歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

カテゴリ: 中国史

 例会も残り1時間となったところで、千葉会系で評判の高い「官渡戦役」(CMJ)を対戦しました。袁紹軍(にし)対曹操軍(mitsu)です。

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 序盤、川を越えてきた袁紹軍に、曹操本隊が機動防御をかけますが、戦闘drに恵まれず、損耗が続きます(3戦連続で1ばかり!泣き)。

T1
 それでも隙を見て、顔良隊を粉砕しますが、オーバーキルでも討ち取れず。

T2

 が、中盤からはdrも回復し、巧みな迎撃と強行軍で、袁紹本隊の動きを掣肘し、膠着に持ち込みます。

T4
 そのまま、袁紹軍の士気が低下。最後は、6が出れば勝利と、袁紹本隊が許に強襲をかけましたが・・・ 当然、成功せず。曹操軍の勝利となりました。
T6

 例会の最後に、久しぶりにWilandorさんと対戦しまして。「孔明北伐」(GJ)をインストプレイです。陣営は、蜀軍をmitsuが、魏軍をWilandorさんが担当します。

 第1ターン、蜀軍は諸葛亮の主力をもって南進を行い、南蛮軍を鎧袖一触します。が、これを見た魏軍は張郃を漢中に突入させ、呉軍への対応で兵力の少ない蜀軍を撃破し、ここを支配します。殿となった馬謖が「泣く」間もなく死亡します。

T1
 第2ターン、蜀軍は前線に部隊を送り、これ以上の進攻を防ぐともに、諸葛亮で雲南を攻略し、南蛮軍を降伏させます。魏軍は、山越えで進行数が少ないため、攻勢を止め、漢中に兵力を増強します。

T2
 第3ターン、南蛮軍は間に合いませんが、成都で再編成した部隊を持って、諸葛亮が漢中奪回戦に乗り出します。魏軍も張郃以下の全力で対抗しますが、超雲が先鋒戦で活躍し、諸葛亮が変幻自在の戦術を駆使して、魏軍を圧倒します。やむなく、魏軍は魏興に撤退しますが、殿の辛毘が討ち取られます。

T3
 第4ターン、蜀軍の北伐が開始され、諸葛亮率いる蜀・南蛮連合軍が天水に進行します。これに対し、魏軍は漢中への逆侵攻をかけます。結果は、天水では蜀軍がパーフェクトゲームで圧勝し、今度は郭淮を討ち取ります。漢中でも馬岱がカード使用により、張郃の攻撃を凌ぎきります。

T4激闘
 第5ターン、蜀軍はここを先途と、重要拠点の武威に侵攻部隊を突入させ、これを奪取します。ここで、殿の夏候楙が討ち取られます。さらに、魏軍も巧みな機動で蜀軍先鋒の補給路を断ち切りますが、押され気味の魏軍にさらなる悲劇が・・・「孟達の裏切り」!これにより退路を失った漢中侵攻軍が全滅し、郝昭が死亡します。蜀軍も足止めのための鄧芝が討ち取られ、両軍合わせて6将が死亡するという惨憺たる戦役に。

T5
 第6ターン、勢いに乗る蜀軍は、山越えの兵力不足の不利を越えて、最前線の陳倉に進行します。魏軍は、全力を持って陳倉にハイスタックを築きましたが・・・陳倉決戦の行方を決めたのは、イベントでした。このターンに登場したばかりの夏候覇が「裏切り」!2倍以上の優勢だったはずの魏軍が崩壊し、ついに要衝陳倉が陥落します。

T6 陳倉戦
 第7ターン、魏将の討ち取りにより、蜀への傾斜を深めていた呉に対し、外交を仕掛けます。drの結果は最高の6!(魏軍6ユニットを除去)。前戦闘の損害を回復するまもなく、魏軍は長安に籠もります。一方、蜀軍も、後方から増援に時間がかかり、このターンはにらみ合いになります。

T7
 第8ターン、悪運続きだった魏軍に、最後の希望-司馬懿仲達が登場します。ジリ貧になる前にと、陳倉に対し果敢にも反撃をかけましたが、数でも戦術でも勝る諸葛亮に一蹴されます。

 
 第9ターン、ついに蜀軍が長安に迫ります。魏軍は全軍を籠城させ、2倍以上の蜀軍を迎え撃ちます。計略は、ともに「看破」され効果なし。城攻めでも奇襲を連発する諸葛亮に対し(戦闘dr+1)、常に1損害を減少できる城塞に籠もる司馬懿とで、壮絶な攻城戦になりましたが・・・6戦力しかない魏軍は、司馬懿の戦略値を生かせずに消耗。最後の城兵が討ち取られ、古都長安が陥落しました。諸葛亮、後漢再興の夢を果たす!!                                      

T9 長安強襲!
 今回は、奇跡的なタイミングで寝返りが2回も起こり、かつ、魏の武将の敗死が多く、呉の参戦もあったことから、蜀の勝利となりました。Wilandorさんは緒戦ながら度々、カウンターを仕掛けるなど、アグレッシブに対応していて、普通の展開だったら、十分に可能性はあったと思います。逆に言えば、このぐらいの僥倖がないと、蜀の勝利はないんでしょうね~。バランスは決してイーブンではありませんが、ひょっとしたらと思わせる「孔明北伐」は、もっと評価されてもいいかも、です。

 続いて、ちはら会では評価の高い「官渡戦役」(CMJ) を、エンジョウさんと対戦しました。陣営は、エンジョウさんが希望で袁紹軍を、mitsuが曹操軍を担当します。

 第1戦、積極的に前に出た袁紹軍先鋒でしたが、曹操が強行軍を使って迎撃。drに恵まれ、いきなり、文醜を討ち取ります。

T1 文醜、討ち取り

 これで、動きの鈍った袁紹軍は、なかなか前進できず。機動で敵の領土を無力化しますが、曹操軍がすかさず、支配マーカーを置き直して、イタチごっこに。

T4 

 この間に袁紹軍の士気が低下し、逆転不可能ということで、曹操軍の勝利となりました。

 第2戦は、袁紹軍は同じ轍は踏まずと、袁紹と別働隊2隊が連動しながら、渡河します。曹操軍も機動戦で顔良隊を壊滅させますが、討ち取りまでは至らず。

T1 袁紹本隊が渡河

T3 顔良、死なず
 そうこうするうちに、江南で孫策が参戦します。唯一、対抗できる曹操本隊がこれを迎撃に行きますが、孫策は本拠に後退し、曹操を拘束し続けます。
T1 袁紹本隊が渡河

 と、ここで隙を突いて、淳于瓊が許に進攻します。わずか1戦力まで落ちていた于禁の守備隊は壊滅し、この瞬間、袁紹軍のサドンデス勝利となりました。う~ん、以前もDas Reichさんに同じ手を喰らった覚えが・・・つい、曹操の機動に夢中になり、手薄にしてしまうんですよね。

T7 隙を突いて、淳于瓊が許を落とす

 いずれにしろ、ゲームごとの偏りはあるものの、短時間で何度もプレイでき、トータルではいずれにも勝ち筋があるいいゲームです。

 マルチが終わったところで、「官渡戦役」(CMJ)に触発された「孔明北伐」(GJ)を、エンジョウさんと対戦しました。蜀軍(エンジョウ)対魏軍(mitsu)です。

 序盤、蜀軍はセオリー通り、南蛮を撃破して、孟獲を降伏させます。魏軍も隙を見て漢中に兵を繰り出しますが、超雲の活躍で浸透できず。

T1 蜀主力が南下

 が、第3ターンに蜀の主力が北上するタイミングで再び、張郃が漢中に進攻し、高い作戦能力で超雲を打ち破り、ここを占領します。

T3

 第4ターン、集結した蜀軍主力が狙ったのは、漢中奪回ではなく、アグレッシブに天水進攻でした。この危機に張郃率いる魏軍は3倍以上の兵を集中し、事なきを得ます。 

T4 北伐開始!

 その後も3ターンに渡って、諸葛亮の北進が続きますが、せっかくの計略が看破されたり、損害回復に時間がかかったりと、魏軍ががっちり守り続けます。

T7

 やはり山越えは分が悪いと判断した蜀軍は、第8ターンに漢中へと矛先を切り替えます。魏軍も多くの兵を差し向けますが、山越えもあって2倍がやっと。ここで魏延の先鋒戦と諸葛亮の合戦がdrが爆発し、魏軍が全滅します。

T8

 第9ターン、勢いのまま、蜀軍は魏興に進撃し、これを占領。孟達を蜀に投降します。が、魏軍はここで手薄になった漢中に、張郃を送り込みます。兵力は6対5とほぼ互角で打撃を与え合い、姜維が負傷するなど、最後は1兵力ずつの死闘に・・・結果は、鄧芝の奇跡的勝利でここを守り抜きます。

T9
 蜀軍はここが勝負と、第10ターンに9戦力を持って長安に出撃します。対する19戦力の魏軍を率いるのは、司馬懿仲達!ここで諸葛亮は、とっておきのカード「火計」を使用し、戦力差は7に。勢いに乗る諸葛亮の指揮は凄まじく、魏軍はさらに8戦力を失います。それでも最後は、司馬懿の反撃が成功し、蜀軍が全滅します。
T10

 あまりの損害に第11ターンは兵力回復に費やし、最終ターン、蜀軍は一転して陳倉に。と、ここで魏軍は「孟達の裏切り」を実行し、漢中を奪ってしまいます。これにより、蜀軍の勝利はなくなり、ゲームエンド。

 まあ、よほどのことがない限り、蜀の北進は成功しないのですが、カードの巡りによっては「もしや」と思わせる演出が効いています。次回はぜひ、蜀軍を担当したいものです。

 今月のソロプレイは、「官渡戦役」(CMJ)にインスパイアされて、三国志の作戦級アイテム「孔明北伐」(GJ)です。その名の通り、三国志後期の諸葛亮孔明による魏侵攻作戦です。国力では呉と合わせても遙かに及ばない蜀が、漢中の高山地帯を越えて、魏の西部に出撃を繰り返します。結果的には、この一連の出兵が経済的に劣る蜀を一層、衰退させたといわれていますが、出師の表に刻まれた後漢再興の夢と相まって、ゲーマーの琴線を大いに刺激します。

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 マップはエリア式で、蜀から魏に侵攻するには、部隊数の制限がある山岳を必ず、通ります(逆も同様)。しかも、木牛流馬が出てくるまでは非補給扱いと、進攻側がかなり不利になっています。
 シークエンスは、人材-イベント-呉の参戦-蜀の移動-魏の移動-戦闘-生産-再配置です。1年1ターンと考えると、妥当なターン構成でしょう。
 特徴的なのは、移動が蜀-魏の順になっていることです。これにより、諸葛亮や姜維など相対的に質の高い蜀が先手を打って進攻し、(司馬懿登場までは)人材で劣る魏が物量を生かして対抗する図となります。
 戦闘はミニゲーム風の割にはかなり凝っていて、まず、先陣同士の先鋒戦(1ラウンド)が有り、ラウンド制限なしの合戦、その後に籠城部隊がいれば攻城戦が発生します。戦闘は基本的に統率数の2倍か兵力の少ない分のdrをして、6が出れば1ユニット除去になります。先鋒戦では、武勇の差が、合戦では采配の差をdrに加えることができます。部隊が全滅するか、撤退を宣言すると、1ラウンドの追撃と武将の討ち取りチェックが入ります。
 イベントはカードになっていて、曹丕死去(魏はこのターンの生産なし)や特定武将の裏切り、蛮族の協力や裏切り、諸葛亮/司馬懿の一時的な失脚、各種の戦術カードがあり、ゲーム展開のヴァリエーションを大いに広げてくれます。 
 ただ、GJでもかなり初期のアイテムということも有り、少し野暮ったい印象はあります。今ならよりスマートなCDSあたりになるのでしょうね。
 展開としては、南蛮の攻略を終えた蜀が、3000m級の山々を踏み越えて、魏の領土に繰り替えし、進攻します。孔明の采配は3と突出していますが、魏にも采配2の張郃がおり、また、部隊制限や魏の物量、後攻の有利があって、進攻の成功率は決して高くはありません。それでも、イベントの組み合わせやdrが偏りがあれば、なんとかなることも。ただし、後半に司馬懿が登場すると(統率値は孔明3を上回る4!)、まず、絶望的でしょう。

 それでは、ソロプレイに入ります。
 まず、開始前の魏のオプションですが、呉の外交値上げ(+4)と胡王の引き込みを行います。GJ誌にも書かれていたのですが、外交値上げはイベントよりも効率がよいので、ほぼマストの選択でしょう。かつ、前半に蜀の北伐を可能な限り遅らせるために、蛮族の1つを味方にしておきます。

T0

 第1ターン、人材は魏に夏候覇が、蜀は馬超は生き残り、馬忠が来ます。蜀にとっては最良の出だしです。これに脅威を覚えた魏は、早速、呉の外交を試みます。drはこちらも最善の4(!)が出て、蜀は4戦力を失います。
 このままでは南蛮進攻と北部の防御はかなり厳しかったので、蜀は早速、イベントカード「孟達の裏切り」を使用します。これにより、魏が南下をする可能性はほぼなくなりました。
 蜀は馬超と2戦力を武都に送り、超雲と馬謖を漢中に向けます。牂柯には諸葛亮と魏延を5戦力で進攻させます。魏延は裏切る可能性があるので、そうなったら確実に討ち取れる孔明と同行させるのがセオリーです。魏は、やむなく裏切り者の孟達を討つべく、曹真、張郃、夏候覇を魏興に送ります。
 魏興と牂柯で戦闘が発生しますが、結果はともに一方的になります。魏興では4戦力同士の戦闘でしたが、先鋒戦で張郃がいきなり2ヒットを与え、孟達軍が半減します。合戦では、孟達軍も善戦し、2ヒットを与えますが、総大将の曹真が2倍の戦力で圧倒し、孟達軍を全滅させます。孟達は戦死扱いとなり、上庸ボックスへ送られます。
 牂柯では、真逆の展開で、孟獲が先鋒戦を仕掛けますが、魏延が防御に徹し、損害なし。合戦では諸葛亮の采配+3が物をいい、孟獲軍を瞬殺します。
 第1ターンが終了した時点で、魏は魏興を回復し、蜀は想定通り、牂柯を制圧しました。

T1

 第2ターン、ここで馬超が死亡し、代わりに蜀に費褘が登場します。魏は、登用なしです。蜀は、諸葛亮の主力が4戦力を持って、雲南に進攻し、城に籠もる南蛮軍を一蹴して、孟獲を降伏させます。同時に、漢中を5戦力で固め、超雲を武都に向かわせます。

 これを見て魏は、魏興を奪回した兵力をもって、漢中に電撃的に進攻します。兵力的には5戦力対5戦力のイーブンでしたが、またも張郃が先鋒戦で2ヒットを与え、優位に立ちます。こうなると、馬謖・馬忠コンビには荷が重く、1戦力を除いて部隊を失い、剣閣に撤退します。その過程で、殿を勤めた馬謖が、討ち死にしてしまいます(「泣いて斬る」間もなく死亡)。

T2

 第3ターン、魏は馬謖の討ち取りによって、再び、上昇した外交値を使って、呉との外交を試みます。drはまたも最善の4(!)が出て、蜀は4戦力を失います。
 蜀はやむなく減少した戦力で、漢中奪回を試みます。諸葛亮直率とはいえ、わずか4戦力では、張郃の指揮する9戦力に対抗できず、1:4のキルレシオで全滅します。これにより、VPは魏の振り切り6点となります。

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 第4ターン、前ターンに8戦力の損害を受けた蜀は、諸葛亮を一時的に内政に廻し、戦力の回復に努めます。これを見た魏は、6戦力を持って要衝の地-武都に進攻します。迎え撃つは、蜀の至宝こと超雲子龍。先鋒戦で防御に徹する張郃に対し、蜀は超雲を先頭に突撃し、2ヒットを与えます。合戦では魏の作戦能力が上回りますが、超雲が2ラウンド目に3ヒットを与えて、ここを死守します。
T4 魏による武威進攻(第一次)

 第5ターン、国力を回復した蜀は、二度目の漢中奪回戦を仕掛けます。諸葛亮を筆頭に4将が険しい山岳地帯を越えて、漢中へ進攻します。これを迎撃したのは、またも張郃の指揮する9戦力です。結果は・・・補給切れのため、打撃力が半減した蜀軍は、諸葛亮の戦術を持ってしても劣勢を挽回できず、壊滅します。

T5 漢中奪回戦(第一次)

 第6ターン、蜀はまたも諸葛亮を内政に。孔明動けず、の報に接した魏は、このチャンスに7戦力を武都に送り込みます。迎え撃つ超雲の6戦力と激戦となりましたが・・・張郃の作戦能力が物をいい、ついに武都を奪取します。ここまで張郃は4勝(1敗)と、大車輪の活躍です。

T6 再び、魏の武威進攻(第二次)
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 第7ターン、緒戦の損害で宰相による内政整備も追いつかないことから、蜀は思い切って剣閣での籠城戦略をとります。勢いに乗る魏といえど、さすがに剣閣への進攻は時期尚早で、こちらも漢中と武都の防御に徹します。

 第8ターン、ついに司馬懿仲達が登場します。が、都にいるため、このターンの戦闘には参加できず。ならば、ここで占領された武都を奪還せんと、蜀が全兵力を持って反撃に出ます。蜀軍9戦力対魏軍11戦力の激闘は、姜維の伏兵(戦術カード)で幕を開けます。先手を打った姜維は先鋒戦で1ヒットを与え、戦力をほぼイーブンにします。さらに諸葛亮の作戦が光り、一方的に魏に4ヒットを与えます。こうなると逆転はほぼ難しいと、全滅する前に魏軍が撤退します。

T8 武威奪還戦(第三次)

 一方、剣閣では魏延が裏切りを試みましたが・・・諸葛亮により警句を受けていた馬忠がこれを討ち取り、事なきを得ます。

 第9ターン、武都を奪い返した蜀は、山岳地帯の要衝-漢中奪回戦に臨みます。魏軍は司馬懿仲達が指揮を執る12戦力で、蜀軍は諸葛亮率いる9戦力です。前ターンまでなら、蜀軍は補給切れでしたが、厳しい山岳路に効率よく補給を運ぶ木牛流馬により、補給下となります。

T9 第二次漢中戦

 まず、司馬懿は火計を仕掛けますが、諸葛亮は難なくこれを看破。そのまま、合戦に雪崩れ込みます。dr数では魏軍の方が有利でしたが、それを上回る諸葛亮の戦術能力により、なんと2ラウンドで魏軍が7ヒットを受けます。魏軍も蜀に3ヒットを与えますが、さらに2ヒットを受けたところで、やむなく撤退。第2ターン以降、魏の支配下にあった漢中を奪還します。2ターン連続で敗退した魏軍ですが、ここまで積極的に蜀領土を侵食したため、十分に時間稼ぎとなりました。

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 やっと、本来の領土を回復した蜀軍に残された時間は、あと3年。第10ターン、ついに出師の表を実現すべく、諸葛亮が天険を越え、6戦力を持って魏領に進攻します。同時に、イベントカードで胡王を懐柔し、武威へ突入させます。

 これに対し、魏軍は全力を持って迎撃に出ます。要衝陳倉には司馬懿が涼州兵を含む11戦力を集結させ、武威には敵の2倍の4戦力を投入します。その結果は・・・陳倉では、蜀軍の猛攻により、魏軍が5戦力まで半減するも、司馬懿の反撃で蜀軍は全滅します。武威では魏軍が圧勝し、損害なしで蛮族を蹴散らします。

T10 蜀による北伐開始

 第11ターン、状況は前ターンより悪化するも、諸葛亮は姜維、馬忠を伴って、7戦力で再び、陳倉へ。迎え撃つはまたも司馬懿の14戦力です。ここでは先鋒の働きが勝敗を分けました。蜀軍の姜維が4drをするもヒットなし。対する魏軍はここまでの功労者張郃が6drでなんと4ヒット!序盤戦だけで半数を失った蜀軍に勝機はなく、圧倒的多数の魏軍に攻撃を受けて全滅します。この大敗走の最中に、殿を勤めた馬忠が討ち死にしてしまいます。

T11 第二次陳倉戦

 最終12ターン、もはや蜀軍の勝利はありませんが、先帝への思慕に突き動かされた孔明は陳倉へ最後の出撃を行います。戦力的に余裕ができた魏軍は、陳倉に倍以上の16戦力を送るとともに、隙を突いて漢中侵攻軍を送ります。

 まず、漢中では孟獲がこれを迎え撃ちますが、張郃の戦術に翻弄され、全滅。南蛮王孟獲が命を落とします。続いて、陳倉決戦では、先鋒戦こそ、蜀軍が2ヒット(魏軍は1ヒット)と姜維が意地を見せましたが・・・司馬懿が新戦術を見舞って、諸葛亮の戦術的優位を覆します。結果は、蜀軍の全滅。さらに、退却中の姜維が討ち取られ、ジ・エンド。

T12 珍倉と漢中の戦い

 結果的には、ほぼ史実並みの魏の圧勝でした。Web上の評判でも、「バランス悪すぎ」、「なるようにしかならない」等が多いようです。が、実際の史実が「なるようにしかならなかった」わけで、そう思いながらも、戦闘のdrやイベントによってはもしかしたら・・・と思わせる演出は、極めて優れていると思います。言い方は難しいですが、勝敗のバランスはよくないですが(あえて史実チックにしている)、十分にデヴェロップされているため、プレイしていて大いに楽しさを感じることができます。ぜひ、対戦したいものです。

T12終了時


 この日に最も対戦数が多かったのが、CMJ誌の最新作「官渡戦役」でした。テストプレイヤーだったDas Reichさんのインストで、Tommyさんと陣営入れ替わりで、3戦。

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 その後、自分とにしさんも、2戦を行いまして。はじめのうち、戦闘drが悪すぎて(1しか出ない!)かなり苦戦しましたが、こちらもテストプレイの経験を生かして、中盤までに巻き返し、連勝できました。
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 例会後半にも、今度はにしさんがエンジョウさんを誘って、インストを行い、時間ギリギリまで楽しんでいました(結果は、時間切れ引き分け)。

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