今月のソロプレイ第4弾は、B級アイテムから「進撃の巨人-トロスト区奪回戦」(同人)です。その名の通り、人気漫画「進撃の巨人」で、人類側が始めて巨人側を撃退した戦いを描いたミニゲームです。
巨人
 シークエンスは、人類側-巨人側が移動-戦闘を繰り返すというものです。人類側は数は多いものの、史実通り、個々の戦闘力では巨人が圧倒的です。戦闘は、命中値以下が出れば当たりで、打撃力分のヒットを与えられます。弱小の巨人ならば、人類側がスタックを組んで排除できますが、耐久力の高い巨人相手では一度に2-3発の命中を出さざるを得ず。戦闘終了時に生き残った巨人は復元能力で体力を回復してしまうので、そのままだと人類側が善戦するものの、徐々に消耗して押し切られる展開に。
通常種
 そこで、人類側の切り札-エレンが登場します。当初、エレンは訓練兵団の一員でユニット化されています。が、この兵団が損害を受けるか、壊滅すると、巨人に喰われたはずのエレンが、内部から巨人化します。その威力は、命中値5以下で打撃力9(!)と絶大です。漫画の描写さながらに、次々と敵の巨人を粉砕していきます。唯一の弱点は、損害を受けると1/6で消滅することですが、よほどのハードラックでない限り、それまでに多くの敵を道連れにしているはずです。
 セットアップですが、巨人側は固定です。今回は、2ユニットが奇行腫となります。対する人類側は、最も大岩に近い左端に訓練兵団スタックと立体起動のできる駐屯兵団スタックを配置します。
T0
 第1-2ターン、人類側は敵に攻撃されない城壁上を、大岩に向かって南下します。巨人は、これを取り囲むように接近します。
T1 城壁沿いに訓練兵団が前進
T2 大岩に近づく、訓練及び駐屯兵団
 第3ターン、人類側は立体起動装置を駆動させ、巨人に襲いかかります。drもよく攻撃が成功し、損害なく3体の敵を駆除します。
立体機動装置
T3 壁を離れて突進する訓練及び駐屯兵団
 そこへ、巨人が反撃を行います。最強の耐久力9の巨人が、訓練兵団スタックに襲いかかり、ランダム判定でエレンのいる兵団を攻撃。見事、これが命中し、兵団は四散しますが、この敵を食い破って、エレンが巨人化します。
エレン
T3 早くもエレンが巨大化
 第4ターン、巨人化エレンが1体を瞬殺し、大岩に向かいます。反撃で襲いかかってきた1体も返り討ちにします。
T4 大岩に近づくエレン
 第5ターン、大岩に辿り着いたエレンはこれを持ち上げると、壊れた城門に向かって運びはじめます。襲いかかる敵に一撃を食らうものの、踏みとどまり、なおも城門へ。
T5 大岩を持ち上げる
 これを見た訓練兵団の生き残りが周囲の巨人を攻撃して、エレンをアシストします。そして、第6ターン、ついに2年間、空いたままだった城壁の穴を、エレンが大岩を投じて、修復することに成功します。
T6 城門修復!
 第7ターン、これを合図に、ローズ門に集結していた人類側が城門を開いて、一斉反撃に出ます。8個兵団による攻撃は強力で、若干の損害を出しながらも、多くの巨人を排除します。
人類側
T7 一斉に反撃に出る人類側
 巨人側も反撃しますが、多勢に無勢で、第8ターンに最後の巨人が倒れて、人類側の勝利となりました。
T8 巨人狩り
 エレンの巨人化が早かったことと人類側の攻撃が極めて順調だったため、ワンサイドゲームになりましたが、まあ、史実らしさは出ていたかと。ちなみに、このプレイにために原作を読んだのは、ちはら会あるあるです(笑い)。