歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

Science Fiction 級

 3人揃ったところで、ちはら会の十八番のSFアイテム「テラフォーミング・マーズ」(アークライト)をプレイしました。今回は、最新の拡張キット「動乱」を入れることに。

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 その名からは軍事行動を想像しますが、実際は議会工作等の政治闘争です。工業開発団や緑の党など、5つある政党は政権を取っていると、政策にあった標準プロジェクトを拡張できます。さらに、カードの使用条件になることも。
 各社は自分の息の掛かった政治家を議会に送り込み、与党となって影響力の行使を目指します。が、一度、与党になると、表向きは公的機関として代議士が「中立」となります(現在の地球の民主主義より、よほど公正ですね~)各社には1名の代議士がおり、次の政権交代を見越して、多数派工作をします。この時、資金が潤沢にあれば、新たな代議士を送り込みこともできます。
 序盤、みなは火星開発そっちのけで、能力の向上に走ります。BIBI社は、豊富な資金を元に、バランスよく開発を進めます。ybs社は鉱物とチタン、緑化を上げ、海の配置や都市の設置を行います。mitsu社はスタートの豊富な鉱物を生かして、工場等を立てまくり、電力・地熱・資金を上げます。
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  中盤になると、この能力を元に、地表の開発へ。BIBI社が工場系の称号を手に入れたため、mitsu社も慌てて緑化とTRの称号を獲得します。
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 後半は一気に開発のペースが上がり、地表の半分を開拓したところで、BIBIさんが帰宅のため、勝利判定をすることに。
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 結果、プロジェクトVPと褒章は低かったものの、2つの称号とTR値で60点を獲得したmitsu社の勝利となりました。
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 拡張キット「動乱」について言えば、カードの条件のため、議会工作を行うことが多かったですね~。バランス的には中程度の影響ですが、マトリックスとプレイ時間が当然、増加するので、他の拡張キットとどれを入れるか、プレイヤー間で相談することになります。

 続いて、人数が集まったところで、組み合わせをして「宇宙カタン」(GP Games)へ。コンポーネントがとっても豪華なカタンの派生ゲームです。

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 第一戦は、指定通りの基本設定で開始します。序盤、とりあえず、近くの星系開発に乗り出しますが、海賊とか氷の惑星が多く、なかなか資源が集まらず。それでも、なんとか植民した黄色(mitsu)が交易も一番乗りし、一時的にリードします。が、やたらと、バッドイベントが続いて、波に乗りきれず(移動回数の半数を超えていたぞ!)。
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 こりゃ、遠方に幸ありかと、ゲーム慣れした白(BIBI)は長距離宙行で深遠部へ。赤(平)・青(エンジョウ)など、他の勢力もこれに追随し、遠方へ。やはり奥地には資源も多く、中盤から飛躍的に開発が加速します。特に先鞭を付けた白(BIBI)は、すぐに宇宙港を設置し、植民とともに交易をリードします。
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 このまま、2種族を抑えた白(BIBI)がハーフメダル効果を蓄積し、勝利しました。
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 第2戦は、星系があるのか、交易できるのか、はたまた、不毛な宙域か、行ってみるまでわからないランダム配置で。開始早々、イベントで白(BIBI)にワープが許され、深遠部へ。が、まわりは交易種族ばかりで、なかなか植民できず。赤(エンジョウ)は手前に星系が見つかり、植民に成功。青(平)は間近に交易種族が見つかり、早々に効率よい取引を開始します。黄色(mitsu)はイベントこそなくなったものの、めざした中央域が府もな惑星ばかりで出遅れます。
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 中盤、なんとか深部に植民した黄色(mitsu)は探査船を作って、交易を始めます。その他の勢力も、植民と交易でVPを上げていきますが、ここ一番で海賊と氷の惑星が出て、開発は頭打ちに。
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 後は誰が抜け出すかと言う展開でしたが、せっせと装備品を高めた青(平)が海賊退治に成功し、開発のダメ押しでVPを獲得。逆転で勝利となりました。
 元のカタンより少し時間がかかりますが、イベントによるランダム性やリプレイアビリティは極めて高く、一度たりとも同じ展開はなし。しばらくすると、もう一回とやりたくなりますね~。

 この日、SF級好きのBIBIさんが持ち込んだのが「Tiny Forming Mars」(同人)です。いわゆる「テラフォーミング・マーズ」のオマージュで、同作品のエッセンスを凝縮した1-2人専用のミニゲームです。原版が相当量の要素を詰め込んでいるので、形はミニ版ですが、中身は濃いです。

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 変更点は、開発カードにイベントが二つ記載されていて、いずれかしか使用できないこと(もう一つは相手側が使用可)と、そのターンだけ使用できる資源ポイントがあること(原則として、資金以外の資源トークンがない)。マップがその名の通り、狭い(タイニー)なことです。
 序盤、mitsu社は早期に海と都市を開発し、資金額をアップします。それを元に、周辺に森を配置していき、VPを上げていきます。BIBI社は、カードの組み合わせが悪く、なかなか資金を増やせず。
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 後半になると、地上開発がほぼ終わり、うまくイベントを利用して気温マーカーを獲得していきます。遅れ気味のBIBI社は、都市をよりVPの高い地域に移転するなど、VPの上乗せを図ります。と、海タイルと気温マーカーがなくなったところで、ゲーム終了。
終了時
 思惑通り、地上開発ではBIBI社が+2点のリードでしたが、中盤からmitsu社が集めまくった気温マーカーが物を言い、14点:11点でmitsu社の勝利になりました。
  人気の高い「テラフォーミング・マーズ」を元にしているだけあって、エッセンスは良質で、かつ、2人用のため、2時間程度と原版の半分くらいでプレイできます。うまく、縮尺した佳作と言えるでしょうか。

 S&Tトーナメントまで人が集まる前に、早く来た4人で「宇宙カタン」(GP Games)を対戦しました。その名の通り、「カタン」のヴァリエーションで、それぞれが宇宙公団を率いて、深宇宙の開拓を推進します。

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 このゲームは、コンポーネントが非常に豪華でして。各装備を取り付けられるロケットミニチュアに、移民船、交易船、宇宙港を表すプラユニット、展開を変えられるはめ込み式マップ、やたらと発生するイベントカードなどが、大きな箱にいっぱい。そりゃ、価格が一桁違うはずだ~。
 ゲームは、一日の長があるにし公団とBIBI公団は、推進力や武装、船倉などロケットの強化を図り、宇宙空間の開発を効率的に進めます。平公団は近くの星系を抑え、資源の確保に成功します。
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 mitsu公団も近くの星系を探査しますが、資源の開発値が2と12と低く、かつ、一つは氷の惑星でとても開発にあたわず。やむなく、深宇宙に辿り着いた頃には、他の公団は資源を持って、交易に励んでいて、一歩、出遅れた感が。それでも、地道に移民を増やし、資源カードを交渉でロンダリングして、一時的にトップに立ちましたが・・・。
 最後は、資源をふんだんに手に入れたにし公団が、交易で複数のVPチットをゲットして、勝利。以下、BIBI公団・平公団・mitsu公団が一列に並ぶ接戦でした。
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 最後はやっぱりマルチでしょうと、傑作SF開発アイテムの「テラフォーミングマーズ」(アークライト)を4人でプレイしました。担当は、Phobilog(エンジョウ)・Ecoline(BIBI)・Thog Gare(mitsu)・Thalis Rupo(kawa)です。

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 序盤からPhobilog(エンジョウ)とThog Gare(mitsu)がカードを活用して、次々と酸素濃度を上げます。さらに、Phobilog(エンジョウ)が「隕石落とし」など巨大宇宙プロジェクトを行って、気温もグングン上昇。かつてないハイペースで環境作りが進んでいきます。

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 いつものペースならちょうどよかったカードが時期遅れになり、気がつけば地表の半分も埋めないうちに、開発終了!

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 結果、大型プロジェクトを成功させたPhobilog(エンジョウ)が頭一つ抜けだし、勝利しました。

 4人揃ったところで、とりあえずマルチと、ちはら会の定番「テラ・フォーミング・マーズ」(アークライト)を対戦しました。

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 序盤から植物生産に有利なエコライン(エンジョウ)が抜けだし、褒章を二つ手に入れます。そこに、プロジェクトと都市VPでフォボログ(BIBI)が追いすがり、褒章とTRで国際連合(mitsu)が追いかけます。

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 後半、ヘリオン(Tommy)がプロジェクトVPではトップに立ちますが、次々と緑化を推し進めるエコライン(エンジョウ)は止まらず、火星のほとんどの土地が開発されたところでゲームエンド。唯一、100点越えのエコライン(エンジョウ)の勝利となりました。
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  ハヤブサに肖ったアステロイドブーム(?)に便乗し、GDWの古典的SFマルチの「BELTER」を4人で対戦しました。ソロをした段階で、あまりのめんどくささ(全てを用紙にプロット!)にこれじゃ人に勧められないと、600個以上の追加マーカーと管理用シート、オリジナルチャートを作成し、プレイに臨みました。

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 その甲斐あって、序盤はみなさん、鉱山経営の拡充にせっせと励んでいましたが、後半になると一気に規模が広がり、管理する宇宙船や鉱脈数が急増。特に往復に6ターンかかかる遠距離に有力鉱脈を開発したエンジョウ社は、6隻の貨物船の運用に四苦八苦で「ああ、めんどくさい~」発言も(苦笑い)。これでもプロットに比べれば、はるかに楽なはずですが、元々が帳簿管理ゲームの宿命か。
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 4時間を越えたところで、ターンを限って終了に。直前にはせっさくの戦闘ルールを使いたいと、唯一、パトロール艇を購入していたエンジョウ社が、精錬鉱物を満載したBIBI社の輸送船団を襲撃し、貨物船を破壊し、鉱物を横取り(船員は生け捕り)。が、その直後、mitsu社が秘かに建造していた武装艦隊(ミサイル満載の探査船4隻)が「海賊狩り」の名目でパトロール艇を襲撃し、さらに鉱物を横取りしました。
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 それでも、マーカット近郊に優良鉱山を持っていたBIBI社が、mitsu社を数万クレジットの差で抑え、勝利となりました。
 BIBI社   …841,690クレジット
 mitsu社   …817,527レジット
 エンジョウ社…747,448クレジット
 にし社   …168,601クレジット

 ルールを読む限りでは、古き良きSFらしさが満載で、基本システムは納得がいくのですが、いかんせん、アイディア倒れ(またはデベロップ不足)の感が強いです。せっかく、労働争議や整備不良、戦闘ルールもあるのに、ほとんどが使わずじまい。珍来の反省会では、上記のイベント導入とか、鉱脈発見のdr修整、勝利条件を50万クレジットに、等の案も出まして・・・ええ、老後になったら、考えます(笑い)。

 ともあれ、ツクダゲームに続く、GDW成仏作戦第一弾(?)は、無事に終了できました。ちはら会の同志に感謝です!

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