歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

mitsuのひとりごと

 週末になると天候不順が多かったのですが、この日も小雨の中、ゲームマーケット2023春へ行ってきました。いつもの東京ビッグサイトです。今回は、初日の12時からの入場券をゲットしましたが、りんかい線で着いてみれば・・・なんと、駅付近から続く大行列。13時着にしたにも関わらず、結局、1時間以上、並び続け。小さい子連れさんはいるわ、傘のない方もいるわ、自分も腰が痛くなるわ、と全然、優しくないゾ。会場は17時に終わるので、実質、3時間を切っていて、もう少し入場場所を増やすか、せめて前売りを優先するとか。運営がプロじゃないのはわかるけど・・・でした。
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 ともあれ、会場入りすると、今回はコの字の会場で。大手のブースに、多数の同人系が犇めく、大盛況。まあ、活気が戻ってきて良かった。
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 今回はえ~ゲームさんが出店していないので、代わりに元気いっぱいのBonsai Gamesへ。ほぼ毎回、高速バスで長野から「侵略」してくる信濃のaoさんと軍神鹿内氏が、「台湾202X」をデモプレイ。HAさんやF男さんなど、見学者もたくさんで、ウォーゲーム系のランドマークになっていました。沖縄からの「悪党」龍虎さんにもお会いでき、「天才デザイナーを待たすとは!列を誤魔化して入ったろか、と思うた」といつもの龍虎節(武士?)でした。代表の中黒さんにご挨拶し、「BANZAIまがじん」第16号と版権上から多分、少数売り切りの「STAR BLAZERS」を購入。
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 「BANZAIまがじん」はまともなフルマップの東部戦線で、もはや同人の域を超えています。テーマは、またもや、冬の雷鳴作戦。
第57装甲軍団の死闘
 「STAR BLAZERS」は、国民的古典アニメ「宇宙戦艦ヤ☆ト」をテーマにしたソロアイテム。総員戦闘配置とか、沖田艦長の決断とか、ドメル艦隊とか、コスモクリーナーDとか、愛と根性とか、その名の通り、ヤ☆ト愛に満ち満ちています。さぞ、楽しく作成したことでしょう。ん?!これがあるなら、ちはら会の妄想企画「はがきのIDEON」(はがきなのに、最終決戦のCDS!)もありか??(嘘)
STAR BLAZERS
 その隣では、コラボ企画を組んだジブセイルゲームズさんが、いつもの夫婦漫才ならぬ夫婦販売。
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 同人の利点を生かして、「危険がアブナイ」テーマを攻めまくっているジブセイルですが、今回の新作は「民青VS全共闘」!これまでも東大紛争やあさま山荘事件など、際どいテーマでしたが、とうとう、内ゲバとは!!「トロッキスト、カエレ」といった「シュプレヒコール」カードまであり。このシリーズは早5作目で、どこかの資料館に並べても、違和感がないゾ!
民青VS全共闘
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 そこから、サークル系を廻りましたが、何故か、今回は翌日の出店が多かったようで、ウォーゲーム系はわずかに2つのみ。
 いつもちはら会に参加いただいている平さんのグループ乾坤一擲に。テストプレイをお手伝いした「運命のミッドウェー・カードゲーム」が販売されており、即ゲット。
運命のミッドウェー・カードゲーム
 その隣にルーデンス・フェベルが並び。今まで、利用したことがなかったのですが、A4マップのお手軽な戦国ミニゲームがあったので、「山崎の戦い」と「賤ヶ岳の戦い」を購入。いかん、戦国ものは、供給に対戦が追いついていないのに、また、買ってしまった・・・。
山崎・賤ヶ岳の戦い
 移動中に、ふと目に止まった「連合艦隊」(URA)。よくあるメジャーな連合艦隊艦艇によるバトルロワイヤルかと、スルーしようとしたのですが、ん?!フォーミタブルに、サウザンプトン級に、ジャービス級だと!そのマイナーさに、ついつい、ゲット。
連合艦隊
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 なにやらモノポリー風のアイテムが展示されており。マルゲームタウン「なわばりバトルすごろく」で、香川県丸亀市(!)の商店街や通りを舞台にしており、同市に在住のみなさんがデモをしていました。商店街の再興(泣)やマンション建築の町作りを至上の目標にしている、官民一体の有志プロジェクトだそうです。かなり食指を動かされたのですが、値段がない。まさか時価?!と思ったら、まだ、完成していないそうで、発売時期も未定。同業の方もいて、製作協力は大手前丸亀中学校!これは、応援せねばなるまい!完成をお待ちしています。
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MARU なわばりバトルすごろく
 サンセット・ゲームズで、ちはら会お年玉用の中古品を確保。ついでに、無料配布の古典的ゲーム雑誌を2つほどいただいて、会場を後にしました。
SS購入
 この日は、ちはら会のBIBIさんも来ており、千葉に帰郷しながら、お互いの戦利品を確認し合いました。ともに、次回のちはら会に持ち込む予定です。

 せっかくのGWということで、大学時代の同期らで、茨城史跡ツアーを予定したのですが、前週に突然、「大山湖畔公園」管理事務所から連絡が・・・クラウド・ファンディングが成立し、ついに鹿島海軍航空隊跡地の公開が決まったとのこと!
 これだけは外せない!と、急遽、日程を組み替えて、5月4日に、再び、大山スロープへ。すでに、最終案内が始まっていましたが、途中から合流し、ほぼ全ての建物を見学できました。
 30年前まで、病院として使用されていた司令部跡。築90年近いはずですが、やはり手入れされていたこともあり、頑丈な構造そのままに、当時を偲ぶことができ。
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 20m以上の高さを誇るボイラー施設の煙突。広大な敷地内全てをまかなっていたセントラルヒーティングは、当時としては相当、画期的でした。
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 こちらは、今でも稼働できそうな大型ボイラー。頑丈過ぎて、解体もままならないとか。
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 台座だけが残された発電所跡。廃墟と緑の組み合わせは、過ぎ去った時を思い起こさせます。
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 往時は、水上機を引き上げた大山スロープ。今はマリンスポーツの格好の緩斜面に。
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 最後に、開放された屋上からは、どこまでも青い霞ヶ浦と皐の空が。遠くスロープに目をやれば、何も知らないだろう若者達が、水上バイクやヨットのマリンスポーツに熱中している姿。これこそが平和、これこそがかけがえのない時間。
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 旧軍のもたらした理不尽さを知っている今だからこそ、二度と起こさない、二度と起こさせないという、強い思いが湧いてきました。
 地元ではあの戦争を思い出すものは撤去したいという、意見もあったそうです。それでも十分に話し合って、入念に準備して、やっとプレ公開に。7月から、土日限定ですが、一般公開を始めるそうです。ぜひ、多くの方にと、美浦村の方々からも頼まれました。
 これだけ、広大な敷地が開発もされず、当時のまま、残っているのは奇跡的。関心のある方は、直接、現地へどうぞ。
 ちなみに、自動車整備場跡で開かれている週末カフェのシラウオ丼も、絶品です。

 年末になりましたので、恒例の「行く年、来る年」で、2022年のゲームライフを振り返りたいと思います。
 今年は、コロナ禍の影響がまだ続きましたが、緩和の方向により、全ての例会が開催できました。ただし、職場の感染症対策の基準で、2月の例会は自分が参加できず、3月も午前中のみと、悲しい結果に・・・。その分、ミニマム・オフ会と得意のソロプレイで、ゲーム成分を補填しました。早く、ふつーの風邪になって、完全に終熄しますように・・・。
 遠征もそれなりにでき、茨城会と千葉会に控えめながら参加。記事数としては、1月から最低10記事は確保し、SLGの灯を消さない!と、オフ会とソロ記事攻勢で、7月と8月、10月には本ブログ初の20記事越えを達成。もっとも、歳を取ったせいか、パタパタくるりんとかドイツ系とか、ライト級が増えまくったので、回数が増えただけなんですが・・・。いかん、このままだと、ふつーの作戦級ができない身体になってしまう?!(笑い)

[目標達成ジャンル]

 引き続きのアウェイの環境の中でしたが、小ぶりな3ジャンルを攻略し、プチ増進になりました。

<ちはら会の暗黒時代~中世・近世ヨーロッパ史アイテム>

 中世・近世ヨーロッパ史ジャンルは、あまりにテーマが渋いので、このチャンスを逃すとプレイできないかもという、緊迫感(?)があり。kawaさんに「薔薇戦争」(GJ)を誘われたのをきっかけに、「三十年戦争-血戦ヴァレンシュタイン」(DC)で三十年戦争にも突入しました。アイテム数が少ないので、集中プレイで一気に達成できるのがよし。ただし、きっかけ作りに時間がかかるのが難点か?!(前回からなんと10年ぶりの更新でした)このまま、来年はプレイ率5割を越えたいな~。
中世・近世史

<古代から中世へ!ゲーム界では今一だけど、どっこい生きているマイナー日本史!~戦国以前の日本史アイテム>

  NHK大河ドラマの「鎌倉殿13人」に肖って、「吾妻鏡」(GJ)を複数回、対戦し、頼朝の軍事能力のなさ(?)を実感しました(政治力と動員力は凄いんですけどね~)。その勢いで、簡易版Hannibalシステムの「草燃える」(旧GJ)を対戦し、「九郎判官の空弁当」事件とか「義円足踏みで、藤原氏参戦」事件とか、盛り上がりました。
 関東人なら新皇将門でしょうと、ソロで「将門記」(CMJ)で、喧嘩慣れした将門が板東を席巻。さらに、同人アイテム「風雲児将門」(str誌付録)では、源裏に将門が討ち取られ、乱にもならず。こちらは3年ぶりの新規更新でした。
戦国以前

<日本史の終末は、幕末純情伝!~幕末・戊辰戦争アイテム>

 昨年末にプレイ率が9割突破となったこのジャンルですが、ソロで「箱館湾海戦」(WGJ)と「箱館戦争ソリティア」(Bonsai Games)をクリア。史実がそうだったように「箱館戦争ソリティア」(Bonsai Games)は旧幕府軍に相当、きつく、5戦目でやっと勝利と、手強かった。そして、10月の例会でCOINシリーズの変則マルチ「幕末京都騒乱」をプレイし、11月に「志士の時代」を対戦し、ついにコンプリート!ちはら会2つ目の完全制覇を成し遂げました。
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[記憶に残る対戦・ソロプレイ(アイテム)]

続いて、今年にプレイした対戦(またはソロ演習)で、記憶に残るベスト7を紹介します。

第1位 マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942(Bonsai Games)
 15年前に完成していたちはら会謹製の「ペデスタル作戦1942」(Bonsai Games)が、商業誌の付録になりまして。仲間たちとああだ、こうだとテストプレイしていた記憶が蘇りました。
 当時はまだ参加していなかったニューフェイスのBIBIさんやybsさん、茨城会のにしさん、str会長、テストプレイ以来の再戦となったkawaさん、moritaさんと、10番勝負を完遂しました。最後の10戦目に至っては、輸送船団が壊滅するという、前代未聞のリプレイに。
 CMJ誌に投稿当時はこんなソロブームは来ておらず、今だからこそと、掲載していただいたBonsai Gamesに感謝します。こんなマイナーテーマなのに売れ行き好調で、1ヶ月ちょっとで版元完売に!「時代がペデスタルに追いついた」ということにしておきます(笑い)。
ペデスタル

第2位 鎌倉殿の2作品 「吾妻鏡」(GJ)と「草燃える」(旧GJ)
 ジャンル別で触れましたが、NHK大河「鎌倉殿の13人」の影響は大きく、「吾妻鏡」(GJ)と「草燃える」(旧GJ)で希望があがり。「吾妻鏡」(GJ)は、両陣営で繰り返しプレイし、いずれもギリギリの展開になり、楽しかった。が、ああ、一度も源氏の勝利ができていません!未だ、平家にあらずんば、人にあらずか?!
 「草燃える」(旧GJ)はハンニバルシステムのいいとこ取りで、ハーフマップなのに、源平合戦のキャンペーンが堪能できました。イベントも「那須与一」「奇襲」や上皇の陰謀など思わずにやりとするものばかり。軍事力で押しまくる源氏と政治や軍略イベントで敵を絡め取る平家が、実に見事に再現されていました。
T3 第二次京都決戦

第3位 ターニング・ザ・テーブルズ(MIH/CMJ)  
  これまでいくつものゲーム紹介やAAR、作戦研究などがある、傑作アイテムをプレイできました。シナリオ1は2ターンしかなく、ソロ演習でしたが、これだけでも抜群に面白い!10月にはTommyさんと、11月にはバーネットさんと本シナリオを対戦でき、不用意な攻撃で損害過多になったソ連軍を猛烈な反撃で判定負けに追い込んだり、優秀すぎるドイツ軍装甲師団の猛攻を喰らったり。久々にがっつり作戦研究をして、東部戦線の作戦級を堪能し切りました。来年は80周年の「ヴェリキエ・ルキ攻防戦」(CMJ)を狙います。
TtT

第4位  光秀戦記(HJ)-山崎決戦
  あのTactics誌が復活!ただし、附録ゲームは「ふつーの合戦級ですよ」と決して下馬評は高くなかったのですが、そうであればあるほど、萌えるのがちはら会(?!)。CCもなければ、地形以外には戦闘修整さえない、シンプルすぎるアイテム故に、ああでもない、こうでもないと、猛烈に作戦研究を実行!12月の例会で、ベテランのタナックさんと対戦でき、一方的と言われた明智勢で引き分け(宣伝的勝利)に持ち込めました。そう、SLGを始めた昔は、納得するまでプレイし、「自分だけの作戦」を見つけたことを思い出しました(仲間同士で拙いけど、熱い作戦研究を競っていたことも)。いろいろな意味で原点を見つめ直しました。
T4明智軍、突出した敵を殲滅

第5位 パタパタくるりん(オリジナル)
  今年初めに、ダイソーゲームシリーズのハローキティ編をプレイしたのをきっかけに、これなら他にも転用できるぞと、オリジナル・ヴァージョンを量産してしまい。機動戦士ガンダムのパイロット編くらいまではよかったのですが、「ザビ家編」とか、伝説巨神イデオンの「おっさんキャラ編」とかに飛び火し、需要のほとんどない「ターンAガンダム」や「Gのレコンギスタ」にまで暴走。最後は「タツノコプロ編」とか「風の谷のナウシカ編」「北斗の拳編」まで、全てを対戦。「6歳からできるアイテム」なのに、千葉会の錚々たるメンバーとうんうん、言いながらハードプレイしたのが懐かしい(笑い)。
パタパタくるりん

第6位 Dr.MICRO(バンダイ)
  弾みでポチってしまった(笑い)バンダイのイメージDOシリーズで、内容はゲームブックタイプのRPG。ミクロ化技術でDr.MICROという医療チームになり、ミクロ・サブマリンに乗って、患者の体内で脅威を除去するという、古典的設定。ネタとして、オフ会と茨城会でプレイしたところ、これが思いのほか、好評。「はたらく細胞が受けている今なら、再販、行けますね」とか、「サブマリンと敵対キャラ(白血球や未確認有害物体)は、リアルなフィギュアにしよう」とか、挙げ句の果てには「茨城会の医療関係者にお墨付きを貰えば、売れますよ!ドクターも絶賛!!」とか。ええ、全シナリオを制覇しました。
Dr.MICRO

第7位 箱館戦争ソリティア(Bonsai Games)
 コンプリートを達成した幕末維新ジャンルのソロ専用ゲーム。ソロだからそんなに難しくはないだろうと高をくくっていたら、これがラスボス級のマトリックスの多さ。が、そこは、信頼の中黒デザインで、実にプレイアブルで面白い!史実どおり、大概は旧幕府軍が敗北するのですが、宮古湾海戦のアボルダージュが決まったり、土方の怒濤の猛反撃が成功したりすると、脳内補完リビドーが出っぱなしに。勝っても負けても、もう1回、という中毒性があります。このジャンルのベストアイテムかも?!
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【番外編】

 いつものように「神セブン」にならなかったけど、楽しかった対戦アイテムを、番外編として掲示します。

PANDEMIC:クトゥルフの呼び声(HJ)
 協力型ゲームの傑作「PANDEMIC」をクトゥルフ神話にアレンジしたホラーですが、これがハードルの高いこと!初心者モード4回、通常モードを2回、プレイしましたが、勝ったのはわずかに1回のみ。信徒が蔓延したり、眷属のショゴスが大量発生したり、邪神クトゥルフが復活(!)してしまったりと、人類には明日がない結果ばかり。いつか、全モードでクリアするゾ!
キングスコートに向かうが・・・

 今年はB級が2点だけと、これまでになく、「まともな」SLGが多いように見えます。が、へクスゲームは「ターニング・ザ・テーブルズ」(CMJ)と「光秀戦記」(HJ)だけ?このままだと、ふつーの作戦級どころか、まともなへクスゲームができない身体になってしまう?!(笑い)来年は、まっとうなゲーム・カムバック年、とでも、するか?!

[心に残るゲーマー交流と歴史探訪]

 今年も、番外編として、ゲーマー交流とゲムマ参加、歴史探訪を話題にします。

<帰ってきた常連さん!>

 日差しも明るい春の例会で、以前の常連さん-いのさんとmoritaさんが復帰!さらに、バーネットさんが10年以上ぶりに参戦。さらに、タナックさんやybsさんも、継続して来場されるようになり。続けていると、いいことあるな~。ただ、当時はツクダフリークだったいのさんも齢を重ねたためか、プロットはつらい(!)と「ツクダ病」がすっかり治っていました(笑い)。
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<今年もゲムマに行けました>
 
 今年も制限はありましたが、入場数が大幅に増えたゲムマ2022秋に行ってきました。
 大手のブースを始め、同人系も復活し、活気は以前に戻ったようですが、我らがSLG系が激減。そのうち、さいたまオフラインとグループ乾坤一擲に立ち寄って、Ships&Tacticsのヤマトヴァリアントを購入。さらに、精力的に「危険がアブナイ」テーマを攻め続けているジブセイル・ゲームで、源平合戦の瀬戸内海戦役(!)をゲット。最後は、え~ゲームで、新版の「志士の時代」を手に入れました。アジアンゲーマーの田村さんが制作・頒布していた「首都圏ウォーゲームサークル案内」の最新版に、ちはら会も紹介いただきました。早く、コロナ禍が完全に終熄しますように。
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<感染拡大の合間を縫って、歴史探訪へ!>

  コロナが猛威を振るい、重症化リスクは減ったそうですが、半端ない感染力で結果的には危機は変わらず。ワクチン接種と生活様式の徹底をした上で、歴史探訪へ出かけました。
 ここ数年、取り組んできた学生時代の仲間との歴史散策で、年始には靖国神社の遊就館と昭和館巡りへ。東京は、史跡や資料館が豊富です。さらに、秋には、東京駅周辺で平将門の首塚や日本橋、渋沢栄一像、貨幣博物館、警察博物館などを巡り。
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 8月には茨城会参加に託けて、9月は単独で、茨城史跡ツアーを敢行。平将門拠点めぐりでは、坂東市の石井営所跡や終焉の地北山、菩提寺の延命院、宿敵の両叔父の館跡・墓などをお一人様見学(本当に誰もいなくて、将門フリークとしては、ちょっと悲しい)。妻子が命を落とした深井の地蔵尊では、今も静かに小川が流れていて、往事が忍ばれました。
北山稲荷
胴塚
国香の墓
 さらに、旧海軍関係の予科練記念館と雄翔館、鹿島航空隊施設跡を歴訪。鹿島航空隊施設跡では、ほとんど手つかずで貴重な廃墟が残っており、クラウド・ファンディングで公開が決定したそうです(自分も協力しました)。
週末カフェ
司令部跡
 初冬には、官製出張のついでに足を伸ばして、秋の京都へ。何度か京は行っていますが、市街地をきちんと廻るのは初めて。広大な京都御所(本命は蛤御門!)、東本願寺、マイナーな壬生屯所、大政奉還の二条城などを歴訪。全然期待しないでいった東寺の紅葉に、激しく感銘を受け。確かに世界から人が集まるのがよくわかりました。
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 来年こそはコロナ禍も終息し、みなさまとお目にかかれるよう。魅力度ランキング最下位ちょっと手前になってしまった茨城の応援にも行くぞ!辺境戦線ちはら会を、どうぞ、よろしくお願いします。

 職場の準官製研修があり、「初の」秋の京都へ行ってきました。実は4年前にも、同時期の研修があったのですが、この時はほぼ缶詰状態だったため、京都探索は実施せず。かわりに、ゲーマー交流会と大阪攻めをした記事は、こちらこちらです。
 今回は、二日目の昼に解散となり、かつ、翌日が祝日だったため、泊を伸ばして、初の京都市街探索へ。
  まずは、仲間達と駅近くの東本願寺へ。親鸞生誕850年の準備がされる中、寺内に入ると、あまりに巨大な御影堂と阿弥陀堂。さすが、信長に手を焼かせ、家康の宗教対策で作られた歴史(?)があります。コテコテ感はなく、京都らしく、質素で荘厳というコンセプトでした。
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 その後、足を伸ばして、京都御所に。これがまた、大きい!周囲を取り囲む公園はもちろん、御所自体も450×250mという広さ。幕末の志士や公家、諸藩の兵も見たであろう道をたどり、紫宸殿や建礼門、小御所、御池庭などを廻り。
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 おお、移築されて本当は違うけど、蹴鞠場もあり。思わず、トキューサの姿が浮かびました(笑い)。
 外周を廻ると、ちょうど銀杏紅葉が最盛期で、ハラハラと葉が舞って。やっぱり、広くて美しい。気がつくと、3km以上、歩いていました。
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 最後は、歴史好きなら外せない蛤御門へ。禁門の変最大の激戦地で、会津の山本覚馬や長州の久坂玄瑞らに思いをはせ。当時の火縄銃の弾痕と思われる傷があり、みなが触るので、一部は白くなっていました。 
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 翌日は440周年記念の山崎天王山攻めの予定でしたが、あいにくの雨。京都市街地のプチ参観に切り替え、在阪の大学時代の同期と壬生寺へ。八木邸や前川邸の言わずと知れた新撰組の屯所跡を廻り、芹沢鴨の粛正の間を見て。
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 練兵を行った壬生寺には「ああ、新撰組」のメロディが流れ、近藤勇像が立っていました。案内には「練兵を行って周囲に迷惑」(笑い)という表記もあり、新政府に忖度しただけでない当時の空気が感じられました。
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 その後、新撰組(浪士組)の気分を味わうため(?)、徒歩で二条城へ。外から眺めたことはあったのですが、これまた、大きい!老朽化の床音が鶯に聞こえる廊下を通り、大政奉還のあった二の丸御殿をくまなく廻り。本丸御殿経由で、紅葉の美しい石垣を経て、清流園へ。
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 そもそも朝廷監視のために作った軍事施設であり、御所に比べると石垣、堀、構造物ともがっつり武威を示しており。城塞ということが実感できました。
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 最後に、こちらは前日の夜に廻った東寺。紅葉狩りなら山が一番に違いないと勝手に思っていたので、それほど期待していなかったのですが・・・ライトアップされた紅葉と寺社の破壊力!晴天の上、無風という条件も重なり、水面に移る光りと紅葉と五重塔が魂を揺さぶり、空腹も忘れて、1時間以上、見入ってしまいました。
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 「初の」秋の京都でしたが、これだけ魅力があったら、何もしなくても、確かに人が来るわけで。文化遺産って、代えがたいリソースですね~。いわゆる有名な寺めぐりは、ほぼしていないので、引退したら、仲間と廻りたいです。ああ、その前に、応仁の乱や聚楽第、本能寺、油小路事件など、マイナーな史跡見学が先ですが(笑い)。

 今年も一度は伺おうと、ゲームマーケット2022秋へ行ってきました。いつもの東京ビッグサイトです。今回は、土曜が出勤だったため、日曜の11時からの入場に。
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 会場は珍しく東館でしたが、かなりの奥行きがあり。さらに、感染症対策で大回りで外を通って検温と消毒と、サイト入口から優に500m以上の行軍に。う~む、こりゃ、「遠すぎた会場」だぁ。
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 会場入りすると、大手のブースがかなりあり、その先にサークル系が犇めく、大盛況。とりあえず、足早に見て回るだけで、1時間半近くかかりました。ほぼコロナ前の熱気が戻ったようで、よかったです。
 まずは、2年ぶりに出店のあった、え~ゲームさんへ。新作のWWⅠ空戦ゲームやBOX系が並び。やっぱり、この風景がいいな~。番頭のじんぼさんに挨拶して、新装版「志士の時代」と「天下布武」を購入しました。
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 そこから、サークル系を廻りましたが、皆さん、前日の出店が多かったようで、ウォーゲーム系はわずかに4つのみ。しかも、いつもはまとまっている配置が、今回は分散しており、偵察に苦労しました。
 たまたま、はす向かいだったグループ乾坤一擲とさいたまオフラインにあいさつし、ちはら会の定番となっている「Ships&Tactics」の「宇宙戦艦ヤマト」ヴァリアントを購入。これで、宇宙要塞ゴルバを使えるぞ!思えば、2015年のゲムマで「Ships&Tactics」を購入し、あまりの面白さにAARを載せたところ、デザイナーの平さんと交流が始まり。今では、ちはら会に来ていただいてテストプレイをするなど、ゲムマでの縁を感じます。
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 さいたまオフラインでは、HAさんがいつものようににこやかに応対。既購入アイテムだったため、あいさつだけでしたが、話題の「武士ライフ」もあり。なんでも、自費でストックを購入して、頒布している(布教!)とのこと。ゲーム界全体を盛り上げるようとする志は、ありがたい。
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 そこで情報をゲットして、コロナとか、過激派とか、東大紛争とか、大手では出版が難しいテーマを攻めまくっている、ジブセイルゲームズさんへ。最新作の「太平洋の土下座Ⅱ」と「平船源馬」(一ノ谷後の平家の海上反攻!)を購入。相変わらず、精力的な製作活動に、敬意を表します。かつて極少数だけ頒布した「ベデスタル作戦の原版を持っています」と主催の長浜さんと、貴重なお話もでき。これからも、さらなる製作を!
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 最後に、OGMさんで、「天下布武」の同人改訂ルールを購入して、おしまい。
 イメージは、アジアンゲーマーの田村さんが制作・頒布していた「首都圏ウォーゲームサークル案内」の最新版。見開きには、Race to Tokyoを元にした所在地マップ(!)があり、我らが零細地方例会のちはら会も載っています。こちらも全て、手弁当だそうで、マイナー戦線のSLG界がこうやって支えられていることを実感しました。
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 いつもより早めに会場を後にしながら、これからもちはら会を継続して行きたいなと感じた、暮れの秋でした。
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 勝手に茨城応援ツアーPart2!ということで、9月の連休を使って、茨城会でなじみのある土浦近辺の史跡を訪問してきました。
 初日は、阿見で圏央道を降りて予科練記念館へ。そこから、鹿島海軍航空隊跡地の大山スロープに向かったのですが、以前は閉鎖されていた航空隊基地跡の自動車庫が開いている?!しかも、美浦村週末カフェの幟まで。
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 早速、中に入ってみると、そこにはキッチンカーがあり。美浦村の食材を使った、朝採れの白魚丼がうまかった!なんでもサイクリングの方々が相当数、立ち寄るようです。
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 店主さんと話していると、村を挙げてこの跡地の保存に取り組んでいるとのこと。たまたま、居合わせた村役場の方から、正面に防空壕跡(掩体壕)が残っているとか、司令部跡地が撮影に使われたとか、丁寧な説明を受けました。クラウド・ファンディングで資金を集めており、第1弾の目標を達成して、来年には公開(!)しますと、うれしそうでした。詳しくは、こちらから。自分も早速、帰宅後に協力しましたよ~。
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 こちらは、その後にあたりや食堂でいただいた昼食のかすみ天丼。ナマズの天ぷらで、上品で柔らかい白身に臭みは一切なく、ナマズと言われなければ、全くわかりません。これも、うまかった!(つれあいのワカサギフライ定食も、しっかりワカサギが主張していました)
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 その後、霞ヶ浦公園に立ち寄って、観光船へ。久々に乗りましたが、日本第2位の湖を疾走する爽快感は、またよし。霊峰筑波山も、バッチリ見えました。
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 翌日は、マイブームの平将門ツアーの第2弾で、筑波山麓へ。平良兼の居館跡と言われる歌姫明神。地元の方が、下草を刈って、手入れをされていました。
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 そこから、良兼一族が逃げ込んだという湯袋峠へ。きっと、山道に違いないとトレッキングの準備をしたのですが、着いてみれば、普通に道路が通っており。検索すると、ツーリングばかりが出るはずだぁ~(笑い)。
 将門の襲撃で命を落とした、叔父の平国香の墓。史跡にはなっていないようで、民家の畑の中にぽつんと残されていて。地元の方に聞いても「知らない??」とのことで、周辺を3往復して、やっと発見しました。
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 前回の将門ツアーもそうでしたが、人影は全くなく。NHK「風と雲と虹」からだいぶ経つので、そろそろ、三谷大河でリバイバルしてくれませんかね~。主人公は、将門の宿敵-平国香・貞盛親子!(絶対、ないだろうな~)                          
 その後、ナビに出てきた真壁城跡を訪問。将門ほど前ではないですが、鎌倉期から戦国時代まで続いた真壁氏の居城で、本丸の堀や出丸がそのまま、地形として残っています。自分の住んでいる市原も、隠れ城(館)跡が多いのですが、乱開発がないのはいいな~(田舎すぎて、再開発にならない?)。
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 そして、最後は、戦国最弱武将の小田氏の居城-小田城。なんと、9回も落城している(!)という、かなり希な平城です。もっとも、あの時代は後北条家・上杉家・佐竹家の草刈場だったので、何度か主を変えるのはやむなしでしょうが、読み間違いばかりで連敗街道まっしぐら。それでも、真田氏や安中氏のように武勇や知略があれば、生き残れたのでしょうが、秀吉の小田原攻めに乗り損なって(というより、豊臣側の佐竹に敵対してしまい)ジ・エンド。以後は、客将で生涯を終えたそうな・・・。
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 着いてみると、以前とは比べられないくらい、人出があり。なんと始祖が八田知家だそうで、鎌倉殿ブームに乗っかって特別展が開かれていました。幾度、落城しても復活するあたりは、小田氏の由縁かもしれませんね~。
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 というわけで、茨城応援ツアーPart2も、楽しかったです。また、テーマを決めて、再訪したいです。

 勝手に茨城応援ツアーということで、8月に茨城会に参加した際に、密にならない歴史探訪に。
 今回の狙いどころは、平将門関連の史跡です。将門の活動拠点とされている坂東市へ。ちなみに、坂東市は、茨城では鉄道の通っていない数少ない市だそうです。
 まずは、将門が政治や軍事の拠点とした居館-島広山・石井(いわい)営所跡へ。小さいながら史跡になっているので、看板を見つけ、細い道を進むと、こじんまりとした石碑がありました。廻りは清掃されていましたが、碑文は設置後、かなりの年数がたっていました。
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 裏手の廻ると、畑が広がり、館がそこまで続いていただろう景色がよく見えます。
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 こちらは、営所にあったとされる石井の井戸跡。
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 表通りに戻ると、将門の三女が後に庵を結んだという国王神社があり。
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 ここから、ちょっと戻ると、関東一帯に兵を進めた際の軍馬を鍛えた、富士見の馬場。平将門の乱後に当時を忍んで植えられたという、九重の櫻があります。
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 続いて、10-15分ほど車を走らせて、終焉の地とされている北山稲荷大明神へ。将門が流れ矢で命を落とした描写のある、石板が見つかったとのこと。ただし、史跡には指定されていないので、有志の方がボランティアで整備しているそうです。看板もないので、少し迷いましたが、表のコンビニで聞き込んで辿り着きました。定員さんも、稲荷は知っていましたが、将門ゆかりの地とはわからなかった模様。
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  さらにそこから、15分ほどの延命院へ。ここは、将門の菩提寺であり、死後、胴が跳んできて、ここに祭られたという将門山があります。静かな雰囲気の中で、胴塚を見てきました。
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 ちなみに、6月に上京した際に、銀座で見てきた将門の首塚はこちら。
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 ここから、市境を越えて、石井営所襲撃の際に妻子が捕まった深井の地蔵尊へ。一度は葦に紛れて追っ手を潜り抜けたものの、戻ったところを見つかり落命、後に地蔵尊が立てられたとされています。当時は湿地でしたが、今も川の流れは残っていて、往時を偲ばせます。
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 最後は、翌日の茨城会(土浦)に向かう道すがら、大宝八幡宮(下妻市)へ。関東一円を納めた将門が、新皇になるよう、巫女の神託を受けたとされる、由緒正しき八幡宮です。ちょうど、催し物の風鈴が飾られていて、心地よい音色を響かせていました。
 今、話題の鎌倉殿(頼朝)も奥州征伐の折に立ち寄って、寄進をしています。
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 ここに行く途中で、車で鳥居を通ったのですが(道路に鳥居!)、なにやら看板が。古代の城跡で、南北朝時代まで続いた大宝城跡だそうです。
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 夕方になったので、今回はここで終了。まだ、筑波山麓の合戦跡の羽鳥とか、真壁とか、湯袋峠とか残っているので、また、いつか、遠征の際に立ち寄りたいです。以前、str会長さんと筑波山に登ったのですが、ご都合が合えば、みなさま、ぜひ。
 ちなみに、史跡巡りでは大宝八幡宮以外、全く人がいませんでした(笑い)。ともあれ、早くコロナが終熄し、制限なく、みなさんとお会いできることを。

 これまで、命脈を保っていた元祖ちはら会ブログですが、このたび、閉鎖になるとのお知らせがありました。別ブログへの移転が可能とのことで、先ほど、移転を完了しました。
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 ありがたいことに、デザインや機能はほぼ一緒で、開設した2005年当時の雰囲気が残せることに。新たな移転先は、以下の通りです。

歴史・戦史研究「ちはら会」

 これからも、ZweiとDreiとともに、元祖ブログもよろしくお願いします。
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 すでに予約が始まっているので、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ちはら会謹製の「ペデスタル作戦1942」がBANZAIまがじんの付録になりました!!
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Bonsai GamesのHPから 
『マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942』は1942年8月に行われた、英国海軍による一大輸送作戦のゲームです。プレイヤーはイギリス艦隊の司令官となって、できるだけ艦船の損害を抑えて、マルタ島に輸送船団を送り届けることを目指します。または枢軸軍司令官となって、WS21S船団とその護衛艦隊を殲滅することを目指します。到着した輸送船の数や撃沈した護衛艦の数によって勝敗を判定します。
空母
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 完成から、実に15年!完成日記は、こちらをご覧ください。
 コンポも内容も当時と変わりませんが、変化したのは時代のようで。当時は、国産SLGが二度目の春を迎えており、コマンド誌やGJ誌など雑誌ながら、フルマップでメジャーテーマの本格アイテムががっしりとプレイされていました。第二付録を狙って(?)CMJ誌に投稿したのですが、マイナー極まるテーマと元々がソロ専用ということもあり、残念ながら採用されず。せっかくなので、ゲムマで千葉会のブースを借りて、10部とか20部とか、ちまちまと頒布をしていたことも。
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  付録化のお話があったのは、昨年のこと。コロナ禍によってお家時間が増え、ソロアイテムの需要が伸びてきたそうで。ちょうど、BANZAIまがじんのコンポにも合うということで、中黒氏からオファーをいただき。信頼のデベロップメントにより、綺麗かつコンパクトなコンポで生まれ変わりました。「時代が、ペデスタルに追いついた」ということにしておきます(笑い)。
 完成当時は相当に絞り込んだつもりでしたが、今、振り返ると、こだわりがありますね~。それでも、基本は「5-6を出せ!」システムなので、フローに従えば、それほど苦労はしないかと。プレイ時間も1時間はかからないはずですので、みなさんにプレイしていただければ、幸いです。
 ちはら会のモットー「ゲームは、プレイしてなんぼ」
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 年末になりましたので、恒例の「行く年、来る年」で、2021年のゲームライフを振り返りたいと思います。
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 今年は、コロナ禍が続いたため、1-2月の例会が中止となり、実施できても縮小と制限がかかりました。茨城会も同様に中止が相次ぎ、千葉会には職場の参加制限で開いていても行けず。昨年からの対策として行ったミニマム・オフ会と得意のソロプレイで、乗り切った感があります。
 記事数としては、1月がわずかに6記事でしたが、SLGの灯を消さない!と、オフ会とソロ記事攻勢で、2月以降はなんとか10記事以上をキープ。緊急事態宣言の明けた9月以降は、15記事以上の「反転攻勢」に。
 まだ、オミクロン株など、予断は許されませんが、このまま、ふつーの風邪になって、完全に終熄しますように・・・。

[目標達成ジャンル]

 引き続きのアウェイの環境の中でしたが、アイテム数最大級のWWⅡ東部戦線ジャンルと小ぶりな2ジャンルの計3分野で更新を達成できました。

<あまりに巨大なWWⅡ東部戦線アイテム> 

 今年は独ソ開始80周年であり、あまりの数の多さに怯んでいたWWⅡ東部戦線アイテムを攻略することにしました。バルバロッサ作戦初期の作戦級に始まり、中盤のスモレンスク戦、締めのモスクワ戦と、まんべんなくプレイを実施。コロナ禍もあって、ほとんどがソロでしたが、呼びかけに応じた作戦級の猛者たちと、GJ誌の激闘シリーズを対戦できたのはよかったなぁ~。
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<ひょっとしたら戦争よりも過激な「現代戦」~現代政治闘争・経済戦争・安全保障アイテム>

 最近、現代史を振り返ることが多く、それなら「トワイライト・ストラグル」(GMT)でしょうと、千葉会・ちはら会・オフ会で対戦。事前に同システムの「江戸幕府の黄昏」(GJ)で演習をするつもりが、こちらも面白くて、本戦ができたのが10月以降でした(いつもの本末転倒?!)。その後、「OPERATIONS RESEARCH for COVID-19」(ジブセイル)をプレイして、こちらも6割突破に成功しました。
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<日本史の終末は、幕末純情伝!~幕末・戊辰戦争アイテム>
 このところの裏磐梯旅行の流れで、NHK「八重の桜」を視聴して、「会津戊辰戦争」(WGJ)を対戦。その勢いで、未プレイだった「箱館湾海戦」(WGJ)で箱館湾に突入し、戊辰の名残の「最後のサムライ」(WGJ)と「田原坂の戦い」(WGHB)をクリアしました。これにより、9割突破を果たしたので、来年はコンプリートをしたい!
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[記憶に残る対戦・ソロプレイ(アイテム)]

続いて、今年にプレイした対戦(またはソロ演習)で、記憶に残るベスト7を紹介します。

第1位 FREEZING DEATH(LINDEN LAKE GAMES) 
 まだ、コロナ禍で例会ができなかった冬に、BIBIさんとTommyさんを相手に連戦をしました。マイナー極まる「ソフィン戦争」を描いたCDSで、戦線が3つしかなくファミリーゲームのようなコンポですが、戦争前の政治闘争や両国の駆け引きがリアルに再現されていて、実に面白かった!インストでは、厳しいフィンランド軍を担当したものの、ソ連軍の人海戦術を喰らって、サドンデス負けになったことも、史実っぽくていい思い出です。
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第2位 トワイライト・ストラグル日本語版(GMT)
  「江戸幕府」で暖機した後、予定通り、プレイできた傑作CDS。マトリックスが非常に多く、習熟にかなりかかりますが、その手間を越える面白さ!敵陣営のイベントばかりでも「とりあえず、嫌なカードを先に」(本当は、嫌なカードしかない)とブラフで凌いだり、ドル箱の得点カードをリシャッフルで連チャンしたり、情け無用のクーデターで西ドイツ以外が赤化したり(!)と、あの時代を知る世代には堪らないゾ!
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第3位 江戸幕府の黄昏(GJ)
  もう6年以上前のアイテムですが、「トワイライト・ストラグル」(GMT)への導入として再プレイしたところ、これが面白くて、のべ6戦もしてしまい。やっぱり盛り上がったのが、井伊大老を巡る予想通りの(あるいは)予想外の駆け引き。佐幕派が井伊大老を就任させた途端に、「桜田門外の変」で瞬殺したり、逆に倒幕派がやむなく就任させた井伊大老を、まさか、来るとは思わず、調停工作を終えていた佐幕派が暗殺したり。12月には千葉会で驚異の中学生と対戦が叶いました。
江戸幕府
第4位 ボトムズ・タクテクス(CMJ)
  こちらもコロナ禍の賜か(?)、BIBIさんと行ったミニマムオフ会で、全シナリオを制覇しました。カードによるプロットと戦闘drで大きく展開が変わるシステムですが、どういうわけか、BIBIさんが「初弾弾切れ症候群」に罹り、3シナリオ連続でmitsuが完勝。が、長くやっていると、自分にも不運drが遷って、燃料タンクがあふれる工場でのシナリオ「罠」で、キリコが外しまくり(動かない燃料タンクにも、当てられず!)
VT
第5位 GUNDAM the Games哀・戦士編(アークライト)
 第一作の能力組み合わせシステムから、ダイスゲームに変身し、いい意味で幅が広がりました。ただし、ここ一番で思った目が出せるゲーマーだと、いかさまにならないかな~(うそ、笑い)。ファーストの地上戦を描くストーリーですが、なんといっても凄かったのがフラウ無双。ハヤトとアムロが逃走したところに、グフ1機、ザク3機のランバラル隊が襲いかかりましたが、フラウのコアファイターが先制撃破。その後、ラル隊の白兵戦を喰らって、絶体絶命・・のはずが、なんとフラウが4名を捕虜(!)にする大活躍で、皆、大笑いでした。
GtG
第6位  指輪物語2アイテム
 ゲーム会に行けない、開けないストレスで、ポチってしまった指輪物語2アイテムを、再開後にプレイしました。英語版の「Hobbit」(Sophisticated Games)は、画像をスキャンし、ルールでは必要ないテキストまで完訳した自作カードを作成(多分、プレイ時間の3倍くらい)。エンジョウホビットがアイテムをゲットすると、なぜかロープばかりだったり、進行そこのけで「とにかく冒険」作戦のybsさんが結果的にジリ貧になったり。「Lord of the Ring」(カプコン)はあまりに強力な冥王サウロンの誘惑に、フロドが転がりまくって、連敗街道一直線。これじゃ、だめだと、旅の仲間(プレイヤー)を増やし、綿密な協力プレイで、ついに指輪の破壊に成功しました。
Hobbit
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第7位 関ヶ原大作戦(GJ)
 今年は1戦だけなんですが、昨年後半からだと延べ9戦というヘビロテになりました。強制CDSともいえるシステムで、引いたイベントを順にプレイしていくため、極端なカード巡りで、あっという間にサドンデスも。が、大抵はほどよい偏りがあり、そのたびに一喜一憂する展開に。勝利を手中にしていたのに、つい、三成が前進してしまった「三成、赤坂に死す事件」。確率は低いのですが、寝返りだけで勝負を付けた「秀頼の調略し放題事件」。関ヶ原に近づいた途端、全く動かなくなってタコ殴りになった「家康空弁当事件」(内府が空弁当してどうする!)など、実に楽しかった(?)です。
関ヶ原大作戦
【番外編】

 いつものように「神セブン」にならなかったけど、楽しかった対戦アイテムを、番外編として掲示します。

ニョロニョロ・フェスタ(Papel Creation)
  ムーミン谷に大量派生したニョロニョロを捕まえ点数を競う、双六+エリアゲームなんですが、あまりの多くのニョロニョロだと点にならないというギミックがいい案配に。あえて尋常でないニョロニョロを押しつけるためにハイスタック作ったり、プレイヤーはそれを避けるため、ヒット&ラン(!)をしたりと、勝つためには最善手を尽くすゲーマーの性が!(笑い)百戦錬磨の千葉会メンバーで、ガチプレイしたのが、楽しい思い出です。
ニョロニュロフェスタ
会津戊辰戦争(WGJ)
 コロナでストップしていますが、ここ数年は裏磐梯の登山に行っていて。ご当地応援アイテムとして、ソロを含め3戦しました。「ならぬものは、ならぬのです!」とNHK「八重の桜」も踏破し、気分は会津贔屓に。新政府軍最優秀の伊地知指揮官を八重がスペンサー銃で撃ち抜いたり、史実ではあっという間に落ちた白河城が最後まで抵抗したり、と会津魂が爆発しました。余談ですが、この時代には、まだ、磐梯山の山体崩落は起こっておらず、桧原湖もなかったんですね~。
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PANDEMIC(HJ)
 ファミリーゲームですが、極めて合理的かつランダム性が高い完全協力型のゲームを、かなり本気で5戦しました。現実のコロナより高い死亡率と伝染力という設定が妙にリアルで。今のように、先進国だけよければという視点だと、確実に人類の敗北になります。この時期だからこそ、考えさせられますね~。未だ、英雄モードはクリアできず。
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 番外編を入れても、まともなシミュレーションは、半分ほど・・・(まだ、いいほうかも?!)。残りはB級が3点で、Fantasy級が1点、「危険がアブナイ」感染症アイテムが1点と、ちはら会らしいベスト対戦でした。

[心に残るゲーマー交流と歴史探訪]

 今年も、番外編として、ゲーマー交流とゲムマ参加、東京歴史探訪を話題にします。

<軍神さんと一年ぶりの再会と驚異の中学生との対戦>

 毎年、千葉会やゲムマでお目にかかっていた軍神さんですが、コロナによる市外への移動制限(職場の方針)があり、しばし、お会いできず。宣言が解除された10月の千葉会で、ほぼ1年ぶりに再会。コロナ終熄への流れや世相のゆとりのなさ(寛容さのなさ)に始まり、連結「独ソ電撃戦」のソ連軍の戦いぶり、「江戸幕府の黄昏」イベント「敬天愛人」の解釈(?)まで、実に楽しく、有意義なお話をすることができました。
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 また、年末には、驚異の中学生と対戦。初プレイの「江戸幕府の黄昏」で、緒戦からクーデターと内紛をこなす熟練ぶり!勘所がよい上に、覚えが早く、一時はサドンデス負けの危機に。自分で同好会を立ち上げ、あのMCさんにも勝利したことがあるということも、納得できる実力でした。
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<今年もゲムマに行けました>
 
 今年も制限はありますが、大幅に入場数が増えたゲムマに行ってきました。
 最近、記事の寄稿をしている中黒さんや千葉会に続き情勢談義の軍神さん、YSGAのみなさんとお話しできたのが、よかったです。アジアンゲーマーの田村さんが制作・頒布していた「首都圏ウォーゲームサークル案内」に、ちはら会も紹介いただき。SLG関連の出店がかなり少なかったのが気がかりで。早く、コロナ禍が完全に終熄しますように。
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<茨城詣はかなわずも、東京歴史探訪へ!>

  再び、魅力度ランキング最下位になってしまった茨城を応援したかったのですが、タイミングが合わず、茨城会への参加を断念。来年こそは、茨城会と彼の地の歴史探訪に行くぞ!
 代わりに、ここ数年、取り組んできた学生時代の仲間との東京探索で、憂さを晴らしてきました。浜離宮恩賜庭園を皮切りに、徒歩でレインボーブリッジを渡って、台場第三砲台跡へ。最後は、忘れてはならない第五福竜丸展示館へ。年末には、靖国神社の遊就館と昭和館巡りも。東京は、やっぱり史跡や資料館が豊富です。
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 来年こそはコロナ禍も終息し、みなさまとお目にかかれるよう。辺境戦線ちはら会を、どうぞ、よろしくお願いします。

 今年も制限はありますが、大幅に入場数が増えたゲムマに行ってきました。が、700mを越える入場待ちの長い列が。12時半には並び始めたものの、入れたのは2時前に。入場料が上がって、滞在化可能時間の2/5が空費されるとは、明らかに運営上の問題でしょう。時間(お金)を返せ、とならない日本人って、偉いな~。
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 ともあれ、やっと入ったあとは、数少ないSLG関連ブースへ一直線。まず、取り置きをお願いしていたBonsai Gamesへ。その並びにあった、さいたまオフラインやYSGA、私掠船(kawaさんの出店)、ジブセイルスを廻り。
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 碇シンジくんのように「買っちゃダメだ、買っちゃダメだ」と唱えていたものの、ついつい、各ブースで購入することに。これも、きっとコロナが悪い?!
 最近、記事の寄稿をしている中黒さんや千葉会に続き情勢談義の軍神さん、YSGAのみなさんとお話しできたのが、よかったです。
 こちらは、アジアンゲーマーの田村さんが制作・頒布していた「首都圏ウォーゲームサークル案内」。なんと、零細地方例会のちはら会も紹介いただき。間違ってたくさんの人が来て、密になったらどうしよう(うそ、笑い)。
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 それにしても、え~ゲームやTDFもなく、SLG関連の出店がかなり少なかったのが気がかりで。聞けば、コロナ対策で出店料が4倍(!)になり、出られたところも新作は多くなく。早く、コロナ禍が完全に終熄しますように。
 イメージは、自粛意識もむなしく(?)買いあさった戦利品。しっかり、成仏させなければ・・・。

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 昨年にアップできなかった記事から。

 今回も勝手に茨城応援ということで、12月に茨城会に参加した際にGo toを活用して密にならない歴史探訪に。
 まずはにしさんに教えていただいた、旧鹿島海軍航空隊のあった大山スロープへ。かつては水上機が湖面に下ったとされるスロープを活用し、現在はマリンスポーツのための傾斜路になっていました。
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 「斜面以外、何もありませんよ」ということだったのですが、周辺をうろついているうちに、記念碑を発見。水上機搭乗員を育成する施設だったらしく、本土防衛のための迎撃や哨戒飛行を行い、果ては沖縄戦時の特攻隊にも。阿見の予科練のような爆撃は受けなかったようですが、機銃掃射で地上整備員も犠牲になっているとのこと。20年ほど前にこの碑を建てた発起人の方は、すべて基地関係者で、老年を迎え、後生に伝えたかったのかな、と推察します。
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 おそらく練兵場だった広場には太陽光パネルが引き詰められていますが、反対側に回ると、練兵時に使用したであろう号令台や機罐場跡のバラックがあり。
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 側には、3階建ての司令部跡や第一指揮所跡、燃料庫跡などの遺構が残っていました。すぐ脇を道路が通っており、水上バイクやボートを積んだRV車やサイクリングの若者たちが(多分、由来など知らずに)楽しそうに走っていました。この平和を大切にしなければ。
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 続いて、周辺の史跡をググったところ、20分ほどの距離に、江戸崎城跡があるとのこと。秋に表磐梯を訪ねた時に、摺上原の戦いの跡を通ってきたのですが、そのとき、破れた蘆名義広が、実兄の佐竹義重を頼って、この地へ。そこで居城にしたのが、江戸崎城でした。
 もう、400年以上前であり、かつ、関ヶ原による佐竹氏の移封に伴い、廃城になっていただけあって、特にそれらしき遺構はなく。本丸跡には小さな神社があって、わすかにそれを伝えるのみ。
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 そこから、本命の鹿島神宮に向かう途中で、偶然に神宮寺城跡を発見。戦国時代より古い南北朝期に、伊勢から海路で陸奥に向かった北畠親房が常陸で難破し、この地の地頭に助けられ、一時、籠もった城だそうで。すぐに、北朝方の佐竹氏に駆逐されています。
 竹藪の奥に遺構があるらしく、あまり期待せずに徒歩で向かったのですが・・・これが思いもよらぬ立派な空堀跡!100m四方程度の本丸を囲んで、2mほど高さの土塁と空堀がしっかり残っており、北畠推后の碑も残っていました。
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 最後に、潮来経由で霊験あらたかな鹿島神宮へ。初めての参拝でしたが、かなり広い敷地を本殿、奥の院など回ってきました。コロナ禍を避けるためか、初詣ならぬ年末詣での参拝者もいて。お守りを購入するのに、15分待ちでした。
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 こちらは、君が代に出てくるさざれ石とアントラーズの命名の元になった鹿たち。
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 最後に、せっかくグルメで、水戸爺さんおすすめの純輝の味噌ラーメンを堪能し。
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 str会長に教えていただいた名物の「こうのの大福」をお土産にして、千葉へ帰還しました。ラーメン以外は、ほぼ2m以内の接触がないという、歴史探訪ツアーでした(単にマイナーなところを廻っただけ?)。
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 また、コロナの脅威が軽減し、みなさんとお会いできることを。それまで、しばしの自粛です。

 本来は昨年末にアップする予定でしたが、ここにきてPCがクラッシュし、やむなく年明けに投稿となりました。

 年末になりましたので、恒例の「行く年、来る年」で、2020年のゲームライフを振り返りたいと思います。
 今年は、コロナ感染症のため、2ヶ月間、例会が開けないという異例の一年でした。影響はこれに止まらず、ゲームマーケットの中止や関係団体の例会も参加制限となり。この趣味を通じて知り合った多くの仲間たちと会えないことが、辛かったです。
 業務的にも、コロナ対策を取らねばならない部署だったため、イレギュラー事業のオンパレードで疲弊しまくり。「希望も持たず、絶望もせず・・・」というWWⅡ末期戦のような様相でした(今も継続中、泣き)。
 この傾向は、記事数にも表れていて、1月以降、5か月連続で10記事に届かず。コロナ対応の大混乱だった4月に至っては、初の零記事に・・・。
 プレイ時間は大幅に減少し、憂さを晴らすにも例会も開けない(行けない)という悪循環。唯一、復活したちはら会とミニマム・オフ会、集中したソロプレイ(!)が心の支えでしたねぇ・・・。
 そんな中でも、地道なソロ演習と仲間たちの対戦により、以下のような成果がありました。

[目標達成ジャンル]

 こんなアウェイの環境の中、昨年より1つ減少しましたが、3分野で更新を達成できました。

<日本史の終末は、幕末純情伝!~幕末・戊辰戦争アイテム> 
http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19413375.html
 まだ、影響の少なかった年始めに、一気に対戦したのがよかった。「幕末維新始末」(GJ)では危うく外国の植民地になりかけ、「箱館戦争」(WGJ)では共和国軍が奮闘し、あり得たかもしれない歴史を堪能しました。
前半戦終了時

<真っ暗闇の欧州末期戦アイテムを救え!~メジャーテーマの中のマイナー部門>
http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19626258.html
 ハガキのブダベスト救出作戦こと「コンラート作戦」(同人)と以前にソロで書きためてあった「Berlin'45」(CMJ)の仮想戦シナリオで達成。今年は、リアル末期戦か?!
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<大戦後も続く、アジアの動乱!~朝鮮戦争・ヴェトナム戦争・アフガン紛争アイテム>
http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19819182.html
 2月末から3月の例会に行けない時間を使って、ソロ演習した記録です。DPTの「釜山橋頭堡」と砲爆撃が尋常でない「仁川上陸作戦」(CMJ)、精密戦車戦「PATTON」(ツクダ)の大邱シナリオ、最新の戦車戦アイテム「Tanks+」(CMJ)の「極東のアラモ砦」と、朝鮮戦争70周年記念を飾ることができました。
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[記憶に残る対戦・ソロプレイ(アイテム)]

続いて、今年にプレイした対戦(またはソロ演習)で、記憶に残るベスト7を紹介します。

第1位 桶狭間合戦(WGJ)
 460周年記念ということで、春先にTommyさんと軽くはじめたところ、こいつが面白い!桶狭間を描いたアイテムでは、信長勢が不利なことが多いのですが、こちらでは史実での比較として、今川勢に攻勢義務を持たせています。CDSなので多勢でも一度に動ける部隊は限定されるため、義元本陣に信長隊が切り込むことが可能に。それを恐れてもたもたしていると、大高城、鳴海城の士気が落ちてゲーム的に敗北になるので、当初は今川勢が勝てず。そこで考えたのが、とにかく義元本隊が大高城に駆け込む義元高速突進作戦。一時はこれで決まりかと思われましたが、茨城会のstr会長が「挑発」による野戦強要作戦を編み出し、バランスはイーブンに。気がつけば、10連戦するほど、楽しい対戦でした。
1.桶狭間合戦

第2位 サイクロプス・アタック(ツクダ)
  ツクダユーザーのybsさんの呼びかけで対戦できた、ツクダ系の1stガンダムアイテム。コマンドコントロールに主眼を置いたルールを軸に射撃優先のアイテムですが、実はORG製だけあって、プレイ自体が楽しいんです。コマンドの読み合いから始まって、反応のチェック、命中後の被害判定に一喜一憂。北極ポートシナリオで、連合軍の数少ない指揮官が即死し、あっという間に一般兵が敗走したり、逆にアフリカ戦線では連邦軍の猛烈な火力でジオン軍が士気崩壊したり、バランスが傾いても、過程が楽しめるのがミソ。オリジナルで「ポケットの中の戦争」シナリオも完遂し、十二分に堪能しました。
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第3位 戦略級桶狭間(CMJ)
 CMJ誌連載の「茶筅マゲ戦記」で、ラブノブ会が作成・掲載したゲーム。2ユニットにマップは2へクスで、戦闘システムは「第三帝国」(AH)という、完全なネタなんですが、自作して茨城会に持ち込んだところ、なんと、こまいふさんとstr会長と「対戦」してしまいました。ニヤつきまくった、こまいふさんから「人生の残り時間を考えて、こんな手間をかけるか、考えるべきです」と「説諭」あり。プレイ用、予備、棺桶用(!)と、同アイテムを3つも持っているこまいふさんに、言われてもねぇ・・・。ついでに信長祭りと称して「茶筅髷双六」や「浮野の戦い」「萱津合戦」(CMJ)まで堪能してしまいました。
3.戦略級:桶狭間
3.浮野の戦い

第4位 The Rise of Blitzkrieg(Bonsai Games)
 中黒氏デザインのデッキ構築型カードドリブンのフランス戦役。エリア式のクウォーターサイズのマップに木製のトークンと見た目はドイツ系ですが、こんなフランス戦役の解釈があったか!3つある勝利条件のうち、1つがオープンで2つが秘匿(うち、使用するのは1つのみ)であり、ドイツ軍の初期配置も秘匿。逆に狙いがわかれば、連合軍でも対抗できます。ドイツ軍はいかにブラフをかけるか、連合軍はいずれにも対応できるようにしながら敵の意図を読み取るか、その丁々発止の駆け引きが楽しかったです。
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第5位  三国志遊技(はなやま)
  花札大手のはなやまが制作した三国志キャンペーン。極彩色のマップに、個性豊かな武将カード、兵力を積み上げて視覚的にわかるようにしたトークンと、一見、ファミリーゲームチックですが、派手でまともな三国志です。武将の優越と作戦カードの使用が鍵で、大兵力があっという間に全滅したり、逆に寡兵で鉄壁の守りとなることも。ちなみにカードは任意で受け渡しができるので、誰かが勝利しそうになると、他が援護できるあたりもよし。大群で押し寄せた魏軍を、わずか数戦力の諸葛亮孔明が敗走させたのが、よい思い出です。
5.三国志遊戯

第6位 幕末維新始末(GJ)
 明治維新の1年前から始まり、軍事力と政治力を駆使して、政権を奪取または死守する、幕末維新キャンペーン。面白いのは、展開によっては一度も戦争が起こらず、明治維新を迎える可能性がある、あるいは、足の引っ張り合いで外国が介入してしまうことも。エンジョウさんと2戦して、一度目は外国の植民地となる憂き目に、2回目は大村益次郎と河合継之助の長岡決戦で勝負が決まって、無事に薩長政権が誕生しました。              
6.幕末維新始末

第7位 RAF(HJ)
 こちらも80周年記念のバトル・オブ・ブリテンで、航空撃滅戦を描いたアイテムです。ソロ専用なんですが、天候drとドイツ軍の作戦方針、カードを組み合わせたリプレイアビリティの高さは特筆ものです。プレイヤーは戦闘機集団を投入して爆撃を阻止するのですが、手元にある部隊をつい、投入したくなることを堪えて、敵の小規模部隊を有利な体勢で襲撃することが必要です。それでも、ドイツ軍の全力攻撃は破壊的で、晴天で3日も続くと、サドンデスになる恐れも。練習シナリオから始まり、中規模シナリオ、そしてキャンペーンまで完遂し、ゼレーベ作戦を阻止できました。
7.RAF

 戦国時代2つに幕末維新が1つと日本史が3点を占め、やっぱり入ったB級でした。それでも、WWⅡ作戦級が二つ(一つは航空撃滅戦ですが)というのは、褒めていいかも(誰が?!)。

[心に残るゲーマー交流と歴史探訪]

 今年も、番外編として、ゲムマ参加と歴史にちなんだ史跡や関連施設の訪問を話題にします。

<復活のゲムマ>
 
 中止続きだったゲムマが、秋に復活!ただし、入場制限ありで、かつ、休日出勤後の強行軍のため、都内にいたのは2時間程度。Bonsai GamesやTDFは撤収していましたが、え~ゲームさんやさいたまオフライン、ジブセイルスなどで、お仲間とご挨拶したり、新作を購入したり。プレイ時間がないときほど、購入してしまうのは、なぜ?!
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<祝、魅力度ランキング最下位脱出!茨城はいいところだぁ~!>

  勝手に茨城応援ということで、茨城会に参加した際にGo toを活用して密にならない歴史探訪に。11月は、土屋氏9万5千石の居城跡の亀城公園を周り、名所霞ヶ浦へ。
土浦城
 日本で2番目の広さながら、平均水深はわずかに4m(!)と知ってびっくり。北畠顕家や平将門も拝んだであろう霊峰筑波山が、よく見えました。
霊峰
 12月は、旧鹿島海軍航空隊のあった大山スロープへ。記念碑とともにおそらく旧軍の施設跡が残っており。かつては水上機が湖面に下ったとされるスロープは、今はマリンスポーツのための傾斜路に。
大山スロープ
ハンガー跡
 そのまま、江戸崎城(会津を追われた蘆名義広の居城)跡やかなりの空堀が残る神宮寺城(南北朝期の北畠氏が関与)跡を見て回り。最後は、初詣ならぬ晦日詣で鹿島神宮を参拝してきました。
江戸崎城跡
神宮寺城空堀
鹿島神宮

 コロナ感染症が第三波を迎え、猛威を振るっていますが、ワクチン供給も始まり、明るい展望が見え始めています。感染症とうまくつきあい、来年こそは、みなさまとお目にかかれるよう。辺境戦線ちはら会を、どうぞ、よろしくお願いします。

 気温の下降とともにコロナ感染症の第三波が襲来し、東京都の警戒レベルが過去最高になっています。今度、安全に都内に行けるのは、いつになるのやら・・・。

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 少し前になりましたが、久しぶりに開催された「ゲームマーケット2020秋」に行ってきました。午前中が業務だったため、ビッグサイトにいたのは1時間ほどでしたが、感染防止のため、会場はかなり広めで、かつ入場制限を行うという徹底ぶり。当然、マスク着用で、駆け足で会場を回ってきました。
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 夕方だったため、Bonsai GamesやTDFはすでに撤退に(残念!)。去り際の中黒さんや鹿内さんに挨拶できただけ、よかったかも。最後に、会場の隅の隅にあった「え~ゲームさん」に辿り着き、神保さんや軍曹亭さんと、やりとりができました。
  東大紛争アイテムをリリースしているジブセイル・ゲームで購入した「COVID-19」。なんとコロナ感染症対策をテーマにしたソロアイテム(!)だそうで、ちはら会ならプレイせねばなるまい!
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 国際通信社の棚卸しで出てきたという、ゲームのみの「三方原合戦」(WGJ)。名作「桶狭間合戦」と同じシステムで、対戦が楽しみです。
 帝国陸軍に造詣が深い堀場工房の「古代兵棋」。ローマ対カルタゴの戦いをアブストラクトしたアイテムで、慣れれば15分程度とプレイ時間も魅力的です。
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  ちょうど会場にいた軍曹亭さんから購入できた「武士らいふ」。購入し損ねていたので、手に入れられてよかった!間もなく第2号が出るそうですが、シミュレーションブースを回る度に、チラシを勧められ・・・なんでも軍曹亭さんが片っ端から配布依頼をしたそうで(らしいなぁ~)。
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 この感染状況だと、次の開催は不明ですが、また、みなさんにお目に掛かれますように・・・。
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 茨城県が魅力度ランキングの最下位を見事に脱出した記念に(?)、茨城会に行ったついでに、土浦のいい処巡りをすることに。
 できれば土浦名物を食べたい!と水戸爺さんにお願いして、城下町にある「吾妻庵」へ連れて行ってもらいました。明治6年創業という7代続く老舗の蕎麦屋で、ほぼ客席はいっぱいと、かなりの繁栄ぶり。

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 頼んだのは、お勧めの天ざる。小エビの掻き揚げに、さらにエビの天ぷらが付くという一風変わったセイロで、つるりとした喉ごしのよい蕎麦との相性は抜群でした。
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 ちなみにお隣は、あの山本五十六や吉田茂も通ったという料亭「霞月楼」があり。
 例会終了後は、久しぶりに宿を取って、食事会にも参加。土浦の珍来は、メニューも味付けもひと味違い、たいへんおいしゅうございました。
 翌日、早々に宿を出発し、亀城公園(土浦城跡)へ。まだ、市立博物館も開いていない時間でしたが、城攻めを決行。幕末まで続いた、土屋氏9万5千石の水城の本丸跡です。
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 やたらと鯉がいる堀を渡り、西櫓から東櫓、櫓門を抜け、裏手へ。樹齢500年を超える楠もあり、閑かな園内でした。たぶん、歴史には興味のなさそうな壮年やご老体が熱心にウォーキング(散策)していました。
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 その後、霞ヶ浦に出たい!と遊覧船に乗りに湖畔へ。なんでもコロナ禍でライセンスを取る人が増えたそうで、マリーナは相当、賑わっていました。
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 ヨットやボートの側を抜けながら、爽快に走ると、霞ヶ浦総合公園の沖合へ。43haの広さがあり、環境保全のための風車とビオトープが見えます。
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 さらに走ると、以前、訪れた阿見の予科練記念館へ。陸自の基地でもあるのであんまり近づきませんでしたが、船ならあっという間でした。
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 そのまま、湖の中央付近に着くと、見慣れぬ建物が。国土交通省管轄の無人モニター施設で、霞ヶ浦の水温や酸素濃度、水質検査を行っているそうです。
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  復路では、霊峰筑波山がよく見えました。おお、str会長と登攀したのが、懐かしい。
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 その後、帰路の途中で、船上から見た霞ヶ浦総合公園に行ってみました。シンボルの風車付近に市民の方々が集まり、蓮池や水車の廻りを歩いており。大名商売の霞浦の湯(2時から7時半まで!)には入れませんでしたが、広大な霞ヶ浦を見ながら、のんびり過ごせた一日でした。
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 やはり知らない土地土地を見て回るのは、楽しいです。次回ももう一泊して、潮来や北浦あたりでも、攻めてみようかしら。

 首都圏でも緊急事態宣言が(たぶん、一時的に)解除され、様々な社会活動が再開されました。ワクチン等により集団免疫を獲得するまでは、一進一退の「攻防戦」になるでしょうね~。まだまだ、「戦い」は続くといったところでしょうか。
  よくよく考えると、伝染病は、1万年前に野生動物の家畜化から起こり、以後、常に人類につきまとってきました。それでも、家畜化のメリットの方が大きかったので、犬に始まり、山羊、牛、豚、馬、羊、鳥等に広がってきました。新たな動物種が増える度に、変異した感染症が起こるわけで、ある意味、避けられない自然の一部という説も。できる手を打ちながら、正しく恐れて「共存」していくしかないかな~。

家畜
 あまりに「封じ込め」などを意識しすぎると、閉塞しがちになります。ここは一つ、人間にだけ許されたユーモアと笑いに変えて、「コロナ」への過度な恐れを吹き飛ばしてみたいと、ちはら会解釈の用語集です。
 また、いつか、今まで通りの生活が戻りますように・・・。


【ころな】
・皆既日食の時、太陽の周りに真珠色にみえる最外層。放電に伴って発せられる光。
・コロナウィルスは、これに形が似ていることから付けられた名称。
・古代には、これ(日食)によって戦闘が終熄したこともある。
 カタカナ表記:コロナ


コロナ
【くらすたー】
・大型の弾体の中に複数の子弾を搭載した爆弾。ベトナム戦争で多数、使用された。
 漢字表記:クラスター

クラスター
【おーばー・しゅーと】
・オーラバトラーが使用する射撃兵器オーラシュートが訛ったもの(ウソ)。
 カタカナ表記:オーバーシュート

オーラシュート
【ろっく・だうん】
・都市の封鎖のこと。この業界では、1941年のレニングラードが最も有名。
・外出禁止令。ただし、パチンコや賭け麻雀は、懲戒にもならないらしい。
 カタカナ表記:ロック・ダウン

レニングラード
【こうたい・けんさ】
・前線から無断で撤退した部隊を明らかにする調査のこと。1940年のダンケルク戦で、はじめて実施された(ウソ)。  
 漢字表記:後退検査

撤退戦
【こうげん・けんさ】
・高原龍ヒドラが襲撃する道路調査のこと。アキラ少年をひき逃げした犯人が自首したことで終熄した。 
 漢字表記:高原(龍)検査

高原龍ヒドラ
【(えー)ぴーしーあーる・けんさ】
・硬芯徹甲弾の硬度を判定する実射試験のこと。Armorを略した表記(後半はウソ)。
・件数を絞ることによって、実態より低く見せることができる。ウィルスに忖度を期待する効果がある(そんなわけあるか!)。
 英語表記:(Armor) Piercing Composite Rigid Test

APCR
【ようせい・りつ】
・パーティーにどれだけエルフが含まれるかの指標。または、その地域に住んでいるフェアリーの割合のこと(ウソ)。
 漢字表記:妖精率

優雅な妖精
【さんみつ】
・ハッチを閉めたAFVの密集、密接、密閉を表す略語。オープントップ型の車輌は含まれない。
 使用例:AFVの三密

AFVの三密
【そーしゃる・でぃすたんす】
・軍事上の合理的な散開範囲のこと(ウソ)。
・SDと略されることもある。戦車の発煙筒も、同じ表記である(スモーク・ディスチャ ージャー)
 略表記:SD

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【かんせん・ぼうしたいさく】
・敵の移動を阻害するため、幹線道路に行われる戦術爆撃のこと(ウソ)。1944年のノルマンディ地方で多く実施された。
 漢字表記:幹線防止対策

幹線対策
【ア●ノマスク】
・迅速を唱って、一向に届かない政府配布のマスクのこと。
・宣言をするだけで、市場に一般のマスクが出回る効果があるとした、摩訶不思議な政策。
・欺瞞性が高く、アルデンヌ攻勢のグライフ作戦でも使用された(ウソ)。
 カタカナ表記:ア●ノマスク、またはアホ●マスク
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 新型コロナ感染症対策により、公共施設が使えなり、二月連続でちはら会が開催できなくなっています。2004年12月に第1回を開催以来、震災と大雪という自然災害で2回ほど中止はあったものの、それ以外で活動休止になるとは。感染症も「自然災害」といえばそうでしょうが、想定外の厳冬に見舞われた「バルバロッサ」か?
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 知り合いの医療関係者によれば、形がコロナウィルスに似ているものの、あまりに違いがありすぎて、疫学上の常識が通用しないとか。まさか、戦略的秘匿〇〇「スターリンのオルガン」ではないですよね~。

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 いずれにせよ、終熄には全世界でのワクチンによる集団免疫しかないでしょうね。死亡者数が劇的に少ないのは、医療や福祉従事者の優秀さと献身的な業務が大きいそうです。希望は持てず、しかし絶望もせず、とは「末期戦」の最前線の兵士のよう。心からの感謝を・・・。

 個人的には、現場をモニターしてタイムリーに対策を決定する部署ゆえ、「引きこもり」もできず。ICTの遅れでリモートとかテレには縁遠く、無線機のない「イワンのT34」に乗っている気分です。

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 それでも可能な限り、就業時間の縮減を進めています。休日のサービス出勤がなくなった分、月の時間外労働が50時間以下になり、やっと人間らしい生活に。あのまま、いっていたら、いつか「バグラチオン作戦(中央軍集団の壊滅)」を喰らっていたはずで。 

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 ともあれ、偉い人が「自粛要請」しか出せないのに、感染者数が減少するのは、この国の凄いところかも。一人一人のモラルの高さが行動変容を受け入れ、少しずつ世の中は、「春の目覚め」に向かっているようです。(史実のような泥濘になりませんように)。
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 こんな時こそ、「誠実さ」と「粘り強さ」が大事なのに、口先だけの「危機感」と自己弁護ではねぇ~。全然、配られていないのに、マスクの配布を決めたから、ふつーのマスクが出始めたとは、どんな理屈?これが欺瞞だとしたら、「グライフ作戦」も真っ青です。

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 レートが低ければ私的な賭けごとも懲戒にならないようなので、いっそ、プロバルジ(勝ったら100円!)も許させるのかな~。(いかん、ちょっとPoison高めです。)
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 ともあれ、緊急事態宣言が一時的にでも解除の方向なのは、よいことで。公共施設が利用可能になり次第、ちはら会の再開をしたいと思います。その日を夢見て、少しずつ、ソロとかミニマムオフ会とか、アップしていきますね~。

<最も早い復活予定>
第182回ちはら会 6月6日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室 ノルマンディ上陸!  

 年末になりましたので、恒例の「行く年、来る年」で、2019年のゲームライフを振り返りたいと思います。
 今年は、Zweiブログが閉鎖となり、やむなく、歴史戦史研究ちはら会Dreiを立ち上げました。
 一方で、業務スタックは過去最大級だったので、プレイ時間は大幅に減少。隙を縫って、プレイ準備を進めたため、新作もぼちぼち対戦できましたが、相変わらず、ドル箱のソロ演習は激減でした。
 かわりに、更新をかねてジャンル別記事を移植したのですが、これまでなかったWWⅡ地中海戦域とか、スポーツ等も加えたため、記事数45(!)という最多記事に。おかげで、更新に1ヶ月以上かかりましたが、常連さんは毎日のように見てくださり、1日で100を越えるアクセスが続きました。

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 よって、あまりに忙しかった4月と11月を除き、月ごとのアップも、全て10件以上の更新ができました。

[目標達成ジャンル]

 ここ3年間は、0(!)、2つ、3つのジャンルと、苦境なりに達成数を上げてきましたが、今年はこの波に乗って、4ジャンルで更新を達成しました。、もっとも、ジャンル別の記事の移植での再達成が多かったですが・・・。

<欧州の天地は複雑怪奇なり!~欧州キャンペーンと政治闘争・諜報戦アイテム>
http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19626383.html
 一つはまっとうなキャンペーン「第三帝国の盛衰」(GJ)で、デッキ構築かつデッキ購入型の最新のCDSです。あれだけ複雑な要素を入れ込みながら、兵力や地勢の設定が抜群で、ちゃんとヒストリカルになり得るあたりは、デザインのキレでしょう。もう一つは一風変わったエスピオナージ・マルチの「SPIES」(HJ)で、2回ほど対戦できました。

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<五十にして天命を知る?!三次元認知が弱くても、戦えるゾ!~WWⅡ空戦アイテム>http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19748424.html
 まさか、まさかの最も苦手な空戦ジャンルで、更新!不得手ながらも、簡単フライトシミュレーター系の「KOMET!」(CMJ)や、ゲムマでインストしてもらった「Samurai of the Sky」(同人)を体験し、最後は空戦機動がわからなくてもしっかり飛べる(?)「Down in Flames」(CMJ)で達成です。

KOMET!

<国も戦場も選ばず、全てを表現するマルチプル・アイテム!~WWⅡ陸戦アイテム>
http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19668124.html
 ちはら会初の完全制覇となったのが、このジャンルでした。もっとも、わずか7アイテムしかなく、最後の1アイテムをプレイしただけですが・・・。猿遊会で錚錚たるメンバーとの「戦車狂騒曲」の対戦は、実に楽しかったです。
戦車狂騒曲
<ひょっとしたら戦争よりも過激な「現代戦」~現代政治闘争・経済戦争アイテム>
http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19900709.html
 東大紛争50周年にかこつけて、戦術級の「東大安田講堂強襲」とCOINの「東大紛争」(ジブセイル)を対戦できました。ちはら会らしく、正規戦より、諜報戦とか政治闘争の方が相手がいるとは(笑い)。このジャンルも、後2点でコンプリートです。
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[記憶に残る対戦(アイテム)]

続いて、今年にプレイした対戦(アイテム)で、記憶に残るベスト7を紹介します。

第1位 孔明北伐(GJ)
 商業誌になったばかりのGJ誌に掲載された三国志末期の作戦級アイテム。「官渡戦役」に比べると、明らかにマイナー極まる本作を、二戦することができました。バランスの厳しい蜀軍が健闘し、1戦目は諸葛亮エンジョウが漢中を奪還した勢いで、長安決戦に。さすがに司馬懿率いる2倍の軍勢の前に全滅しましたが、あと一歩まで行きました。2戦目はmitsuが蜀軍を担当し、呉軍の度々の出兵等の外交運にも助けられ、中原を荒らし回り。最後に長安を陥落させ、孔明の見果てぬ夢-漢王室の再興に成功しました。

孔明北伐


第2位 官渡戦役(CMJ)
  なんと、中国史アイテムで1-2フィニッシュとは!ゲムマの試遊卓に始まり、三楽堂でのヘビロテを経て、製品化後もプレイし続けた、三国志CDS。一手一手の選択肢が多く、また、dr一つで大きく展開が替わるので、楽しい頭脳遊技を味わえました。1-2時間で終わるので、再戦は必至。今年、ちはら会で最も多くプレイされた作品です。
官渡戦役
第3位 Down in Flames(CMJ)
 空戦機動がわからなくても空戦ができる(!)傑作カードゲームで、キャンペーンを満喫。スターリングラード攻防戦ではスツーカをBf109が守り切り、ドイツ本土爆撃ではMe262の猛攻を受けながら、マスタングとSpitfireがフライングフォートレスを護衛して、ドイツ本土を焦土に変えました。やっぱり、キャンペーンは抜群に面白かったです。
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第4位 PANZER WAFFE シリーズ(CMJ)
 ついに、マイナー戦線North Afiricaが登場。攻撃力0(!)の二号戦車に始まり、やたらと廉価な戦車がたくさん出てきまして。損害を受けながら数の力で突破し、敵司令部を蹂躙する展開は、まさに北アフリカ!これに刺激され、本家の東部戦線やアルデンヌ戦線も、ひっぱり出して。まだ、しばらく、ちはら会では遊ばれそうです。
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第5位 東大安田講堂強襲(ジブセイル)
  ちょうど50周年にあたる「東大安田講堂闘争」の同アイテムを、のべ3戦、プレイすることができました。史実通り、学生側は機動の余地がなく、セットアップが全てなんですが、ゲムマでの謳い文句「火炎瓶、投げられま~す!」そのものの頑強な抵抗で、機動隊を苦しめます。死者を出さないことを徹底したため、通常の攻撃では全共闘を除去できず、行動不能がやっと。日大工学部が作ったバリーケードは尋常ない堅さで、制圧に丸々2日間、かかったことが実感できます。
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第6位 BELTER(GDW)
 今さらながら、この古典的SFマルチを、ちはら会で初プレイ。設定はわくわくしますが、実はツクダチックな作業が多く、このままでは人に勧められない。というわけで、800個以上(!)の追加マーカーと専用シートを制作し、実戦にこぎ着けました。至近に有力鉱山を見つけた企業が圧倒的に有利でしたが、最後はパトロール艇による強奪と、さらにそれを襲う偵察艦隊の戦闘も発生し、それっぽい展開になりました。あと、1回くらい、やってみたいな~。
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第7位 SPIES(HJ)
  こちらも、第二次世界大戦勃発直前までのエスピオナージを描いたマルチ。5人が必要と言うことで、今のちはら会ならいけると、2戦を行いました。1回目は、みなさん、ふつーに諜報合戦でしたが、2回目になるとコツをつかんだか、後半に処刑の嵐!きな臭さが妙にリアルで、十分、元を取れました。kawaさんjrが参加し、ちはら初の10代のプレイヤーが誕生しました。

SPIES


 う~む、三国志の1-2フィニッシュに、カードアイテムが2つ、危険がアブナイ政治ネタに諜報合戦、最後はツクダチックなB級と、まともなWWⅡ作戦級がなーい!!ある意味、ちはら会らしいベスト7です。(笑い)

[心に残るゲーマー交流と歴史探訪]

 今年も、番外編として、楽しかったゲーマーたちとの交流について、触れます。また、歴史にちなんだ史跡や関連施設の訪問も話題に。

<2回のゲムマ> 
 千葉会のyagi会長のお誘いで、2回のゲームマーケットに参加しました。GM2019春は、文字通り、蘇った「独ソ電撃戦」や「PANZER WAFFE North Africa」をゲット。GM秋は、仕事の都合で1日目に一般参加し、Bonsai Gamesやたちばなデザインファクトリーを中心に6つ(ゲーム数では7点)を購入。その後、「このシミュゲのライターさん集まれ!」に参加し、充実した一日でした。 

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<ゲーム猿の集う猿遊会へ>

 今年も、ゲーマーの祭典「猿遊会」に行ってきました。いつもの常連さんたちの熱い戦いを見ながら、主催のたかさわさんやデザイナー中黒さんらと、「戦車狂騒曲」をプレイ。10年来の交流をしているTOROさんにもご挨拶できました。新作の「金門島上陸作戦」のテストも。

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<若き店長の心意気やよし!>

 2月の大雪の中、20代の若き店長が開催する「三楽堂」へ。千葉会のyagi会長と作戦級の鬼Das Reichさん、店長さんらと組んずほぐれつの「官渡戦役」ローテが楽しかったです。年齢にかかわらず、SLGを熱く語る、若き店長さんとの談義もよし。現在、体調調整のため、一時閉店中とのことですが、再開を祈っています。

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<歴史探訪>

上野戦争追悼ツアー
  昨年、学生時代の仲間と真田丸探訪をしたのをきっかけに、今年は東京で上戦争追悼ツアーを決行。お盆の猛烈な暑さの中、いわゆる素人さんばかりでしたので、給水ポイント(喫茶店)を設定し、現役自衛官(心肺蘇生法もマスター)も同行して、万全の体制にて。上野黒門跡から不忍池、佐賀藩が砲列を牽いた東大医学部、寛永寺を廻り、東大紛争50周年の安田記念講堂とキャノン機関に接収された岩崎邸まで。ゲーマーらしく「上野戦争」(GJ)のマップと古地図を持ち込んで、解説しました。


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川中島決戦巡りツアー
 9月の出張に消化しなければならない休暇を合わせて、なんとかフリーな1日を作り出し。あの川中島決戦の地を、巡ってきました。八幡原から典厩寺経由で松代防空壕、象山神社を経て、妻女山へ。その後、尋常ではない台風で、滔々と流れる千曲川が牙をむいて・・・一日も早い復興を祈っています。
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 今年も、みなさまのおかげで、心温まる充実したゲームライフを過ごすことができました。また、来年も、辺境戦線ちはら会を、よろしくお願いします。

 篠突く雨の中、春秋恒例になったゲームマーケットへ行ってきました。いつもは千葉会のお手伝いに行くのですが、休日出勤の悪夢で断念。かわりに一般参加にて。


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 会場はいつもの賑わいでして、え~ゲームさんに、中黒さんのbonsai ゲーム、TDFに、さいたまオフラインといつものブースを廻り、ついつい、購入してしまい。イメージは、今回の戦利品です。

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 bonsai ゲームでは、テストプレイをさせていただいた「金門島上陸作戦」が製品化されていて、当然、ゲット。

と、試遊卓では、aoさん、軍神さんが新作の「THE RISE OF BLITZKRIEG」を対戦していて。そこへはねはねさん、西新宿鮫さんものぞき込み。一戦終わったところで、お誘いをしていただき、西新宿鮫さんとインストプレイすることに。


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 オープンの勝利条件は「パリ陥落」でしたが、序盤、ドイツ軍がいきなりマジノ線を攻撃こりゃ、隠蔽の勝利宇条件に違いないと、早々に兵力を増強。

 すると、今度はベルギーに装甲師団がやってきます。少しでも敵兵力を減らそうと、負けを前提の反撃をしましたが、なんと「成功」。が、この前進でセダンに大穴が・・・。とはほほ、兵力を全部、持って行くんじゃなかった。

当然、ベテランの西新宿鮫さんが見逃すはずもなく、退路を断たれた包囲攻撃により、フランス軍主力が壊滅!「なに、フランス軍みたいなことをやってるんだよ~」と軍神さんが大笑い。いえいえ、確かにフランス軍なんですが(笑い)。


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 かなり苦しくなったのですが、途中で時間切れになりました。まだ、貫徹していませんが、勝利条件の隠匿に始まり、ドイツ軍の兵力配分も固定の上の隠蔽、ターンはじめのカード構築と、相変わらず、選択肢の多いこと、多いこと。あれやこれや、いろいろな手を試してみたくなりますね~。

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 その後、「このシミュゲ」のライターさん集まれ会にも参加。このお店の料理がべらぼうにうまかった!肉料理に、オーブンで焼いたポテト、絶品のパエリア。イメージは、串焼きを呑み込む風のソフィア会HAさんです。
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 主催の中黒さんはもちろん、千葉会のMMさん、軍神さん、たかさわさん、軍曹亭さん、危険がアブナイ龍虎さん、中国人デザイナーなどなど、実に楽しい時間を過ごすことができました。

 覚えている内容は・・・
今年の記事は何にする?/「独ソ電撃戦」で3つくらい記事が出るかも/生まれ変わった「独ソ電撃戦」は傑作/OMEGA7さんが残してくれたマップ/連結の決戦場は北部マップに有り/戦術は、戦略を越えない/中国では若いパワーが隆盛/8人でプレイしたトラファルガー/ちはら会のお勧めは?(そんなこと、聞いたら、責任取らないよ~)/ORGEをプレイできますか/ツクダのリプレイを集めて「このシミュゲがヤバい!」/安田講堂をゲームにするとは!/火炎瓶の投擲は楽しそう/機動隊は辛いよ

 楽しい時間は、人生の心の糧。また、みなさんとお目にかかりたいですね~。

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 ああ、今、気がつきましたが、グループ乾坤一擲の「Ships  & Tactics」拡張キットを手に入れられず。これも悪夢の業務スタックの祟りか。次回と言っても半年後だし、平さんがちはら会にご来場の際に、リガミリティアとザンスカール帝国をお願いしようかしら。

 新年度を迎え、職場の異動あり、改元あり、と変化の大きかった春が終わろうとしています。
 さて。
 これまで「歴史/戦史研究『ちはら会』Zwei」として愛用していたYahoo!ブログですが、この12月をもって閉鎖というお知らせが来ました。
 思えば、元祖「歴史戦史研究ちはら会」ブログから、Zweiに切り替えたのが、2011年12月。こんなに偏った(笑い)ブログなのに、足かけ7年半で、のべ記事数719件、約17万回のアクセスがあり、みなさまに感謝いたします

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 三度目の門出を祝して、ブログ名は「歴史/戦史研究『ちはら会』Drei」としました。前回は婚活男女でしたが、今回は親子連れが間違って(?)アクセスするかも(うそ、笑い)。

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 旧ブログは閉鎖されるまで、そのまま、維持します。まもなく、Zweiの移転もできる予定です。
歴史/戦史研究『ちはら会』
歴史/戦史研究『ちはら会』Zwei
 引き続き、ちはら会ブログをご愛顧ください。

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