ヶ月ぶりとなる茨城会へ行ってきました。実は、今回は別の目的もあり。GWに大学時代の友人と、茨城県の人気度ランキング最下位脱出祈願ツアーを目論んでおり、そのための下見を兼ねた旅でした。
 str会長から情報をいただき、桜町にある老舗のレストラン「大かわ食堂」へ。開店時間に行ったのですが、すぐに数組の常連さんが来店され。地元で長く愛されているのが、感じられました。
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 お勧めのポークソテーをオーダーしたところ、あまりの厚さにびっくり。3cmに迫る豚肉ですが、柔らかく、食べ応え十分!デミグラスソースとマスタードの組み合わせもよく、昼前だったのですが、ぺろりと完食。しかも、リーズナブル。これなら、仲間も喜ぶなぁ~。
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 満足感一杯で、茨城会の会場へ。すでに、「日露大戦」(CMJ)や「最前線」(バンダイ)の熱い戦いが。お昼過ぎにstr会長始め、みなさんが来場した頃で、対戦へ。
 この日の緒戦は、ちはら会名物の「パタパタくるりん」。第一戦は、水戸爺さんのお好みで「風の谷のナウシカ」編です。序盤、やたらとユパが来て、祭り状態になりますが、シビアになる中盤から、「薙ぎ払え!」(パージカード)や裏返しが続出。一時は、クロトワ(mitsu)がかなり増え、水戸爺さんから初パージを喰らいます。慌てない振りをしましたが、あっという間に磨り減って。
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 他のプレイヤーも、「薙ぎ払え!」を使ったので、各勢力とも均等に減少することに。
 ここから、カードを置くたびに優劣が著しく変わる、激変モードになり。最後の1枚が終わった時点で、ユパを除く全員が僅差。勝ちを拾ったのが、ナウシカ(morita)!序盤は1枚も出ないこともありましたが、最後に見事に逆転しました。なお、水戸爺さんはクシャナで、クロトワ(mitsu)と同点の2位でした。
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 いつものように、あっという間に終わったので、第2戦に突入。みんな、大好き「北斗の拳」編です。
 序盤、今度は、やたらとジャギが出て「俺の名前を言ってみろ」状態に。カードが偏ると、これがあるんです。すると、ここから3「兄弟」が巻き返し。トキが流れる動きで、さりげなくカードを増やせば、ラオウも力業で追随。実は自分が担当だったケンシロウも、波に遅れまいと、「あたたたた!」。帝王サウザーも、フル活躍で4兄弟を満遍なく攻撃し、やっぱり最後は1枚を争う展開に。
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 4兄弟による死闘が終わってみれば、勝利者は4枚を獲得したケンシロウ(mitsu)とジャギ(morita)に。ええっ!だって、moritaさん、ジャギを裏返していたよねと、聞いたところ・・・序盤にたくさんジャギが出ていたので、敢えて裏返して、その裏もジャギにするという(確実に1枚はカウント)、実に手堅い作戦。運はあるにしても、この「表も裏もジャギ」は結果的に2マスだったわけで、8歳以上推奨のお手軽ゲームとは思えない、熟考アイテムでした。
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 前半戦の最後に、ちはら会十八番の「Ships&Tactics」(グループ乾坤一擲)を対戦しました。今回は、新作追加デッキのテストをということで、ボラー連邦(morita)・ティターンズ(平)・暗黒星団(BIBI)・マクロス(mitsu)の対戦となります。
 これまで最弱の評価だったボラー連邦(史実と同様)ですが、特殊兵器のビルドアップをして、強化したそうで。早速、カードが回り、ボラー砲を連発し、小型艦を沈めていきます。さらに艦載機戦と通常砲撃で、サラミス改撃沈するなど、順調です。
 ティターンズ(平)は、バスクを要塞に載せると、ヤザンを使って制空権をとり、手堅い攻撃を繰り返します。サイコガンダムMkⅡやバウンドドックなどの高攻撃機で加点。マクロス(mitsu)も、同様にフォッカーを軸に制空権をとり、アーマード・ヴァルキリーやモンスターで大物狙いをします。が、これは、実は良し悪しで、両陣営とも手札を圧迫することになり、案の定、カードが回らず。
 暗黒星団(BIBI)は、重粒子爆弾をティターンズ(平)とマクロス(mitsu)に仕掛けますが、総統が来るのが遅れ、結局、発動せず。
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 かわりに、実は手軽でVPが高いボラー連邦艦を、みんなが狙います。普通なら攻撃に支障が出るほどの損害ですが、特別ルールの補充艦隊が出撃し、攻撃態勢を維持します。もとから攻撃重視のボラー連邦(morita)は、防御カードを捨てまくって、攻撃に特化し、一隻一隻、得点を伸ばします。
  逆にカードは回りまくって、効率化!あっという間に、カードがなくなり、ゲーム終了。ボラー連邦(morita)が114点で、2位以下に20点以上の差を付けて、勝利しました。
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 デザイナーの平さんいわく「ボラー連邦が勝ったのを、初めて見た!」(笑い)ともあれ、追加デッキは成功だったようです。

 ybsさんから、タナックさんとの「エルガイムMkⅡ」のAARが届いていますので、どうぞ。
エルガイム

正規軍(タナック) 
 バッシュ:中破 (メインブースター破壊)
 グルーン:撃墜  (バスターランチャーの直撃により)
叛乱軍(ybs)
 エルガイムmk2:健在
 ヌーベルディザート:(行動不能)パワーランチャーコード被弾・破壊
 
 勝利条件は、「撃墜数の多い勢力」ですが、行動不能(HMの機能停止)と撃墜を同等に評価しました。
 36年ぶりにエルガイムmk2をやることができました。また、人生で初めてバスターランチャーを撃つことができました(それも2発も)。
 レッシイのヌーベル・ディザートの被弾の仕方が凄かったです。
  エネルギーボマー×2
  Sマイン ×1
 グルーンの金属片によるパワーランチャーの自己被爆
 パワーランチャー数発、エネルギーボマーで二度、行動不能に陥りながらも復活しましたが、最後はコード破壊で行動不能となり、慣性で盤外に漂っていく様は、テレビのエンディングのようでした。
 エルガイムMkⅡは主役メカっぽいことができて、よかったです。
エルガイムMKⅡ
 1.開幕にバスターランチャー発射
 2.バスターランチャーのレーザー射撃で高火力発揮
 3.プローラー変形による高速機動
 4.機動力の低下した相手に、剣格闘2回成功
 5.バスターランチャー2射目で、ギャブレーのグルーン撃破
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 これからやりたいことは挙げれば、
 1.キックやパンチを当てる
 2.プローラーでラムアタックによる破壊
ぐらいですかね。
 他に、バインダー防御が決まりまくって大分しのげましたし、堪能しました。また慣性移動系のゲームを楽しみたいです。
 (タナックさんへ)愛媛でもお元気でお過ごしください。

 例会も終盤になり、残り時間が少なくなったところで、morita・mitsu・いの・kawaの4人で、ちはら会の十八番「パタパタくるりん」(オリジナル)をプレイしました。ジャンルは、伝説巨神イデオンに詳しいいのさん向けに「悲劇の女性キャラ編」です。
 いのさんは初プレイでしたが、8歳以上可という元ゲーム(ダイソーアイテム)だけに、すぐにコツを掴み。ただ、自分のキャラを増やしたくても、カードが来なかったり、せっかくおいたキャラをひっくり返されたりと、「これ、悩む~う」と、大の大人が知恵を絞るいつもの展開に。
 自分は、実はシュリルだったのですが、他の人が多めにおいてくれたおかげで、中盤にトップに。
 このまま、いけば、かなり有利だったのですが、終盤になると激しいパージ合戦が起こり。「イデの発現」でシェリルが2枚、除去されてしまいます。
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 それでも、最終盤まで4枚をキープし、健闘しましたが・・・ラストの3手番で、みなが手元にあったカララを投入(置きたくなくても、ルール上、置かなければならない)。すると、一気に6枚となり、そのまま、勝利。正体を確認したら、moritaさんでした。「ほぼ難しいと思っていたのに、みんながおいてくれたおかげで、勝てた」と逆転勝利でした。
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 判明した陣営は、以下の通りでした。
 カララ(morita)・シュリル(mitsu)・ロッタ(いの)・ハルル(kawa)

 この日の緒戦は、時間調整にもってこいの「パタパタくるりん:機動戦士ガンダムおっさんキャラ編」(オリジナル)です。 たるさんが初プレイなので、1分間のインストで(!)、プレイに入ります。
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 序盤、みなさんはなるべく影響がないように、分散して配置。ばっちりガンダム世代のこまいふさんは、カードを置くたびに「北宋だな」とか、楽しそうにプレイしていきます。まだ、主題歌を歌わなかっただけましか?!(パタパタくるりん、あるある)
序盤
 中盤に、少しずつ、担当らしき勢力の裏返し(か配置)が多くなり、各人の推しメンが見えてきます。結果、ワッケイン司令が、一時トップに立ちます。実はワッケインだったmitsuは、にんまりだったのですが・・・。
中盤
 終盤、うまくいっていなかったたるさんが「ええい、かき回しましょう」と中央の1枚をパージ!ほぼ埋め尽くされた状態での影響は多く、パタパタと勢力図が一気に塗り変わります。それでも、自己を1枚でも多くとカードを置いていきましたが・・・終わってみれば、劣勢だったはずのマ・クベとレビル将軍が5枚でトップに。結果、実はマ・クベだったこまいふさん(とNPCデギン・ザビ)が勝利しました。
勝ったのは、マクベとNPC
 最後にわかった正体は、以下の通りです。
  ☆マ・クベ(こまいふ)・デギン(NPC!)ワッケイン(mitsu)・レビル(たる)

 この日、最後にプレイしたのが、「スターウォーズ:クローンウォー」(HJ) です。スターウォーズ・シリーズのマルチですが、基本システムはなんと「PANDEMIC」。銀河各地に出没するドロイドを、ジェダイの騎士達が鎮圧して廻り、その間に規定のミッションをクリアします。すると、ラスボスのヴィランの対決となり、悪が銀河を覆うまでにこれを倒せば、勝利する協力型です。
 今回は、初めてのプレイヤーも多かったので、任務は3つで、ヴィランはアサージという初級です。ジェダイ側は、ヨーダ(mitsu)・オビワン(BIBI)・アナキン(kawa)・アソーカ(風見鶏)・メイス(エンジョウ)です。
スタート
 序盤、ヨーダ(mitsu)が果敢にアサージを攻撃し、これを足止めしている間に、アソーカ(風見鶏)・メイス(エンジョウ)が任務をクリアしていきます。
1任務達成
2つ目も成功が
 必然的にジェダイが集結した隙を突き、悪が各地で跋扈。が、これを戦闘無双のアナキンが次々と制圧して行きます。
アナキン無双
 いよいよ、ラスボスのアサージとの対決になりましたが、ここでヴィランカードが廻りまくってしまい、気がつけば銀河の脅威は最高に到達。悔しくも、ジェダイの敗退となりました。
 このままでは、終われないと第2戦に。ランダムでジェダイを弾き直し、ヨーダ(mitsu)・オビワン(風見鶏)・アイラ(BIBI)・アナキン(kawa)・アソーカ(エンジョウ)となります。
 今度は任務が分散したため、ジェダイはドロイドとヴィランを効果的に各個撃破しながら、任務を達成していきます。
効率よく任務をクリア
 ラスボスのアサージとの対決になったところで、「PANDEMIC」でいうところの「エピデミック」が続けざまに起こり、辺境にドロイドが集結してしまいます。
辺境で悪が跋扈
 戦力的には厳しいが、このまま、ヴィランを狩るのか、ドロイド鎮圧を優先するのか?相当、打ち合わせをしましたが、結果的には鎮圧へ。アイラ(BIBI)のダブル軌道やヨーダ(mitsu)の派遣能力を駆使して、ジュダイが一時的に周辺を制定し、その間に他のジュダイがアサージのいる敵本星へ。アイラ(BIBI)・アナキン(kawa)・アソーカ(エンジョウ)が攻撃をかけましたが、ああ、drで1発が出ず(1/12)、敗退!
 それでも気を取り直して、第二撃を加えたところ、ギリギリ、1発が命中!3ジェダイが協力して、ついにアサージを仕留めました。勝ててよかった!
最後は、3ジェダイが集結し、アサージを撃破!
終了時
 ドロイドとか、封鎖船とか、ヴィランとか、雰囲気もよく、各ジェダイの特徴もよく出ていました。が、初級にして、この難易度とは、さすが「PANDEMIC」。本家の英雄モードも、クトゥルフの標準モードも、未だ、クリアしていないので、どこかで強化月間(クリアするまで止められない?)でも、行きましょうか?

 お昼前に平さんが来たところで、拡張キットのテストを兼ねて、「Ships&Tactics」(グループ乾坤一擲)を対戦しました。陣営は、銀河帝国(fho)・ネオジオン(平)・ザンスカール(mitsu)・マクロス(風見鶏)です。
 序盤、ザンスカールがいきなりエンジェル・ハイロゥを発動!(シャクティが2引目で登場)ネオジオン(平)のカードを削り始めます。
 本当は、もう少し、カードを揃えたかったネオジオン(平)ですが、このままではジリ貧になるだけと、いきなり機動要塞アクシズを突進させます。途中でモウサ(新カード)を切り離して、アクシズ本体と共同でエンジェル・ハイロゥを直撃!早々に、これを撃沈し、70VPを手に入れます。
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 が、さすがにアクシズも傷ついたため、ザンスカール(mitsu)がビッグキャノンで、さらにHPを削ります。もう2ターンあれば、2発目のビッグキャノンでトドメをさせたのですが・・・ここで、銀河帝国がガイエスブルク要塞でハーケンを発射!漁夫の利でアクシズ(80VP) を沈めてしまいます。
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 こうなると、銀河帝国(fho)とネオジオン(平)の一騎打ちに。ともに、VPの上乗せを狙って、沈めやすい艦艇に攻撃を仕掛け。地球クリーン作戦から戻ったザンスカール(mitsu)とマクロス(風見鶏)も、入り乱れて仁義なき戦いに。
 ここで、ザンスカール(mitsu)の手札が切れて、最終ターンに。ハマーンが接舷戦闘を狙って戦艦で突出していたので、ビッグキャノンとザンネックキャノンで沈めようとしましたが(結果的にはOKだったのですが)計算ミスで、矛先をブリタイ艦に。それでも、強力なMS戦で勝てるはずでしたが、ここでマクロス陣営がデフェンダーを連続投入し、これを阻止します。
 となると、次のプレイヤーは銀河帝国(fho)!やっぱり、漁夫の利でブリタイ艦を沈め、高VPを獲得。結果的にこれが効いて、僅差で銀河帝国(fho)が勝利しました。ザンスカール(mitsu)も通常の艦艇を相当数、撃破して、117点まで行きましたが、要塞撃破のVPには勝てませんでした。

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 例会初めは(そして、新年初めの一発は)、超B級の「パタパタくるりん タツノコ武闘編」(オリジナル)です。午前中に集まったfhoさん、風見鶏さん、mitsuの3人プレイです。
 序盤、各陣営は正体を気取られないように、各カードを配置していきます。自分は「科学忍者隊ガッチャマン」だったので、さりげなく展開が緩い(裏返しのしにくい)端にカードを並べていきます。
 と、fhoさんが早い仕掛けで、「新造人間キャシャーン」と「破裏拳ポリマー」を除去。ということは、fhoさんは「宇宙の騎士テッカマン」に違いない。さらに、風見鶏さんが「ガッチャマン」をパージ。ということは「キャシャーン」か「ポリマー」に。
 これを想定しながら、mitsuはさりげなくカード配置と裏返しを進め、終盤には思惑通り「ガッチャマン」がトップに立ちます。ここで、風見鶏さんが嫌々ながらカードを置き、「キャシャーン」を裏にします。「だって、このカードしか・・・(来ない)」やはり、風見鶏さんは「キャシャーン」か?
  これで決まりかと思いきや、fhoさんが大どんでん返し。どうせ、勝てないなら、いっそ、ガラガラポンとばかりに、中央にある「ポリマー」を除去!ええ、ここにカードを置けてしまう?!中央の4枚が裏返り、結果的に「キャシャーン」が復活。風見鳥さんが、正月らしい棚ぼた式勝利となりました。
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 判明した陣営は、キャシャーン(風見鶏)・ガッチャマン(mitsu)・テッカマン(fho)でした。

 「どうも弱いボラー連邦と暗黒星団をブラッシュアップしたいのですが」と平さんの要望を受け、ちはら会で「Ships&Tactics」(グループ乾坤一擲)のテストプレイをすることになりました。陣営は、白色彗星帝国(mitsu)・ガルマン帝国(タナック)・ボラー連邦(平)・暗黒星団(バーネット)です。
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 序盤、初プレイのガルマン帝国(タナック)と暗黒星団(バーネット)が艦載機戦を仕掛け、ともに損害が出ます。そこにボラー連邦(平)と白色帝国(mitsu)が乗っかって波状攻撃をかけます。
 ガルマン帝国(タナック)は特殊兵器が多いため、先にドメル艦とデスラー艦に攻撃が集中し、これを早々に失います。次に、暗黒星団(バーネット)が艦の耐久力が弱めのため、攻撃を受け、前衛艦が減少します。
ヤマトのライバル4陣営
 中盤、キャラが来たところで、白色彗星帝国(mitsu)が満を持して、彗星を前進させます。この凶悪な彗星を止めようと、各陣営が猛烈な波状攻撃をかけ、8割以上の損害を与えますが、そのまま突進!たった2ターンで9隻の敵の前衛艦と損傷艦を破壊してしまいます。
白色彗星の破壊力
 そのまま、カードを回した白色彗星帝国(mitsu)が、3倍近い得点差で勝利しました。暗黒星団(バーネット)は早々に重核子爆弾を彗星にセットするも、聖総統スカルダートが来ず。ガルマン帝国(タナック)も稼働艦が沈んだ後に、デスラー砲や瞬間物質輸送機が来る不運に、二人とも「遅いよ~!」。
重核子爆弾付きも・・・
 全然、競い合うテストになりませんでしたが、平さんは次の強化に向けて考えをまとめたようです。

 午前中、昼食までの時間調整として、タナックさんと「パタパタくるりん」(オリジナル)を対戦しました。まだ、未プレイだった「北斗の拳編」で、プレイヤーは、ラオウ・トキ・ケンシロウ・ジャギのいずれかになって、世紀末覇者(マップへの配置数)を競います。
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 序盤、トキが多く、それに乗るふりをして、自分もトキを増やします。すると、タナックさんが皇帝サウザーを使って、トキを1枚、パージします。となると、タナックさんは、ラオウか、ジャギか?!
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 自分はケンシロウだったので、後半に向けてさりげなく裏返されにくい位置に、ケンを配置していきます。中盤が終わった時点で、トップはケンシロウとラオウに。
 終盤、ジャギも増えますが、タナックさんが前半でかなり雑に扱っていたイメージがあり。となると、本命は、おそらく、ラオウか。結果的にはその通りだったのですが、自分にパージカードが来ず、盤面が埋まっていきます。
 最後は、タナックさんがラオウを配置して、ゲームエンド。5枚の単独勝利となりました。
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 少し間が開き、「ターニング・ザ・テーブルズ」(MIH)が早く終わったので、例会の最後に、Tommyさんと第二弾に。前回にプレイした「風の谷のナウシカ編」です。
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 こちらは、結構、早くから、「薙ぎ払え!(巨神兵)」カードが飛び交います。Tommyさんがユパ(実は自分のキャラ)を排除すれば、自分は増えすぎたナウシカをパージ。後半になって、カード巡りから、やたらとクロトワが増えます。ん?!もしかしたら、敵の本命か?
 取り合わせからクロトワの排除は難しいことがわかったので、最後は同点上等でユパを増やして終了。結果は、やはり、クロトワ(Tommy)とユパ(mitsu)で、5枚ずつの同時勝利となりました。
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 最後は、「タツノコプロ編その1」を対戦しました。科学忍者隊ガッチャマン、新造人間、宇宙の騎士テッカマン、破裏拳ポリマーの4キャラです。
 序盤、Tommyさんが「玩具を売れ!」カードで、破裏拳ポリマーを排除します。これで、Tommyさんはガッチャマンか、テッカマンの可能性が高くなります。それでも、ポリマーが多かったので、自分も破裏拳ポリマーをパージ(後から振り返ると、これが勝負の綾に)。
 中盤が終わった時点で、トップはガッチャマン。が、Tommyさんは平然と、ガッチャマンを裏返します。かといって、テッカマンを増やす動きもなし。??一体、正体は誰だ?!
 混沌としてきましたが、勝負は終盤。ブラフや駆け引きより、自分の勢力の拡大を第1にして、本命のキャシャーンを増やしていきます。Tommyさんも気がついたようですが、配置できる場所とカードが限られ、対応しきれず。最後は、なんとmitsuのキャラ-キャシャーンを配置して、終了。
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 結果、ガッチャマン(NPC)とキャシャーン(mitsu)が同時勝利に。Tommyさんのキャラは、なんと自分でパージしてブラフをかけたポリマー!が、これが祟って、4枚に沈みました。タツノコの策士、策に溺れる(笑い)。本来は6歳からできるサンリオキャラのお手軽ゲームのはずが、オジさん達にかかると、相当のブラフゲームになりました。

 午後一番でプレイしたのが、異色のB級ホラーゲーム「ドラキュラの逆襲」(アークライト)です。このゲームは、20世紀直前のヨーロッパを舞台に、プレイヤーの1名がドラキュラとなり、残りの4名がハンターになって、ドラキュラを退治するという物です。 
 ドラキュラは毎ターン、1都市間の移動ができますが、直前の6日間にわたって痕跡を残していきます。ハンターがこの都市に入ると、痕跡を見つけ、それを追ってドラキュラを追い詰めます。が、ドラキュラには通過した都市に手下を配置したり、罠を仕掛けたりできます。追いかけっこという意味で、「複雑なスコットランド・ヤード」と評した方もいます。
 ハンターがドラキュラまたは手下の吸血鬼と同じ都市に入ると、戦闘が起きます。ドラキュラは強力な専用カード6枚から適切な攻撃または逃走を選択します。ハンターは回避、パンチ(1打撃)、逃走の基本カードに加え、それまでに仕入れた武器カードを使用して、ドラキュラと対決します。往々にして、ドラキュラは優勢で、怪力やかぎ爪で損害を与えたり、時には魅了や吸血(!)でプレイヤーを退場させます(病院送り)。すると、悪の影響度が上がり、これが一定に達すると、ドラキュラの勝利となります。時間がたてば立つほど、原則はドラキュラ有利な仕掛けがあるので、プレイヤーは協力して、できるだけ早期にドラキュラを倒したいところです。
 今回の担当は、以下の通りです。
 ドラキュラ伯爵:mitsu
 ゴダルミング卿:平
 ジョン医師:バーネット
 ヘルシング教授:平
 共感者ミナ: BIBI
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 第1週、ハンターはまず、物品や事件カード、乗車チケットの取得に時間を費やします。この間にイタリア半島からスタートしたドラキュラは、北上してドイツ経由でバルカン方面に向かいます、
 第1週の木曜日、ハンター達が動き出しますが、ここで「斥候隊」をプレイ。まず、当たらないはずでしたが、なんとミュンヘンに痕跡を発見!しかもドラキュラが2日前まで、ここにいた!
1W木曜日
 各ハンターはミュンヘンに向かって移動をはじめますが、ちょうど微妙な位置だったので、もしかしたらすり抜けられたかも、と包囲が一瞬、遅れます。
 ドラキュラはこの隙を突いて、間一髪、バルカンへの脱出に成功します。ハンターは包囲網を縮めますが、当然、ドラキュラがいない!(しかも、痕跡もない)。共感者ミナはドイツで広域探査(特殊能力)を仕掛けますが、ヒットせず。すり抜けられたと判断したハンター達は、中央から周辺に散らばりはじめます。
 ここで、第1週が終了し、一般市民の絶望トークンが1つ進みます。
1W終了
 すでにかなりの時間がたっており、このまま、うまくいけば、手下の吸血鬼が成就し、悪の方向に影響マーカーを進められる直前まで行きましたが・・・。
 第2週のはじめに、ジョン医師がザクレブで、なりたての吸血鬼を発見!戦闘で4ダメージを受けるも、聖餅でこれを撃退します。この間に、他のハンターが東欧に駆けつけます。
2W水曜日
 木曜日には、サラエボを探索したゴダルミング卿が、ツィガニー護衛隊と戦闘になり、負傷・遅延しますが、ドラキュラの痕跡がハッキリします。奴はバルカンかトランシルバニアにいる!
2W木曜日
 金曜日、鉄道で一気にガラツィアに移動したジョン医師に、ドラキュラが奇襲をかけます。圧倒的にドラキュラが有利なはずだったのですが、無尽蔵のニンニク(!)が効いて、ともに6ダメージを受けます。それでも、あと一息で病院送りにできるはずだったのですが、ジョン医師は聖餅で離脱に成功します。
 そして、迎えた土曜日、ハンターは予想進路のクルジュ=ナポカに向かいます(必ず、ここを通る)。ドラキュラは、ドラキュラ城で体力を回復するか、夜間を待って戦闘をするか、悩みましたが、ジョン医師が回復する前にと、攻撃をかけますが、やはり、病院送りにはできず、逃走されます。
 迎えた夜間、全ハンターがクルジュ=ナポカに集結し、壮絶な戦闘が始まります。ドラキュラは早々に逃走を図りたかったのですが、「矜持」(特別ルール)が邪魔をして、第1ラウンドは攻撃に。怪力でヘルシング教授のライフルをへし折りますが、ゴダルミング卿のボウイ・ナイフでさらに2ヒットを受けます。
最終戦闘R1
 圧倒的に不利に陥ったドラキュラは、蝙蝠となって夜空に逃げようとしましたが・・・なんと、3人が恐怖を克服して、ドラキュラを殴打!さらに、共感者ミナの拳銃が火を噴き、蝙蝠を直撃!結果、ダメージが15に達したドラキュラは、死亡しました。ヨーロッパは名も知れぬ4人のハンター達の活躍によって、守られたのでした。
最終戦闘R2
 ソロでシステム習熟の演習を行ったときから感じていましたが、古き良きドラキュラのイメージがいい!「スコットランド・ヤード」と違って捕まって終わりでなく、(ルールは複雑になりますが)戦闘で撃ち倒すとところが、これまた、ドラキュラ映画の対決ぽくって。ハンターが1対1だと、強力なドラキュラやその手下にさえ、負けかねませんが、不利を承知で邪悪な存在に立ち向かう姿が、イラストともに雰囲気を盛り上げます。
終了時
 ホラーというと、クトゥルフ神話が圧倒的で、このゲームが話題にならないのが、残念なくらい出来がいいです。また、持ち込みますので、ぜひ、あなたもドラキュラの世界を味わって見ませんか?
 と、これを書きながら、ルールを確認したところ、いくつか、ミスと明確化が判明。備忘録として、下に挙げておきます。
*戦闘は、ドラキュラ(吸血鬼)の攻撃(行動)-ハンターの行動で実施する。今回、最後の戦闘では、蝙蝠になって逃げることができました。
*ハンターが昼間の行動で移動し、戦闘になった場合は夜として扱う(夕方)。ハンターが夜間に探索して、戦闘になった場合は昼間(黎明)として扱う。ドラキュラが夜に移動した後の戦闘は、昼間(黎明)として扱う。
*複数のハンターとの戦闘で、ドラキュラ(吸血鬼)の攻撃(行動)をキャンセルできるのは、対峙しているハンターのみ。他のハンターは攻撃は受けないが、逃亡や策略などのドラキュラ(吸血鬼)の行動をキャンセルできない。
*ドラキュラの位置が判明している日は、新たな遭遇カードは置けない。
*遭遇カードの成就は、6日目に達した時点で発動できる。よって、第1週目の日曜日に「生まれたての吸血鬼」が成就していて、影響度が増していました。

 続いて、str会長が到着したので、mitsu・にし・morita・strの4名で、風変わりRPG「Dr.MICRO」(バンダイ)をプレイしました。ゲームについては、以前の記事をご覧ください。いわゆるマスター付きのゲームブックで、せっかく茨城化に行ったネタにしようと、準備をしていきました。
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 第1回戦は、演習のストーリー・ダイジェストです。担当は、キャプテン(str)・パイロット(morita)・ドクター(mitsu)・ナース(にし)です。
 いきなり、パイロット(morita)が遅刻します(よく発進できたものだ)。パイロット(morita)はミクロ化すると、注射器内のサブマリンに接近します。ここで、キャプテンが受け入れ、実質上のゲームスタートに。
 相変わらずのブラウン運動に悩まされ、ドクター(mitsu)が治療にもたついたため、クルーは若干、負傷します。が、2回目の治療drに成功し、ラスト判定へ。
 ここで、キャプテン(str)が見事、1を出し、任務に成功しました。「以上、訓練終了。ご苦労様でした。」珍しく(?)スムーズな滑り出しです。
 続いて、2回戦はS1「頸動脈から大脳へ」です。担当は変わらず、キャプテン(str)・パイロット(morita)・ドクター(mitsu)・ナース(にし)です。
 序盤、体内に入った途端、サブマリンは頸動脈流に呑み込まれ、さらに白血球の体当たりを受けて、クルーは結構な負傷をします。そのまま、白血球に呑み込まれますが、ナース(にし)がdr戦に勝利し、脱出します。
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 一時的に毛細血管内に待避したミクロ・サブマリン内で、治療により、クルーが体力を回復します。
 頸動脈内に戻って大脳へ進むサブマリンに、故障が発生。艇体が破損し、浸水が起こります。やむなく、ドクター(morita)とナース(str)が艇外に出て修理をします。成功した途端、今度は抗体が襲いかかってきます。が、抗体が少数だったため、なんとか艇内に逃げ込めました。
 再び、頸動脈に乗って、目的地の大脳へ。ついに細菌カプセルを発見しますが、ここでカプセル防衛のため、ミクロ・ロボット(未確認有害物体)が向かってきます。キャプテン(str)はレーザーメスを使った攻撃を指示しましたが、あまりにハードルは高かった(1d10+1d6:1d6)!
 結果、ミクロ・ロボットが体当たりして、自爆。ミクロ・サブマリンは木っ端みじんに吹き飛び、ゲームエンド。う~む、あと一歩まで行きましたが、やっぱり高難易度です。
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 このままでは終われないので、3回戦はS2「心臓から肺へ」です。担当をシャッフルし、キャプテン(にし)・パイロット(mitsu)・ドクター(morita)・ナース(str)です。
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 体内に入った直後、いきなり、生命維持装置が故障します。キャプテン(にし)は艇を安定させるため、司令官に報告して、一時的に患者の心臓を止めます(オイオイ、そんなことしていいのか?!)。艇内の温度が上がりはじめ、キャプテン(にし)は、ナース(str)に修理を命じます。
 が、これが酷かった!1d10:1d6とはいえ、悉く、ナースがdrに失敗。その回数、なんと、13回!全員が26ダメージ以上を喰らいます。ん?!それだけ、生命維持装置が直らなかったら、普通、患者もクルーも死んでるだろう!(笑い)。
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 ともあれ、なんとか、成功した一行は、目の前に細菌カプセルを発見!Dr.MICROチームは、追跡を開始します。
 細菌カプセルは血液の流れに乗って、三尖弁を通過し右心室へ。と、ここで患者の心臓が活動を再開します。猛烈な奔流に巻き込まれ、クルーが負傷します。パイロット(mitsu)こそ-4HPでしたが、キャプテン(にし)は-16HP、ドクター(morita)は-32HP、ナース(str)に至っては-64HPと、もはや失神寸前に。
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 それでも追跡を優先するキャプテン(にし)は、治療を行わず、カプセルを追いかけます。なんて、冷たいリーダーだ。
 が、その甲斐あって、肺で細菌カプセルに追いつきます。カプセルは毛細血管に引っかかっています。と、ここで再び、肺動脈の急流!全員が-5HP を受け、ゲームブックから「うめき声を上げてください」の指示!全キャラが苦しそうに「う、う、う・・」と演技します(50過ぎた大の大人が・・・笑い)。
 細菌カプセルは、これで再び動き出し、極毛細血管内に入り込みます。膜壁があって、ここにはサブマリンは入り込めません。キャプテン(にし)は、自分以外の3人に艇外活動を命じます。「えっ、キャプテンは?」「私は、司令部からの連絡があるから」「・・・・」他の3人はキャプテンに非難の目を向けながらも、やむを得ず、艇外へ。
 と、急にサブマリンが発進し、3人を置き去りにしてしまいます!!そう、キャプテン(にし)こそが、テロリストの一味だったのです!クルーの治療をしないあたりから「前兆」があったんですね~(全くの偶然でしたが)。ああ、最悪のバッド・エンド!!が、みな、大笑いでした。
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 こりゃ、パンデミックのアルマゲドン・モード並みの難易度です。今まで、本シナリオを4回対戦しましたが、全て、失敗。ソロでも3戦して1回しか勝っておらず、その成功率は1/7程度です。
 これだけ厳しいと「もう、やらない!」となるかと思いきや・・・人生の風雪に耐えてきた茨城会のみなさんには、違った意味で受けていました。
 「はたらく細胞が受けている今なら、再販、行けますね」とか、「サブマリンと敵対キャラ(白血球や未確認有害物体)は、リアルなフィギュアにしよう」とか、挙げ句の果てには「会員の医療関係者にお墨付きを貰えば、売れますよ!ドクターも絶賛!!」とか、盛り上がること!
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 と、これに刺激を受けたstr会長が、一言。「自分もDOシリーズの『源氏物語』を持ってます、次回に持ち込みます。」いやー、遠征の一見ネタのはずが、思わぬ波及効果に(笑い)。また、ちはら会名物B級アイテムに、どうぞ、おつきあいください(笑い)。
 

 お昼を過ぎると、茨城会のみなさんがやってきまして。これでやっと、乗っ取りの危機を免れました(笑い)。早速、お手軽にできるアイテムの「パタパタくるりん:風の谷のナウシカ編」をmitsu・morita・にしの3人でプレイ。キャラは、ナウシカ・ユパ・クシャナ・クロトワで、パージカードはご期待通りの巨神兵「薙ぎ払え!」です。
 序盤、やたらとユパが来て、表の2/3がユパという、祭状態になります。が、このへんから、moritaさんがユパを裏返すようになり。ということは、ユパではない?!
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 mitsuは正体を気取られないよう、あえて裏返しを避ける作戦に。にしさんもこれに追随しますが、徐々に空き地がなくなり、やっぱり、ユパを裏返しに。
 自分がクロトワだったので、ということは、2人はクシャナとナウシカか?!この想定で、さりげなくクシャナとナウシカを減らすようにし、最後に開いている枠に勝ち目のなくなったクシャナを置き、クロトワをパタりんします。
 これで、クロトワが5枚となり、ナウシカを鼻の差で抜いて、勝利しました。パージカードの巨神兵は、1枚も使わず仕舞いでした。
 クロトワ(mitsu):5枚
 ナウシカ(morita):4枚
 クシャナ(にし):3枚
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 この日の最後にプレイしたのが、ツクダのスターウォーズ三部作の一つ「エンドア-ジェダイの復讐-」です。惑星エンドアでの反乱軍の地上侵攻を描く戦術級で、目新しいのは、両軍が交互に茂みと森林メガヘクスを配置していき、共和国軍がトラップを仕掛ける点です。
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 コンセプトは面白いのですが、この数が尋常でなく、丸太落とし、丸太潰し、ロープ、落とし穴が各10個、投石器が4つ、ダミーが同数の44個(!)。さらに共和国軍は、イウォーク30ユニットに、ハンソロら共和国兵士が13ユニット、同様にダミーが44と、合わせて88個のユニットを秘密裏にセットアップします。この作業が、いわゆるツクダ病ですね~(笑い)。
 帝国軍もストーム・トルーパーに、スカウト・ウォーカー、スピード・バイクなど、40ユニットほどいますが、配置は中心の7メガへクスに決まっていて、隠蔽はないので、初めての方はこちらがいいでしょう。
 展開は、帝国軍が周辺のメガヘクスを掃討しながら、敵の主力を推定し、迎撃態勢を取ります。共和国軍は大量のダミーで攪乱しながら、外周から方位体制を引きながら接近し、タイミングを合わせて一気に基地への突入を図ります。
 なお、事前のソロ演習で、共和国軍の投石器が先に見つかってしまい、全く活躍できないので、第1ターンのみ、帝国軍のフェイズを省略してみました(第2ターンの投石器の奇襲から始まる)。
 まず、セットアップですが、共和国軍はイウォーク弓隊、投石隊、共和国軍兵士を3グループに分け、三方から接近させます。南方(写真ではマップ上辺)には全てダミーを配置し、あえて3移動力で前進し、共和国軍兵士かと思わせるようにします。
T0
 第1ターン、(手順を変えたことで)ゲームは共和国軍の奇襲からスタートします。密かに基地近くに運び込んでいた投石器がうなりを上げ、帝国軍に襲いかかります。1/3の確率でしたが、2台のスカウト・ウォーカーに命中し、これを撃破します。そして、マップ端から各部隊が前進を開始します。
T1R
 第2ターン、帝国軍は投石器4台を集中砲火で破壊すると、周辺のメガヘクスの索敵を行います。ここには最大対人効果を持つ丸太落としが仕掛けられていて、7ユニットのストームトルーパーが除去されます。
T2E
 共和国軍は、じりじりと前進を続けます。
 第3ターン、帝国軍は進行の早い南部を警戒し、さらに前進して索敵を行います。ここは、ロープや落とし穴が中心だったため、これほど損害は出ず。前線の部隊を偵察し、一部の視認に成功しますが、ダミーばかりです。
 この間に共和国軍は、東西のグループが中心を囲む森林に入り込みます。
T3
 第4ターン、帝国軍はなおも南で索敵を続けますが、発見できたのはダミーばかり(そう、仕向けています)。一方、北部では前衛に接触したストーム・トルーパーが索敵に成功し、イウォーク隊の2ユニットを発見します。すかさず、強力な前進射撃で、これを撃破します。
 共和国軍は、東西のグループが森林へと浸透します。そして、北部では西回廊にいたストーム・トルーパーとスピード・バイクに、イウォークの弓隊が襲いかかります。これにより、2ユニットが撃破されます。
T4
 第5ターン、帝国軍は北部で偵察を続け、射撃戦を続ける傍ら、東西の森林にも1-2個分隊を派遣して、偵察を行います。西側ではイウォークの槍隊を見つけ、レイガンの射撃でこれを撃破します。が、東側ではダミーしか発見できず。
 ここに至って、共和国軍は隠蔽を打ち捨てて、数を恃んだ射撃を開始します。主力の東側グループは、ハン・ソロ、チューバッカー、レイアがレイガンで1スタックを瞬殺。また、共和国軍兵士も集中砲火で2ユニットを撃破します。北と西でも、敵を半包囲して弓や石を打ち込み、被害を与えます。
T5R ハンソロらの猛射撃
T5
 第6ターン、帝国軍は慌てて基地に向かって後退を開始します。
 共和国軍はこれを追って敵に隣接して、射撃を繰り返し、さらに6ユニットのストーム・トルーパーを排除します。
T6R 石つぶて!
 第7ターン以降、帝国軍は全ての部隊を基地周辺に集結し、敵の侵攻を待ち受けます。共和国軍は敵の視線の届かない森林や茂みに入り、隠蔽面に戻って、突撃準備を整えます。
T7
 第9-10ターン、信号弾を合図にして、森の中から共和国軍兵士とイウォーク隊が一斉に飛び出します。激しい射撃戦が展開され、ストーム・トルーパー5ユニットとスピードバイク2ユニットが撃破します。一方の帝国軍も、スカウト・ウォーカー始め、猛烈な火力を集中し、ハン・ソロ、チューバッカー、レイア、R2D2を破壊します。
T9 一斉突撃
 第10ターン、共和国軍は銃を乱射しながら、基地入口に殺到します。が、これはやや早すぎ、近距離での白兵戦でストーム・トルーパーに殲滅されます。それでも生き残った兵士は射撃戦で、敵を消耗させます。
 第11ターン以降、帝国軍は火力の高い共和国軍兵士に射撃を集中し、これを全滅させます。残ったイウォーク隊は怒り心頭で、激しい投石と弓矢を見舞いますが、ストーム・トルーパーの装甲に弾かれます。逆に反撃で次々に被害を受けます。
T11 EXで基地入り口が開くも・・・
 それでも第12ターン、機を見て突進したイウォークの槍隊が白兵戦で敵3ユニットと差し違える戦果を上げます。これにより、一時、基地入口が無人となりましたが・・・最後のストーム・トルーパー2ユニットが駆けつけ、万事休す。もはや8ユニットにまで減少したイウォークでは、占領は不可能と、帝国軍の勝利でゲーム終了としました。
T12 最後まで落ちず
 う~む、惜しいところまでは行ったのですが・・・こちらはソロ演習で慣れていて、また、手順を共和国軍先攻にしたので、なんとか司令部入口まで進入できました。が、それでも帝国軍が強すぎて、勝てない!今回はBIBIさんが周辺の掃討に出てくれたため、トラップがそこそこ発動し、いい勝負にはなりましたが、端から穴熊戦術を取られると、もっと厳しいことに。
 そこで、以下の改良案を考えてみました。こうすれば、帝国軍の動きが史実に近くなり、トラップの効果が上がります。また、投石器を早期に潰すために、スピードバイクの偵察・先制攻撃等が有効になるかと思います。

[改良案]
・帝国軍は最低30メガへクス(司令部入口周辺の7メガへクスを含む)の安全を確保しなければならない(勝利条件)。そのためには、このメガヘクスのトラップ(ダミーを 含む)を全て明らかにする。
・イウォーク族の投石器は、視線が通らなくても、射程内に投石攻撃ができる。投石器があるメガヘクスに帝国軍が移動を終了すると、投石器は発見される。一度、発見された投石器は、再び、隠蔽することはできない。
・帝国軍は司令部入口へクスには、ストームトルーパーしか進入できない。また、共和国軍は司令部入口へクスでは、近接戦闘をしなくてよい(進入したら、爆破のdrを振れる)。
・なお、上記のルールを適用する場合は、手順は通常どおりとする。

 というわけで、エンドアは持っているけどプレイしたことがないという方、うん十年ぶりにやってみようという方は、お相手になりますよ~。なんといっても、ネット上にAARが全くない(!)貴重なアイテムですので、ご希望の方は、千葉会一門掲示板か、こちらへコメントください。

 続いて、定番と化しつつある「パタパタくるりん」(オリジナル)で、最近、映画化された「Gのレコンギスタ」3編を対戦しました。
 第1戦は、Gレコキャラ編で、ベルリ、アイーダ、クリム、ミックの4人です。序盤、やたらとクリム・ニックが来て、盤面を独占します。その後は、組んずほぐれつのひっくり返し合いとなり、4人がほぼ同数に。
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 終盤までベルリ(mitsu)とクリムが優勢になったのですが、最後は、NPCアイーダによるくるりんが効いて、ベルリが脱落。終わってみれば、クリム(BIBI)とミック(NPC)が同数の4枚で勝利となりました。
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 第2戦は、GレコMS編その1で、Gセルフ、アルケイン、モンテーロ、アーマー・ザガンです。こちらは、アーマー・ザガンがリードをしたものの、エルフ・ブルック(パージカード)の妨害で、他の3戦力に追い抜かれます。
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 終盤、Gセルフ、アルケイン、モンテーロのトリオが最後まで競い合い、結局、三者が4枚ずつのイーブンに。担当は、Gセルフ(mitsu)とモンテーロ(BIBI)で引き分けでした。
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 最終第3戦は、GレコMS編その2で、Gセルフ・パーフェクトパック、Gルシファー、トリニティ、ダハックです。序盤にリードしたトリニティを追い抜いて、ダハックとGルシファーが突出します。
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 そのまま、終盤になり、BIBIさんは、迷ってGセルフを排除します。が、これまでトリニティも結構、裏返していたので、となると正体はGルシファーか?
 こちらの正体はわからなかったそうで、最後にBIBIさんが置いたのが、ダハック!これにより、mitsuが5枚となり、逆転勝利でした。BIBIさんは予想どおり、Gルシファーでした。
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 8月後半の日曜日に、BIBIさんをお誘いして、ミニマム例会を行いました。この日の緒戦は、オークションで手に入れた「Dr.MICRO」(バンダイ)です。詳しくは、前記事をご覧ください。
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 まず、ストーリーダイジェストで演習した後、早速、シナリオ2「心臓から肺へ」をプレイします。「政治的重要人物B氏の治療のため、静脈注射により、B氏の体内に侵入、静脈内の細菌カプセルの摘出手術を行うことを命ずる。全員、ミクロ・サブマリンに搭乗開始。300万分の1にミクロ化せよ」
 スタート直後、ミクロ・サブマリンのサーチライトが故障。一度目は失敗したものの、パイロットが修理に成功し、事なきを得ます。と、目の前を細菌カプセルが!驚いたナースは慌てて窓に頭をぶつけ、-5HPとなります。
 そのまま、細菌カプセルは流れに乗って心臓へ。サブマリンはパイロットの操縦で必死について行きます。が、急ぐあまり、激流の右心房に突入し、全員が倍ダイス(2-64!)で負傷します。ここで、ナースが最悪の64ダメージ!残りのHPは30ほどに低下します。それでもなんとか、ドクターが緊急の手助けで心臓内で体制を立て直します。
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 その間に、細菌カプセルは右心室へ。一度は心臓の壁にぶつかるトラブルはありましたが、三尖弁を通過し、カプセルを追って肺動脈へ。
 カプセルはさらに毛細血管に入り込みますが、ここでサブマリンは白血球の攻撃を受けます。キャプテンはレーザーメスによる反撃を実施。不利なオッズで、1体はドクターが奇跡の腕を見せ、これを撃退します。が、2体目に取り込まれてしまいます。
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 ここで、キャプテンが脱出を試みましたが、三度の機会にいずれも失敗。時間切れで患者は死亡し、ゲーム・エンドになりました。
 う~む、もう一息、二息だったのですが、こんな展開が多いです。このあたりの難しさが、やる気を刺激するバランスになっていますね~。
 気を取り直して、シナリオ3「リンパ管から大脳へ」です。「政治的重要人物D氏の治療のため、リンパ管より、D氏の体内に侵入、リンパ管の細菌カプセルの摘出手術を行うことを命ずる。全員、ミクロ・サブマリンに搭乗開始。」
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 頸部リンパ管に進入したDr.MICROチームは、ブラウン運動に悩まされながらも、早々にリンパ球の漂う中、細菌カプセルを発見します。ドクターがレーザーメスで動きを牽制しながら、接近。一度は失敗するものの、二度目はパイロットがマジック・ハンドでの捕獲に成功します。
 こんなに簡単?!と思いきや、すぐに司令官から連絡が入ります。「新たな情報によると、細菌カプセルは1つではなく2つ体内に存在する。もう1つは内耳内にある。」
 やっぱりなと思いながら、ミクロ・サブマリンは体内を内耳へ向かいます。リンパ管内は、髄索の繊維が絡まっていましたが、慎重な操縦でこれをクリアします。 
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 途中でトランシーバーが壊れたものの、すぐに修理。さらに進むと、内耳内でもう一つの細菌カプセルを発見します。しかし、マジック・ハンドはもう一つのカプセルで埋まっているので、チームは艇外活動でこのカプセルをロープで船体にくくりつけることになります。
 全員が装備をして、艇外に出ると・・・白血球サイボーグというアメーバー状の怪物(こんなもの、誰が体内に入れたんだぁ!)が襲いかかってきます。チームは全員でレーザー銃で応戦しますが、なぜか、キャプテンは加わらず。dr10:dr6という不利なオッズながら、ナースを始め3人は果敢に闘い、ダメージを受けながらも敵に3打撃を与えて撃退することに成功します。
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 ほっとした瞬間、今度はキャプテンが3人に襲いかかってきます。そう、キャプテンこそが敵のスパイだったのです。レーザー銃を乱射しながら接近する元キャプテンに対し、ナースが雄叫びを上げながら迎撃し、一発で元キャップを撃ち抜き、勝利します。
 命からがら、カプセルの回収に成功した3人は艇に戻ろうとしますが、ハッチが故障で開きません。「そこをどいて!」艇外活動に長けたナースは銃を構えると、一発でハッチを破壊し、無事に艇内へ。う~む、もっとも若いとはいえ、ナースが大活躍です。
 途中、立ち会っている医師がくしゃみをしそうになりましたが(なると、内耳内は大嵐)、必死に堪えている間にサブマリンは、脱出コースの涙腺に辿り着きます。ここはコースが複雑に分かれていて、1/3の確率で脱出できます。新たなキャップになったナースは、一番、奥のコースを選びましたが・・・惜しくも脱出失敗。迷路に入り込んで、タイミリミットを越えてしまい患者Dは死亡し、ゲーム・セットになりました。
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 ああ、惜しかった!ナースの大車輪の活躍で、脱出直前まで辿り着きましたが、運なく敗退でした。
 これで、ソロプレイのシナリオ1を含めて、全シナリオをプレイしましたが、一発で成功したケースはなく、バランスはほどほどでした(むしろきつめか?)。次回の例会か遠征に持ち込みますので、ぜひ、みなさんで「全く新しいタイプ(当時)」のDr.MICROを味わってみませんか?

 続いて、シナリオ1「頸動脈から大脳へ」です。「政治的重要人物A氏(!ちょっとタイムリーすぎ?!)の治療のため、頸動脈注射により、A氏の体内に侵入、大脳内に停止する細菌カプセルの摘出手術を行うことを命ずる。全員、ミクロ・サブマリンに搭乗開始。300万分の1にミクロ化せよ」
  今回は、遅刻はないものの、いきなり衝撃の事実が告げられます。「当局からの情報によると、君たちの中にスパイが1名潜入しているそうである。しかし、タイムリミットのため、メンバーの変更は不可能である。諸君の健闘を期待する」
 !!いきなり、テロリストのスパイがいるって!そんな状態で、救助活動なんかできないでしょう!絶対、セカンドチームに替えた方がいいって!(笑い)まあ、お約束なので、強引にこの設定で進めますが・・・。
  第1戦は、まずは注射器内のブラウン運動を乗り切り、体内への侵入に成功します。直後に頸動脈の急流に巻き込まれ、パイロットが必死の操作をするも失敗。激しい振動で全員が、多少の負傷を負います。
 が、二度目のチャレンジでは、見事にパイロットが成功し、大脳に向かって前進します。ここで、美しい血小板や赤血球に見とれていたドクターが、転んで軽い怪我に(って、一番、見慣れている職業のはずでは?!)。
 と、ここでミクロ・サブマリンを敵と認識した白血球が、攻撃を仕掛けてきます。体当たりでサブマリンが揺さぶられ、ぱっくりと呑み込まれてしまいます。最も衝撃を受けたドクターが体力73に、パイロットが75に低下します。
 が、白血球の特性を知っているドクターとナースのいずれかが、GMとのdr戦を3回行い、一度でも勝てば脱出できます。7/8の確率で成功するはずでしたが・・・ああ、ドクターがまさかの3連敗。何と、ゲームセットに!
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 半分も進まないうちに、ゲームエンドになったので、速攻で第2戦に。今回もなんとか頸動脈に乗って移動中、白血球の攻撃を受けます。損傷drは低く、今度はナースが脱出ロールをしますが・・・ああ、1/8で失敗!第1戦から考えると、1/64の確率!どんだけ、運がないんだぁ~。
 「勝つまで、やるぞ!ちはら会!!」を合い言葉に、第3戦に。ブラウン運動を乗り切るまでは同じでしたが、なんと頸動脈流でパイロットがドツボにはまり、全く抜け出せない状態に。途中でさらに不運が襲い、2回ほど血管内の壁に激突(おいおい!)。結局、7回目のdrで脱出成功。1/2の7乗という途方もないヘタレは、本当に選ばれたパイロットか?! この影響で、全員が体力50を切り、ナースに至っては32まで低下します。
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 その後、お約束の白血球攻撃が!さすがに成功だろうと、高をくくっていたら、ドクターが2連敗!おお、このまま、ジ・エンドかと思われましたが、最後の3回目でギリギリクリアしました。ソロ演習なので、制限時間は使用していませんが、本来ならこの時点でタイムアウトでしょう。
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 ここで、毛細血管に退避したDr.MICROチームは、救急キットを使用して、回復を図ります。結果、キャプテンとナースが半数を取り戻し、パイロットはdrに恵まれ、完全回復に。ただし、ドクターだけは75のままです。
 いよいよ、頸動脈流に戻って、大脳に接近しますが、ここでコントロール・パネルが故障。大勢に影響はありませんが、万が一、艇外活動を行う場合、キャラが戻ってこれないことに。ここはキャプテン自らが修理を行い、2回目に成功させます。
 乗り切ったと思いきや、今度は静脈流に巻き込まれます。担当は散々に失敗しているパイロットでしたが、ここは意地で操縦に成功します。
 いよいよ、大脳に到着します。パイロットは組織を傷つけないよう、慎重に艇を操作し、ついに細菌カプセルを発見します。が、血管内に血腫が出来、そこにカプセルが取り込まれています。ドクターが艇のレーザーメスを使用して、一発で血腫を除去し、カプセルを無事に回収します。
 ここで、スパイが正体を現します。まさかのナース!密かに武器庫からレーザー銃を取り出すと、マジック・ハンドの操作器を破壊します(カプセルは回収済みなのに、今さら?!)。これを予測していたキャプテンは、武器庫に駆け込むとレーザー銃を取って、迷わず、ナースに発砲!一発目は外れますが、二発目を決めて、スパイを射殺します。他のキャラは奇跡的に無傷でした。
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 元の頸静脈に辿り着いたミクロ・サブマリンは、無事に注射器によって採血され、任務成功となりました。ちゃんちゃん!
 このゲームは、dr運がない人が(あるいはないときは)プレイしない方がいいことがわかりました。まあ、普通にやれば、ギリギリ、クリアできるとは思います。自分がマスターをしますので、ぜひ、5人でプレイしてみたいものです。

 今月のソロプレイ第2弾は、かつてバンダイが発売していたイメージDOシリーズの「Dr.MICRO」(バンダイ)です。内容は、 ゲームブックタイプのRPGでして、プレイヤーは、ミクロ化技術でDr.MICROという医療チームになります。ミクロ・サブマリンに乗って、患者の体内に入り込み、直接、脅威の除去を試みます。全てのシナリオはバイオテロを受けた有名政治家を救助するという設定です。そう、古典的体内探険映画の「ミクロの決死圏」のパクリです。
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 特徴は、リアルタイムRPGということ。つまり、実際の時間で設定期間を超えると、脅威の除去に失敗し、敗北となります。また、プレイヤーの中には1名、敵のスパイが潜んでいて、任意に正体を明かして、妨害を行います。一応、5名がお勧めですが、先のゲームブックということもあって、ソロ(!)もできるそうですが・・・。
 今回は、記録を取りながらなので、時間制限なしでプレイしています。
 また、プレイしやすいように、ちはら会謹製のミクロ・サブマリン状態表とHP表、マーカーを自作しました(こんな手間をかける価値があるかどうか、とこまいふさんに笑われそう)。
DR.MICRO
 まずは、初心者向けのシステム習熟のストーリーダイジェスト・シナリオで、出動訓練です。
 第1戦、Dr.MICROチームが出動しますが、ランダム決定で1名が遅刻します。今回はドクターが遅刻し(体力-50)、慌ててミクロ化。追加投入で活動服を着て、注射器内に進入します。キャプテンの指示で、無事にミクロ・サブマリンに乗り込みます。
 この直後、注射器内でブラウン運動が発生しますが、ドクターの的確な指示でなんなく乗り切ります。
 ここで、司令官から無線が入ります。「何をもたもたやっていた。患者死亡!(想定)」。う~ん、ここで1d6して1を出さないと、全て失敗に。はっきり言って、制限時間は関係ないゾ!
全景
 悔しいので、第二戦に。今回は、ナースが遅刻し、同じく遅れてミクロ・サブマリンで合流します。ブラウン運動をドクターの指示で乗り切りますが、最後のdrを失敗し、「患者死亡!」。子供向けのミニアイテムと思っていただけに、妙に悔しいです。
 ちはら会名物「勝つまでやるぞ」と第三戦に。ここでは、なんとキャプテンが遅刻!って、出発できないじゃんと思いきや、トランシーバーによる指示でお咎めなし。他のキャラだとVP-100点なのに、「全て冗談でした」とは、キャプテンだけ甘すぎないか?!
 ともあれ、ブラウン運動を1回は失敗するものの、2回目で乗り切り、最終drへ。見事に1を出し、「以上、訓練終了。ご苦労様でした。」とクリアできました。

 例会も後半になって、「パンデミック:クトゥルフ」(HJ)をプレイしました。前回、初級モードは一度、クリアしているので、標準ゲームとします。
 第一戦は、探偵(mitsu)・魔術師(エンジョウ)・隠秘学者(BIBI)・医師(kawa)でスタート。序盤、隠秘学者(BIBI)がショゴスを足止めしているうちに、インスマンスに集合し、これを封印しますが、直後に信徒が爆発し、次々とオールドワンが覚醒。こうなると、邪教の増殖を止められず、一気にクトゥルフまで覚醒し、人類が滅びました。
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 第二戦は、魔術師(mitsu)・ハンター(エンジョウ)・記者(BIBI)・隠秘学者(kawa)で再戦。武闘派ハンターが大活躍し、なけなしの正気度と引き返えに、ショゴスや信徒どもを蹴散らしていきます。こちらも一カ所の封印をして、次に移ろうとしますが・・・なんと邪教の覚醒カードが2枚連続(希にある)!!結局、ショゴスが足りなくなって、人類が二度目の敗北となりました。
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 いやー、厳しい!とてもではないが、上級レベルなど考えられず。が、いつか、人類が勝利することを夢見て、また、持ち込みます。

 この日の緒戦は、朝一で来場したエンジョウさんと「パタパタくるりん」(オリジナル)です。You Tubeで目に入った懐かしの素材を、見境なくパタりんにしたせいで、ガンダムに始まり、イデオン、ターンA、Gレコ、タツノコアニメ、WWⅡ将軍とすでに15種類にもなっていまして(馬鹿ですね~)。
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 とりあえず、SLGっぽい素材と言うことで、WWⅡドイツ国防軍編をプレイします。登場する将軍は、ロンメル・マンシュタイン・グデーリアン・ルントシュテットです。序盤、韋駄天ハインツとばかりにグデーリアンが先攻します(単に両者ともグデーリアンが多かった)。自分がグデーリアンだったのですが、「まさか、グデーリンアンじゃないよね~」とブラフをかけながら、正体を推測していきます。が、中盤まで、ともに全くわからず。
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 終盤になって、一気にルントシュテットを置いていくエンジョウさん。これが本命に違いないと読んで、ヒトラーを使って、ルントシュテットを排除。エンジョウさんもmitsuの正体に薄々、気付いたか、グデーリアンを裏にする作戦に。ともに、激しく牽制し合った結果、勝ったのは・・・ロンメル(NPC)でした(笑い)。そう、パタパタくるりんでは、熱くなって敵を攻撃していると、気がつけば、NPCの勝ちというのはよくあることでして。
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 このままの流れで、第2戦はWWⅡ英米連合軍編です。登場する将軍は、マッカーサー・パットン・モントゴメリー・アイゼンハワーです。開始早々からエンジョウさんが揺さぶりをかけ、「俺はマッカーサーが嫌いだ!」と叫ぶと「三頭会議」を使って、マックを排除していきます。2枚目のマックもハージしたので、これでエンジョウさんのマックはなし。自分がアイクだったので、残りはパットンか、モンティに絞られます。慎重に様子を見ながら、モンティを排除しますが、エンジョウさんに反応はなし。ということは、敵はパットンか?
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 が、先手を打ったのはエンジョウさんで、いずれにしろ、マックの勝ちはないだろうからと読んで、次にアイクの排除をします(しかし、やたらとパージカードが行くな~)。それでも正体を読ませず、最終局面まではアイクが1枚多かったのですが、最後の最後の配置で、アイクとパットンが逆転!やはり、エンジョウさんがパットンで、逆転勝利となりました。
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 第3戦は、前日のオフ会でも好評だった、タツノコプロアニメ編です。登場する番組は、科学忍者隊ガッチャマン・宇宙の騎士テッカマン・破裏拳ポリマー・新造人間キャシャーンです。序盤、自分は、破裏拳ポリマーの振りをしてカードを置いていきます。これで相手がポリマーなら目も当てられないのですが、どうやらこの罠に噛みついて、エンジョウさんが「玩具を売れ!」カードでポリマーを排除します。
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 うまくいったところで、中盤以降本命の新造人間キャシャーンを配置していきます。勘のいいエンジョウさんは、今度はキャシャーンを排除しますが、確信は持てないよう。それにしても、エンジョウさんにばかりパージカードが行くな~。
 終盤、キャシャーンとガッチャマン、テッカマンの三つ巴になり、ほぼ同数で最終カードに。ここは自分の手番だったのですが、なんと、置きたくない矢印のせいで、自分が1枚減って、敵が1枚増える最悪の一手に。そう、このゲームでは、運も左右するんです。結果的にエンジョウさんが宇宙の騎士テッカマンで勝利しました。とほほほ・・・。
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 最後は、駆けつけたBIBIさんを入れて、ターンAガンダムMS編です。登場MSは、ターンA・スモー・ウォドム・カプルです。序盤からエンジョウさんがまたも仕掛け、ターンXで、カプルを集中排除します。逆に「スモーが好きなんで」といいながら、これを保護します。自分はスモーだったので、これはラッキー。その裏で、いいパタリンができず(?)ウォドムが伸びます。
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 このまま、終盤に入り、エンジョウさんがターンAで門取りに。ん?!こりゃ、ホワイトドールに違いないと、1枚は排除するものの、最後の裏返しが効いて、終わってみれば、ターンA(エンジョウ)とスモー(mitsu)が5枚ずつの同点勝利となりました。
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 6歳からできる運と記憶のゲームだそうですが、これが結構、考える!Tommyさんのように、序盤は敵に正体を気取られないよう、全てのカードを表向きに置いていく作戦もあれば、今回のエンジョウさんのように序盤から排除カードをガシガシ使って、とりあえず1勢力は削っておく作戦など、50代らしい奸智に長けた手練管まで。でも、最後はひっくり返りの運だったりするのも、また、ご愛敬。というわけで、未プレイはGのレコンギスタ3部作のみになりました。

 駆けつけ一番は、事前の掲示板で大盛り上がりだった「パタパタくるりん」(オリジナル)です。元はダイソーのキティちゃんアイテム(!)なんですが、システムの簡便さを流用して、ゲーマーらしいオリジナルを制作。これが思いのほか、受けがよく、ついつい、拡充をしてしまっています。
 なんと言っても、6歳から(!)できる運と記憶の正体秘匿ゲームなので、インスト1分でスタートです。
 第1戦は、タツノコプロ編その1で、プレイヤーは、ゴワッパー5ゴーダム、とんでも戦士ムテキング、未来警察ウラシマン、タイムボカンのプロデューサーになり、視聴率を競います。
 実は準備の時から、ybsさんのテンションは上がりっぱなし。「おお、ゴワッパーだ!」「タイムボカンシリーズでは、ヤッターマンが好き」とか、脳内物質が出まくりで、「テンション上がって、むせちゃった」状態に。案の定、自分で裏返したはずのパネルを覚えていないという、本末転倒に(笑い)。
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 勝ち負けを超越したプレイの結果、「とんでも戦士ムテキング」を担当したmitsuの勝利となりました。
 第2戦は、タツノコプロ編その2で、新造人間キャシャーン、破裏拳ポリマー、宇宙の騎士テッカマン、科学忍者隊ガッチャマンの玩具販売を競います。
 ここでも、ybsさんの脳内覚醒は止まらず。カードを置くたび、「♪響け、キャシャ~ン」と、主題歌を熱唱し、次の手番が来ても、まだ口ずさんでいるトランス状態(笑い)。ここも、破裏拳ポリマーを担当したmitsuと新造人間キャシャーンのNPC(!)が勝利しましたが、「10代前後で覚えた記憶は、忘れられませんね~」と、ybsさんは全く勝ち負けは関係なし。
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 第3戦は、伝説巨神イデオンおっさんキャラ編で、ドバ総司令、ダラム、ギンドロ、ズオウ大帝が生き残りを賭けて戦います。落ち着いたかと思いきや、イデオンの思い出話が出る、出る!「全員が死んでしまう作品は、(これ以外)ない」とか「アーシュラの死に方は惨い」「パージカードが、巨星墜つ(彗星)なのはいい!」とか、まるで昨日、見てきたかのよう。
 さすがに3戦目になると、丁々発止のやりとりなりましたが、最後はybsさんのカード配置で、ギンドロがトップになり、mitsuの三連勝でした。「これからも、よしなにな」とギンドロの声色を真似したら「似てる~」とこれも大受け。
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 さすがに、このままでは終われないと、昼食後に(!)第4戦に。今度は、最新モジュールの「WWⅡ労農赤軍編」です。プレイヤーは、ジューコフ、コーネフ、ロコソフスキー、チュイコフのいずれかになって、独ソ戦を戦い抜きます。
 序盤、mitsuにやたらとロコソフスキーが来たので、この振りをして、拡張をします。すると、これを警戒したybsさんは、案の定、ダミーのロコソフスキーをパージします。中盤からさりげなく、mitsuが本命のチュイコフを押し始めると、ybsさんもジューコフを配置。きっとこれに違いないと、mitsuは「鉄の男」スターリンを使って、ジューコフをパージします。
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 これに、ybsさんが大喜び?!「粛正だぁ~、シベリヤ送りだぁ」「鉄の男は、アブな~い!」自分のカードがパージされているのにも関わらず(笑い)、史実を知っているだけに、鉄の男の恐ろしさが脳内補完されていました。結局、今回もブラフを通しきったmitsuのチュイコフが勝利しました。
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 終わってからも、ひとしきり、全てのモジュールを見て、「これは、いい」「このパージカードが最高!」と盛り上がっていました。もはや、勝敗はそっちのけでしたが、それを超えた対戦は、たしかに楽しいですね~。むしろ、ゲーマーとしての勝利と言っていいでしょう。

 今月のソロプレイ第1弾は、「パズーのシータ奪還ゲーム-ティディス要塞」(ツクダ)です。その名の通り、ティディス要塞に軟禁されているシータを、海賊の協力を得てパズーが奪還するというものです。この時代にしては珍しいのがソロ専用という点で、イベントカードでランダム性を出しつつ、フラップターに乗った海賊がタイミングを見て、シータがいる東の塔を襲撃することになります。
 シータの元には、古の約束を守るロボット兵がいて、破壊されるまで、国防軍はシータに近づくことができません。
 何度か、演習をしたのですが、海賊はただ、闇雲に突っ込むと、砲塔やゴリアテ、無尽蔵に出てくる兵士の対空射撃を喰らって、塔に近づきづらいことがわかり。ならば、脱出路の確保をかねて、東の塔周辺の砲塔を破壊してから、突入することにします。
T0
 ゲームの準備では、3枚のイベントが発生し、3カ所の砲塔破壊と引き換えに、ロボット兵が4ダメージを受けることに。また、ゴリアテが東の塔に接近しており、この先の困難が予想されます。
  「女は度胸だ。お前達援護しな!」第1ターン、海賊側はゴリアテのいる前方を避けて、D5に移動します。集束爆弾を投げつけて、砲塔を破壊します。
T1
 第2ターン、そのまま、海賊は超低高度(地面すれすれの高度0)でD4へ。
T2
 第3ターン、ここで、ゴリアテが進路を防ぐように前進します。「操縦は体で覚えるんだ」海賊側は迷いましたが、この高度なら発見されないと、D3へ前進します。 
T3
 第4ターン、幸いにも、ロボット兵の火線がC1の砲塔を焼きます。発見(対空砲火)の危険から、未だ、高度を上げられない海賊は一端、D2へ。  
T4
 第5ターン、海賊一行はE1へ前進し、ここの砲台を破壊します。が、まだ、東の塔に隣接するD2とD3の砲塔は健在です。
T5
 第6ターン、海賊はUターンをすると、再び、D2砲台へ攻撃を行います。これにより、ケースメイト型の砲塔が吹き飛びます。が、イベントカードによるロボット兵への攻撃も集中し、耐久力がわずかになります。
T6
 第7ターン、最後に残ったD3砲塔へ、二度目の攻撃をかけますが、これは失敗に。ロボット兵がシータを守っているうちに、なんとか砲台を破壊し、東塔への接近を狙いたいのですが・・・。
T7
 第8ターン、群がる兵士の危険をあえて享受して、海賊はこの場に止まり、三度目の砲台攻撃へ。これが見事に成功!さらに、ドーラによるマスタード爆弾が炸裂し、全兵士ユニットも、無力化します。が、ついに、ロボット兵の耐久力が1に低下します。
T8
 第9ターン、なんとかロボット兵が粘っているうちにと、海賊はフラップターの高度を上げ、D2へ。続いて、第10ターンには高度2へ。国防軍の兵士が海賊を追ってきますが、これにより、東塔の守衛がいなくなります。
T10
 第11ターン、ここしかない!海賊側はドーラとパズーのフラップターを先頭に高度を3に上げ、シータの元へ。東塔に監禁されていたシータがこれに気付き、窓から身を乗り出します。「最後のチャンスだ、すり抜けながらかっさらえ」ギリギリのところでパズーがシータを受け止め、奪還に成功します。
T11 シータ奪還
 第12ターン、海賊は長居は無用と、一斉に西端を目指します。大量の兵士がこれを追いかけますが、フラップターに追いつくはずもなく。
T13
 第14ターン、国防軍に郊外に抜けた海賊を止める手はなく、勝利となりました。
T14
終了時

 順番が後先になりますが、最後に散り組んだのが、「パンデミック:クトゥルフの呼び声」(HJ)です。前回のちはら会にも持ち込み、厳し目のバランスがクトゥルフ神話らしくて受けていました。今回は3人が初めてなので、初級ゲームとします。
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 第1戦は、ハンター(山崎)・探偵(ほんきち)・魔術師(mitsu)・隠秘学者(三等兵)です。序盤はそれなりに快調で、まず、ダンウィッチの門の封鎖に成功します。が、ここから信徒の覚醒とショゴスの2体の覚醒が続き、あっという間に古きものどもが復活します。そして、最後はクトゥルフが目覚めて、ジ・エンド。
R1
  ずいぶん、厳しいなと確認したら、門の封鎖によって、そのエリアの信徒が1体ずついなくなるルールを忘れていまして。気を取り直して、第2戦へ。
 第2戦は、探偵(山崎)・ハンター (ほんきち)・隠秘学者(mitsu)・医師(三等兵)。スタート早々から門の封鎖が続き、1エリアを残すのみに。こりゃ行けるかなと思いきや、後一歩のところで、信徒がたりなくなって、終了。
 三度目の正直とばかりに第3戦は、ハンター(山崎)・探偵(ほんきち)・隠秘学者(mitsu)・魔術師(三等兵)で。が、のっけから古きものどもが元気いっぱいで、ただでさえ苦しい展開がさらにかつかつに。あっと今に、人類が滅びて終了。
R3
 おかしい?!前回は1回でクリアしたのに、そんなにカード廻りが悪いのか?!が、これで終われないので、新聞記者(山崎)・探偵(ほんきち)・魔術師(mitsu)・隠秘学者(三等兵)で第4戦に突入します。新聞記者(山崎)が思いのほか、フットワークがよく、バス移動で要所に駆けつけます(バスマニア?!)。探偵が地道に推理を働かせ、門を閉めていきます。3エリアの封鎖に成功し、今度こそ、勝てると思ったら、ショゴスがガシガシと出現し、オールドワンを呼び寄せます。それでもクトゥルフまでは行かないはずと安心していたら、ああ、信徒が足りない!一発目のオールドワンがアザトースだったのが痛かった!!これで、人類は4度目の滅亡を迎えました。
R4
 これを書きながら、再度、ルール確認をしたところ、もう一つ、適用忘れが・・・ショゴスを撃退したら、魔道カードがもらえるんだった!これなら、勝てるかも。
 というわけで、元祖PANDEMICとともに、人類が最難関レベルで勝利するまで、持ち込みます。

 会場入りしたところ、yagi会長とASLの伝道師ザハさんがASLのセットアップをしており、一時的にyagi会長の手があくことに。同じく合間だった作戦級の鬼-Das Reichさんをお誘いして、10分前後で終わる「パタパタくるりん 連邦軍パイロット編」(オリジナル)を対戦しました。ルール説明1分でスタートしたところ、セットアップ中のはずのザハさんも加わりまして、4人プレイに。
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 序盤は、カイ・スレッガー・アムロが優勢を取ったり、取られたり。中盤からブライトによるパージが始まり、数の多かったスレッガーとアムロが1-2枚ずつ失います。
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 あっという間に終盤で、残りはザハさんの1枚を残すのみ。この1枚が「ブライト」。この時点でカイとスレッガーが5枚で並んでおり、アムロとハヤトに勝ちはなし。ザハさんはアムロだったので、後はどちらを勝たせるかというキングメーカーに。結果、パージされたのは、スレッガー(mitsu)でカイ(yagi)の勝利となりました。惜しかった!
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 最後にわかった正体は、カイ(yagi)・スレッガー(mitsu)・アムロ(ザハ)・ハヤト(Das Reich)でした。
 小学校低学年でもできるシンプルさですが、みなさん、非常に慎重。(なんで、こんなに本気に?!)運と簡単な記憶のゲームなので「このゲームは、6歳からできるんです」と即打ちを促しますが、明らかに勝ち筋を探す当たりがゲーマーですね~。
 「これを(手製で)作ったんですか?」というザハさんは、伝説巨神イデオン編を発見。おっさんキャラのドバとダラム、ズオウ大帝に大喜びし、悲劇の女性キャラのロッタを見つけて「弾がなくなっちゃった・・・は、ないんですか?」と脳内覚醒モードでした(笑い)。
 なお、ターンAのMS編が未プレイなんですが、自分にも中毒性があり、現在、「Gのレコンギスタ」編を制作中です。求む、Gレコ、ターンAの勇者よ!

破壊を開始する両星人
 この日の最後に取り組んだのが、「ウルトラマン」(バンダイ)4戦です。16時を過ぎ、簡単にできそうなアイテムを探した結果、「じゃあ、しようがないから」ウルトラマンになりました。「しようがない」といいながら、言い出しっぺのTommyさんは、前回以降、ソロプレイでシナリオ研究をしていたそうです(笑い)。
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 第1戦は、第25話「怪彗星ツィフォン」です。怪獣が2体、出てくるので、レッドキング(Tommy)とギガス(BIBI)に分担します。科特隊がmitsuです。
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 序盤、両怪獣はガシガシとエリアを破壊していきます。どちらかは核爆弾を呑み込んでいて、通常攻撃のダメージが6以上になると、爆発してしまいます(科特隊の敗北)。今回は、きっと弱い方に水爆を持たせているはずと推測し、科特隊はギガス(BIBI)にハヤタを向かわせます。
ウルトラマン、登場も・・・
 ハヤタは、ビートル特攻で素早くウルトラマンに変身し、得意の格闘戦を仕掛けましたが・・・ああ、悉く手を読まれたウルトラマンは、ギガスに一方的に打ちのめされることに(カードの単に組み合わせが悪かった)。結果、3イニングス目に、戦闘力を失い、ハヤタに戻ってしまいます。
変身が解ける
 やむなく、ビートルに乗って攻撃をかけますが、ギガスはこれを無視して町を破壊しまくります。が、地道な攻撃が効いて、ギガスに多少のダメージが。ん?!ウルトラマンでない方が、効率がいいのか?!
 実は、このゲームは有象無象のはずの科特隊や自衛隊が強力でして。兵力を集中したおかげで、最強怪獣のレッドキングが連続攻撃により、撃破されてしまいます。
レッドキングは通常攻撃で死亡
 あとは、もう一度、ウルトラマンが来てくれれば、という展開でしたが・・・ああ、再変身の間もなく、ギガスが水力発電所を壊して、ジ・エンド。ウルトラマンは怪獣に1打撃も与えられずに、科特隊の敗北になりました(しくしく)。
再び、ウルトラマンが現れる前に、終了
 続いて、複数の怪獣(星人)が出てくる、第33話「禁じられた言葉」です。これまでもっぱら科特隊ばかりを担当していたmitsuですが(みなが、複雑なルールの科特隊を嫌っているだけ?!)、Tommyさんがソロ演習しているならと、初の怪獣役を申し出ます。バルタン星人とザラブ星人をBIBIさんが、メフィラス星人とフジ隊員をmitsuが担当します。
 このシナリオでは、ハヤタはメフィラス星人に拉致されていて、当初、出てきません(隠蔽)。科特隊が同じエリアに入って、1/3の確率で発見できます。が、その捜索必要エリアは、39!ほどんどはマップ端にあり、駆けつけるだけでも容易ではなく・・・。
 ゲームは、この想定どおりに進みます。バルタン星人とザラブ星人、フジ隊員が敵から逃げ回りながら(フジ隊員以外は飛行ができる!)破壊工作を続けます。科特隊は必死にハヤタの捜索をしますが、あまりに広すぎて、発見できず。
破壊を開始する両星人
 そうこうしているうちに、メフィラス星人側は地球側(サトル少年)の動揺を誘うに十分な50ポイントを獲得します。振ったdrは、6!故郷が壊されていくことに耐えられなくなったサトル少年は、「あなたに地球をあげます」と言ってしまい、ジ・エンド。数少ない怪獣(星人)側の勝利となりました。
ああ、地球敗北
 終了後に、バランス調整の検討(!)を行いまして。地球側が厳しいので、探索は宣言すれば成功することとし(自動的成功)、科特隊は全ユニットをバラして、一斉捜索したらどうかと、なりました。それでも、全エリアをカバーするには、7ターンはかかるわけで。怪獣(星人)側は各ターンに12VP程度を見込めるため、それでも分が悪いでしょうね。後は、プレイヤーの「超能力」でメフィラス星人を見つけるしかない(オイオイ!!)。
   第3戦は、ふつーの怪獣退治に戻って、14話「真珠貝防衛司令」です。担当は、ガマクジラ(Tommy)対科特隊(mitsu)・ハヤタ(BIBI)です。ガマクジラは、東京湾で真珠の取れるエリア(?!)へ前進します。
上陸した途端、ウルトラマン登場!
 と、すかさず、ハヤタが特攻大作戦でウルトラマンへ。格闘戦の序盤こそ、パンチキック(尻尾?)で健闘するものの、徐々に損害が上昇。這々の体で海に逃げるも、飛行するウルトラマンに捕捉され、ジ・エンド。
海に逃げるも・・・
 「なんとか、戦えるはずだ」と同じ組み合わせで、第4戦に。今度は、ガマクジラは敵から遠い相模湾に上陸します。
今度は相模湾へ
 ハヤタの変身が遅れたことによって、そこそこの破壊(真珠の摂取?)に成功します。が、科特隊と自衛隊の包囲攻撃を受け、瀕死の重傷に。やっと、ウルトラマンが登場するも、地上兵力の通常攻撃により、ガマクジラが昇天しました。
ウルトラマンが出てくる前に・・・
 終わった直後、「そうだ!毒ガスと火炎を忘れていた!」とTommyさん。またも、作戦会議が始まり、ガマクジラが上陸したら炎の壁を作って、地上兵力を足止めにし、その間に真珠の摂取をすることがベストと、なりました。(誰得?)あとは、ウルトラマンの登場が遅れることを祈るだけ。
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 そう、このゲームの肝は、脇役のはずの科特隊と自衛隊をいかにうまく使えるか、そして、ウルトラマンの格闘がいかに当たるかにかかっています。もっとも格闘は、単なるカードの出し合い(じゃんけんと一緒)なので、完全な運なんですが・・・。途中で面倒になったTommyさんなど「ええい、何を出しても一緒だ!」とカードをシャッフルする始末(大笑い)。
 ともあれ、簡単なルールで、ウルトラワールドを堪能できるアイテムでした。「シン・ウルトラマン」もウケているようですし、どこかが版権を取って再版しないかな~(Bonsai Games あたりか)。購買層は高年齢が多いので、豪華なフィギュアを付けて高額で売りさばいても、きっと買う(買ってしまう!)と思いますが・・・。

 この日の緒戦は、簡単SFカードゲームの「ガニメデ戦記」(さとうふぁみりあ)です。Tommyさんにインストして、赤軍(Tommy)対緑軍(mitsu)です。
 序盤は、慣れたmitsuが先制し、赤軍にダメージを与えます。
 このまま、行くかと思われた中盤、一気に勝負をかけた緑軍(mitsu)がギリギリでドボン(21点越え)になったり、後1点で敗北したりと、逆転を許します。終盤もきっちり21点で決めたはずが、敵の重装甲で+2されて、ドボン負けに。
ああ、22点!
 最後は、同点の痛み分けでHPが0になり、得意のインスト負けになりました。
続く1点差のゲーム
 せっかくのなので、第2戦は、謎の紫軍(NPC)を、赤軍・緑軍連合軍が迎え撃つ協力プレイに。特殊カード満載の紫軍は強力で、ダブル敗北や勝っても1陣営のみの苦しい戦いが続きます。
よくても引き分け「
 中盤で、奇跡の赤軍(Tommy)・緑軍(mitsu)連合軍が勝利しますが、その後はよくても引き分けに。気がつくと、赤軍(Tommy)のHPが0になり、緑軍(mitsu)のみが残ります。丁々発止の戦いの結果、かろうじて緑軍(mitsu)が勝利し、連合軍が凱歌を上げました。
珍しく、ダブル勝利
 と、ここでBIBIさんが来たので、紫軍(BIBI)対赤軍(Tommy)・緑軍(mitsu)の3人戦に入ります。前半はやはり赤軍(Tommy)の損害が嵩みますが、中盤でかろうじてダブル勝利で追い上げます。
ダブル勝利で追い上げも・・・
 紫軍(BIBI)をあと一歩まで追い込むも、ここからが強かった!緑軍(mitsu)の高スコアを重装甲でドボンにし、まず、赤軍(Tommy)を撃破。
瀬戸際の抵抗
 最後も、ピタリ21点だった緑軍(mitsu)を、重装甲+2効果で逆転。後1HPまで追い込まれながら、特殊カード効果で紫軍(BIBI)が勝利しました。
 これで、3シナリオを全てをプレイ済みにできました。ガニメデ戦記、完熟です。 

 例会中にちょっとした間が開くことがあるんですが、手頃で簡単なSFカードゲームの「ガニメデ戦記」(さとーふぁみりあ)をBIBIさんと対戦しました。
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  同人のオリジナルロボット戦闘級のカードゲームです。システムはトランプのブラックジャックで、これに日本アニメのSFフレーバーの特殊カードを加え、読みと運のゲームになっています。秀逸なのは、二人対戦だけでなく、最新武器を持った第三勢力が登場するシナリオがあり。2勢力が協力して、謎の第三勢力と闘うこともできます。
 今回は基本の2人戦で、陣営は、赤軍(mitsu)対緑軍(BIBI) です。
 序盤は、赤軍(mitsu)の3枚攻撃が綺麗に決まり、緑軍(BIBI)のHPが大きく減ります。
勝負はマッチレース!
 このまま行けるかと思いきや、枚数が減って予測がしやすくなり、かつ、特殊カードで増強した緑軍(BIBI) が反撃に転じます。交互に損害を受けながら、残り1回でも敗れたら、敗北のギリギリの状態に。
 が、赤軍(mitsu)がなんとか最後の戦闘に打ち勝って、勝利できました。慣れれば、15分程度ですので、残りの設定シナリオもプレイしたいものです。
ギリギリの勝利!

 今回、プレイしたかったのが、「パンデミック:クトゥルフの呼び声」(HJ)です。
 未知のウィルスとの戦いを描いた傑作「パンデミック」のシステムを援用し、クトゥルフ神話の世界を上手に再現した協力型ゲームです。「パンデミック」の感染者は「邪神の信徒」に代わり、覚醒(アウトブレイク)が起こると、オールドワン(古きもの)が1体、復活します。その結果は、封印に1枚カードが余分に必要になるとか、移動制限とか、全員の正気度が落ちるとか、ろくでもないものばかり。最後の(7枚目の)オールドワンであるクトゥルフが復活すると、人類は滅亡します。
  また、邪神の眷属であるショゴスが3体おり、これが異界の門に到達すると、やはりオールドワン(古きもの)が復活します。ショゴスはキャラでも倒せますが、3ダメージが必要で、かつ、正気チェックをしなければならないという、やっかいな敵です。
 緒戦は、インストのあと、最大限に手がかりが得られる初級ゲームとします。プレイヤーは、魔術師(平)・隠秘学者(mitsu)・探偵(morita)です。
  「パンデミック」でもそうでしたが、効率的に封印(治療薬の開発)をしていくためには、プレイヤーがまとまって行動することが効果的です。今回は、始めにダンウィッチの手がかりカードが多かったため、みなで彼の地へ。封印ボーナス(4枚でよい)を持つ探偵(morita)にカードを集め、ここを封印します。
ダンウィッチ、封印
 続いて、ショゴスがいるキングスコートに向かいますが、この途中でもう1体のショゴスに遭遇。隠秘学者(mitsu)が足止め(特殊能力)をしているうちに、始めのショゴスを魔術師が、もう1体を探偵が抹殺し、事なきを得ます。もっとも、若干の正気は失いましたが・・・。
キングスコートに向かうが・・・
魔術師がショゴスを撃退
 そのまま、キングスコートとインスマンスを時計回りに封印し、残りはアーカムのみ。この直後に、アーカムにショゴスが出現しますが、またも隠秘学者(mitsu)が時間を稼いでいるうちに、探偵(morita)が飛び込み、最後の封印に成功。人類の勝利となりました。
アーカムを封印
 事前のソロではカードの巡り合わせが悪く、2回ほど、滅んでいたので、初勝利ができて幸いです。
 午後になって、メンツを入れ替えて、第2戦に。今回は手がかりカードが各1枚ずつ少ない標準ゲームです。担当は、医師(Tommy)・探偵(mitsu)・隠秘学者(バーネット)です。
 序盤から、ショゴスや信徒の発生が多く、まずはこの除去に追われます。それでも中盤までには、手がかりを集めて、なんとか1カ所の封印に成功します。
 が、ここまでかなり時間がかかっており、カード切れで敗北の可能性が。これを防ごうと、ショゴスと3体の信徒のいるアーカムの公園へ、命がけ(正気がけ?)で医師(Tommy)が向かいます。必死の攻撃でショゴスを撃退したのですが、SANチャックで、ああ、信徒2体が発生!この結果、覚醒2回となり、邪神クトゥルフが復活!人類の敗北になりました。
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 今回のプレイでコツを掴んだので、今度こそ、標準ゲームを、そして上級ゲームをクリアしたいものです。

 お昼前の15分を使って、「パタパタくるりん:ターンAガンダムキャラ編」(オリジナル)をプレイしました。思っていたより、ターンAを見ていた人が少なく、「お願いして」の対戦でした。プレイヤーは、morita・mitsu・平・BIBIです。
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 正体秘匿のため、AARが書きにくいんですが、序盤、ディアやグエンが多くなると、バランスが働いて、みなで裏返しに。中盤に、一時、ハリーが多くなるものの、これも出る杭は叩かれ、終盤に。
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 もはや、隠匿などしていられない状態で、ロランが突出しますが、ギンガナムの粛正を喰らって、2枚がバージされます。最後の最後まで、逆転と混沌の展開となり、終わってみれば、なんと、4勢力が全て4枚ずつの引き分けに!これまで、何戦もプレイしてきましたが、イーブンは2回目です。
 なお、プレイヤーは、ロラン(morita)・ハリー(mitsu)・グエン(平)・ディナ(BIBI)でした。
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 まだ、未プレイデッキとして、ターンAガンダムMS編と伝説巨神イデオンおっさんキャラ編があるので、ぜひ、成仏させたいです。マイナー好きのybsさん、いかが?

 この日、最後にプレイしたのが「ウルトラマン」(バンダイ)でした。自宅オフ会でTommyさんと対戦していて、その続きになります。我々にはこのテーマは遺伝子レベルで染みついていて、名前を聞いただけで、名シーンが浮かぶくらい。次は「シーボーズですね」というと、怪獣のフィギュアを探し出すのが早いこと、早いこと(笑い)。やっぱり世代ですね~。
 陣営は、ウルトラマン・科特隊をmitsuが、怪獣・宇宙人をTommyさんが担当します。
 第一戦は、「第18話:遊星から来た兄弟」です。ゼブラ星人が偽ウルトラマンになって東京を破壊するというものです。ハヤタはゼブラ星人に捕らえられており、dr6が出ないと行動できません(変身も)。また、科特隊もdr5-6が出ないと、ゼブラ星人を攻撃できません。 
スタート
 序盤、ウルトラマンに化けたゼブラ星人は、都市と住宅街を動き回り、次々と建物を破壊していきます。科特隊は正義の味方の破壊行動に戸惑い、有効な攻撃ができず。それでも現場の判断で「ウルトラマンといえども・・・」と少数部隊で阻止攻撃をかけ、少しずつ敵の体力を削っていきます。  
OIP
 ともに怪獣退治に力を尽くしてきた科特隊隊員は、銃を向けることに戸惑いがあり。「どうしてなんだ!」と叫ぶイデ隊員でしたが、偽ウルトラマンはこれを狙って蹂躙攻撃。建物ごとイデ隊員は殉職します。
イデ隊員が犠牲に・・・
 さらに偽ウルトラマンは、攻撃力の高いアラシ隊員に目を付け、これも蹂躙。「目を覚ましてくれ・・・」を最後にアラシ隊員も殉職します。
 怒り心頭の科特隊は、ついに攻撃を決意。ビートルや戦車の攻撃で、偽ウルトラマンに連続してヒットを与えます。すると、体力の低下したザラブ星人が正体を現します。
ついに正体を現す
 ザラブ星人は、もはや憚ることなく悪の本性を発揮して、毒ガスを吐きまくり、科特隊にダメージを与えます。
R
 が、ここで、ついにハヤタが解放され、ウルトラマンに。にっくき敵にスペシウム光線を放ち、一撃でザラブ星人を撃破して、苦い勝利となりました。
毒ガスを吐きまくるも、ウルトラマンが瞬殺
 第二戦は、「第26・27話:怪獣殿下」です。睡眠状態で運搬中のゴモラが、途中で目覚め、暴れ出すというシチュエーションです。
運搬中のゴモラ
 開始後、早々に空輸の揺れに気付いたゴモラが覚醒します。ビートルに繋がれたワイヤーを切断すると、地上に降り立ちます。
科特隊本部近くで覚醒
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 科特隊は急ぎ迎撃態勢を取りますが、攻撃のため、接近していたイデ隊員とアラシ隊員が蹂躙攻撃を受け、負傷します。
 mitsuはハヤタをビートルで突っこませるものの、drに恵まれず、変身ならず。
ウルトラマンはまだか・・必死の防衛線
 その間も「怪獣殿下」は暴れまくり、科特隊基地を破壊していきます。
 このままではと思われたところで、ウルトラマンが登場。ゴモラと格闘戦を繰り広げ、体力を削っていきます。
ウルトラマン、登場
 ゴモラは地中への逃走を図りますが、ウルトラマンに阻止され、敵わず。最後は、ウルトラマンのキックを受け、息を引き取りました。
格闘の末、S光線で
 第三戦はシーボーズが登場する「第35話:宇宙墓場」です。このシナリオでは史実(番組)を反映して、一風変わったルールが。シーボーズは臆病なため、自ら科特隊に接近できず。科特隊とウルトラマンもシーボーズを宇宙墓場に戻す作戦のため、攻撃はできるますが、撃破してしまうと敗北(!)に。かわりに遠巻きに囲んで、ロケットのあるエリア4に追い込む作戦になります。 
スタート
 序盤、シーボーズは、時間稼ぎに山間部へ向かいます。科特隊はこれを追いかけ、包囲網をじわじわ広げます。
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一端、山間部へ
 途中、ウルトラマンが登場し、科特隊とともにシーボーズを徐々にエリア4に向けます。が、あまりに時間がかかりすぎたため、ウルトラマンが一端、ハヤタに戻ってしまいます。
ウルトラマンが時間切れ
 それでも、科特隊が包囲網を緩めなかったため、シーボーズは逃げ場を失い。最後は、無言の圧力を受けて、エリア4に後退し、ロケットに乗って宇宙墓場へ旅立ちました。
通常戦力で追い込み成功
 簡単なルールながら、ツボを押さえた演出で、「ウルトラマン」の世界が再現されていて。勝率的には科特隊が圧倒的で(そりゃ、そうだ)、いまだ、グビラによる勝利しかありませんが、残り4シナリオも楽しみたいと思います。
 なお、怪獣の攻撃でウルトラマンがヒットが受けたケースが明確化されていないので、次回以降、以下の解釈でいってみようかと。
*ヒット数分、ウルトラマンの戦闘力が低下する。戦闘力が0になると、一端、ハヤタに戻る。

 続いて「GUNDAM THE GAME 哀・戦士編」(アークライト)ジャブローシナリオをプレイしました。担当は、カイ(BIBI)・アムロ(kawa)・ハヤト(Tommy)・セイラ(mitsu)です。前回、一度、プレイしたのですが、あまりにも敵MSが多すぎて、敗北。今回は、MSのヒット値を増やせるよう、訓練を多くしてみます。
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 前半は、ほぼ予定どおりに展開。ただし、訓練が多くなった分、ゆっくりめになり。ミハルの活用は上手くいったものの、時間ギリギリでジャブロー戦に。
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 痛かったのは、プレイの順番により、カイがダメージボーナスを上げたガンキャノンに乗れず。それでも、効率的に敵を待ち伏せして、損害を与えますが・・・ゾックとグフ、ゴックを各1機撃破したところで、時間切れ。ああ、シャア専用ズゴックさえ、現れずに終了とは。
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 う~ん、ほんとにクリアできるんでしょうか?!こうなったら、ソロプレイ(!)で最善手を考えてみます。

 続いて、BIBIさんがゲムマで手に入れた「ダイスニコフ」(RAMCLEAR)を対戦します。
 以前にプレイした『ヘルトウクン』の姉妹ゲームで、太陽系最強ロボ「魔神ゴッドラ」を動かすためのトーンボールを集めるというもの。
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「 20XX年 M・ダイスニコフ博士による太陽系最強ロボ「魔神ゴッドラ」が完成した。
 「前作『ヘルトウクン』の10倍も強いこのゴッドラを手にしたものは太陽系の王と同義なのじゃ!」
 しかしゴッドラの起動にはコロガスカル諸島に点在する秘石「ストーンボール」が10個必要なのであった。「最も早くストーンボールを10個集めた者にゴッドラを譲渡する!」という博士の呼びかけに名乗りをあげた2つの悪の組織『魔法結社ファンブラー』と『革命軍サンシター』。
 今、南海の秘境『コロガスカル諸島』を舞台に悪対悪の壮絶な闘いの火蓋が切って落とされたのだ!
 さあ戦え!ダイス2個振れ!」
 ボールは、コロガスカル諸島の島嶼カードに記載されていて、島の占領には一定の戦力が必要になります。
  ゲームは、上陸を有利にする艦隊戦と島嶼制圧戦闘に分かれます。詳しくは、こちらをご覧ください。
  第1戦は、両軍とも手探りの対戦に。drで先手を取ったmitsu艦隊は、ダイス目もよく、敵の旗艦を撃沈し、アイテムカードを手に入れます。強力なのは、カードの耐久力を任意で減少できるアイテムで、これを手に入れたmitsu軍が艦隊戦を有利に進めます。そのまま、上陸でも優勢を保ち、ストーンボール5個を獲得します。
E1  上陸戦で有利に
 第2エピソードでは、惜しげもなく、アイテムを使用して敵を追い詰め、敵艦隊を全滅させます。これにより、スペシャルカードで、カードの耐久力を任意で増減(!)できるアイテムと強力な上陸戦力「ヘルトウクン」を手に入れます。
E2 ヘルトウクンをゲット!
 第3エピソードで、この両兵器が威力を発揮し、艦隊戦で圧勝。そのまま、ストーンボール19個(勝利条件の2倍弱!)を獲得し、太陽系最強ロボ「魔神ゴッドラ」を手に入れました。
E3 圧勝!
 第2戦は、かなり緊迫した展開に。お互いに艦隊戦で敵を消耗させたため、数少ない兵力をどの島に投入するかが、肝に。若干ながら、兵力が多いmitsu軍が、先手で一島を抑え、3ボールを手にします。
 第2エピソードでは、BIBI軍がカードの耐久力を任意で減少できる装置で反撃に転じ、こちらも一島を抑え、3ボールを手にします。
E2
 勝負の第3エピソードでは、両軍が任意で耐久力を増加または減少できる装置を投入。mitsu艦隊は両方のカードが来ていたため、ここでも艦隊戦を有利に。結果、敵を壊滅状態に追い込みます。そのまま、兵力差を生かして、二島を獲得し、連続勝利となりました。
E3 数で圧倒するmitsu艦隊
E3 三島を手に入れ、勝利!
 時間も30分弱とお手軽で、かつ、ランダムで引くカードとdrをどう活用するか、適度に考えることが多い良作でした。

 終了までまもなくなったところで、お手軽に10分で終わる「イデオンくるくるパタリン」(オリジナル)をmitsu・ybs・kawaで対戦しました。今回は、イデオンの中でも非業の死を遂げた女子キャラ・ヴァージョンです。
 序盤、やたらとロッタが多く出て、これはどちらかがそうに違いないと判断。さりげなく、裏返しをしながら、これを削ります。
 中盤になると、カララとハルルが台頭し、シェリルも多くなります。自分はカララとわかっているので、後はハルルが怪しいぞ。
中盤
 終盤、こうなると、敵をいかに減らすかと策動し、さりげなくカララを増やしながら、ロッタとハルルを減らします。と、これに捕らわれ、気がついたら全てが表で埋め尽くされ、ゲームエンド。
 この時点でトップは、シェリル。どちらかが勝利宣言をするかと思いきや・・・なんと、シェリルはNPC!お互いに牽制し合った結果、NPCが漁夫の利を得るという展開に、全員が爆笑!ゲーマーはひねくれているので、策を弄したつもりが策にはまったわけで(笑い)。次回は、素直に行ってみましょうかしら?!
終わってみれば・・・
  ちなみに、ブラインドの担当は、以下の通りでした。
 シェリル(NPC!)・カララ(mitsu)・ハルル(ybs)・ロッタ(kawa)

 お昼過ぎに5人が集まったところで、BIBIさん持ち込みの「ゴジラ」(アークライト)をプレイしました。ゴジラ(BIBI)対人類(エンジョウ・mitsu・平・kawa)の陣営です。
 序盤、ゴジラの動きが鈍かったので、人類側は高速避難路を開通させ、千葉及び埼玉方面への避難を実行します。
電波塔を破壊
 中盤、要所を破壊し、勢いの付いたゴジラは、東京西部を驀進し、道路を破壊し、避難民を平らげていきます。それでも、報道関係の伝達が上手くいき、徐々にゴジラの生態が明らかになっていきます。
後楽園
 終盤、かなり内陸に入り込んだゴジラは海に逃げ帰れないかと思いきや、最後の最後に移動ロールをきっちり出し、周辺の避難民を踏み潰しながら、東京湾へと帰っていきました。
東京湾に逃げおおせる
 ゴジラの効率的すぎる大暴れの結果、多数の道路を破壊され、避難民を失った人類の敗北となりました。ゴジラを倒せるオキシジェン・デストロイヤーの完成まであと少しだっただけに、残念です。

 続いて、プレイしたのが、がっちりB級の「ウルトラマン」(バンダイ)です。ちはら会では、かなり以前に、特撮好きの素人さん相手に、一部を対戦したことがあり。「シン・ウルトラマン」の応援企画で、プレイします。怪獣の特性を表す特別ルールはありますが、原則は移動・戦闘、または特殊攻撃とシンプルです(科学特捜隊はもう少し複雑)。なお、陣営は希望により怪獣側をTommyさんが、科学特捜隊側をmitsuが担当しました。

第1話 ウルトラ作戦第1号(ベムラー)
 イントロ:ビートル機でパトロール中の科特隊員ハヤタは、竜ヶ森上空で謎の赤い光球と衝突してしまった。その赤い光球こそ、凶悪な宇宙怪獣ベムラーを追跡していたウルトラマンであった。
 
 北東の湖に登場したベムラーは、高得点のエリアを目指して、南下します。
高得点を狙い、南下したが・・
 が、わざわざ、陸軍基地に飛び込み、集中砲火を浴びて4ヒットを喰らいます(科特隊って、強いじゃん、とTommyさん)。
 弱ったところで、ハヤタが怪獣のいるエリアの炎に飛び込み、ウルトラマンに変身!すかさず、八つ裂きリングを見舞って、ベムラーを倒しました。
ハヤタが炎の中に飛び込み、変身!八つ裂きリングでとどめ!

第13話 オイルSOS(ペスター)
  イントロ:中近東の油田や航行中のタンカーが、相次いでオイルを吸う油獣ペスターに襲われた。オイルを求めてさまようペスターは、東京湾のコンビナート群へ上陸してしまった。
 
 東京湾に現れたペスターは、早々に京葉工業地帯の石油コンビナート群へ上陸し、火炎攻撃で一帯を火の海にします。
ベムラー、京葉工業地帯に上陸
 科特隊は陸上からの接近を試みますが、炎の勢いが強く、戦車が焼失するなど、なかなか有効打を与えられません。
 見かねたハヤタが、単独でビートルに乗って突入し、ウルトラマンへ。
T3にハヤタがビートルで突っ込み、ウルトラマンへ
 すかさず、格闘戦を仕掛けますが、動きを読まれて苦戦します。それでも、諦めないタフ・ファイトでペスターに徐々にダメージを与えます。ここに科特隊の攻撃も加わり、ペスターが虫の息に。
格闘戦をしかける
 ペスターは回復を使って、一時的に体力を取り戻しますが、最後はスペシウム光線が決まって、ジ・エンド。
最後は、スペシウム光線

第20話 恐怖のルート87(ヒドラ)
  イントロ:死んだはずの少年の予告どおり現れた巨大な怪鳥。それこそ、国道でトラックにひき逃げされた少年の魂が乗り移った高原竜ヒドラだった。ヒドラは少年のうらみを晴らすべく、次々に国道を走る車を襲いだした。

 高原竜ヒドラは山間部を飛翔し、道路を破壊し、次々と車を襲います。
T1
 が、科特隊基地から近距離なこともあり、すかさず、ハヤタ特攻作戦で、ウルトラマンが登場。
 もとから戦闘力は高くないので、ビートルとウルトラマンの攻撃で、5ヒットを喰らい、退散。
5ヒット
 第一戦はあっという間に終わったので、何か手はないかとTommyさんが作戦研究(!)のため、第二戦に。
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 あれこれ考えましたが、こちらもほぼ同じ展開で、ハヤタが第2ターンには登場。こうなると、ヒドラに手はなく、通常攻撃と八つ裂きリングでゲームオーバーに。
DSC02188
 しかし、交通事故死した少年の乗るヒドラを「八つ裂き」なんて、ウルトラマンは酷い!と、視聴者から苦情がいったのは違いない。

第23話 故郷は地球(ジャミラ)
  イントロ:国際平和会議に出席する人々の乗った船や飛行機が、次々と攻撃された。それは、宇宙の異常環境の中で怪獣化した宇宙飛行士ジャミラの復讐だったのだ。

  序盤、川や海など水には入れないジャミラは、河川の北辺をなぞりながら、オリンピックセンターを目指します。
河川の北辺を移動するジャミラ
 ハヤタは早々に変身を試みますが、ジャミラへの同情か、3度にわたって、ウルトラマンになれず。その間も前進するジャミラは、科特隊の猛攻を受けながらも、恨みをこめた蹂躙攻撃や火炎攻撃で侵攻を続けます。
前進するジャミラ
 まもなく、センターへ到着する直前、ついにウルトラマンが登場。ウルトラマンは、腕からジャット水流を出して、ジャミラの動きを止めます(本当は八つ裂きリング)。弱り切っていたジャミラは、そのまま、絶命。会議の開催と引き換えに、苦い結末になりました。
最後は、八つ裂きリング

第24話 海底科学基地(グビラ)
  イントロ:海底資源の開発を目的とした海洋センターの運転が開始された日、突如海底から怪獣グビラが出現した。ちょうど海洋センターにいあわせたムラマツたちは、グビラにパイプラインを切られてしまったために、内部に閉じこめられてしまった。

 このシナリオでは、科特隊員が海洋センターに閉じこめられており、毎ターン、1d6して5-6で、1名ずつ脱出させなければなりません。頼りのハヤタは、特別ルールにより、早くて4人目です。ということは、平均で12ターン後にならなければハヤタは出てこず(当然、ウルトラマンも)、同じエリアにグビラがいなければ、さらに変身まで数ターンがかかることになります。
 果たして、東京湾に出現したグビラは、高得点の狙えるS13(海洋センターのエリア)を目指します。
東京湾にグビラ現る
 科特隊はdrにも嫌われ、10ターンが終った時点でアラシ隊員1名のみしか、脱出させられず。
 グビラは、マイペースで敵の攻撃されない沖合のセンターを破壊し続け、やっとアラシが脱出したところで、悠々と洋上へ去って行きます。
S13で海底基地を破壊後、房総半島へ
 房総半島に再上陸したグビラを、アラシの操縦するジェットビートルが追いかけますが、時すでに遅し。石油コンビナートを破壊し、VPを満たしたグビラの勝利で終わりました。科特隊初の敗戦です。
ジェットビートルが攻撃するも,敗北

第32話 果てしなき逆襲(ザンボラー)
  イントロ:土地開発のために眠りをさまたげられた灼熱怪獣ザンボラーは、火を吐いて森を燃やし、思うままに暴れた。

  地球人の「野蛮な開発」で目を覚まされたザンボラーは、特殊能力で火を吐いて山間部を燃やしていきますが、2ターン間にハヤタの乗ったジェットビートルが突っ込み、ウルトラマンが登場します。
 格闘戦で損害を受けたザンボラーに、ウルトラマンのスペシウム光線が炸裂し、あえなくジ・エンド。
R1
 きっと方法があるはずと、第2回戦に突入。今度のザンボラーは、高い山間の走破能力を生かして、山岳部をひた走りながら、各地に放火していきます。これには、科特隊の陸上ユニットは付いていけず、苦労します。Tommyさんの放火dr(?)も冴えまくり、各地で山火事が広がります。
 やっとハヤタが追いついて、ウルトラマンになれたのは、12カ所の放火が起こった後でした。
やっと、ウルトラマンが登場
 やっと包囲網を形成できた科特隊も参戦し、ウルトラマンとの相互攻撃で、ザンボラーにヒットを与えます。
 最後は、ウルトラマンのスペシウム光線を浴びて、爆死でした。
ウルトラマンと追いついた科特隊の集中攻撃で、撃破

 初プレイのTommyさんは、始めこそ、怪獣の動かし方が「不器用」(怪獣ぽかった)ですが、だんだんとコツを掴んで、いかにしたら勝てるかに、精力を注いでいました。シナリオ的には(史実的には)最終話以外は全てウルトラマンが勝っているので、決してバランスが取れているとは言えませんが、あまり気にならなかったようで。それよりも、ペスターが石油コンビナートを火の海にしたり、グビラが自在に海を泳ぎまくったり、ザンボラーが火付け盗賊並に放火(?)しまくったりしたことが、実に楽しく「満喫した」そうです。
 この世代は、ウルトラマンがすっかり記憶にすり込まれているので、勝手にBGMや映像(台詞)が出てくるんですよね~。第1話「ウルトラ作戦第1号」のイントロを読み上げたところ、Tommyさんがうれしそうに「知ってる!」とか、ジャミラの前に立ち塞がるダテ隊員に「攻撃できない特別ルールはないの?」とか、脳内補完しまくっていました(笑い)。
  それにしても、当時はあまりに死者の多さに交通事故が「戦争」と言われていたり、第三次中東戦争で石油の供給が危ぶまれたり、アポロが初めて地球外の天体にいったりしていたわけで、シナリオも時事ネタがたくさん。
  子供向け番組で、当時は漠然と感じていただけでしたが、今になって振り返ると、そこに垣間見える悲哀を感じます。高原竜ヒドラのエピソードに心を打たれ、捨てられた元宇宙飛行士ジャミラに涙し、人類に眠りをさまたげられてしまったザンボラーの哀れ(ただ眠っていたところを無理矢理起こされ、腹が立って暴れたら、「正義の味方」に退治される)・・・。
 まだ、8つほど、未プレイシナリオがあるので、背景も感じながら、対戦したいものです。

 今月のソロプレイ第2弾は、「わが青春のアルカディア」(バンダイ)からイルミダス本星艦隊との激突です。参加兵力は、イルミダス軍が機関1隻と巡洋艦4隻、レジスタンス側がアルカディア号とクイーン・エメラルダス号の2隻です。イルミダス軍は艦艇数多く、砲門総数では、レジスタンス側を上回り、かつ、巡洋艦はそこそこ、高速です。レジスタンス側は、船体総数で上回り、かつ、ハーロックとエメラルダスの射撃修整に優れます。
 セットアップは、待ち受けるイルミダ本星艦隊を中央に密集配置し、レジスタンス側はその正面の4に登場します。
T0
 第1ターン、唯一、射撃可能なアルカディア号が、敵の前衛を攻撃し、巡洋艦Ⅰに8発も命中弾を浴びせます。集中的に機関部に被弾し、4ダメージを受けます(これで移動力は1に減少)。レジスタンス側はそのままの位置で旋回し、次ターンに備えます。
T1レ軍 砲撃
 イルミダス軍は、5隻でアルカディア号を集中砲撃しますが、命中弾は1発のみ。それでも、アルカディア号の砲門1つを破壊します。数を生かすには、接近戦しかないと、5隻は二手に分かれて、突進します。
T1イ軍 二手に分かれ、接近戦へ
 第2ターン、接近する敵に対し、アルカディア号とクイーン・エメラルダス号が共同砲撃を行います。標的は、敵本星艦隊の旗艦!アルカディア号から3発、クイーン・エメラルダス号から10発(!)の砲撃が降り注ぎ、撃沈となります。
T2レ軍 近距離砲撃で、敵旗艦を撃沈!
 「進路を維持し、全速前進!」敵に向かって突進したアルカディア号は、巡洋艦Ⅰにアボルダージュをかけ、これを移動不能にします。
T2レ軍 アルカディア号の接舷戦闘!
 怒り心頭のイルミダス軍は、近距離のアルカディア号に集中射撃を行い、命中弾4を与えます。2発は外れたものの、1発が艦橋を直撃し(ハーロックは無事)、さらにもう1発が砲門1を破壊します。
T2イ軍 アルカディア号へ集中攻撃
 第3ターン、前ターンに全速前進し、敵が死角に入ったため、レジスタンス側は砲撃できず。そのまま、距離を取ります。
 これに対し、イルミダス軍は長距離砲撃ながら、またもアルカディア号に4発を命中させ、船体・機関・砲門に1ヒットずつを与えます。
T3イ軍 距離を取った敵に集中砲撃
 第4ターン、追いすがる敵に対し、アルカディア号とクイーン・エメラルダス号は、中距離で正確な砲撃を実行します。これにより、移動不能の巡洋艦Ⅰが撃沈され、巡洋艦Ⅲも一撃で宇宙の藻屑と成り果てます。
T3イ軍 距離を取った敵に集中砲撃
 残り、2隻になったイルミダス軍ですが、闘志は衰えず。アルカディア号に2発の命中弾を出し、砲門1を破壊します。さらに、高速機動を生かして、敵の死角に入り込みます。
T4イ軍 なおも、アルカディア号狙い
T4イ軍 高速機動で巧みに敵の死角へ
 第5ターン、距離を取ったアルカディア号に、イルミダス軍は長距離砲撃を見舞い、機関1を破壊します(これで、アルカディア号の移動力は3に低下)。
T5イ軍 旋回中のアルカディア号を砲撃
 第6ターン、アルカディア号も残った全砲門を指向し、長距離で巡洋艦Ⅱに4発の命中弾を出します。これが見事に船体を貫き、爆発。残った最後の1隻を挟み撃ちにすべく、レジスタンス側が突撃します。
T6レ軍 アルカディア号の長距離射撃が命中
T6レ軍 二手に分かれて
 巡洋艦Ⅳは、なおもアルカディア号に砲撃を集め、機関1を破壊します。
T6イ軍 なおも、ア号に2発の命中弾
 第7ターン、十分に健闘しているイルミダス軍ですが、レジスタンス側の攻撃は苛烈でした。射撃位置に付いたアルカディア号とクイーン・エメラルダス号の砲撃は、5発のヒットとなり、巡洋艦Ⅳは移動力1に低下します。
T7レ軍 集中射撃で、最後の1隻に6ヒット!
 それでも健気に反撃を続けるイルミダス軍は、アルカディア号に2発を命中させ、砲門2を破壊!なんという闘志!
T7イ軍 意地の命中弾
 第8ターン、しかしながら、2艦の容赦ない砲撃は、最後のイルミダス軍巡洋艦の船体を貫き、ついに爆沈!レジスタンス側の勝利となりました。
T8レ軍 最後の1隻を撃沈!
 結果的には「史実」どおり、レジスタンス側の勝利となりましたが、アルカディア号は3つの機関部と3/4の砲門を失い、中破に近い状況でした。艦橋への命中もあり、1/6とはいえ、あの一発がハーロックを直撃していたら、おそらく、クイーン・エメラルダス号は相当の苦労をしていたことでしょう。

 今月のソロプレイ第1弾は、「わが青春のアルカディア」(バンダイ)から宇宙船選択ルールです。これは、通常の戦闘ルールに変わるもので、いわゆる艦艇ユニットを用いた砲撃戦です。
 各艦艇は、自軍砲撃フェイズに使用可能な武装で砲撃ができます。命中結果表で砲撃距離に応じて1d6して、0-4までの命中関数を出します。これに、砲門数をかけて、命中弾数を決定します。例えば、前方射界に8砲門を持つアルカディア号が、距離2-3で砲撃すると1/2-2の関数により、4発から16発(!)までの命中となります。ちなみに、ハーロックはdr-2、エメラルダスはdr-1できるため、相当有利です。
 命中弾を受けると、命中位置判定表でどこに当たったかを決め、該当の武装・艦橋・船体・機関ボックスが損害を受けます。艦橋に命中すると、クルーが損害を受け、1/6の確率で艦長が戦死し強制離脱となります。生き残っても、以後の命中drが+2となります。機関はその分だけ、移動力が減少し、船体は耐久力0になると撃沈されます。
 数回、練習をしましたが、砲撃は命中drによって影響差が大きく、ヒット位置によってペナルティにも差が出ます。ハーロックとエメラルダスは、ダイスが走ると、相当、凶悪です。
 第一戦は、史実のハーロックとゼーダの一騎打ちです。セットアップは、アルカディア号が中央で、襲撃側のスターザット号はその背後の1から登場します。
T0
 第1ターン、先攻のスターザット号が発砲し、遠距離ながら2発の命中弾を出します。が、装甲に弾かれ、損害なし。
T1 イ軍砲撃 
 アルカディア号は敵が死角になっているため、旋回をして、最も火力を発揮できる艦首を向けます。
T1レ軍 砲撃位置を取るため、旋回
 第2ターン、スターザット号は接近して、5へクスで砲撃を行います。が、なんと、命中判定で6を出し、命中弾はなし(関数0)。このままでは危険と、盤端に移動し、敵から距離を取りますが・・・。
T2イ軍 8門斉射も、まさかの外れ
 「砲撃開始!」アルカディア号は中距離にもかかわらず、トチローの照準で正確無比な砲撃を実行します。命中弾は、なんと16発!スターザット号は撃沈さえ免れますが、艦橋に2発の砲弾を喰らい、また、動力炉も貫通され、全ての機関を失います(移動不能)。
T2レ軍 アルカディア号の斉射!
 これを見たハーロックは、大きく舵を切ると、死角となる敵後方に突進します。すでに移動手段を失ったスターザット号は、一方的に砲撃を受けるだけとなり、ハーロックは敵に通信を入れます。「すでに勝敗は付いた。これ以上の戦いは、無意味だ。」
ア号が背後に回り込み、勝負あり
 スターザット号では総員退艦を発令し、次々と乗組員が艦を離れます。最後に残ったゼーダが感謝のモールス信号を送った直後、スターザット号は爆発し、火球と消えました。  今回は、drが触れすぎて、極端な展開になりましたが、スターザット号も船体数はアルカディア号と同じで、側面火力なら同等であり、drによってはよい勝負になりえます。

 kawaさんが来たところで、お昼前の時間調整で「パタパタくるりん-伝説巨神イデオン・パイロット編」(オリジナル)をプレイしました。
  自分のキャラは、コスモ。序盤は、そろりそろりと、埋め込む作戦に。ここで、ギジェが多く来ており、皆でバランスを取りに、ひっくり返したり、他のキャラを置いたりします。kawaさんがワイルド・カードのベスを使って、ギジェを除去します。では、ギジェ以外?と思いきや、回収できないと残念がる風情が。となると、kawaさんはギジェなのか?!
 盤面が埋まっていき、終盤へ。もはや猶予がならない状況に、mitsuはコスモを表にしたり、配置したりします。これを読まれたか、タナックさんがコスモをパージします。ここで、にわかに、カーシャが出てきます。タナックさんはカーシャ?しかし、なぜか、カーシャカードは置かないゾ(後で聞いたところ、単にベスカードしか来なかったそうで)。
 mitsuとタナックさんが牽制し合っているうちに、kawaさんが最後にギジェを配置。やっぱり、そうか!が、すでに時は遅し。全てのマスが表のカードで埋まったため、ゲーム終了。6枚を表にしたギジェが、5枚のカーシャを躱し、勝利しました。
イデオン パタパタくるりん
 まだ、悲劇のヒロイン編(カララ、ハルル等)とおっさんキャラ編(ズオウ大帝、ドバ総司令等)が残っているので、イデオン好きを集めて、プレイしたいです。

 警戒網の突破に成功したので、続いて、「ドーラの飛行客船襲撃」(ツクダ)に移ります。タイガーモス号が発進したフラップターが、ムスカが統括する飛行客船にアボルダージュをかけます。
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 海賊側は、シータを捕まえて連れ去れば勝利。ムスカ側は、これを防げば勝利です。ちなみに「史実」通りに、シータが落下すると、引き分けになります。
 船内には、ムスカとその直属部隊(黒眼鏡)、船員がいます。また、ダミーとして機能する11名の乗客とシータがいずれかに配置されます。海賊側は、飛行船のいずれかの窓を破って、進入してきます。
 手順は、射撃-移動-白兵戦で、攻撃をかけるまで(または敵が攻撃をするまで)正体はわかりません。海賊側は、索敵・制圧を繰り返し、第10ターンまでにシータを発見・捕獲・連行しなければなりません。
T0
 第1ターン、広く展開するムスカ側に対し、海賊は北側の窓から2隊が、南側からドーラ本隊が、サロン側から手下が突入します。早速、2枚を白兵戦で表にしますが、いずれも一般客で、パニックを起こして気絶します。ムスカ側は、忙しくユニットを動かし、兵力の集中を試みます(ように見える)。
T1
 第2ターン、通路に飛び出した海賊側は、まだ、集中し切れていない敵に白兵戦を仕掛けます。兵力的には有利でしたが、ムスカと黒眼鏡が激しく抵抗し、膠着に(+1と+3の白兵戦に勝てず)。
T2 不利な白兵戦もムスカ側が健闘
 ムスカ側も黒眼鏡を入れ込んで、ドーラ本隊に+3の反撃をかけましたが・・・ああ、ドーラの地力が勝り、ムスカ側3ユニットが気絶します。一方、手下と戦っていた黒眼鏡は、逆に海賊側を気絶させます。
T2 反撃もが、ムスカが気絶
 第4ターン、気絶した敵を手下に監視させ、敵が固めていた船室に、ドーラが飛び込みますが・・・一般客!やられた、シータはいないゾ!
T4 敵が固めていた部屋に突入するが・・・
 こうなったら、ローラー作戦しかないと、海賊側は手下を分散し、片っ端から客室を索敵していきます。が、シータは見つからず。
 時間がなくなってきた後半の第7ターン、ついにシータを発見。急ぎ、ドーラが捕獲に向かいますが、シータが激しく抵抗します。
T8 シータを発見も、激しく抵抗!
 やむなく、銃で脅して、第8ターンに気絶させ、連れ出しますが、ああ、フラップターまであと少しのところで、時間切れ。駆けつけた国防軍の警備艇から兵士が乗り移り、海賊側の敗北となりました。
T10
 序盤に、海賊側が敵の主力を制圧(気絶)したので、楽勝かと思いきや、敵が守りを固めていた部屋はブラフ。必死に捜索するも、あと一歩(後1ターン)足らず。
 敗北したとはいえ、典型的なダミーゲームによる絶妙な塩梅で、楽しかった!次こそは、勝利したいゾ。

 この日の緒戦は、事前に持ち込み予告をしていた、「ドーラの警戒網突破-ティディス要塞」(ツクダ)です。「天空の城ラピュタ」序盤でドーラ率いる海賊が、シータを載せた飛行客船を捕捉すべく、国防軍の警戒網を突破するという、超B級アイテムです。
 システムは、いわゆるダブルブラインドで、6×6マスの空域に展開する国防軍警備艇の隙を突き、盤外への突破を目指します。両陣営の移動後に、国防軍警備艇がコールをして周囲8マスにタイガーモス号がいれば、発見。同じマスに入れば、戦闘になります。空域には捜索を受けない雲ユニットがあり、ドーラ側にはダミー3枚もあるので、読み合いと運が物をいいます。陣営は、mitsuが海賊側を、タナックさんが国防軍を担当します。
T1
 序盤、海賊側はダミー2枚を露払いとして、敵へのブラフを行います。国防軍はこれに釣られ(というか反応せざるを得ず)、ダミーとともに移動します。
T3
 第4ターンに、ダミー1枚が戦闘になり、除去されます。が、この時、本物のタイガーモス号が中央から静かに進入します。同時に、最後のダミーを右翼に展開します。
 警戒ラインが下がった国防軍は、後方で待ち受けます。これを引きつけさせようと、海賊は右翼のダミーを突進させ、タイガーモス号は左翼に向かいます。
 しかし、国防軍はこれに釣られず、警戒ラインを崩さず。第7ターン、ダミー及びタイガーモス号が発見されます。
T7 タイガーモス号、左翼で発見される
 これに対し、国防軍が取った手は、右翼をダミーと看破し、左翼への集中!タイガーモス号も雲に紛れて、突破を図りますが、着前の第9ターンに、ついに捕捉されます。
 ユニットを戦術マップに移して、戦術戦闘に。高移動力で突進するタイガーモス号を警備艇が迎撃し、離脱直前に射撃を実行します。命中確率は2/3でしたが・・・惜しくも外れ。これにより、戦闘空域から離脱したタイガーモス号は突破に成功しました。
T9 捕捉さる!
T9 運命の一撃は・・・
終了時
 ちょっとランダム性が高いですが、兵力と作戦がうまくはまり、楽しかったです。雲や国防軍の数によって、全く展開が異なりますが(ゲームにならない可能性も)、シンプルにダブルブラインドの良さが味わえます。30分ちょっとで終わるので、リプレイアビリティもよし。とりあえず、対戦ができて、よかったです。

 年度末にやっと時間が取れたので、BIBIさんと、ミニマムオフ会をしました。この日の緒戦は、先月のソロプレイで紹介した「わが青春のアルカディア」(バンダイ)です。陣営は、イルミダス軍をBIBIさんが、レジオスタンス側をmitsuが担当します。
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 序盤、イルミダス軍は2名のキャラによる索敵とゼーダ主力部隊による攻撃を繰り返し、都市部を制圧していきます。この攻勢の隙を突き、レジスタンス側はマーヤを郊外に脱出させ、「自由アルカディアの声」放送を継続させます。
T3 火力でレジスタンスを圧倒
 一定のゾーンを制圧したイルミダス軍は、ハーロックとトチローの接触に備え、主力を空港に戻します。と、第5ターン、レストランに現れたトチローがハーロックを口説いて、レジスタンス側へ。が、直後に、ゼーダ率いる制圧部隊がレストランを急襲し、ハーロックを捕虜にしてしまいます。
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 「ハーロック捕まる」の報に震撼したレジスタンス側ですが、第6ターン、出会いの丘に現れたトチローが、エメラルダスを説得。さらに「自由アルカディアの声」放送で部隊を整え、反撃の準備をします。
T6 エメラルダス、参戦!
 第7ターン、トカーガ爆破命令が下される中、イルミダス軍は廃墟にゼーダの主力部隊を前進させ、敵を潰そうとしますが・・・レジスタンス側の取った作戦は、市街地への逆進撃でした。警戒網をすり抜けたエメラルダスとトチロー率いるレジスタンス隊は、シティに到着し、周辺にいた部隊も統合して、ハイスタックを作り上げます。実は、兵士数は6つだったのですが、ダミーやクイーン・エメラルダス号などにより、大部隊に見せていました。
T7 レジスタンスの進軍
 イルミダス軍はこれを追って、全部隊を空港に集結させ、決戦態勢を取ります。同時に、さらなる増援を本国に依頼し、ゼーダは本国艦艇を掌握すべく、宇宙へ。
 対するレジスタンス側は、乾坤一擲で空港へ突進します。ゾル率いるイルミダス軍とエメラルダス率いるレジスタンスが、正面衝突。結果は・・・より強力な戦闘カードを持ったレジスタンスの勝利!幽閉されていたハーロックを救出すると、トチローが叫びます。「我が友よ、ここにアルカディア号が!」滑走路を砕き、髑髏の旗を靡かせたアルカディア号が出現し、クイーン・エメラルダス号とともに、勝利の凱歌を上げます。
T8 空港制圧、アルカディア号登場
 と、ここで、イルミダス軍が投了に。勝利条件は、アルカディア号とクイーン・エメラルダス号の破壊だったそうで、両艦が地球にいる限り、イルミダス軍は地上部隊でこれを破壊しなければならず。イルミダス軍の地上部隊が壊滅した状況では、あと2ターンで達成するのは、不可能となりました。
終了時
 序盤はイルミダス軍の兵力優位が物をいい、厳しいゲリラ討伐となります。が、ハーロックとエメラルダスが合流すると、一気に反転攻勢へ。「史実」どおり、勝利条件自体はイルミダス軍にかなり厳しくなっています。それでも、勝機は皆無というわけではなく、早期にマーヤが捕虜になったり、今回のようにハーロックやエメラルダスが待ち伏せされて捕虜になったりと、レジスタンス側に主導権が渡らず、押し切れることも。
 さらに、このゲームには、選択ルールという名の戦闘級システムもあり、次回にでもやってみましょうとなりました。

 今月のソロプレイは、「わが青春のアルカディア」(バンダイ)です。同盟の80年代の映画を元に作成された作戦級です。
 映画自体が未見だったため、早速、DVDを借りて「史実」をおさらいしました(いつもの本末転倒、笑い)。ストーリーは、異星人イルミダスに占領された地球で、地球連合艦隊の難民船指揮官ハーロックが、技術士官のトチローや貿易商人のエメラルダス(知らなかった!)らと出会い、レジスタンスに合流。トチローが秘密裏に建造したアルカディア号で、独自行動に。最後は、イルミダスの総司令官ゼーダとの一騎打ち(?!)に勝利し、宇宙海賊となるという、TV版のプレ物語になっています。
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 中心のテーマは・・・なんと、漢のロマン。どんなに苦しくとも強いものには屈せず、友との約束は何があっても果たす。そのためは、無謀で非合理的な選択もしますが(というか、合理的でないことばっかり!)、なぜか、幸運に恵まれて乗り切るという、松本零士イズム全開のスペースオペラです。
 なにより、あの巨大なアルカディア号を、敵基地の地下で、秘密裏に(!)、トチロー一人で建造したという事実!!どこから資材を搬入したんだ、とか、いったい、何年かかったんだとか、岩盤を破って登場しても、アルカディア号には傷一つつかないのは何故?とか、シミュレーション的には???の嵐。
  そもそも、友に頼まれたからと、敵占領下の地球に堂々と戻ってくるとか、イルミダス軍もハーロックを拘束して拿捕すればいいのに「永久追放だ!」と野に放ったり(ゲリラの指揮官を逃がしてどうする!)。挙げ句の果てには、600隻以上の艦隊を持つのに総司令官ゼーダが一騎打ちを申し込んだり(!しかも乗組員がいるので一騎打ちにならない)とか、突っ込みどころが満載。最後のイルミダス艦隊との単独戦(!)では、正面突撃で玉砕かと思いきや、重力場の乱れで目視以外は砲撃が当たらない(アルカディア号は損傷していたので目視のみ!よっ、ご都合主義!)とか、白兵戦で敵司令官を倒す(!)とか・・・ああ、ハーロック・モードが止まらないぞ!
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 というわけで、ここからやっとゲーム紹介です。
アルカディア
 ゲームの基本は、キャラによる行動です。各キャラは、1ターンに10時間の行動ができます。移動には各ルートごとに時間が決まっており、また、イミルダス軍が敵を発見する索敵も、各ゾーンごとに指定の消費時間があります(レジスタンス側は自動的に敵を発見できます)。索敵は、レジスタンス側が索敵カードを引き、その記述に従います。素直に兵力を伝えざるを得なかったり、全くの誤報を流したりと、駆け引きの要素があります。
 敵を発見できたら、制圧車(またレジスタンス)による攻撃を行います。この時、戦闘カードを引き、投入される兵力以下ならば成功で、その差の分だけ、敵を除去できます。キャラには戦闘力自体はないものの、戦闘修整があり、ゼータ・ゾル・エメラルダスは-1、ハーロックは-2です。
 あまりにも戦力差が大きく戦死の可能性が高い場合は、任意で投降もできます。敵の捕虜となり、解放されるまで(味方が同じゾーンの全ての敵を除去するまで)いずれかのキャラに連行されます。
 地球占領政府のトライター大統領(地球人の裏切り者)は、勝利したゾーンを占領することができます。
 続いて、レジスタンス側のアクションですが、原則として、ターン開始時に引く「自由アルカディアの声」カードの指示がないと、移動も戦闘もできません。例外はキャラで、この制限がなく、自由に行動できます。
 その後に、ゲームを左右するトチローフェイズがあり、マップ上にランダムに現れます。この時、ハーロックまたはエメラルダスと邂逅すると、両者はレジスタンス側に立って参戦します。
 最後に、ゲームエンドを決める「トカーガ爆破フェイズ」で、1ターンが終了します。
 勝敗は、イルミダス軍がランダムで引いた勝利条件を満たせば、勝利。そうでなければ、レジスタンス側の勝利です。条件には、特定ゾーンの支配と敵(レジスタンス側のキャラ、または艦艇)の殲滅があり、いずれにしろ、簡単には達成できません。特に、アルカディア号とクイーン・エメラルダス号の破壊の場合は、両艦をあえて登場させなければならず、時間との勝負になることも(イルミダス軍が、早くで来~いと願うことも。笑い)
 数回のソロ演習をしてみましたが、特別ルールが多いのと、カードのランダム性が高いので、何度か、やり直しがあり。序盤でイルミダス軍が効果的にゲリラを殲滅できると、そのまま、圧勝となり、逆にハーロックとエメラルダスが決起すると、一気に逆転になるなど、振れ幅が大きいです。そこそこ、慣れたところで、本戦に。
  まず、イルミダス軍の勝利条件ですが、ハーロック・エメラルダス・マーヤの捕縛か殺害です。今回は、かなり困難な部類に入ります。一方、レジスタンス側の初期兵力は、兵士5ユニットに、戦闘カード2枚です。
勝利条件
T0 始めの戦力
 第1ターン、イルミダス軍は、定石の索敵撃滅作戦を実施します。ヘリクリスがシティを偵察し、敵を発見したところで、ゼーダの主力部隊(制圧車)がこれを攻撃し、レジスタンス側3ユニットを除去します。
T1 シティ制圧
 レジスタンス側は、マーヤを郊外へ逃がして、「自由アルカディアの声」放送を継続します。
 そして、運命のトチローフェイズは、出会いの丘!早々に、エメラルダスがレジスタンス側に合流します。
 第2ターン、エメラルダスが出現したため、イルミダス軍は主力を持って、攻勢に出ます。出会いの丘で激突した両軍は、容赦ない戦闘を開始しますが、レジスタンス側が思いの他、多くの兵士を集めていたため、損害は4ユニットずつに。制圧車1台しか残らなかったイルミダス軍は、やむを得ず、撤退します。
T2 出会いの丘の激突
T2
 第3ターン、敵が兵力を増強したことを察知したイルミダス軍は、一時的にシティに後退します。レジスタンス側も十分な行動カードがないことから、しばし、丘に止まります。
T3 イルミダス軍、一時後退
 第4ターン、ここで、イルミダス軍に、敵が地下放送局に隠れているという情報が。早速、制圧車を送って攻撃をしますが、これは偽情報でした。
T4 地下放送局を襲撃も、偽情報!
T4
 第5ターン、そろそろ、ハーロックの活性化がありえるため、イルミダス軍は増援の到着を待って、空港を固めます。また、前衛部隊をゾルに委ね、廃墟まで前進しますが、敵の増強が著しく(ように見える)、手が出せません。
T5 イルミダス軍の増援到着
 第6ターン、イルミダス軍は防御態勢に移行し、全軍を空港に集結させます。と、レジスタンス側も、隠蔽状態で空港に忍び寄ります。ともに大量のユニットがスタックを作り、一発触発の状態となります。
 第7ターン、膠着状態の隙を突き、レジスタンス側は密かにクイーン・エメラルダス号を地球から出発させ、トカーガ星に向かわせます。そして、このターンに、ついにハーロックがトチローと接触しましたが・・・。
T7 空港のにらみ合い
 第8ターン、イルミダス軍は間髪を入れず、全軍でレストランを襲撃。あまりの兵力差に、ハーロックとトチローは投降し、捕虜になります。また、総指揮官ゼーダはクイーン・エメラルダス号を追って、スターザット号を発進させます。
T8 ハーロックを捕虜にするが・・・
 一方のレジスタンス側は、マーヤを先頭に決起した兵士がレストランに雪崩れ込みます。激しい白兵戦が起こり、イルミダス軍の制圧車は全滅。レジスタンス側も7ヒットを受けますが、戦いに勝利します。
T8 レジスタンスの猛攻
 同じ頃、クイーン・エメラルダス号はトカーガ星に到着し、エメラルダスが生き残っていたミラを保護します。
T8 エメラルダス、トカーガ到着
 第9ターン、全兵力を失ったイルミダス軍は、ゾロが捕虜を連行しながら、郊外へ逃げます。レジスタンス側は、兵力を分散させ、これを追撃します。
 一方で、地球を目指すクイーン・エメラルダス号の前に、イルミダス本星艦隊が迫ります。このままでは、+6攻撃を受けると判断したエメラルダスは、灼熱のプロミネント星系へ。猛烈な熱さで2ダメージを受けたものの、追っ手を振り切ることに成功します。
T9
 第10ターン、イルミダス本星から制圧車の増援が到着し、指揮官ゾロは再び、空港に立てこもります。追撃を優先したため、レジスタンス側は兵力が整わず、またも膠着かと思われましたが・・・ここで、クイーン・エメラルダス号が地球に到着!トカーガ最後の女性であるミラを連れ帰ったエメラルダスに、ゾロとミーメが感謝し、イルミダス軍を離れmレジスタンス側へ。所を変えたゾロは、レジスタンス兵を指揮して、敵の制圧車の半数を撃破します。
T10 エメラルダス号、地球に帰還
T10 空港での激しい戦闘
 第11ターン、この危機に、総司令官ゾロは地球へ舞い戻り、空港を死守します。レジスタンス側も、2ターンをかけて兵力を整え、最後の決戦に挑みます。
T11 両軍が空港に集結
 迎えた第13ターン、イルミダス軍とレジスタンス側の総兵力が、空港を舞台に壮絶な戦闘へ。指揮を執るのは、総司令官ゼーダと艦艇を率いるエメラルダス。結果は・・・レジスタンス側が60%の兵力を失うも、乾坤一擲の攻撃でイルミダス軍を指揮官共々、殲滅!これにより、捕らえられていたハーロックとトチローが解放され、レジスタンス側が決定的な有利を奪還しました。
T13 激戦!
 ここに至り、イルミダス軍の勝利は不可能となり、レジスタンスの勝利となりました。
終了時
 圧政を引く征服者にレジスタンス側が抵抗し、英雄の登場とともに、形勢を逆転して様が描かれています。リプレイアビリティは高いのですが、カードの振れ幅が大きく、それ次第といったところもあります。が、元から展開を楽しむゲームと割り切れば、それらしさが味わえ、ある意味、「史実」に忠実なアイテムでしょう。
 なお、独特のルールが多い割に、例示が十分でないため、以下のような解釈で進めました。
・レジスタンス側は、「自由アルカディアの声」及びイルミダス軍増援時に、イルミダス 軍がパイルした戦闘カードを受け取る。が、パイルしたカードが不足する場合は、イル ミダス軍の山札から、引けるものとする。
・両陣営は、手持ちの戦闘カードは、任意で選択して使用できるものとする。
・捕虜になったレジスタンス側のキャラは、地球外に連行されることはない。

 ちょうど会場開きに来場したエンジョウさん、タナックさんと、まずは軽めの「パタパタくるりん」(オリジナル)をプレイしました。ゲームについての詳細は、過去記事をごらんください。
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 第一戦は、「機動戦士ガンダム おじさんキャラVer」。ワッケイン・レビル・デギン・マクベのいすれかになって、覇を競います。序盤は、様子見でさりげなく自分のキャラを埋め込んでいきますが、途中で「ソーラレイ」でマ・クベが除去されます。が、表面上は誰も動揺せず。こりゃ、マ・クベはいないか?!終盤になって、ワッケイン・レビル・デギンの三つ巴になり、初プレイの二人は、望まぬ自分以外のキャラをプレイせざるを得ず。終わってみれば、このアシストでワッケイン(mitsu)が勝利できました。
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 第二戦は「ザビ家一族Ver」。序盤、やたらとエンジョウさんが、キシリアをプレイ。カードが偏っていたようですが、1枚ずつ広げるように配置したことから、もしやと思って「シャア」でこれを排除します。すると、タナックさんもガルマとキシリアを排除。キシリアは2枚を除外され、終盤になって、エンジョウさんが本命のキシリアの拡大しますが、時すでに遅し。ブラフで通した二人がともに6枚ずつとなり、ギレン(mitsu)とドズル(タナック)が勝利しました。
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  この勢いで、第三戦は「連邦軍キャラVer」へ。序盤、カイがやたらと廻り、みなはブラフのために、あえて表で置いていきます。途中、ブライトがアムロを排除するも、反応なし。となれば、残りのハヤトとスレッガーか?想定通り、中盤から、スレッガーが、後半にハヤトが食い込みます。終盤、ここまでで学んだ「自分のキャラを取っておく作戦」が奏功し、カイ(mitsu)とスレッガー(エンジョウ)が勝利となりました。
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 最後の第四戦は、BIBIさんが到着し、「ジオン軍キャラVer」の4人プレイに。のっけから、下記のような台詞合戦になり。それはそれは楽しかったんですが、おかげで裏面の記憶が薄れる(!)という、本末転倒状態に(笑い)。みながブラフでバランスをとったために、終盤まで大混戦に。結果・・・全員が4枚ずつという初めての展開で、シャア(mitsu)・ランバラル(BIBI)シャリア・ブル(エンジョウ)・黒い三連星(タナック)の全員が勝利となりました!
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 さすが、みなさん、ファースト世代と言うことで、カードを置くたびに台詞が出る出る!ワッケインが「寒い時代だと思わんか」と切り出せば、マ・クベが「北宋だな」。キシリアが「兄上も相当、お甘いようで・・・」と裏返せば、中立キャラなのに、ガルマが出ると「ジオン公国に栄光あれ!」。最後のジオン軍キャラVerでは、さすがにシャリア・ブルで苦労し「シムス中尉!」とか、ニュータイプの効果音(!)まで出る始末。システムは全く同じなのに、キャラが違うだけで楽しめるとは。
 次回は、伝説巨神イデオンVerを持ち込みます。おじさんキャラは、ズオウ、ドバ、ギンドロ、ダラム!平さん、復活予定のいのさん、タイミングが合えば、いかがですか?

 続いて、息抜きに「パタパタくるりん」オリジナルを対戦しました。前回に記事にしましたが、原作はシンプルなルールで、考えることが多い好ゲームです。が、いかんせん、モチーフのサンリオが・・・。
 そこで、一念発起して、モチーフを差し替える「ガンダムパタパタくるりん」を作ってみました。これで、きっとゲーマー萌えだぁ~。
 第一戦は、ジオン軍パイロットくるりん。シャア/ランバラル/黒い三連星/シャリア・ブルが活躍できるかを競います。自分のキャラは、黒い三連星。初期は動きが見えないので、とりあえずシャアを排除してみますが、Tommyさんに焦りはなし。これで、シャアでないことはほぼ確定。
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 残りはランバラルか、シャリア・ブルか。中盤から終盤に賭けて、Tommyさんがランバラルを配置していきます。5枚を超えたところで、ランバラルとめどを立てます。ここから、さりげなく、ラルを裏返し、さらに白い悪魔による排除で、1枚まで追い込みます。
 Tommyさんは「ありゃー」とか声を上げるものの、どうも本気度が怪しい・・・まさか!そう、開けてみれば、シャリア・ブルでした。最後の1枚でシャリア・ブルを表にし、5枚を取って勝利。見事なブラフかと思いきや、実は中盤は「カードが来なくて・・・」放置したそうで。う~ん、カード引きの運を読み違えました。Tommyさんも自分が黒い三連星とは確定できなかったそうで、まあ、ブラフはうまくいったかと。
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 続いて、連邦軍パイロットくるりん。対象は、アムロ/カイ/ハヤト/スレッガー。自分のキャラは、スレッガー・ロウ。
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 序盤、さりげなく、スレッガーを蒔きながら、様子を窺います。が、緒戦もあって、やっぱり、わからん。それでも、アムロを集中排除して、そうでないことを確認します。そのまま、疑心暗鬼のまま、終盤へ。Tommyさんの最後の一手は、ハヤト!しかも、我がスレッガーがひっくり返され、大逆転。ああ、あと一歩、及ばず。
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 その後、制作中の「イデオンパタパタくるりん」とか「ザビ家パタパタくるりん」、「ガンダムおっさんキャラくるりん」を見せたところ、Tommyさんも大喜び?!ただし、イデオンは全然、覚えていないそうで、次回までにヒストリカルの学習?をするように依頼しました。 

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 最後に、どうしても対戦したかった「GUNDAM the Game哀・戦士編」(アークライト)ジャブローシナリオを4人でプレイしました。このシナリオは、TVシリーズのベルファストからジャブロー攻防戦までを含んだ、哀・戦士編最大シナリオです。担当は、アムロ(mitsu)・セイラ(kawa)・ブライト(エンジョウ)・カイ(BIBI)です。
 序盤、史実を知っている猛者は、ミハルを確保し、的確な戦略とダイスロールでパネルを進めていきます。最大シナリオだけあって、パネル数も多かったのですが、「大西洋、血に染めて」までは順調にいきます。
膨大なパネル展開
ミハル、死す
 いよいよ、ジャブロー攻防戦ですが、MSの選択がパネルによって分かれることが判明。が、時間がもったいなかったので、ガンダムとガンタンクは劇中の機体とは別で、戦闘に。
 
立体!ジャブロー基地
ガンダム(ブライト!)・ガンキャノン(カイ)・ガンタンク(アムロ)・Gアーマー(セイラ)
 ところが・・・敵MSの数が尋常ではない上に、堅い!!ゾックは論外としても、ゴッグも4-5発当てなければ壊れず、増援でさらに堅いズゴックまで。
 それでもdrを駆使して、敵を削っていきますが、あわや、司令部に突入される直前に。ガンキャノンを地下に投入しますが、地上に取り残されたアムロのガンタンクが撃破され。
アムロのガンタンク破壊
 総力戦でなんとかゾックとズゴックを撃破しましたが、ここで時間切れになり、敗北。ああ、シャア専用ズゴックが登場する間もありませんでした。
時間切れ
 ストーリー自体はそこそこうまくいったはずですが、さらに切り詰めてターンを稼がないと厳しいですね~。また、戦闘でも前進せずに待ち受けることと、地上部隊は早期に地下で合流した方が良さそうです。
 できれば、早々にリベンジしたいな~。「僕は・・・あのゲームに勝ちたい!」

 この日の最後が、BIBIさん持ち込みの「MISSION DIRECTOR」(バンダイ)。TAと呼ばれる人型兵器を自分でチューンして戦う「ガサラキ」の戦術戦闘を描いたアイテムです。今回は、導入プレイということで、すでにBIBIさんが作成したTAを使うことに。
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 序盤、自軍陣地で待ち受けるmitsu軍を、積極的にBIBI軍が攻めます。接近戦に特化した機体を突入させ、1機に相当なダメージを与えます。やむなく、mitsu軍も接近戦用機を投入し、これを撃破します。
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 勢いに乗ったmitsu軍は、接近戦用機で突進をかけますが、敵のもう1機の接近専用機が反撃。これにより、1機を失います。
 時間をかけて回復を狙いますが、コインdrが優れず、回復ならず。その隙に、敵の接近専用機が猛ダッシュで、mitsu本陣へ。そのまま、損傷したmitsu機を捕捉し、2両目の破壊とします。
 と、ここで、勝利宣言。敵リーダーによる2機破壊で、BIBI軍の勝利に。
 多分、小学生あたりをターゲットにしたかと思いますが、その割にはチューンが複雑。かつ、テーマも「ガサラキ」というマイナーな作品ということもあり、誰得?感が強く。自分もOVAがあるのは知っていましたが見たことがないので、「知らない世界で知らないロボットが戦う」ゲームに。よく本末転倒でゲームに合わせて原作を視聴するちはら会ですが、さすがに時間が取れないゾ。
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 聞くところによると、スターターセットが1500円でかつ2つ必要で、ブースターパックもあったとか。どなたか、「ガサラキ」好きな方がいたら、ぜひ。

 年末も差し迫ってきた土曜日に、松戸の千葉会に行ってきました。この日は、忘年会とオークションがあるとのことで、結構な人数が参加しており。この熱気こそ、千葉会ですね~。
全景
 恒例となったオークションもあり、雑誌付きゲームを中心に、結構な数がやりとりされていました。自分は、古代戦の会戦級とZ★IDS系の同人アイテムをゲット。ただし、Z★IDS系については、入札がなかったところ「じゃあ、ちはら会で100円」(?!)となり。そうなんです、全然、手を上げなくても、なぜか、我が会に来るんですよね~。(苦笑い)
 この日のプレイしたアイテムと戦績は、以下の通りです。
江戸幕府の黄昏(GJ) ☆倒幕派(mitsu)対佐幕(Shogun)★
マンシュタインの切り札(CMJ)2戦
 ☆ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(水戸爺)★
 ☆ソ連軍(mitsu)対ドイツ軍(水戸爺)★
北斗の拳~世紀末断末魔遊戯(HJ)
  世紀末百裂遊戯 2戦
   ☆ヒデ・mitsu・BIBI
   ☆BIBI・mitsu・ヒデ
  世紀末無想遊戯 ☆mitsu ・BIBI・山崎

 イメージは、例会の最後にプレイした「北斗の拳~世紀末断末魔遊戯」(HJ) 。最近、数十年ぶりに出戻りをしたというヒデさんを加えて、スピード系の「世紀末百裂遊戯」を3人でプレイ。第一戦は、勢いで乗り切ったヒデさんが勝利。第二戦は、経験を生かして、BIBIさんが勝利に。このゲームは、ほぼ手が止まることがないので、記録が取れないんです(苦笑い)。
世紀末断末魔遊戯
 続けて、ケンシロウの爺抜きこと「世紀末無想遊戯」を対戦。忘年会上がりで、いい具合になった山崎さんが、最も北斗さん兄弟を引くも、最後にケンシロウが来て,負け。自分は、山崎さんのジャギ効果で、最も多い捨て札をいただき(完全な人の褌でしたね~)、
勝利に。
 このまま、宣言や防止策が出なければ、また、新年もお伺いしたいと思います。

 今月の例会は中旬となったため、12月初旬の日曜日に、BIBIさんと自宅オフ会を開きました。
 この日の緒戦は、ゲムマで仕入れた超B級カードゲーム「世紀末断末魔遊戯」(HJ)です。まずは、「世紀末百烈遊戯」です。断末魔カードにはイラスト入りの場面カードと文字だけの台詞カードがあり、種類ごとに同数になっています。プレイヤーは一斉にスタート・カードを表にし、それに対応できる公開カードを置いてきます。決まりは二つで、1)場面カードと台詞カードは交互に置かなければならない、2)同じ断末魔(あべし、ひでぶ等)か同じ色のカードしかおけない、です。これをひたすら続けていき、エリアにカードがなくなったら山札から補充、先に山札を全て消化したプレイヤーが勝利します。(トランプの)スピードの変形といえば、わかりやすいかも。
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 可笑しいのは、カードを出す際にその台詞を必ず、読み上げるというルール。例えば・・・「あべし!!」に続いて、「あべし!!」、次は同色の「たわば!!」等とやかましいこと、この上なし(笑い)。さらに、ケンシロウの台詞カードの場合、全員が手を止めて「ひでぶ!!」と断末魔を叫ぶそうな・・・まさに、B級、ここに極まり!
  早速、第一戦をしたところ、mitsuのカード巡りが良く、ひたすら「あわびゅ!」とか「ぱっぴっぶっぺっぼおっ」とか、カードを消費。BIBIさんも追いかけますが、mitsuがコンボの途中を遮ってカードを置いていき、間に合わず。最後の1枚を高速プレイで「死にたわっ」(?!)で決めて、勝利しました。
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 第二戦は、BIBI百裂拳が炸裂!やたらとコンボが決まり、ほぼ途切れることなく、カードプレイが続きます。mitsuが止まっても、「ちにゃ!!」とか「うわらば」とかの連鎖が継続し、あっという間に数枚に。mitsuも後半に残り3枚にまで盛り返しますが、そのまま、寄り切られ、BIBIさんの勝利に。
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 続いて、もう一つの「世紀末無想遊戯」へ。ありたいていにいうと、ケンシロウがはすれの爺抜きです。終わった時点で、ケンシロウが残ったプレイヤーは負け。それ以外は消化した捨て札が多い順に勝利となります。
 一風、変わっているのは、ラオウ、ジャギ、トキの北斗4兄弟カードが出たときで、ラオウは捨て札を3枚奪え、ジャギは捨て札を誰かと交換、トキは手札を誰かと交換となります。もっとも二人プレイだと、ケンシロウが残った側が負けという点は変わりないのですが・・・。
 緒戦はルール間違いがあったので、お試しとして、本戦へ。二人なので、あっという間に捨て札だけになり、残り数枚ずつに。ここでBIBIさんが見事にケンシロウをゲット(?)。
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 直後にmitsuがケンシロウを引き返してしまいますが、BIBIさんは自らトキをプレイし、ケンシロウごとmitsuとカードを交換する羽目に(笑い)。で、最後はケンシロウとジャギ2枚のみが残って(!)、ケンシロウを押しつけ合うこと数回。mitsuがジャギを引き当てて勝利でした。
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 ああ、下らなかった!(失礼、笑い)今はまだ、感染症対策が続いていて、シャウトはできませんが、いつか、全力で「たわば!!」ってみたいですね~。きっと、茨城会のみなさんも、喜んでくれるはず?!

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