緊急事態宣言もまん防も効果がなく、海外から相当数のアスリートを招いたオリンピックの影響もあり。終熄とはほど遠い感染拡大が続いています。市井では、運動会や体育祭、各種の交流が軒並みが中止、やれても保護者の参観もできない状況。一方で1000人の関係者はOKという、オリ開会式。極論ですが、所詮、オリンピックは「他人の間接体験」であり、貴重極まる「直接経験」が拡大防止の名の下に奪われることを、どう考えるのでしょうね。誰にとっても、人生は「今」しかないのに・・・。
  ちょっと愚痴ってしましましたが、のんびりTVで観戦する気にもなれず、ybsさんと「行政の指針」に従ったミニマムオフ会(サシの対戦)をすることにしました。
全景
 この日の緒戦は、事前に呼びかけていた激闘!バルバロッサシリーズから「激闘!キエフ電撃戦」(GJ)です。ybsさんは根っからの赤軍ファンと言うことで、キエフを選択します。他の2作と比べて唯一、ドイツ軍の介入チットがなく、かつ、ソ連軍の機械化ユニットも多く、反撃も容易なため、楽しめるかと。
 第0ターン、第1装甲集団で奇襲をかけ、いくつかの前線に穴を開け、第1ターンの地ならしをします。惜しむらくは、配置位置でAGS(南方軍集団)直属の6個機動部隊が使用できないことですが、バランス上、こうなっているのでしょう。 
T0詳細
 第1ターン、奇襲で開けた穴から第1装甲集団が突進し、2回の活性化で早くも要衝リヴォフを占拠します。また、1個装甲師団を北に派遣し、第5軍司令部を足止めします。
T1 1Pzの突進
 ソ連軍は、生き残った機械化部隊と司令部を、全力で西に脱出させます。
T1
 第2ターン、素早い後退に取り残された敵部隊をカルパチア山脈等を利用して包囲しながら、第1装甲集団の主力はタルノポリとフメリヌィーツィスキーを抜き、西方への突進を続けます。
T2
 第3ターン、第1装甲集団は一部を南下させ、前進してきたルーマニア第3軍と手をむ結び、敵の第12軍と第26軍の一部を丸ごと包囲する巨大なポケットを作り上げます。また、北では第6軍が敵をプリャピチ湿地に追い込み、こちらも包囲下に。ソ連軍は必死に連絡線の再開通を狙いますが、その前に補給判定チットとなり、前ターンからの包囲と合わせて、30個師団弱が消耗します。
T3 大包囲網
 これに勢いを得たドイツ軍は、一気にウマーニを陥れます。ソ連軍で唯一、予備となっているキエフ西方の機械化部隊集団は、すでに行動済みで対応できず。
T3
 第4ターン、始めのチットは第1装甲集団!千載一遇のチャンスに、ドイツ軍はチェルカッッシー経由でドニエプル河を渡河し、キエフ後方に回り込みます。敵より先にもう1枚の第1装甲集団チットが来れば、一気に敵の機械化部隊を補給切れにできる賭けでしたが・・・ああ、ここで第26軍とソ連軍の増援チット!
 これにより、司令部を含む6個師団相当が逆包囲に。そして、その直後に補給判定チット!一転して、6個師団相当が全滅の危機にさらされます。
 ドイツ軍は第6軍及び第17軍司令部を北部に急行させると、増援と転進で機械化の救出部隊を送り込みます。そして、最後の第1装甲集団チットで、突破口を切り開き、再び、補給線を確保します。何という、めまぐるしい展開!
T4
 第5ターン、先に動いたのは、ドイツ軍でした。集中していた歩兵軍の司令部が活性化し、キエフ回廊を確保。さらに大胆な機動で、キエフ自体も包囲します。さらに、続けて第1装甲集団が活性化し、ソ連軍第26軍を浸透攻撃で撃破してしまいます。
T5 再攻勢
 そして、ここで補給判定チット。消耗したキエフ守備隊に、再び、第1装甲集団の一部が攻撃をかけ、2へクスを占拠します。
 この時点で、キエフの陥落は決定的となり、逆転は不可能と言うことで協議終了としました。
T5
 振り返れば、第4ターンの第1装甲集団の突進はかなり危うかったかも。終了後にybsさんも言っていましたが、ソ連軍戦車による逆襲をされていたら、あるいは二重包囲をされていたら、装甲集団司令部を含む6個師団相当が壊滅していたかもしれません。チット引きと歩兵軍の司令部の活性化で逆転できたのは幸いでしたが、個人的にはかなりハラハラで面白かったです!
 いずれにしろ、3部作の中では、もっとも作戦オプションが豊富で、かつ、チットのタイミングによるランダム性もあり、まだまだ、底が見えないですね~。次回のちはら会でも持ち込むので、よろしければ、一戦、いかがでしょうか?その前に、もう1回くらい、オフ会で行けるかも・・・。