今月のソロプレイは、ノルマンディ戦役80周年に肖って、歴史群像に掲載された「米軍空挺部隊の戦い」(学研)です。もとよりソロ専用アイテムで、ノルマンディ上陸作戦時の空挺部隊指揮官となって、システムの操るドイツ軍と戦います。
T0
 システムは、集結(敵味方の発見)-移動-戦闘-ドイツ軍の増援となっています。各空挺師団ユニットは当初、アントライドで配置されます。集結フェイズに、指揮値の数だけ、これを表にできるのですが、両師団とも40%はドイツ軍を含んでいます。
 移動は攻撃態勢を整えるために行いますが、原則は指揮官と兵員が一緒でないと移動できません。また、敵がいるエリアからはドイツ軍の戦力と同数を後置していかないと、離脱ができません。
 戦闘はいわゆるメイアタックのオッズ形式で、命中すればドイツ軍は除去されますが、1:1で1/6、最大の5:1でも失敗の可能性があるという、攻撃側にかなりきつめのCRTになっています。降下エリアから全て敵を除去できれば1エリアに付き2VPで、それ以外のエリアは1VPです。
 全8ターンですが、第1と第5ターンは夜間のため、戦闘ができず。大勝利のためには空挺エリア全てとそれ以外を8エリア占領せねばならず、こちらもかなり困難です。
 数回のお試しをして、いざ、本戦へ。
 第1ターンは夜間で、集結フェイズしかありません。それぞれの指揮官が集結を呼びかけますが、ほとんどのエリアでドイツ軍が現れるという、前途多難な空挺降下となりました。
T1
 第2ターン、夜明けとともに再び集結をし、アントライドを表にしていき、友軍と合流が始まります。うまく集結できていれば、移動により困難エリアに兵力集中ができるのですが、今回は敵が各エリアに存在するため、ほとんど移動できず。やむなく、4:1攻撃を1カ所で、3:1以下を残りの3カ所で実施せざるを得ないことに。
 drの結果は、2カ所でドイツ軍を排除できたものの、2カ所は失敗し、第82空挺師団が早くも2ダメージを受けます。
 戦闘フェイズ終了時に、エリア14にドイツ軍の海岸砲台が残っているため、上陸を始めたばかりの第4歩兵師団が3ダメージを受けます。かなり、きついスタートです。
T2 沿岸砲台の砲撃
T2
 気を取り直して第3ターン、2つのエリアを掃討し移動が可能になった2部隊を、ドイツ軍の立てこもる2エリアに送り込みます。5:1攻撃を2カ所、3:1を1カ所、2:1を2カ所で行い、エリア11で第101空挺師団が2損害を受けますが、他はなんとか攻撃に成功します。
T3
 ただ、ドイツ軍の海岸砲台は健全で、第4歩兵師団が1ダメージを受けます。
 このターンからドイツ軍の増援がランダムのエリアに現れますが、今回は掃討したばかりのエリア5となります。
T3終了時
 夕刻が迫る第4ターン、周辺の掃討を終えた第101空挺師団は、エリア14の敵の排除にかかります。最大比での攻撃でこれを除去し、砲台を占領し、やっと第4歩兵師団の内陸進出が可能になります。海岸堡からの2:1攻撃は失敗しますが、その他の3エリアの攻撃も成功します。
T4
 第5ターン、再び、夜のとばりが訪れ、アメリカ軍第101空挺師団は、グライダー連隊3ユニットの増援を得ます。一方のドイツ軍は、前ターンにエリア7へ、このターンにカランタン手前のエリア12へ増援が登場します。
 残り3ターンとなった第6ターン、アメリカ軍はエリア7とエリア8の掃討を進めるとともに、海岸堡から前進した第4歩兵師団と共同で、北部エリアを攻めます。これにより、エリア13を占領しますが、エリア7とエリア8では、いまだドイツ軍が抵抗しています。
T6
 第7ターン、空挺降下エリアの全占領を目指すアメリカ軍は、必要な兵力を集中して、ついにエリア7と8を占領します。また、域外攻撃でエリア9を攻略します。
T7
 同時に要所要所に指揮官付兵力を展開し、次ターンの完全占領を目指しましたが、ああ、よりによって、エリア12にドイツ軍の最後の増援が登場します。これにより、ターナー中佐のみではこの増援を確認することができず、このエリアの占領は不可能に。
 最終の第8ターン、少しでも戦果を拡大せんと、兵力を集中して域外への攻撃を続行します。が、drに恵まれず、2エリアの占領拡大のみに。
T8
 ここで、ゲームセット。VP計算をしたところ、
  空挺降下エリアの占領 2点×8カ所=16点
  ドイツ軍占領または橋エリアの占領 1点×4カ所=4点
の合計20点となり「一応成功」となりました。
終了時
 慣れれば、最適手もわかりやすく、効率よい占領を目指せますが、いかんせん、アントライドと戦闘drの振れが大きく、昇進以上の成功を収めるには、かなりの僥倖が必要でしょう。テーマ的にノルマンディ線の空挺部隊だけに絞ったアイテムはなかったので、オリジナリティは評価できると思います。