今月のソロプレイは、激闘!バルバロッサシリーズの「激闘!レニングラード電撃戦」「激闘!スモレンスク電撃戦」の二連結キャンペーン(GJ)です。その名の通り、両戦線をリンクしたもので、実質、フルマップ2枚弱、ユニット数300ほどのセミ・ビッグゲームにあたります。
T0
 展開としては2作とほぼ同様ですが、序盤に北方軍集団の第4装甲集団と中央軍集団の第3装甲軍集団がアシストし合えるので、ソ連軍の前線部隊の早期壊滅が図りやすくなっています。その分、ソ連軍も第4ターンから増援を12ユニット分、受け取れ、第6ターンからはモスクワ防衛の特別増援12ユニット(!)が加わるので、戦略的な幅が広がりました。ただし、 敵の攻勢軸がどこか、先読みの難しさは変わらないため、兵力配分は相当に難しく、かなりの習熟が必要です。
 第0ターン、ドイツ軍は4つの装甲集団が奇襲攻撃をかけます。練りに練った攻撃で、集中除去-戦闘後前進-包囲攻撃をしかけ、戦車2個師団、歩兵3個師団を撃滅し、歩兵3個師団をステップロスさせます。

T0全景
T0終了時
 第1ターンがスタートしますが、いきなり、ソ連軍第8軍のチットを引きます。すかさず、マンシュタイン・チットで、キャンセルと介入をします。突破口から第4装甲集団の機械化部隊が背面展開し、多くの敵を討ち取ります。
T1 Mチット
 ここから、第18軍、さらに第4装甲集団と3連続して、ドイツ軍北方軍集団の活性化となり、先手を打ってソ連軍第8軍の司令部の除去に成功します。これにより、同軍所属のユニットは行動不可となり、前線で捕捉・撃滅されることが確実です。
 続いて、ソ連軍第3軍のチットが来ましたが、まだ、中央部の包囲環が閉じられていないため、これもグデーリアンチットで介入します。第2装甲集団の部隊が快速を生かして、ソ連軍の3個軍の後方連絡線を遮断します。
 と、幸先よく、補給チット!目論み通り、丸々、3個軍を含む24個師団相当が消耗します。
T1 補給チット
 その後、交互にドイツ軍とソ連軍チットとなりますが、敵が動く前に再び、第2装甲集団チットが来たため、こちらも脱出を指揮するソ連軍第3軍司令部を撃破してしまいます。ここまで、ソ連軍の前線3個軍司令部が壊滅し、麻痺状態に。
 最後に未活動だった第3装甲集団が連続して活性化し、ソ連軍第11軍主力を壊滅させ、先鋒はウィルナに達します。
T1終了時
 第2ターン、ドイツ軍は中央部の包囲を歩兵と一部の機械化部隊に任せると、第2及び第3装甲集団でミンスクへ向かいます。ここを守るソ連軍第23軍が活性化する前に、同軍の包囲に成功します。
T2 3Pz ミンスク強襲
 そのまま、装甲集団の2回の活性化により、包囲下の部隊を次々に消耗させたところで、終盤に補給チット!中央部のソ連軍部隊は全滅し、ミンスクポケットも第23軍司令部を除き、全滅となります。
  一方、北方軍集団では、第4装甲集団がリガを攻略し、ドヴィナ河を突破します。
T2終了時
 第3ターン、枢軸軍は前方への移動を優先し、各部隊を前線へと投入します。中央軍集団では、スモレンスク方面へ2個装甲集団が突進し、オルシャを攻略。一部はドヴィナ河を渡河して、ヴィテブスクへ圧力をかけます。
 北方軍集団では、歩兵の前進を助けるため、第4装甲集団がドヴィナ河の敵を撃破。プスコウへの道を開きます。
T3終了時
 第4ターン、集結を完了した装甲集団の突進が再開します。前ターンに渡河した2個機械化師団の迂回攻撃により、ヴィテブスクを攻略。同時に、ドニエプル河南北からの力押しで、ソ連軍第20軍を半壊状態にします。
T4 スモレンスク陥落
 ソ連軍も後方部隊を投入してどうにか戦線を構築するものの、集中投入された装甲部隊に蹴散らされ、スモレンスクも陥落します。
T4 Gチットでスモレンスクへ
 一方、北方軍集団では、予定通り、プスコウ戦線を蹂躙し、レニングラード外郭防衛線への道を開きます。
T4 マンシュタインチットでプスコウラインを突破
T4終了時
 第5ターン、ドイツ軍は集中状況を維持して、ヴィヤジマ及びロウスラウリ方面へ装甲による連打を続けます。
T5 2Pzで前進攻撃
 ソ連軍も虎の子の戦車師団を投入して、突出した自動車化師団を包囲攻撃しますが、惜しくも損害なし。
T5 16軍の反撃は効果なし
 これにより前線に敵の主力が投入されたため、反撃の再反撃で、ドイツ軍はイエルニャ周辺の敵を撃破してしまいます。ソ連軍は増援でかろうじて、薄い戦線を再構築します。
T5 そのまま、東へ
 北方軍集団では、第4装甲集団及び第18軍がルガ防衛線を迂回し、一部がルガ河を渡河します。
T5終了時
 第6ターン、ここでドイツ軍は装甲部隊を分け、第3装甲集団でヴィヤジマを、第2装甲集団でロウスラウリへの攻勢を行います。チット引きも良く、ソビエト軍の増援はグデーリアンチットでキャンセルして、怒濤の攻撃でヴィヤジマを占領します。
T6 ヴィヤジマ占領
 が、ソ連軍も決死の覚悟で、あらかたの増援及びモスクワ防衛の特別増援を投入し、第3装甲集団に反撃をかけます。第3装甲集団は、これに対応できず、一時は1個装甲師団が包囲下に取り残されます。なんとか、最後の第3装甲集団チットで内と外からの救出作戦を実行し、這々の体でヴィヤジマから撤退します。
T6 ソ連軍の反撃で包囲下に
 が、この影響は、ソ連軍の北部戦線に大きな危機を持たらします。ヴィヤジマ方面に援軍が集中した結果、レニングラード前面を強化できず、第4装甲集団のラッシュで第23軍の戦線が半壊。次のチット次第では、全滅する危機に陥ります。
T6終了時
 第7ターン、その危惧は現実に。第1チットは、第4装甲集団!さらに、マンシュタインチットによる連続攻撃で、浸透した機械化部隊と正面からの力攻により、ソ連軍2個スタックが包囲下で全滅。前面を守っていた消耗した2個戦車師団も高比率の攻撃で壊滅し、レニングラードへの道が開かれます。 
T7 4Pzで第23軍を粉砕
 一方、反撃でヴィヤジマへの道が閉ざされたドイツ軍は、快速を生かして第3装甲集団を南にシフトさせます。再び、装甲集団のツインシフトを取ると、クリチェフ方面にラッシュをかけ、ドニエプル河の支流に沿って、ゴメリへの突進を再開します。
T7 矛先を南部へ転換
T7終了時
 第8ターン、ソ連軍もキエフ方面から必死に増援を投入し、ゴメリ前面に兵力を向けます。が、防御効果の乏しい地形故、ドイツ軍機械化部隊の跳梁を許し、次々と増援ごと部隊を撃破されます。最後は、ゴメリ市への直接攻撃により、これが陥落します。
T8 ゴメリへ向けてラッシュ
T8 怒濤の2Pz
 また、北部では第16軍チットにより、レニングラード市街地2カ所と要衝シュリセリブルクを占領し、レニングラードを完全な包囲下に置きます。最後まで抵抗していたネヴァ河南側の市街地も陥落し、そこから東に突進した機械化部隊により、救出部隊も蹂躙され、ソ連軍の北部戦線は崩壊します。
T8 ソ連軍の増援部隊を殲滅
 と、ここでVP計算をしてみたところ、
 ドイツ軍:190点(都市13カ所占領+追加ボーナス30点+東端への突破30点)
 ソ連軍:63点(都市3カ所占領+追加ボーナス30点+機械化部隊壊滅3点)
と、ドイツ軍の勝利は揺るがないため、終了としました。仮に、第9ターンまで行っても、ドイツ軍のVPは変わらず、ソ連軍が反撃で数点を稼ぐのみかと思います。
VP
 今回、ソ連軍としては一度奪われたヴィヤジマを奪還するなど、善戦はできたかと思います。が、そのため、増援を中央に回しすぎたことが響いて、ゴメリはやむを得ないとしても、古都レニングラードが陥落したのが大きかったです。いやはや、兵力バランスが難しい。また、序盤で前線司令部を軒並み、除去されたことで、ソ連軍が戦線形成に苦慮したことも遠因でしょう。
終了時
 フラットなところでは、ソロで両軍の意図がわかっていてもこの状態であり、習熟するとドイツ軍有利バランスになるかと思います。よって、ある程度、ゲームになれたら、より習熟したプレイヤーがソ連軍を担当した方がいいかもしれません。