ずっと宣伝していますが、ちはら会謹製の「マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942」強化月間ということで、茨城会でもプレイしていただこうと持ち込みました。
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 第一戦は、moritaさんとの対戦で、枢軸軍(morita)対連合軍(mitsu)です。序盤、イタリア潜水艦とU205が奇襲に成功するも、戦果なし。第3ターンに、U73がこれまた、奇襲に成功。この雷撃が見事フューリアスを捕らえ、これを撃沈します。直後に「ベローズ作戦」となり、空輸作戦が無駄に。
T3 U73がフューリアス撃沈
 一夜明けた第4ターン、小規模空襲とイタリア潜水艦隊の攻撃は効果なし。ここで、イタリア戦艦隊が出撃。2隻の戦艦が船団に向かいますが、2/3の確率で捕捉できるはずが、惜しくも失敗に。
T4 イタリア戦艦隊、補足できず
 実は、戦艦隊の出撃はギャンブル要素が高く、敵にヒットを与えられるものの、ロドネイ級の反撃でイタリア軍もかなりの損害を受けることが多く、艦隊撃滅の勝利条件的には不利になりがちです。百戦錬磨のmoritaさんが安直に出撃させるはずはなく、後で聞いてみたところ、損害は承知で、艦隊戦で率先してCLAAを沈め、それ以降の空襲を有利に運ぶ作戦だったそうで。これが成功していたら、確かに危なかったかも。
 対空力は落ちませんでしたが、作戦どおり、その後、枢軸軍の空襲が続き、第7ターンにはJU88の攻撃で、空母イーグルが損傷します。
T7 イーグルが損傷
 そのまま、第8ターン、魔の狹水域へ。が、魚雷艇の攻撃は、わずかに4ヒットのみ。が、うち2発はCLAAとCLを撃沈となり、X艦隊の防空力は6火力まで低下します。
 迎えた最終第9ターン、ここで枢軸軍の空襲が続くと危なかったのですが、第1チットのSM79×5の攻撃は幸運にも外れに。そのまま、「戦士の休息」や「マルタ島戦闘機隊」が来て、最終チットに。これは最強のJU87×6に。マルタ島戦闘機と対空砲火で3空軍力を削りますが、3空軍力が急降下爆撃へ。これにより、CL1隻と輸送船1隻が損傷しましたが、マルタ島至近だったこともあり、駆逐艦護衛により無事に到着できました。
T9 最後の空襲
 結果的には、艦隊撃滅条件では3点ほど届かず、船団阻止は失敗となり、連合軍の戦略的勝利となりました。
終了時
 第二戦は、初プレイのにしさんと、インストプレイとなります。陣営は、枢軸軍(mitsu)対連合軍(にし)です。
 序盤、枢軸軍は潜水艦による奇襲攻撃に成功しますが、ああ、魚雷は当たらず。逆に対潜攻撃で撃破されます。
 第2ターンには、連合軍はベローズ作戦を成功させ、盤石の体制を取ります。
T2 ベローズ作戦、成功
 一夜明けて、第5ターン、今度はU73が必殺の雷撃を見舞って、空母インドミタブルを撃沈します。
T5 U73が空母インドミタブルを撃沈
 第6ターン、組織的な空襲が始まりますが、連合軍は航路変更で難を逃れます。
 そして、迎えた第7ターン、敵のCAPや対空警戒を振り切って、シシリア島の枢軸軍攻撃隊が猛爆撃を加えます。これにより、空母ヴィクトリアスが損傷し、イーグルが撃沈となります。この時点で、枢軸軍は艦隊撃滅の勝利条件を満たします。
T7 猛烈な空襲で空母2隻を撃沈破
 魔の狹水域の第8ターン、魚雷艇の攻撃に期待がかかりましたが、激しい防御砲火で7隻が削られ、ヒットはわずかに3隻のみ。
 最終第9ターン、こうなったら、イタリア巡洋艦隊に託すしかない。3枚目のチットで出撃!が、待ち伏せしていたイギリス軍第10潜水艦隊に、重巡ザーラが損害を受けます。これに怯えたイタリア海軍指揮官は早々に撤退を決定し、敵は捕捉できず。その後、2つの空襲とチットで、輸送船団を攻撃するも、マルタ島戦闘機隊に阻まれ、輸送船5隻を沈めるのがやっと。ここでゲーム終了。
T9終了時
 結果的には、枢軸軍が艦隊撃滅に成功したものの、船団阻止には失敗したため、引き分けになりました。
 いやはや、両軍にとって、もしやという展開までは行きますが、史実どおり、勝ち切るのは、ともにギリギリになっています(そこまでバランスを取れるように、当時、テストプレイと改良をしているので、ある意味、当たり前かな~)。
 超マイナーテーマで二度と再販はないでしょうから(笑い)、ちはら会に来ていただければ(または千葉会か茨城会へ遠征の際でも)お声かけいただければ、お相手しますね。