この日に予約をしていたのが、80周年記念のノルマンディ戦「BREAKOUT NORMANDY」(AH)です。「STORM OVER ARNHEM」の流れをくむエリア式アイテムで、両軍が一手番ずつをプレイするスタイルです。元のSOAが限定された市街地の作戦戦術級だったのに対し、こちらはノルマンディ全域の作戦級になっており、上陸や空挺降下、橋梁、艦砲射撃や空爆、沿岸砲台、天候、ランダム・ターン・エンドなど、かなりのルールが追加されています。また、自動回復だった元作品から、補給や混乱状態の概念が入り、どのユニットを優先して回復するのか、頭を絞ることになります。エリアだから決して手軽ではなく、プレイ感は相当、重くなっています。
 両者とも初プレイとなるので、事前のルール確認をして、対戦に入ります。陣営は、連合軍(mitsu)対ドイツ軍(kawa)です。
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 第1ターンは、特殊な上陸ターンになっています。まず、全海岸に8火力の艦砲射撃が行われ、全てが成功し、沿岸砲台が全て活動済み面になります。さらに2カ所の空爆も決まり、3つの沿岸砲台から阻止射撃を受けるはずだったオマハでさえ、生き残った砲台は1つだけに(この時点で、「血のオマハ」は回避)。
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 結果、陸上ユニットの上陸も全て成功し、全海岸を支配下に収める、最高の滑り出しになります。
T1 上陸成功
 一方のドイツ軍は急ぎ、防衛線の構築を試みますが、連合軍の空軍の移動妨害drに祟られ、Cean市街地(エリア10)に2ユニットしか送り込めない厳しい展開に。
T1終了時
 第2ターン、敵が手薄な今がチャンスと、イギリス軍第3師団がカーン(エリア10)へ突入しますが、drが悪く、占領できず。ドイツ軍は、五月雨式に兵力を投入しますが、補給の関係で充分に回復できず。
T2 カーン突入
 また、中央部に部隊を送ろうとしましたが、移動妨害drが凄まじく。行動済みになるのは良い方で、1、1、また、1の連続で、延べ8ユニットが混乱するという、前代未聞の損害に。「ああ、戦車もトラックもロンメルも、みんな、ヤーボにやられた!」と嘆くほど。
T2 炸裂する航空妨害!ドイツ軍の惨劇
 前衛が消耗しているのを見た連合軍は、艦砲と空爆、砲撃で地均しをした後で、集中攻撃をかけます。まず、地形効果の低いBretteville(エリア16)を占領すると、中央のVPエリアに圧力をかけます。
 一方のアメリカ軍は、すんなりとSt.Mere-Eglise(エリア50)を制圧すると、精鋭第4歩兵師団を持って、電撃的にMontebourg(エリア52)を占領します。
 第3ターン、その勢いを駆って、第90歩兵師団と第101空挺師団の1個連隊で要衝Carentan(エリア44)を攻め、ここを落としてしまいます。
 さらに、イギリス軍陣営では、艦砲と軍団砲兵の猛砲撃を集中し、Cean(エリア10)のドイツ軍を叩きに叩いた後で、第3歩兵師団が戦車と歩兵旅団の支援を受けた猛攻撃を実施。drも素晴らしく、ついに、Cean(エリア10)を占領します。同時に、アメリカ軍とイギリス軍の連結点のBayeux(エリア20)を占領し、突進してTilly(エリア21)の占拠に成功します。
T3
 ドイツ軍は要衝を攻め取られ、やむなく部隊を下げますが、行動済みで防御力が減少したところを叩かれ壊滅。さらに部隊を回して損耗したところを叩かれる悪循環で、いつまでたっても、行動面に回復し切れないユニットが増え続けます。
T3 盤端の攻防
 第4ターン、天候は雨となり、やっとヤーボの脅威なく、増援を投入しますが・・・回り始めた連合軍の大車輪に前に敗走を続けます。気づけばサドンデス条件の盤端近くまで攻め込まれます。ここでドイツ軍は唯一、まとまった兵力を集結している第12SS装甲師団の増強2個連隊を持って、Odon(エリア13)に進入したトミーに反撃をかけましたが・・・ああ、+1の戦力差で敗退。以後、5戦闘力を持つ戦車を五月雨式に投入し、希に高い打撃を与えますが、防御体勢を取るイギリス軍の前に、攻勢は頓挫します。
 敵の作戦予備が底を突いたのを確認した連合軍は、猛烈なカウンターを開始します。Caumont(エリア23)を経由して、中央後方に待機していた増強2個師団を連続して投入し、盤端のle Beny Bocage(エリア24 )も奪取します。
 さらに、アメリカ軍もCarentan(エリア44)から突出し、要衝St.Lo(エリア27)を陥落させ、Marigny(エリア36)経由でle Mesnil Herman(エリア37)を陥れます。
T4
 D-Dayからわずかに3日で、史実のコブラ作戦並の戦果を上げ、2ターン後の突破がほぼ確実となり、連合軍の勝利で協議終了としました。
 いやー、ドイツ軍が晴天下での部隊展開を急いだとはいえ、移動妨害drが酷かった!さすがに、この損害ではまともな防衛線が引けず。回復しきれないうちに、連合軍が猛烈な前進を仕掛け、これに対応するために、さらに部隊を消耗するという悪循環から抜けられず、早期終了となりました。やっぱり、作戦研究の通り、Flakによる移動回廊作りが必要と、実感しました。
突破直前