今月のソロプレイ第3弾は、「タイタン・ストライク」(T誌)から連戦で、シナリオ2「タイタン・プライム強襲作戦」です。
 このシナリオは、EECの強力な地上部隊が、HEAのタイタン・プライム司令部とその附属施設を襲撃するというものです。EECは数に物を言わせて、敵を圧倒し、終盤に司令部やパワーステーション等の占領を狙います。HEAは地上兵力は半数ですが、EWポイントは5:3と優勢であり、かつ、スキマー数は同等、さらに重歩兵は待ち伏せができます。
T0
 第1ターン、HEAは敵の足を止めるべく、全EW5ポイントを攻撃に使いますが、敵の周波数の特定ができず、効果はなし。一方のEECはEW3ポイントを防御に回し、かつ、スキマーは対空レーザー砲が登場するまで投入を控えます。
 よって、スキマーの攻撃はHEAのみに。目標は、アンモニア海に隣接する堤防!これを破壊すれば、大量のアンモニア洪水が乾海に流れ込み、敵のVP地点(採掘ステーション)を水没させ、かつ、敵の移動を制限できます。4機のスキマーが成層圏から舞い降りて爆撃をし、堤防に2ヒットを与えます(3ヒットで決壊)。
T1 HEAスキマーの堤防爆撃
 続く、移動フェイズに、東端からEECの部隊が登場し、一路、南西の敵司令部周辺に向かいます。
T1
 第2ターン、EW戦には動きなし。HEAはスキマーを温存するも、EECは長距離砲撃能力を持つ敵の榴弾砲にスキマー攻撃をかけます。対空砲火で戦闘スキマー1機が撃墜されるも、残りを集中して、榴弾砲を破壊します。この榴弾砲も先に射撃を実施して、進行してきた敵の対空レーザー砲1門を破壊します。
 移動フェイズでは、EECのホッパーがスキマー発着場付近にジャンプし、敵を牽制します。主力のTECV/ドローン部隊は全力で大地を駆け抜けます。ホバー自走砲は、後々の突入(ケーブルの切断)のために、地形効果の高い台地(メサ)に。一方のHEAは長距離射撃を生かせる台地の北東端にTECVを配置し。機動予備のホバー自走砲は、空爆を受けない洞窟内に待避させます。
T2
 第3ターン、両陣営は制空権を巡って、全スキマーを投入します。前ターンに戦闘スキマー1機を失っていたEEC陣営は空戦力で劣るものの、防御EWポイントによりdr自体は有利に(命中drは6以下)。対するHEAはここが勝負と、全てのEWポイントを1ずつバラして、5つの周波数に。これにより、敵の防御EWの一部を打ち消し、命中drは5以下に。EEC陣営が2回、HEA陣営が6回の航空戦闘の結果は・・・なんと、一方的にEECスキマーが全滅!生き残ったHEAのスキマーは、長距離攻撃フェイズに、爆撃の障害となる敵のレーザー砲を全滅させます。
T3 EECスキマー、全滅!
T3 レーザー砲、全滅
 このままでは、一方的に叩かれるのみ、と焦るEECは当初の計画をかなぐり捨てて、接近戦に持ち込むべく、全ユニットを突進させます。
T3
 第4ターン、完全に制空権を握ったHEAのスキマー隊は、メタンの大気を切り裂いて死の舞を踊ります。先のターンに、スキマー発着場を占領した敵のホッパーに対し、猛烈な爆撃を敢行し、これを全滅させます。さらに、1機が崩壊寸前だった大アンモニア海の堤防を攻撃し、これを決壊させます。緑色の奔流が乾海に流れ込み、EECの得点源だった採掘ステーションを呑み込みます。
T4 堤防決壊!
 EEC部隊は、数の優位がある内に乱戦に持ち込まんと、TECVとドローン、ホバー自走砲を敵防御地点に差し向けますが・・・。
T4 肉迫するTECV
 第5ターン、最も高い近接能力を持つホバー自走砲が、HEAのスキマーの集中攻撃により壊滅。さらに、TECVも台地上からの射撃により、1ユニットが撃破されます。EEC側は残りの車輌を突進させ、接近戦に持ち込みますが、お互いにdrが振るわず、膠着に。
T5 一方的な爆撃
 第6ターン、EECの爆撃と射撃が炸裂します。未だ、登攀途中だった敵TECV2機を防御射撃により、全滅させます。また、スキマー隊は誤爆を恐れず、近接支援を敢行し、台地上のTECV1機も破壊します。
T6 長距離射撃が一方的に命中
 第7ターン、接近戦が振るわないEECに対し、容赦なくHEAのスキマーが反復爆撃を継続します。これにより、2機のTECVが壊滅し、残りは1機のみに。その間に、洞窟内に進入したドローンは、爆撃を恐れて、抜け出せず。
T7 勢いに乗って接近戦も制する
 以後は、単なる残敵掃討戦でした。アンモニア洪水で孤立した敵の工兵を、スキマー隊が叩きに叩き、これも壊滅させます。せめてもと、EECのドローンがパワーステーションの占領を狙いますが、高速の機動予備のホバー自走砲と戦闘スキマーの攻撃を受けて、壊滅。生き残ったのは、洞窟内のドローン1機のみという状態でした。
T9 工兵狩り
 VP計算をしたところ、
【HEA】104点(ドローン1機を除く、敵の全地上ユニットと全スキマーを撃破)
【EEC】30点(洞窟突入)
と、トリプルスコアでした。今回は、第3ターンにEECのスキマー隊が全滅し、一方的にHEAに叩かれまくったのが、効きました。これが逆だったら、HEAはほとんどの施設を占拠されていたかもしれません。いずれにしろ、ミニゲーム故にユニット数自体が少ないので、振れ幅はやむなし。振れが大きい分、対戦なら、EW戦の読み合いやここ一番の戦闘drによって、盛り上がりそうですね~。