続いて、このところ、連戦している「トワイライト・ストラグル日本語版」(GMT)をエンジョウさんとプレイすることに。
 第1戦は、ソ連邦(mitsu)対アメリカ(エンジョウ)の陣営です。第1ターン、アメリカは、韓国、フィリピン、インドネシアを支配して、アジア重視の戦略に。当然、ソ連邦も遅れじと「ベトナム人民放棄」で追従し、タイ、インドを支配。得点はなかったものの、軍事行動が効いて+3VPを獲得します。
T1
 第2ターン、ヘッドラインの「CIA」でソ連のカードが丸裸になりますが、隙を見てソ連邦がイタリアでクーデターを実行し、成功!さらに「ルーマニア国退去」で欧州で優勢を取ります。その後、中東でもイラクの赤化を皮切りにレバノンを支配。アジアの優勢も維持し、3エリアでソ連がリードします。
T2
 第3ターン、アメリカがイタリアで再クーデターを起こし、これを奪還します。が、「ドゴール主義のフランス」でソ連邦がそこを赤化。やはり、欧州での優勢は変わらず。
 ならばと、アメリカは宇宙開発に活路を求めますが、ここで得点ラッシュ。3地域の優勢を維持していたソ連邦ががっつり稼いで、そのまま、サドンデス勝利とします。
T3
 次は、陣営を入れ替え、ソ連邦(エンジョウ)対アメリカ(mitsu)で第二戦に。
 第1ターン、ヘッドラインで「CIA」を使い、ソ連邦のカードを見たところ、多くはアメリカに有利なイベント。逆に、アメリカにはソ連邦有利なカードが多かったのですが、それを気取られないように処理をしていきます。第2ターンが終わった時点で、一時的に欧州の支配を崩され、中東はやや東側有利、アジアはほぼイーブンの展開に。得点カードを酷くなる前に使ったので、VPはアメリカ+1と健闘します。 
T2
 第3ターン、チャイナカードで韓国を赤化したソ連邦は、インドの支配も得てアジアで優勢に立ちます。中東もイラクとリビアを抑え、アフリカも親ソ連国家が台頭。欧州はフランスを奪還して、アメリカが優勢に持ち直したものの、VPはソ連邦+1に。
T3
 第4ターン、ここで欧州・中東の得点カードが来たため、中東で優勢を取り返したところで、速攻で処理。さらに「私はいかにしてそれが杞憂だと知ったか」の軍事行動により、VPはアメリカ+12まで来ます。
T4
 第5ターン、ソ連は優勢を堅持しているアジアと、新たに支配を広げた中米で巻き返し、VPを+10に微減させます。
T5
 第6ターン、中米・アフリカで激しいクーデター合戦が起こり、デフコンは危険水域の2まで低下。両地域では米ソががっぷり四つに組んで優劣は付かず。ただ、タイミングよく、得点カードが来たことで、アメリカはVPを+14まで押し上げます。
T6
 終盤に突入した第7ターン、イベントにもインフレがかかり、両陣営ともその対応に翻弄されます。ソ連が宇宙開発で稼げば、アメリカは地味な軍事行動で追いつき、得点変化はなし。
T7
 第8ターン、アメリカにかなり不利なイベントが多発。しかも「オルドリッチ・エイムズの暗躍」で手札を公開される不運も重なり、ソ連に得点を許し、ここにきてVPは±0に!が、最後の寄せを信じて、アメリカはチャイナカードや作戦ポイントをつぎ込んで、アジア・アフリカのソ連支配を突き崩します。
T8
 いよいよ、最終の第9ターン、今度はソ連に不利なカードが行ったようで、敵はかなり苦労しながらプレイ。アメリカはいただいたアシスト(強制イベント)を有効活用し、アフリカの支配を確立。カードプレイが終わった時点で、VPは僅差でしたが、最後の計算で20点を超え、アメリカが最後の最後で勝利できました。
【終了時の各区域の状況】
 欧州  …アメリカ優勢
 中東  …アメリカ優勢
 アジア …イーブン
 アフリカ…アメリカ優勢
 中米  …ソ連邦優勢
 南米  …イーブン
T9
 それにしても、さすが、ベテランのエンジョウさん。この日にインストしたのに、勘所がよく、ゲームのツボを押さえて、わずか2戦で最終ターンにもつれ込む激戦に。こちらは経験を生かしてクーデタで稼ぎましたが、エンジョウさんは宇宙開発でVPを縮め、「印パ戦争」「限定戦争」を有効活用するなど、激闘でした。
 気がつけば、トワイライトも8戦ができたわけで、これで10番勝負も夢じゃなくなりました。