今月のソロプレイ第5弾は、激闘!バルバロッサシリーズの「激闘!レニングラード電撃戦」(GJ)です。このアイテムはシリーズ中、最もコンパクトにできており、フルマップの実質3/4の広さとユニット数120個ほどで、入門用によいと紹介されています。ただし、ユニット数が少ないので、一手(またはチット巡)の重みは増しており、枢軸軍の勝利のためには十分な練度が必要です。
 展開としては、事前攻撃で穴を開けたソ連軍戦線から、ドイツ軍の機械化部隊が突破するのは、他のシリーズと一緒です。が、広いマップに、各地に散らばるソ連軍、1個しかない装甲集団と、包囲による損耗戦術はかなり取りにくくなっています。第4装甲集団をバラして歩兵軍の支援に回せれば、包囲は可能ですが、タイムスケジュールは他よりタイトで、グズグズしているとあっという間に、レニングラード要塞となってしまいます。よって、原則は左翼を第18軍が、右翼を第4装甲集団と16軍が突き進み、小規模な包囲による力攻を繰り返すことになります。ソ連軍は、適当に足止めをしながら、レニングラード近郊に兵力を集結し、スタック防御を行うことになります。
 第0ターン、ソ連軍は第4装甲軍集団の奇襲を受けますが、包囲下の4:1攻撃で1ユニットがステップロスしたのみ。それ以外は無傷で退却となり、ドイツ軍にとってほぼ最悪の結果となります。
T0
T0終了時
 第1ターンがスタートしますが、ツキのなさは続きいきなりの補給チットで、ドイツ軍としては、キャンセルせざるを得ず。マンシュタイン・チットの割り込みで、第4装甲集団を活性化させ、逃げた敵部隊を包囲殲滅しますが、前進ははかどらず。
T1 4PzG
 が、続けて第4装甲集団チットが来たので、結果的にダブルムーブとなり、中央の街とカウナスを占領し、司令部を含む6個師団相当の補給路を断ちます。その後、第16軍チットで第11軍司令部を包囲したところで、タイミングよく、補給チット。包囲下の全部隊が損耗及び壊滅します。
T1 2回目の4PzG
 ソ連軍は、やっときた第8軍チットで、司令部と機械化1個師団を撤退させます。
T1終了時
 第2ターン、ドイツ軍は主力の第4装甲集団を一時、北方に向け、リガを強襲し、ここを占領します。また、一部をドビナ河中央に派遣し、ヤコブピルスを占領します。これにより、進路が開けた第18軍が躍進します。
T2 3PzG
 ソ連軍は貴重な司令部を撤退させ、プスコウを軸に足止めの戦線を引きます。 
T2終了時
 第3ターン、出遅れのドイツ軍は躍起になって戦略移動で前進しますが、プスコウ戦線に辿り着いたところで、このターンを終えます。
T3
 第4ターン、一撃でプスコウ戦線を殲滅した第4装甲集団は、そのまま、騎虎の勢いでルガ防衛戦に強襲をかけます。この2:1攻撃が成功し、装甲部隊がルガラインを越えます。
T4 ルガ河防衛戦
 また、ノブゴロド前線で足止めしていたソ連軍部隊が、不注意からドイツ軍に捕捉され壊滅。結果、ドイツ軍の増援投入で一気にチュドボウ、ノブゴロド、スタラヤ・ルッサが陥落します。さらに、タルゥに向かった第18軍がこれを占領します。遅れていた分を一気に取り戻す、前進ぶりです。 
T4
 第5ターン、補給切れで消耗したルガ防衛隊を包囲殲滅すると、ドイツ軍は一路、レニングラードに向けて北上を開始します。ここでも第4装甲集団のダブルムーブを行い、第23軍司令部ごと3ユニットを除去します。
T5 ルガライン蹂躙
 が、前半にチットを使い切ったところを、ソ連軍が増援による反撃をかけ、鉄道輸送で到着していた最前線の敵歩兵師団を、後退により損耗させます。 
T5 ソ連軍の逆襲
T5
 第6ターン、いよいよ、レニングラードへの直接アプローチへ。ドイツ軍は装甲兵力を集結すると、同市街への閂の役割であるプスキンを強襲しますが、3:1攻撃にもかかわらず、失敗。
T6 コルピノ攻撃
 ならばと、浸透して、河川越しの司令部を狙う3:1攻撃の渡河攻撃をかけますが、こちらもソ連軍が頑強な抵抗で譲らず。
 逆に6個師団の増援を得たソ連軍が、ヴォルコフとチュドボウの中間で反撃に転じますが、こちらはドイツ軍が死守します。
T6 側面攻撃へ
T6
 第7ターン、先に動いたのはソ連軍でした。早々に増援を得ると、再び、レニングラード前面で攻勢に出て、戦線を押し戻します。このまま、直接アプローチしても効果は少ないと判断したドイツ軍は、側面の攻撃に転じます。ヴォルコフ-チュドボウ間の戦車師団を含む敵を浸透による包囲攻撃で、撃破。
T7 チュドヴォ攻略
 そこからの突進で、敵を撃滅しながら、再び、ネヴァ河の戦線に辿り着きます。
T7 再び、北進
 第8ターン、前線に第18軍司令部も到着し、ドイツ軍は装甲集団と併せての連打が可能になります。すると、目論み通り、先制チットは第18軍!コルピノへ集中した6:1攻撃をかけ、ついにここを占領します。
T8 コルピノ襲撃
 その後、側面方向のソ連軍が活性化しますが、部隊が足りず、動きなし。が、続いて、レニングラードを固める第27軍チットが来たため、マンシュタイン・チットで割り込みをします。第4装甲集団の総力を挙げた攻撃で、ついにネヴァ河の渡河に成功し、ヴォルコフ方面の敵主力の包囲に成功します。
T8 マンシュタインチットで連続攻撃
 が、ソ連軍も死力を尽くして抵抗し、戦闘後前進で突出していた自動車化師団に反撃をかけます。1.5:1攻撃ながら、見事、Rを出して、ZOC後退時の追加損害で、この師団を撃破します(ドイツ軍はじめての壊滅)。
 ドイツ軍はさらに第18軍と第4装甲集団の連続攻撃を行い、これらの部隊を殲滅すると、要衝シュリセリブルクを占領し、レニングラードを完全包囲下に置きます。
T8 シュリセリブルク陥落
 いよいよ、最終の第9ターンへ。ここでもソ連軍が先手を取り、チュドボウ方面に増援を集結し、3個司令部による連打をかけます。戦車による浸透攻撃でZOCの通過損害で歩兵がステップロスしますが、レニングラード方面から増援を回して、壊滅は免れます。
 勝敗は、レニングラードの市街地を1つでも奪い取れるかどうかに。まずは、第4装甲集団チットで#3702へ強襲をかけますが、3:1がやっとで1ステップロスのみ。と、ここで、マンシュタイン・チットで連続攻撃。#3702への強襲と補給源の#3601への直接攻撃へ。1/2の確率で補給源占領がありえましたが・・・ああ、無情にもdrは効果なし。#3702への強襲も、またも1ステップロスに止まります。
T9 マンシュタインチットで補給源を狙うも・・・
 第18軍によるもう一撃があれば、という状況でしたが・・・ここで、運命のソ連軍第27軍チット。消耗した前線部隊を入れ替えて、防御力を均等化したために、もはや、レニングラードが墜ちる見込みはなくなり、ゲーム終了となりました。
T9 やむなく、前面攻撃に
T9 終了時
 VP計算をしたところ、
 ドイツ軍…40点(都市4カ所占領の各10点)
 ソ連軍 …48点(レニングラードの保持45VP+ドイツ軍自動車化師団の壊滅3点)
で、ソ連軍の勝利となりました。ちなみに、レニングラードの補給源が占領できていたら、逆転できていました。
 いやー、掲載号のリプレイ通り、まさにドイツ軍のタイトロープですが、楽しかった!ギリギリしかない部隊数とチット回しで、レニングラードの一角をいかに奪うか、知恵と運が試されます。ソ連軍も、引き際と足止めのバランスが極めて肝心で、かつdrに恵まれないと、敗北の可能性が十分にあります。慣れれば、3-4時間でプレイできるので、これを連戦してスキルアップを図るにはいいでしょうね。