この日の目玉は、ちはら会謹製で初商業出版なった「マルタ島攻防戦-ペデスタル作戦1942」(Bonsai Games)です。詳しくは、こちらをご覧ください。
第一戦は、最近、ちはら会に参加いただいている新人のfhoさんと。史実を反映してバランス的にはやや不利ですが選択肢が多い枢軸軍をfhoさんが、耐え忍ぶ連合軍をmitsuが担当します。
第1ターン、いきなり、U73が奇襲に成功し、空母を狙います。5/6の確率で撃破だったんですが、ああ、まさかのdr1で失敗。反撃の対潜攻撃で、U73は撃沈されます。
中盤に入り、シシリー島の航空機も加わり、船団を空襲します。第5ターンに、空母イーグルが被弾し、損傷。駆逐艦の護衛により、ジブラルタルにたどりつきます。ここまで、幾度か、攻撃を受けるもdrに恵まれ、輸送船に損害なし。
第8ターン、魔の狹水域の魚雷艇攻撃では、ほぼ期待値どおりの7ヒットに。輸送船3隻が被雷しますが、うち、1隻がオハイオ。ラッキー・オハイオのルールで5/6の確率で無事なはずだったんですが・・・ああ、オハイオ沈没!この瞬間、枢軸軍は「船団阻止」の条件を満たします。これじゃ、アンラッキー・オハイオだぁ(泣き)。
が、最後のチットが「イタリア巡洋艦隊」。タラント沖で網を張っていた第10潜水艦隊が重巡1隻を雷撃で撃退しますが、残りの主力艦は1/6の接触確率を突破して、水上戦へ。しかも、ラウンド数は11!(その確率はわずかに1.4%だったのに)
X艦隊は決死の防戦をしますが、重巡対軽巡では勝ち目はなく、護衛艦はほぼ全滅します。船団にまで到達したイタリア海軍は、一方的な屠殺で輸送船を沈めまくり。結果、損傷したわずか4隻がマルタに辿り着いたのみでした。
最後に、勝利条件を確認したところ、
船団阻止:成功 マルタ島到達の輸送船4隻(オハイオは届かず)
艦隊撃滅:失敗 差し引き2点
で、規定上は引き分けでした。守るべきX艦隊が壊滅したことを考えると、実質的に連合軍の負けでしょうね。得意のインスト負け(?)でした。
第二戦は、このゲームのリサーチをしてくれた海軍提督kawaさんと。枢軸軍をkawaさんが、連合軍をmitsuが担当します。
序盤、やたらと「戦士の休息」が来て、イタリア軍潜水艦の襲撃はあったものの、損害なく、一日目を終えます。
第6ターン、SM79の空襲の後、イタリア戦艦隊が出撃します。奇跡的に3隻の戦艦が出撃(確率はわずかに0.8%!今日のイタリア海軍は一体、どうなっている?!)。第10潜水艦隊に1隻が損傷させられるも、2隻の戦艦と重巡以下が水上戦に突入します。が、ラウンド数はわずかに5だったため、お互いに1隻ずつの戦艦が損傷し、数隻の軽巡が沈没します。
第7ターン、損傷艦の護衛のため、対空力が落ちた艦隊に、ドイツ軍が猛烈な急襲をかけます。CAPと対空警戒にもかかわらず、JU87の10戦力とJU88の3戦力が爆撃を行い、空母ヴィクトリアスとイーグルを撃沈してしまいます(!)。
ここで、Z艦隊は船団に別れを告げ、撤退。第8ターン、闇夜の狹水域で、魚雷艇が船団に忍び寄ります。海面はあまりに暗く、接近に気づかず、防御射撃で撃沈できたMASはわずかに3隻のみ。20隻の魚雷艇が決死の雷撃を行い、なんと船団の10隻を沈めてしまいます。が、幸いなことに、この中にオハイオはなし。
最終第9ターン、後3隻の輸送船が沈むと、連合軍に勝ち目はなくなります。わずか3対空力に落ちた船団を、枢軸軍爆撃機が襲いますが、主力は2日目に出撃済みだったため、マルタ島戦闘機隊に蹴散らされます。そして、ここで航路変更!無事に7隻の輸送船がマルタ島に辿り着き、枢軸軍は船団阻止に失敗します。
船団阻止:失敗 マルタ島到達の輸送船7隻(オハイオを含む)
艦隊撃滅:成功 差し引き19点
で、規定上は引き分けでした。連合軍は史実の数倍の損害を受けましたが、肝心の輸送作戦に成功しました。ただ、空母3隻を失い、1隻を中破されたこともあり、今後の地中海の作戦行動には、かなり苦労すると考えられます。イタリア海軍も戦艦1隻が沈没し、2隻が損傷したことで、多分、大戦中は二度と出撃しないかも。
この日は、これ以外にも、ベテランいのさんとmoritaさんが復帰記念(?)の二連戦を行い。「なんど、ここで潜水艦が!」とか「どうして、空襲が当たらない?!」とか、戦闘drに一喜一憂でした。
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