続いて、「田原坂の戦い」(WGHB)からキャンペーン・シナリオです。ターン数は、第16ターンで、政府軍が補給下の15へクス以上の街道を支配していれば、勝利となります。薩摩軍も第5ターンまでに補給下で高瀬を占領していれば、サドンデス勝利になります。
展開としては、当初、薩摩軍が攻勢をかけ、高瀬占領は無理としても、可能な限り街道沿いの支配地域を広げます。政府軍は増援でそれを凌ぐと、第8ターンから陣地の地形効果を無効にする抜刀隊を投入し、反撃を行います。戦力差は大きく、いずれは薩摩軍が敗退するでしょうが、最終ターンまでどこまで守り切れるかが、勝敗を分けます。
怒り心頭の薩摩軍は、北部と南部で攻撃をかけ、北部では渡河攻撃でD2を出して、敵の1ユニットを除去します。南部では、3:1攻撃でD1を出し、隣接へクスが包囲されるため、後退を嫌った政府軍はステップロスで凌ぎます。が、肝心の3:1攻撃は、まさかのARに。
第4ターン、前ターンに4ユニット、このターンに5ユニットの増援を受け取った政府軍は、早くも全面反攻に出ます。北・中央・南で同時攻撃をかけ、中央こそ膠着となるものの、南ではD3と大きく敵を後退させます。そして、北の4:1で、望外のDE(!)で2ユニットを除去します。
第5ターン、政府軍の攻撃は猖獗を極めます。まだ、抜刀隊が登場しないにもかかわらず、北部では陣地に籠もる薩摩軍にD1を与え、陣地をステップロスさせます。中央部での2:1攻撃、空の陣地に対する6:1攻撃、南の2:1攻撃の全てが成功し、戦闘後前進により、薩摩軍2スタックが補給切れに。
薩摩軍はやむなく中央から部隊を引き抜いて、北部の政府軍に2:1の包囲攻撃かけますが、戦果は1ユニット(後退不能によるステップロス)のみに止まります。薩摩軍はすでに7ユニットと2つの陣地を失い、相当、厳しい状況に。
第8ターンは、決定的な転換点となります。北部で包囲下においていた薩摩軍1ユニットを、政府軍は5:1の高比率で攻撃してこれを除去。2へクスの戦闘後前進により、来援に来た薩摩軍の2スタックを、丸々、補給切れにしてしまいます。
第9ターン、政府軍は切り札の抜刀隊を投入し、D2の戦果で高地の陣地を抜きます。南部でも、足止め部隊にD3の結果を与え、山岳奥地に後退させ、事実上、無力化します。これにより、薩摩軍の4スタックが補給切れに。
残りのターンで、薩摩軍の全滅と街道の完全制圧は確実となったため、ここで終了としました。
いやー、かつてないほどの薩摩軍の大崩壊でした。第3ターン以降の薩摩軍の攻撃が不調続きだったこと、政府軍の増援が早期に登場し、かつ、反撃のdrが冴えまくったことが原因でしょう。事前のソロ演習では、これが逆になって、木葉を薩摩軍が守り切って勝利したこともあり、決して一方的ではないと思いますが、振れ幅は大きいかもしれません。
いずれにしろ、幕末維新アイテムの達成率が90%を越え、残りは2アイテムとなりました。新年には是非、プレイして、2ジャンル目の完全制覇をしてみたいと思います。ポイントは、対戦に4人が必要な「幕末京都騒乱」(GJ)かしら。プレイ準備をしてインストもできるようにして、新春のちはら会に持ち込むか?!
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